director's voice

day dream ガラス装身具 愛知

Q1
day dreamさんは、工房からの風にどのような作品を出品なさいますか?

A1
ガラスの装身具です。

とても小さくて皆様気づかずに通り過ぎてしまうかもしれませんが、
普段使いでも身体の一部のように身につけられるもので、
その小さな世界にガラスの不思議を閉じ込めるように、
その不思議から想像の世界が広がるようなものになることをイメージして制作しています。

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Q2
ご自身の工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
大切にしている場所はやはり火の前です。
ここに来ると しゃん とします。

バーナーは空気からではなく酸素を取り入れるタイプのもので、
硬いガラスもぐんぐんと溶かしてくれる優秀な相棒です。

温度は2000℃といわれています。
このバーナーにはとても思い入れがあります。
子供のように現金でこつこつ貯金をし、
バーナーの会社で細かい現金を一括で出したら、会社の人はびっくりしていました。

吹きガラス専門がだった私はこのバーナーとともにもっと小さな世界でやっていこうという決意を新たにしました。

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Q3
day dreamさんにとって、ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。

A3
ガラス屋にとって種火は欠かせないもので、今回のテーマ火はご縁を感じます。

装身具に絞ったガラスを始めたのは2017年のことです。
毎日吹きガラス工房で様々な技法で、様々な表現で、様々な用途のものになっていくガラスを見ていました。
特に勤めていた米国の工房では、たくさんのアーティストが出入りし、
必要なガラスって世の中にこんなに多様にあるのだな、と思っていました。

その中でもレースケーンというイタリアの技法があります。
模様の入ったガラス棒です。
難易度も高く揃った柄にするためにたくさん棒を準備してから選ぶのですが、
できた器はどうにも自分の生活にはなじまないもので、
ため息をつきながらその美しい棒を見ていたときに、
これは器にしないほうがよいのでは、と思ったのです。

装身具にするために、もう一度その棒を理想のサイズまで引き伸ばす。
吹きガラスから卓上のトーチへの連携プレーをすることにしました。
吹きガラスの知識をフル活用し、トーチは独学で思考錯誤しています。
そして耐熱ガラスに出会いました。
ガラスという一言では片付けられない程、
性質の全く違うガラスは装身具にもっと適していて、制作の幅が広がりました。

装身具を始めて気づくのはガラスの素材の透明性。
ごまかしは全部拡大して見えてしまいます。
本当に厄介で魅力的な素材です。

まとまりなくなってきましたので、もしよろしければ続きはブースにて。

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吹き硝子の制作に打ち込んでこられた先にたどり着いた現在の制作。
小さな装身具の中に、作家の想いと制作にかけた時の重なりがこめられています。

見れば見るほど、ガラスの深い魅力と出会えるような装身具。
ぜひお手に取ってご覧になってみてください。

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day dreamさんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
ホームページはこちらになります。
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