2017年 第15回 工房からの風

「工藝と庭を巡る人の輪づくり―工房からの風」が、2017年グッドデザイン賞に選ばれました。

グッドデザイン賞受賞
加藤キナ 工房からの風2017-1
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加藤キナさん

ご夫婦で革を使ってバッグや小物を制作する加藤キナさん。
(加藤キナ、というお名前がユニット名なのです)
二回目の出展。
前回からぐーーんと制作を深められての進化した展示が見られそうです。

Q1
加藤キナさん、「工房からの風」にはどのような作品を出品しますか?

A1
この数年、夢中になって取り組んで来た、
日本に生息する野生の鹿皮を素材とした作品を出品いたします。

江戸・明治期に制作された日本の袋物に関心を寄せている私たちにとって、
鹿革はとても馴染みの深い革です。
今でこそ、タンニン鞣しやクロム鞣しが日本に導入され、
扱われる革の多くは牛革や豚革になりましたが、
鎧や武具にみられるように、
古来の日本では、鹿革の文化が定着していました。

加藤キナ 工房からの風2017-4

毛がストローのような形状をした鹿毛は、
今も染色の道具として使われており、
しっかりとした毛穴を持つ鹿革は通気性に優れ、
湿度の高い日本には向いている革と言えるかもしれません。
その粘りのあるしなやかさ・軽やかさは、
牛革などとはまた違った魅力を具えています。

日本各地で捕獲駆除の対象にされている背景を持つ素材ですが、
こうして私達が活用することで、
日本の風土に適した用具や服飾品に生まれ変わり、
私たちの生活圏の中で、ごくごく身近なモノであり得たら‥
そのように希い、日々、この愛すべき素材と向き合っています。

加藤キナ 工房からの風2017-2

駆除され廃棄される鹿革を少しでも生かそうと取り組むおふたり。
現場にも足を運び、言葉の上だけではない心からの取り組みには驚かされます。
鹿革での制作が始まってから、一層おふたりのものづくりへの表情が輝きました。
今回の工房からの風では、今の精一杯のお仕事をたっぷり見せていただけそうです。
そう、この白い輪も、鹿の角を細工されて使われているんですよ。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
ご恩返しがしたい。
という思いが、心にポンと浮かびました。

2014年に初出展をさせて頂いた時から、
継続してたくさんの経験を重ねさせていただいている「工房からの風」。
なすべき仕事に丁寧に向き合っていくことで、
作家としてだけでなく人間としても、少しずつ成長させて頂いています。

折しも、節目の時を迎えている私たち。
次の段階に踏み出すために、
この数年取り組んで来た仕事の集大成の場にしたい‥
そのように思っています。

加藤キナ 工房からの風2017-3

なんとまあ。。
ありがとうございます。

でも、おふたりの成長は、
出展後に出会えた作家の方々との交流を続けてこられたことも大きいと思います。
今回もぜひよい機会にしてくださいね。

Q3
加藤さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

Q3
2人の意見が気持ちよく一致しました。

それは、自宅から私たちの工房までの通い道。
それぞれに好む道を持ち、夫はあの小径を、
私はその広場を、お気に入りの木々に挨拶をしながら通う道。
たっぷりと時間をかけ、たくさんのヒントを拾いながら歩くその道は、
私たちにとって「哲学の道」ならぬ「思考の道」。

古くからのお百姓さんである大家さんの畑が見える頃、
スゥーと南から乾いた風が運ばれて来て、私の肩を撫でていく。
衣のように感じる風の姿を、私は見、味わいながら歩をすすめる。

東京という地に住みながら、
草花や樹々に恵まれた場所で制作させていただいている喜び。
鳥や虫の音に耳を傾け、空気の中にその季節を知る。

世界から日々感じるものを、
私たちは自分の言葉に置き換え、翻訳し、形へと写してゆく。

その小さなちいさな宇宙の時間を、とても大切に思っています。

加藤キナ 工房からの風2017-5

ささやかなことにこそ、喜びが輝いている。
おふたりの日々の姿が、この丁寧なバッグや革小物の形そのものなんですね。
手仕事の作品ですから、どなたの作品も時間のかかるお仕事ですが、
とくにおふたりの制作は一点一点への比重が重く思います。
それでも十分に準備くださって、見応えたっぷりな構成になることと思います。

加藤キナさんの出展場所は、おりひめ神社の脇。
販売作品のほか、オヴジェの展示もありますので、
ぜひ、ゆっくりご覧ください。

フェイスブックページはこちらになります。
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加藤キナ 工房からの風2017-1

キノコと蝶 (800x533)
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菊田佳代さん

愛らしい表情の器を続けてご紹介しましょう。
ガラスの菊田佳代さんです。

Q1
菊田佳代さん、「工房からの風」にはどのような作品を出品されますか?

