director's voice

平野照子さん・陶芸・新潟

陶芸での出展の方は今回14人。
その中でもオブジェを展開するのが、平野照子さんです。

Q
平野さんは、『工房からの風』にどのような作品を出されますか?

A
今回の出展はここ数年モチーフにしている「人」のオブジェが中心です。
灯りとして楽しめる作品も作りました。
陶筺や、小さな動物たちのオブジェもあります。

一つひとつの作品の世界、
ゆっくり巡るように見ていただきたいですね。


平野さんにとって、『工房からの風』は、どんな風でしょうか?

A
『.工房からの風』は始めての参加です。
これまで陶器のオブジェを作り続けながら、
私の奥のほうにそよぐ小さな風を探してきました。

探り当てた気になれば逃げてゆき、
立ち止まるとそよっと吹いて来たりしました。
誰かのもとにその風が届くとき、
そっと頬を撫でるような安らいだ風になれば良いなと思っています。

『探り当てた気になれば逃げてゆき、
立ち止まるとそよっと吹いて来たりしました。』
って、なんだか切なくなるような、味わい深いフレーズですね。
平野さんの作品に流れるさまざまな音階、誰か耳にどのように届くでしょうか。

平野照子さんのホームページはこちら → 
出展場所は、コルトン広場『スペイン階段前』です。