director's voice

岡林厚志さん hyakka 木工

Q1
岡林さんは、「工房からのそよ風」では、どのようなことをしてくださいますか?
販売作品は、どのような作品がありますか?

A1
スツールの公開制作を行います。
スツールの部材を旋盤を用いて削りだし、組み立ててかたちにするまでを見て頂ければと思います。
また、制作するものと同じスツールやこものを少量ですが販売致します。

hyakka写真1

Q2
「工房からのそよ風」は、風人さんと一緒に創ってきましたが、ご来場くださる方に、どのようなところを見て、感じていただきたいですか?

A2
大変な状況のなか小さな規模での開催にはなりましたが、
工房からの風が伝えていきたいことはどのような状況でも変わらないのではないかと思います。
確かな想いと手によって生み出された確かなもの、そのものの持つ力や豊かさ。
そんなことを感じて頂けたらと思います。

hyakka写真2

Q3
岡林さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。

A3
鉋(かんな)です。
鉋は使い方や季節によっても調子が変わるもので、「仕込み」と呼ぶ調整が欠かせません。
鉋の仕込み具合は、そのまま仕事の精度やスピードに直結します。
木工の仕事を始めて15年ほど経ちますが、確度こそ上がっているものの、いまだに常に良い状態を保つのは難しいことです。
今までに何回刃を研ぎ、台を削り直したかわかりません。
仕事を始めた頃に手に入れた鉋の刃は、今ではだいぶ短くなりました。

写真の鉋はお世話になった方から譲り受けたもの。
使うたびにその方の仕事に向かう姿勢を思い出し、少しでもそこに近づけるようにと思いつつ仕事をしています。

hyakka写真3

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3年前から風人として、企画運営に加わってくださっている岡林さん。
注文家具を中心に制作をされています。

いつも惜しみなく心も身体も働かせてくださって、ものづくり全体が豊かになることを考えています。

まもなくアップする「工房からの風・巡る言葉」の映像にも登場していただきましたので、どうぞお楽しみに。

岡林厚志さん、hyakkaのテントは、おりひめ神社の奥側です。

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