A1
フュージング・スランピングの技法で制作をした、
藍色や紺色の絵付けの絵皿を中心に出品します。
一つ一つの作品に小さな物語を感じていただける様な作品を目指して制作しました。

船 ウサギ 洋ナシ (800x533)

絵皿は、幼い頃から身近に親しんできた
動植物などの自然をガラスの中に封じ込めたい
と思ったことがきっかけで創り始めたシリーズです。

今回は、暮らしの中にあるモチーフにも初挑戦しました。
また出展にあたり、オリジナルの詩と絵皿を一緒にご覧いただく作品も制作しました。
詩と組み合わせることで、
作品の世界観をより感じていただけるのではないかと思っています。

ワンピース 傘 (800x533)

菊田さんのガラスには、愛らしい絵のモチーフがいろいろ。
それが繊細な藍色系のシックな色合いで描かれています。
テーブルの上でもすっと馴染む美しい表情です。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、
菊田さんはどのようなことを思いましたか?

A2
ホームページの作成を始めたり、
作品を知って頂けるように準備をしていた時期に出展が決まりました。

出展を通して沢山の方に作品をご覧頂けたらと思い、
とても期待が膨らんだ事を覚えています。

また、他の出展者の方々にお会いできる
ミーティングの機会があると伺っていましたので、
色々と学ばせて頂きたいと思いました。

鳥 (800x533)

出展作家同士の出会いは、これからが真骨頂!ですよ。
切磋琢磨し合える作家との出会いを育んでくださいね。

Q3
菊田さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
私は宮城県気仙沼市に住んでいます。

私が1番気仙沼らしいと感じて好きな風景は、
大島を背景にした気仙沼湾に漁船が停泊している風景です。
子供の頃、夏休みの宿題として写生をした思い出もある場所です。

海面に反射した光が真っ白な船体にキラキラ写り込む光景はとても綺麗です。
気仙沼は海だけでなく山にも囲まれており、
自然豊かな環境が街の魅力だと思います。

キノコと蝶 (800x533)

美しい景色は、今はすっかり戻ったのでしょうか。
菊田さんの自然を大切に想う気持ちが、
ガラスに描かれた絵から伝わってきますね。

菊田さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
ホームページはこちらになります。
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森田みほさん

気持ちがふんわり穏やかになるような色彩の器を制作する
森田みほさんからのメッセージをご紹介しましょう。

Q1
森田みほさん、「工房からの風」にはどのような作品を出品されますか?

A1
あわく、やわらかい色合いの
うつわをだします。

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たべることは、生きること。
生きることは、たべること。

日々の食事の時間を
大切に楽しくしてもらえたらいいなと
おもってます。

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森田さんならではの色調の中で、一点一点が異なる表情。
お気に入りを見つけ出すのも楽しいですね。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、
森田さんはどのようなことを思いましたか?

A2
まずは率直にやったー!嬉しい!!
という気持ちでした。

いつも百貨店での展示が主な私にとっては
野外展示という新しい一歩、新しい出会いに、
また新しい自分に、ワクワクとゆう気持ちが非常に大きかったです。

仕事をしていく中で
少しいつもと違うことをしたいと
いう気持ちが去年くらいからあったのと、ずっといつか出したい、
出せたらいいな
と頭の片隅に常にあった「工房からの風」。

タイミングや自分の気持ちがすっと
1本の糸になったような。
あ、きっといまがわたしのタイミングだったんだと。
素直に嬉しく、
またいまは気を引き締め頑張らなくては
とそんな思いで制作中です。

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お客様と直接に触れる機会の中で、
これからにつながる出会いが生まれるといいですね。

Q3
森田さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
すごく古くからある家と
新しく移り住んできたひとたち
新しくできた高層マンション
そんな昔と今がある
古い家もたくさんあるし、
不思議な街だと密かに思ってます。

わたしは昔からこの場所に住み、
制作しているので
自分ではきづかないことも
たくさんありますが、
新しいものも
古いものもいい意味で共存している、
いい街なんじゃないかなとおもってます。

