director's voice

すずきみきさん(服)

Q1
東京都町田市で洋服を制作するすずきみきさん。
「工房からの風」には、どのような作品を出品されますか?

A1
私自身目立ちたがりやな方ではないのですが、少しだけ個性のある服が好きでした。
服作りはそのような思いから始まりました。
一番楽しい瞬間は、基本に作った型紙からその時々で少しアレンジを加えて一点ものを作り出すときです。
凝り過ぎず、さりげない個性。
そんな感覚を共感していただけたら嬉しいのです。

今回はヨーロッパアンティークに刺激を受けて、大好きなギャザーをモチーフに制作しています。
ギャザーをたっぷり入れたかったので、薄くて軽い上質な天日干しコットンを選びました。 天日干しの奥深い風合いは、写真ではなかなか表現できないのが残念ですが、ぜひ実物を手にとっていただけたらと思います。

ギャザーたっぷりさらに薄く軽い透けるコットン生地サラッと上に重ねて着る

赤いタータンチェック柄のバルーンスカートとても暖かいウールガーゼ素材

エリとラペル部分を最小限に小さくラグラン袖のシャツジャケットです。エリは立てても寝かせてもお好みで素材は天日干しリネン

Q3
すずきみきさんのお手持ちの「工藝品」で愛用、または大切にされているものついて1点教えてください。

A3
山葡萄のカゴバック。
何年か前に福島県奥会津三島で開催される会津工人まつりに主人が出展した際におみやげとして買ってきてくれたものです。
九十歳越えている作り手の方が作っているんだってすごいよね、シンプルにいいなと思い購入したとのこと。
ものつくりをしている私達夫婦もいつまでも作り続けたいと願いも重なりとても尊敬するバックです。

素敵なお土産、いいですね。
購入されたのは、am鈴木厚司さん。
今回は、ご夫婦で近くながら、別テントで出展くださることになりました。
ニッケ鎮守の杜、稲荷社の方角です。

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