director's voice

亞人(藍染め)

Q1
沖縄県北部国頭郡で、琉球藍を栽培し、作品作りへと展開する亞人さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
亞人の拠点の近くで採取した梶の木(琉球楮)を叩き染色した樹皮のオブジェや、木球を染色したモビールなどの亞人が思う空間にあった方がいいと思う作品を提案しています。
また、全てではないのですがインドの在来種のコットン生地や世界的にも技術が無くなりつつある手紡ぎ手織りの苧麻の生地を利用した風呂敷やバッグなど生活の布ものもご用意しております。
誰かの、たえること無く続いていく生活の中に亞人の《藍》が存在していたら幸いです。

Q1-2 (1)

Q1-1

Q1-3 (1)

Q2
亞人さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
生地を何回も染色し、その度に綺麗な水で洗っています。
藍染は生地(素材)に藍の色素が付着しており、余分についた色素を洗い落とさなければ次の染色の妨げになりやすいです。
生地を洗っているときは落ちてしまった藍色を見て「あ、もったいない!」という気持ちもありますが、生地(素材)に藍が、ちゃんと付着してくれた姿が見れる瞬間でもあります。
例えとして正しいのかは分かりませんが飼っている山羊が出産したばかりの膜を破った赤ちゃんの山羊を見ているような。。。毎回不思議な気分です。

Q2 (1)

Q3
亞人さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
沖縄では昔は家庭では当たり前に使われていたサギゾーキーという吊る下げ式の竹の食品保存籠。
カゴ類はやはり大好きなのですが下げるタイプになるので実用性も佇まいも美しい。
沖縄の工房スーラから藍の染料と物々交換した時のものです。
彼女にしか出せないワイルドな心がトキメク動きのある竹のラインがお気に入りです。

Q3 (1)

画家の祖父様の雅号、亞人を活動名とされた早瀬泉さん。
20回展特設頁でそのお仕事について記事がありますので、ぜひご覧ください。
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亞人さんの出展ブースは、ニッケ鎮守の杜。
花壇の奥の藤棚の近く。(風人さんテントも近くです)

作家ページはこちらになります。
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