director's voice

Anima uni.さん・金属・東京

銀や真鍮を使って、造形的なアクセサリーを作る
Anima uni.さん。
小さなモチーフをはるかな心に飛ばせてくれる作品をつくるひとです。

Q
Anima uni.さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?

A
自然からのいただきもの、かけらを象った銀のブローチ。
石と金の原始的でシンプルなピアスと指輪。真鍮製のオブジェ。

日常の輪郭にそっと寄り添ってくれるようなジュエリーとオブジェを
持っていこうとおもっています。

『ニッケ鎮守の杜』木の実たちも、ちいさなハットピンになって登場します。

会場となるお庭を気に入ってくださったAnima uni.さん。
先日もお庭を巡りながら、木の実や枝や緑とおしゃべりしていたみたいですよ。

Q
『工房からの風』は、Anima uni.さんにとってどんな風ですか?

A
いろんなにおいや記憶や色で、 さまざまな方向から
訪れるひとごとにまた違った風が吹いていそう。
大きなてのひらのようなふところ深い風です。

わたしにとっては、
おだやかにゆるやかに風が吹いて、くうきが流れていく
そんな場所なのかな、とおもったり。

これが初めての出展でドキドキしてもいます。
どんな出逢いがあるのか、とても楽しみです。

繊細でありながら、どこかふわっとした優しさを感じさせてくれる作品は、
きっとお人柄と通じているのだと。

あらためてご案内をしますが、今年も会場では
東日本大震災への復興支援のためのチャリティーを行います。
協賛くださる作家の方々からは、あたたかなメッセージを寄せていただいていますが、
Anima uni.さんからのメッセージも、とても響き、企画者としてはありがたいものでした。

「あるいは記憶は風化しても、いいのかもしれません。
 そうすることで生きながらえるひとびともいるから。
 でも、覚えていることがいまに感謝するきっかけになると信じています。
 とてもよい企画だとおもいます。

 このような取り組みをしていただき、参加できることに感謝しつつ」
Anima uni.さんからのひとことは、いつも心に豊かなそよ風を起こしてくれます。
その手と心が生み出す小さな作品にも、同じようなそよ風を感じられることでしょう。

Anima uni.さんのホームページはこちら → 
出展場所は、コルトン広場『スペイン階段前』となります。