暮らし続けてきた街で、暮らしの器を作り続ける森田みほさん。
今展での出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ってすぐ。
優しい色合いの器が青空の下、気持ちよさそうに並んでいますね。

森田さんのホームページはこちらになります。
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オズモール

会員数270万人の女性向けWEBメディア
OZmall [オズモール] で「工房からの風」をご紹介いただきました。
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記事  → click

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ご紹介ありがとうございます!
新たな来場者様、お迎えできるとうれしいですね。

+++

明日はニッポン放送のラジオ二回目のオンエアーも。
10/7(土)7:40 – 8:00
おしゃべりラボ
しあわせSocial Design

radikoのタイムフリーもお聴きいただけます。
→ click

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熊川栄司さん

木工の中でも桐を中心に作品作りを進める
熊川栄司さんからのメッセージをご紹介します。

Q1
熊川さんは「工房からの風」にはどのような作品を出品されますか?

A1
会津桐を使い製作した桐箪笥・桐小箪笥・桐小箱・桐盆などを。

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私は木工の仕事を桐で覚えましたので、
桐という素材を活かしたもの作りをしていきたいと思います。
独立してからは桐以外の木材も使うようになりましたので、
桐はメインで他の木材も織り交ぜた作品・製品作りを展開していきたいと思います。

個人的な区別として製品は繰り返し作れるもの、
作品は一点ものと分けています。
工房からの風においても製品と作品の両方を展示したいと思います。

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奥会津三島町の桐原木と、地元埼玉の桐原木を仕入れて、
製材、乾燥と自ら手掛ける熊川さん。
桐ならではの使い心地をぜひお話しくださいね。
ふたものの素敵ですね。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、熊川さんはどのようなことを思いましたか?

A2
有名なイベントですので嬉しかったです。
送られてきた資料を見て、作家に対し良心的であり
しっかりした事業なんだなあと感じました。
選んでいただいたからにはできる限りがんばろうと思いました。
今後自分がどれだけやれるか何かに試されているような感じも受けました。

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恐縮です。。
一回目のミーティングから、とっても真剣にやりとりくださった熊川さん。
どうですか、間もなくですが、やり切れた感じでしょうか。

Q3
熊川さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
初めてときがわ町に来た時、八高線明覚駅の木造駅舎を見て、
「ここだな」と思いました。
工房兼住居をあちこち探している時期でした。
あれから6年、実際住むようになってから5年ちょっとが過ぎました。
人口11、530人(9月1日現在)、
人とのつながりが密で、知り合いが多く何かと助かります。
(僕のように家族で移住してきた人達も多いです。)
一日をコンクリートの上で過ごし夜帰宅したとき、
山や川や土がどれだけ自分にとって“おなじみ”になっているかがよくわかります。

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「ここだな」
っていいですね。
心をフラットにしていないと、そういう感覚は飛び込んできませんもの。

熊川栄司さんの出展ブースはコルトン広場スペイン階段前。
「これだな」
ってお客様にお選びいただけるように、心澄む展示空間になるといいですね。

ホームページはこちらになります。
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盛り椀
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浦上陽介さん

長崎県五島出身で、現在は宮城県に工房を構える
浦上陽介さんからのメッセージをご紹介いたします。

Q1
浦上さんは「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A1
今回は木工ろくろを使って挽いた木地に漆を塗って仕上げたお椀やお盆といったような、
小物を中心とした作品を展示いたします。
完成した作品から作業工程の足跡のようなものを感じ取っていただけたら嬉しいです。

飯碗

浦上さん、たっぷりとした作品も多く、堂々としたフォルムが印象的です。
このブログでは、あまり画像がご紹介できていないですが、
当日のブースでは、さまざまにご覧いただけると思います。
浦上さん自身も、丁寧に爽やかに説明くださいますよ、きっと。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
ありがたかったです。
せっかくいただいた機会なので、後悔のないように作りたかったものを作ってみよう!
と思いました。

欅 ボウル

後悔のない作りたかったもの!
さあ、どんなものなのでしょう。
ぜひ、ブースで尋ねてみたいです。

Q3
浦上さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
木工の職人さん(木地屋さん)が近くに何人もいるところ。
材料のことや技術面での相談をしたいとき、
すぐに話を聞いていただけるので本当に心強いです。

