2023年 工房からの風

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赤堀友美さん(陶芸)

Q
静岡県で作陶される赤堀友美さん。
二回目の「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
主に石膏型を使用した磁器の作品で、身近なものをモチーフ
とした、やきもので出来た道具を出品します。
どのように使ったらいいかな。こんな風に使ってみたいな、どこに置こうかな。
と考えるのも楽しい時間になりますように。

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Q
赤堀さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
前回出展した時と比べ、自分自身 結婚や出産を経て
ずいぶん環境が変わりました。

また今までとは違う道へと向かっている最中なのかなと思います。
そんな時に、ポンと背中を押してくれるような風(だといいな)と思っています。

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Q
赤堀さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
幼稚園の時、包装紙を持ちより
それを使ってコラージュしましょうという時間がありました。
そこでつくったものがとても印象に残っています。

その時私が家から持って行った紙というのが
三越の猪熊弦一郎の包装紙で、(というのは後から判明したのですが)
赤色の不思議な形の柄を切り抜いて使うのがとっても楽しかったのを
鮮明に覚えています。

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こ、これは黒板ですか!?

赤堀さんの陶芸作品は、不思議なものたち。
むむ?これってあれだよねー。
と、くすっと思わず笑みがこぼれるようなもの。

前回も文房具や医療道具などから
イメージされたものたちがいろいろでしたが、

今回も、きっと楽しい「掘り出し物!」がありそうですね。

赤堀友美さんは、この7月の出産されたばかり!
大丈夫なのかしら?と最初思いましたが、
強力助っ人パートナーが、陶芸作家の平厚志さんですので、
どーんとこい、みたいです。

おふたりは「工房からの風」がきっかけで結婚されたので
「風婚」と呼ばれています(笑)
このブログでも「風婚」パーティーのご報告していましたよ。
こちらです → click

赤堀さんのブース(平さんもいます)は、ニッケ鎮守の杜のまんなかあたり。
HPはこちらです
→ click

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菅野あゆみさん(織)

Q
二回目の出展となる菅野あゆみさん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
綿を紡いで、織った、藍色のストールを出品します。

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Q
菅野さんにとって「工房からの風」は、どんな風でしょうか?

A
2009年に初めて出展させていただき、それから6年が経ちました。

前回の出展では、追い風なのか向かい風なのかもわからないまま、
とにかく一生懸命に、好きな事をやってます!・・
を直球でぶつけた気がします。

その結果、たくさんの出会いに恵まれ、
「これを自分の仕事として続けていきたい」と、
確かな手応えを感じることができました。

そして、「次は、もっと力をつけてから。」
そう思いながら月日を重ねたワケですが、
自分のつくりたいものを定めるのに、なかなかの時間がかかりました。

迷う日々の中、一昨年、友人からの注文で作った藍染めの布。
農業をしながら、うたを歌う彼女からの、
「野良仕事でも、ステージでも纏える布」という注文。
そこから糸口が見え始め、あたたかな縁がつながり、
自然な流れで、今のカタチにたどり着きました。

綿の風合いと、藍の色の重なり。人が纏う布。

今は作るのが楽しいです。
元気でつくっています。

今年の風は、どうでしょう!
終わった後、「心に残るもの」を自分でも楽しみにしています。

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Q
菅野さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
小学校の理科の授業で、
乾電池と豆球をつないで何かを作るという自由研究がありました。
みんなそれぞれ、ジオラマだったり、
乗り物だったり、カラフルで凝ったものを発表していました。
そんな中、私が出したのは、
歯磨き粉の箱の中にただ乾電池と豆球を入れた、
シンプルな懐中電灯。
白地に青と赤で商品名が書かれたパッケージそのまま、彩色もなし。

もちろん、全く評価されませんでした。
先生には、きっと手抜きも甚だしいと思われたかもしれません。
だけど、私は、その
「歯磨き粉に見せかけて懐中電灯!」っていうのを作りたかったし、
爽やかなトリコロールカラーが気に入っていたのです。

なぜだか、人に伝わらない寂しさより、
気に入ったものができた嬉しさに満足して、
家でひとり、しばらくは肌身離さず楽しんでいました。

今見たら、きっと、「こりゃダメでしょ。」
と自分でもつっこみたくなるとは思いますが・・。

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和歌山県龍神村で綿を紡ぎ、布を織り菅野あゆみさん。
6年ぶりの出展で、制作が豊かに熟してこられました。

