director's voice

赤堀友美さん・陶芸・静岡

陶芸のジャンルでも、テーブルウエアからオブジェまでさまざまな作り手がいます。
今回ご紹介するのは、赤堀友美さん。
あれ?これってどこかで見たような。。。
というちょっと変わった?ものを制作されています。

Q
赤堀さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?

A
陶磁器を素材とした、やきものの道具を出展します。
もしかしたら必ずしも生活には必要ではないかもしれないけれど
あったら、使ったら、日常がちょっと楽しくなるような。
そんな作品になったらいいなと思い制作しています。

これは何?これはどうやって使うの?これはこうして使ってみたい、
などなど、
作品を通して来場してくれた方々と楽しく交流出来たら嬉しく思います。

また、私は主に石膏型を利用して作品を制作しています。
そのような制作過程が解るような、
ネタバレ的?なものも一緒に展示したいと思っています。

それから、らふとのお庭に植えてある草花に似合いそうな、
花器に使える作品も持っていきます!

マッチ箱や文房具、医療機器などなど。
そのままインテリアの小道具になるのはもちろん、
使い手の感性で食や花の器にも楽しめそうですね。
そして、ネタバレ!しちゃうなんて、いいのでしょうか!!
(ちょっとタノシミ)

Q
『工房からの風』は、赤堀さんにとってどんな風ですか?
そして、どんな風にしたいでしょうか?

A
1回目のミーティングに参加した時は、
まるで向かい風のような強風なのかと思ってしまいましたが...

5月に開催された、風の予感展に参加させていただいた時
スタッフの皆さん、そしてご一緒した出展作家の皆さんや作品とお会いして
それは違った!と。
包むような風を感じました。

実は画像のハーブは手仕事の庭より、その展覧会の時にいただいたものです。
水に挿していたら、すぐに根っこが出始め、家の庭に植替えました。
今年の夏は全然雨が降らなく、すごく萎れていた事もあったのですが
お水をあげると、再びピンと立ち上がり、台風でもへこたれず、
今ではとても大きくなりました。

私もこんな立派にならなくとも、工房からの風を通して少しでも成長出来たらと思いました。
そして当日は、そのハーブが秋の風に吹かれて気持ちよく揺れている様な
そんな風になったらいいなぁと思っています。

まあ、なんてうれしい!
手仕事の庭のミントが、赤堀さんのもとでシゲシゲと元気に育ってくれていたのですね。
その緑に似合うように花器まで作ってくださって!
こんなあったかなつながりが、ゆるやかにそよいで、
確かな風にしてゆきたいですね。

赤堀さんのホームページはこちら → ☆
楽しい陶磁器が並ぶテントは、『ニッケ鎮守の杜』に入ってすぐ左側。
『トキニワカフェ』の隣です。