盛り椀

自然豊かな地に生まれ育った浦上さんは、
今は人のつながりにも満たされて制作をされているのですね。

浦上さんの出展場所は、おりひめ神社の鳥居の近く。
参道にも面している空間で、どんな作品と出会えるでしょうか。

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朝日新聞夕刊

本日10月5日の朝日新聞首都圏版、
夕刊文化欄にご案内を掲載しています。

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主な要素と、出展作家全員のお名前を掲載しています。

画像は6名分しかお載せできなかったのですが、
青人窯さん、浦上洋介さん、さこうゆうこさん、
豊田陽子さん、加藤キナさん、水野麻弥さん
の作品を掲載しています。
(モノクロで小さいのですが)

初めて知っていただく方も、新たにご来場くださいますように。

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瀬戸晋さん

北海道からはもうひとり木工作家が出展くださいます。
旭川の瀬戸晋さん。
3回目の出展となる今回は、素晴しいテーマを持って参加下さいます。

Q1
瀬戸さん、「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A1
木工をやるようになって、いつかはやってみたいと思っていたのは、
一本の木だけを材料にしてモノを作り、個展をすることでした。

たまたま去年、旭川よりもっと北の中川町の森から、
一本の「キハダ」の木が入手できました。
この木一本だけを材料にして作ったものを出品します。

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この木は大きくて太い木なのですが、
節が多く、三又に別れており、パルプ用材にしかならないものでした。
今の流通の現場では、ほぼ価値のないとされたもので、
どれだけのモノが作れるかが、今回の自分への課題です。

モノ自体は、定番の器やお盆、皿などが中心ですが、
普段とはほんの少し新しい形のモノや表現ができたらと思います。
そのほんの少しのために、あれやこらやと面倒くさい、
遠回りをするのが自分のモノ作りなのかと今思っています。

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一本の木だけを材料にしてモノを作った個展。
その機会を、「工房からの風」にしてくださって、うれしいです!
キハダはその名の通り、黄色い肌合いでしょうか。
ぜひ展示でも見ていただきたいですね。

そういえば、瀬戸さんの器は雑誌「haru_mi」などでも人気を博していますから、
ご覧になられた方も多いかもしれません。
NHKプレミアムの「イッピン」でも最近オンエアになっていましたね。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
「よしっ!」という感じでした。
丸太の入手が去年の12月、これで個展ができたらなあと応募、
で出展がきまり、願ったりかなったりでした。
僕にとって「工房からの風」は、
気持ちよい屋外でやれる「個展」という存在です。

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ええ、「個展」として、このように活用いただけること、うれしく思います。

出展経験作家のみなさん、ぜひ来年は、秋の個展を「工房からの風」でいかがですか。
年内には決定できますから、瀬戸さんのように、応募をご検討ください。

Q3
瀬戸さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
木工をやるものにとって、年々材料が入手しづらくなっているとよく耳にします。
旭川は、まだ、自分が頑張れば材料は何とかなる所です。

以前の稲垣さんのブログの「川上」
「あんぱん」の文章がすきでたびたび読み返しています。
今回、一本の木と向き合い、改めて思ったのは、
「川上」や「あんこ」や根っこをもっと大事にしたいなと。
と、唐突ですが、キハダの根っこも展示に使えたらと思っています。

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以前書いたブログの文章をこのように読み返してくださって、
ありがとうございます。
よろしければ、まだお読みでない方、リンクをしておきますね。

旭川から来られる瀬戸さんの出展場所は、おりひめ神社の奥の方。
一本の木が生み出す世界を、ぜひ皆さんと感じ合えればと思います。

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内田悠さん

特に充実の木工ジャンル。
はるばる北海道から出展くださる内田悠さんからのメッセージをご紹介します。

Q1
内田悠さん、「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A1
北海道に自生する木材を使用した器やお盆などを持っていく予定です。
節や割れが入ったものなど、木本来の魅力を感じてもらえるような作品作りを心がけています。

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すっきりとしたフォルムに、ワイルドな風合いが響きあう器ですね。
北海道産の木の器についても、ぜひ教えてほしいです。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
あの場所に自分が立つ姿を想像してとてもワクワクした気持ちになりました。

今まで色々悩みながら制作してきて、
苦しい時期もありましたが
最近ようやく自分の作風というものがはっきりしてきたように感じます。

工房からの風では、自分が感じている木の美しさを作品の中に表現し、
それがたくさんの方に伝われば良いなと思います。

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今回、ほかの木工作家の方々とも切磋琢磨される中で、
北海道で制作される内田さんならではの作品が
いっそう深まっていかれるのではないでしょうか。