手紡ぎ、手織りの綿布がいだく豊かな世界。
それを実感するほどに、そのことを続け、伝えていこう、
と「直球」で制作をされていたのですね。

綿とともにある時間は定まりながら、
どのように綿と取り組めばよいか、
それを定める心の旅が、しばらく続いたのだともいます。

菅野さんの想いがさまざまな縁をつなげて、
2年前から、藍染めの方との仕事が始まりました。
糸を渡し、藍染めをしてもらい、その糸を引き取って、布に織る。
糸の太さや、密度の頃合いを何度も試し、作者の心に適う風合いを目指す。
そうして出来上がった布は、6年前の芽のような初々しい布から、
豊かな茎に開きだした花々のように成熟した布となっていました。

菅野あゆみさんのブースは、コルトン広場スペイン階段前のテント。
綿
糸の豊かさを、藍の色と手織りの妙が引き出した布。
ぜひ、触れてまとってみてくださいね。

菅野さんのHPはこちらです。
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tass遠藤能範さん(木工)

Q
静岡で木工をされるtassの遠藤能範(よしのり)さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
ウォールナット、チェリー、メープル、オーク、クリなど、
主に広葉樹を用いて、スツールなどの小さな家具や、
食卓、机の上で名脇役となるような道具類を出品します。

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Q
遠藤さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
しっかりと地べたを踏みしめることを意識させてくれる風。

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Q
遠藤さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
母の実家が笠間焼の窯元だったので、
盆や正月に行っては粘土いじりをさせてもらっていました。

一番たくさん作ったのはワニでした。
兄の作ったステゴサウルスの迫力には敵いませんでした。

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夫人の織作家、博子さんとともに、
北欧のエッセンスを生かしたものづくりを続ける能範さん。

すっきりとしたフォルムに、穏やかな表情を響かせているのが特徴です。
お二人の作品は、相性もとてもよいので、
きっと素敵なブースになりますね。

そうそう、余談ですが、4月の第一回ミーティングで、
熊を彫っている大住潤さんの奥様が、
能範さんの従妹だということが判明!?したのでした。

幼いころから親しく遊んでいたという能範さんとY子さん。
近く会いましょう!と思っていた矢先に、この場で出会うとは。
不思議なご縁にまわりもびっくり!だったのでした。

というわけで?tassさんのブースは、大住潤さんの隣。
おりひめ神社の鳥居の前方です。

tassさんのHPはこちらです。
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tass 遠藤博子さん(染織)

Q
静岡で布づくりを続けるtassの遠藤博子さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
木ハンドルの裂織りバッグを中心に、
マットやカシミヤのマフラーなどを出展させていただきます。
カラフルに、自由に、色を楽しみました。

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Q
博子さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
背中を押してくれる風です。

景色がよくて香りも良くて、
いっぺんに色々な方向に皆の背中が押されている場所に立っている感じです。

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Q
博子さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
農協の裏にあるコンクリートの丸い台に、
こすりつけて削ったオレンジ茶色い石の粉。
毎日毎日、石を粉にしていました。

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スウェーデン、カペラゴーデンで学んだ遠藤能範さんと博子さん。
二回目の出展となりました。

今回は、木工の能範さんによる
曲木の取っ手をつけた裂織バッグもたくさん制作くださったみたいですね。

博子さんの織りは、北欧のよき伝統を爽やかに継いだ
色の美しさと幾何学文様が特徴です。
マフラーに、ブランケットに、これからのシーズン大活躍のアイテムですね。

遠藤博子さんのブースは、能範さんとともに、おりひめ神社
鳥居の前方。
木漏れ日の中、木と布のハーモニー。
心地よい風がそよぎますね。

tassさんのHPはこちらです。
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いにま陶房さん(陶芸)

Q
ご夫婦で奈良県吉野郡に工房をひらくいにま陶房さん。
9年ぶり2回目となる「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
食べる事や道具を使い慣れていない小さなお子様向けのごはん茶碗や、
掬いやすさ、持ちやすさに特化した器と、
筆で色化粧を施し、土の質感ある器を出品させていただきます。

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Q
いにま陶房さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
それぞれの思いの、新しい出会いを求めるエネルギーで起こる風、力を感じます。

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Q
いにま陶房さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
子供の頃、テレビで初めて見たロクロで水引きされる器が、
手の中でどんどん形になっていく様子に
くぎ付けになり見入っていました。
吹きガラスの飴の様に形がかわる様にも惹かれ、
素材そのものに魅了されていきました
(鈴木智子)

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いにま陶房の鈴木雄一郎さんと鈴木智子さん。
2006年、9年ぶりの出展をとても嬉しく思います。
ちょうど2006年ごろから来場者も多くなって、
いまの「工房からの風」の雰囲気ができてきた頃でした。

掬いやすさ、持ちやすさに特化した器というのもいいですね。
おふたりの心と力を合わせて作られた器、
「工房からの風」に再びやってきてくださること、
楽しみにお待ちしています。

いにま陶房さんのブースは「ニッケ鎮守の杜」、
レンガ道を入ってすぐの緑の空間。

HPはこちらです。
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小林 克久さん(木工)

Q
岡山県で木工をされる小林さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
普段の製作しているシェーカースタイルのオーバルボックスと
そのバリエーションを中心に、器やカトラリーと椅子などの家具も数点展示したいと思います。

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Q
小林さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
さてどんな風でしょう?
秋の心地よい風でしょうか?
追い風?向かい風?
今から会場で出会う皆さんから受ける風を楽しみにしています。

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Q
小林さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
小さい頃から何かしら手を動かしていたと思いますが、
今もですがとにかく不器用でせっかちで結局完成しなかったりよく怪我したり。

モノを作るのは急がず丁寧に安全にが大事だと身を持って経験はしていたようです。

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シェイカーのオーバルボックス、こんなにさまざまにあると壮観でしょうね。
実物をじっくり拝見したいと思っています。

小林さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
昨年までカフェスペースだった緑の空間です。
今年は早くも紅葉が始まった桜の木の下で、
木の作品が心地よさそうにしてくれることを願っています。

ブログはこちらになります。
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松尾剛さん(陶芸)

Q
地元市川市出身で現在は岐阜で作陶される松尾剛さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
黒釉の茶器と、粉引、織部などの食器です。
日々の生活を支える器作りに、やりがいを感じます。

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Q
松尾さんとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
20年以上を過ごした市川市と私を繋ぐ、止まない風です。
今は美濃焼の産地、岐阜県瑞浪市で制作をしていますが、
いずれは千葉に帰り陶芸の楽しさを広めていきたいと考えています。

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Q
松尾さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
記憶が曖昧なほど幼い頃なのですが、
空きカンをガムテープで貼り合わせて作った象です。
祖母が褒めてくれたことだけはとても良く憶えています。

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日々の生活を支える器作りに、やりがいを感じます。
という松尾さんからのメッセージ、
清々しいですね。

産地に学ばれて、伝統的な技術を習得してきた松尾さん。
日本画を描かれることと作陶は、絵付けをしても、しなくても、
その作品の美意識にはつながっていることと思います。
これから伸びてゆくお仕事、
今展のために制作されたたくさんの器が種となって、
どんな出会いを生んでゆかれるでしょか。

松尾さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
HPはこちらになります。
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石塚 悠さん(ガラス)

Q
千葉県でガラスの制作をされる石塚悠(はるか)さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
和のモチーフや模様をあしらった「和」シリーズと、
様々な色や柄の板ガラスを組み合わせて作る1点ものの
「パッチワーク」シリーズをメインに、
カラフルで楽しいうつわやアクセサリーを出品する予定です。

i工房からの風写真①

Q
石塚さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
新しい出会いを運んできてくれる風です。

「運んできてくれる」というと人任せのように聞こえるかもしれませんが、
50名の作家が集い、
多くの方のお力をお借りすることで、
一人では成し得ない大きな風が巻き起こり
たくさんの出会いが生まれるのではないかと思います。

i工房からの風写真②

Q
石塚さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
子どもの頃いろいろな動物を飼っていたので、
自然に動物の絵を描いたり、
粘度で作ったりするようになりました。