Q3
内田悠さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
北海道の三笠市というところに工房があります。
とても自然が豊かなところで、
工房の周りには人間よりも鹿や熊の方がたくさん住んでいます。
なのである意味緊張感を持って生活しています。笑
そんな彼らと木ノ実や山菜など、
自然の恵みを共有しながら日々の暮らしや生活を楽しんでいます。

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三笠市は炭鉱で栄えた町なのですね。
若い工藝作家がその地に工房を構え、
自然や歴史の空気感をまとって、現代の暮らしに響く作品作りを進める。
これからどんな作品が生まれてくるのか、とても楽しみに思います。

内田悠さんの出展場所は、手仕事の庭のほとり。
ホームページはこちらになります。
→ click

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Felt making sawori works

布フェルトでのバッグづくりを中心に制作するFelt making sawori works。
二回目の出展です。

Q1
「工房からの風」にはどのような作品を出品しますか?

A1
布+羊毛+ステッチを組み合わせたフェルトバッグを出品予定です。
今回は、リネンと羊毛を組み合わせたバッグが中心となっています。
ここ数年 モノクロの作品が多かったのですが、
今回は黄色等これまでに作った事の無かった色も
新たに登場しますのでご覧頂けたら嬉しいです。

saworiworks 3

前回、初出展の時、布フェルトのバッグがとても新鮮で、大変人気でしたね。
今回は、いっそう洗練されて、バリエーションも豊かになって、
「工房からの風」に帰ってきてくださいました。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
前回の出展からずいぶん時間が経ち、
今回またもう一度ご縁をいただくことができ、有り難いなと思いました。
この数年、制作をしながら、
無駄なものや余分だったことを濾過するような作業をしてきたように思います。

今回の展示ではその濾過された部分を
丁寧に活かすような作品作り ができたら・・と思いました。

saworiworks 2

ひとつの機会を定点観測のようにしながら、
ご自身の仕事を見つめなおす。
「工房からの風」が、作家にとってそのよな場であることも喜びです。

Q3
Felt making sawori worksさんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
夏の間は、夕方になると川に泳ぎに行きます。
一日働いて少し泳いだり、
ぼんやりし たりする場所が近くにあるのはいいなあと思っています。
時折、パラグライダーの人が空から河原に舞い降りてきたりして驚いたりもします・・・。
いつか自分も飛んでみたいです。

saworiworks 1

Felt making sawori worksさんの工房は高知県。
夏の夕べに泳ぎにいきたくなるなんて、
きっと、四国の川、澄んでいるんですね。

今回Felt making sawori worksさんの出展場所は、
おりひめ神社、鳥居のほとり。

ホームページはこちらになります。
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ひつじ小屋

今度は羊毛そのものの色を生かしたフェルトでの制作をされる
ひつじ小屋さんからのメッセージをご紹介いたしましょう。

Q1
「工房からの風」にはどのような作品を出品しますか?

A1
無染色の羊毛を中心に、品種ごとに異なる毛刈りしたままの羊毛を使用した帽子、
バッグ、ショールを中心にご用意いたします。

かごバッグは今季の新作です。
異素材を組み合わせて編み上げてた籐は紅茶、コーヒーで染色いたしました。

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帽子はいくつかの品種を使い分けています。
同じデザインでありながらシックに、カジュアルにと様子を変えて表現いたします。

滑らかな羊毛、少しゴワッとした羊毛の手触りもご実感いただけます。

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素朴で力強く優しい羊毛の魅力、会場でぜひ触れてみてください。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
背伸びして覗けそうで覗けない、ジャンプしても届かなくて、
よじ登ろうとしたけれど力尽き、再びのチャレンジの為に体力を付け、
渾身の力でよじ登った高い塀の向こうに感じた高揚感は、
躍り上がり、喜悦した興奮状態となり、
心が落ち着くまでに時間がかかったように思います。

手仕事をしている理由を再び考え、
「コツコツが叶う(かつ)コツ」という当て字でもある私の標語は諦めない、
進み続けるという意味が詰まっています。

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高い塀!
そんなことはないと思うのですが、
そのように懸命にとらえてくださってありがたく思います。
手仕事をはじめ、こつこつの喜びの集大成みたいな感じですね、
工房からの風。

Q3
ひつじ小屋さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
荒川の土手から見える360度のパノラマビュー。
掌サイズの富士山に見守られ、四季の移り変わりを肌で感じます。