印象的なものは、飼っていたセキセイインコを、フェルトで作ったものです。

つたない裁縫できれいにできているとは言いがたいものですが、
そのインコが大好きという気持ちがとても伝わってきます。

今でも残してあるのですが、それを見ると可愛がっていたインコのことを、
ある意味で写真を見るよりもありありと思い出すことができます。

今も動物をモチーフにすることがありますが、
大切にしていることは、そっくりに作ることではなく、
動物の様子や感じ、在り方を出すことです。

幼い頃に作った小さなフェルトのセキセイインコは、
そのことを思い返させてくれます。

工房からの風写真③

石塚さんのご両親は京都で染織をなさる作家の方。
悠さんとお話ししていると、
しっとり落ち着いて、穏やかなお話しぶりに惹きこまれますが、
きっと幼いころから、自然と本物の美に囲まれて
心豊かに歩まれてきたことのだと思いました。

ガラスの制作に向かわれて、その素材は異なりますが、
これからの悠さんのお仕事には、
じんわり、心に眠っている今まで養われた世界観が現れていくように期待しています。

石塚悠さんのブースは、ニッケ鎮守の杜に入って、ちょうど真ん中あたり。
HPはこちらになります。
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大久保ハウス木工舎(木工)

Q
長野県で制作をされる大久保ハウス木工舎さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
刃物で仕上げた木のもの。
調理道具を中心にヘラ、匙、器などを出品予定です。

工芸品ほど作り込まず、土産物ほどラフでなく、
ふだん使いのものではあるけど、少しだけ特別なものを。

手にとってくれた人にとって、そういうものになれば嬉しいです。
当日は出張工房、南京鉋で木のへらを削ります!

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Q
大久保さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
風、、
追い風でしょうか?
向かい風かも、、

自分のつくったものを見てもらうことは、
なんだか今の自分をさらけ出すようでとても緊張します。

喜んでもらえた時は追い風に背中を押されるように前へ進めた気持ちになるし、
逆に激しい向かい風に吹き飛ばされそうな気持になる時もあります。
10/17.18 どんな風が吹くのかまだわかりません。

ただ、工房からの風は他のクラフトフェアとも展示会とも違い、
半年前から出展者が集まり、
過去の出展者でもある風人の方と接する機会があり、
それぞれの方からたくさんの熱を感じましたし、
やりたい事も生まれました。

そんなたくさんの熱が集まる二日間。
会場にどんな風が吹くのか。
だんだんと楽しみにしながら製作している自分に気付きます。

当日に向けてモチベーションが上がる日々。
もう風は吹いているのかも。
きっと追い風なんだと思いたい、、いや 思います!

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Q
大久保さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
地図づくり。

のっぽさんも好きだったけど、
探検ぼくの町 だったと思います。

子供だったけど、自分の世界をめいいっぱい1枚の紙にひろげる。
時に町だったり、未来の家だったり。

想像してえがく。

今している想像して作るとあまり変わってないかもしれません。

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ノッポさん、また登場ですね。

大久保さんは、サーバーやカトラリーなど、
匙や調理道具を種類豊富に制作されています。
どれも使い心地よさそうなものばかり。

おそらく、今展に向けても思いっきり制作に励んでいらした大久保さんですので、
あまりやりとりができずに私は残念だったのですが、
当日ブースに行くのを一来場者としても楽しみにしています。

大久保さんのブースは、コルトン広場スペイン階段前。
HPはこちらになります。
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zucaさん(革)

Q
神戸でバッグなど革の制作をされるzucaさん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
私が思うバッグ
(機能的とは言えませんが見て・持って楽しくなるような)と、
お客様の声(要望)この2つをミックッスし、
ひとつひとつ手作業で、
手縫いのステッチを生かした温かみのある革のバック・お財布・小物を作りました。

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Q
zucaさんとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
神戸・大阪を中心に展示販売の活動をしてきました。
沢山のお客様とも出逢え、ますますモノづくりが楽しくなり、
これからもっともっと広く多くの人に作品を見てもらえるには・・・
と考えている時に 「工房からの風」の出展が決まり、
そのチャンスをいただけました。

私にとって工房からの風は運命を感じる大きな追い風です。

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Q
zucaさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
小学生のころ家庭科の授業でパジャマ制作がありました。
クラス全員が完成しているのに私だけが仕上げられなかった事を覚えています。

その頃はモノを作ることがすごく苦手に思っていました。
そんな私が、針と糸を使ってひとつのモノを作り上げ、
誰かに喜んでもらえる事など全く想像もつきませんでした。
今、バックが完成していく度に喜びを感じています。

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風の予感展のときにも、神戸からいらしてくださったzucaさん。
関東方面での展開はこれから!ということで、
張り切って!制作に打ち込んでくださっています。

zucaさんの出展場所はコルトン広場スペイン階段前。
HPはこちらになります。
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長谷川風子さん(陶芸)

Q
益子で作陶する長谷川風子さん。
二回目の「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
陶のカップやお皿等の食器、ふたもの、時計など。
日常ふれるものでありながら、
ふとしたときどこか物語の中につながるような
存在感のものを作っていきたいです。

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Q
風子さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
5年前の出展の時には、
そわそわして巻き込まれる強風に感じられていました。

でも今回私が感じているのは、
木々をざわざわと揺さぶって立っていることを確認させるような風。

応募から出展が決まって今に至るまでの時間、
制作について、もう一度考えるきっかけをもらいました。

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Q
風子さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
4歳くらいの頃、ひとり油粘土で猫を作りました。
四本足としっぽと耳を、うまくつまみ出すのが難しかったのを覚えています。
もちろん残っていませんが、記憶の中では上出来でした。

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前回出展時、岩のある空間で伸びやかに展示をしていた風子さん。
印象に残った作家の方は?
というアンケートでも多くの方からお名前を挙げられていました。

満を持して?の二回目の展示。
今回は、コルトン広場の本八幡駅側、最初のブースです。
風子さんワールドに磨きがかかった作品群、どうぞお楽しみに!

長谷川風子さんのHPはこちらです。
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曽田伸子さん(ガラス)

Q
東京都で吹きガラスの制作をする曽田伸子さん。
二回目の「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
細い細い真鍮の線を溶かし込んだ、
吹きガラスの器や花びん、オブジェを出品いたします。

ガラスのなかで点々と連なる小さなセピア色の粒(真鍮の泡)が、
まわりからの光を受けて、さりげなくキラキラします。

地の透明なガラスも、泡の色合いが映り込んで、ほんのりセピア色です。
星を散りばめたような、ネックレスのような、
風にそよぐ稲穂のような、真鍮の泡の模様を、
ぜひ間近で見ていただけたら、と思っています。

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Q
曽田さんとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
出展の通知を見たときに、
まずは、びゅ-んとなにかが吹き抜けて行きました。

そして、そのあと、ぐいぐいと、
うしろから背中を押してくれる、
前へと引っ張ってくれる、風に変わりました。

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Q
曽田さん初めての「ものづくり」はなんでしょう?
印象的な もの教えてくださいますか?

A
自分の手を動かすこと、大推奨の家だったので、
なんだかんだといろんなものを適当に、作って遊んでいました。

小学生のころは編み物にもはまり、
これまた適当なカタチの何かを作って喜んで いたような気がします。
そんな中、めずらしく使えるものを編んだことがあり、
それはパステルカラーの
四角いモチーフ編みをつないで白の縁取りをしたチョッキでした。

いっしょうけんめい作ってはみたものの、
出来上がってみたら自分には可愛すぎたので、
そのままほとんど使うことなくタンスの中に放置していたのですが、
ある朝、目覚めたときに、そのチョッキを着ていたことがあったのです。
びっくりしました。
なんだったのでしょう。
不思議な思い出です。

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4年ぶりに出展くださる曽田伸子さん。
この4年間で、作品をぐーんと変化、進化させました。
愛らしい第一印象のカラフルな作品から、
真鍮の糸との出会いで、曽田さんのひとつの世界を創りだしました。

もともと物理を専門としていた曽田さんの作品には、
ご本人は意識されないようですが、
独特の感性がそのガラス作品に流れているように感じてきました。

真鍮の糸が粒子となって、ガラスの中を動いて、とどまる姿。
そのきらめきの散りばめられた姿は、
曽田さんが学び、磨いてこられたものが行き渡って生まれてきてるように思います。

制作体制も整われて、ますます吹きガラスにも力を注ぎ、
ぐんぐんよいかたちが生まれていくことと思います。

曽田伸子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、中央部花壇のほとり。
お隣の大野七実さんとともに、草花と添う爽やかなブースとなることとでしょう。

曽田さんのHPはこちらです。
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