鶯の鳴き声とともに菜の花が咲き誇り、
鬱蒼と茂った草の匂い、赤く染める曼殊沙華、
空っ風が吹き荒れ、時に一面銀世界へといざないます。
ここが私の大好きな景色です。

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パノラマビュー、いいですねー。
広やかな景色からうまれる、自然の恵みのかたち。
作品と出会ったいただけるのは、コルトン広場スペイン階段前。
kielo*さんのお隣で、toelleさんが対面の場所です。

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chichi

今回、フェルト作家が3人出展くださいます。
それぞれ独自の世界観をもって制作されていますので、
近い素材がどのようなかたちになっていくのか、
ぜひお楽しみいただければと思います。

chichi
シシ
「粋で、派手。凝っていて、トレンディ。おしゃれでいて優雅」
を意味することば chichi をブランド名とされる作者からのメッセージをご紹介します。

Q1
「工房からの風」にはどのような作品を出品しますか?

A1
『遊び心を忘れない、自由に、描くような装い。
ウールの優しさ、温かさに包まれ、秋冬の街歩きを楽しくする装い。』
をテーマにマフラー、ストール、トップス、帽子などを出品します。

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染めた布や羊毛はそれだけでも美しく魅力的。
一つ一つ丁寧にフェルティングすると繊維が絡まりあい、
独特の質感と色の混じりが現れます。

chichiでは主に「布フェルト」で作品をつくっています。
「布フェルト」は羊毛を布と一緒に縮絨したもので、羊毛のみで作ったフェルトに比べ、強くしなやかです。
また、羊毛と布が絡んで一緒に縮むことで、でこぼこした豊かなテクスチャーも生まれます。

羊毛の温かさに、シルク、リネン、コットンなどの布の軽やかさや透明感が入り交じったフェルト。
その魅力を是非感じていただきたいと思っています。

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chichiさんのフェルトは、色彩が鮮やかで心楽しく、
造形からはアートの心が刺激されますね。
心地よいドキっとするような気持ち、会場で出会っていただけたら。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
布フェルトの美しさ、纏う心地良さ、
造形の面白さは尽きることがなく、私を魅了し続けています。
試しては考え、考えては試し、その中で自分の思考も変化していく。

繊維素材、とりわけ羊毛に触れ始めると、
感覚が研ぎ澄まされ、心と身体全てが生き生きするのを感じます。
今この瞬間うんと夢中になって、
小さな変化を掴むことで、見えるものも働きかけも変わってくる。
それが何といっても楽しいのです。
緩やかに変化していく暮らしの中で、
フェルトとその仕事を見つめ、育てていきたい。

「工房からの風」で過ごす時間、
様々な立場でその時間に関わる人々の「思い」
そして「言葉」を受け取りたいと思います。

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chichiさんの作品に触れていると、アイデアを浮かべているとき、
実際に手を動かしているとき、いつも作者がわくわくしているのを感じます。
そうして生まれた作品を通して、
他者との豊かな関係に向かって開かれているのも、
chichiさんならではなんですね。

Q3
chichiさんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
埼玉県狭山市にスタジオを構えて、6年半が経ちました。

比較的駅に近いエリアの住宅街に建つスタジオ。
少し歩けば茶畑や大きな空が広がり、遠くの富士山まで広く見渡せます。
近くには鬱蒼とした森も残っています。

狭山というとお茶で有名ですが、市内には菜園や果樹園を持つ方も多いです。
つい先日も完熟のイチジクを、目の前で何十個と採っていただきました。
作物をいちばん美味しい瞬間に収穫し、
直ぐにいただいて、その味の違いに日々気付かされています。
野菜も果物もそれが良いと思うけれど、実はなかなか出来ないことです。

どんな人が、どんなところで、どんなふうにつくっているのか。
「食」もつくり、育むことだと思います。
狭山に移り住んだ私たちの周りには、それを教えてくれる人達がいます。
「今の時期美味いよ。でもジャムを作るならもう少しあとがいいな。」
「ずいきって食べたことある?こうして食べるのよ。」
つくる姿勢と育むものに、その人の生き方が表れていて、私の目に強く美しく映ります。

それぞれの「つくる」思いを近くに感じながら、私も自分の「つくる」仕事を続けていきたい。
ゆったりと温かい時間の流れる、この場所が気に入っています。

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暮らす町をこのように大切に想えるっていいですね。
農作物を作る方々の姿勢と、chichiさんのものづくりの姿勢が響きあっているのですね。

chichiさんの出展場所は、おりひめ神社の脇。
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