2023年11月の記事一覧

「プレス/工房からの風」New

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風人からの風 映像公開

「風人からの風」テント
このような展開で臨みました。
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制作公開やトークイベントの最中も、オリジナル映像を放映していました。
岡林厚志さん(hyakka)が編集してくださった制作の光景、まさに「工房からの風」。
(木工作家さんですのに、なんでしょう、この映像編集力!!)

内容はこの方々

片田学-木工 ボウル制作
勢司恵美-竹細工
大野七実-陶芸
岡林厚志(hyakka)-木工 家具つくり
香田進・香田佳人(アトリエ)-木工
和泉綾子(RIRI TEXTILE)-染織
鈴木友子(もくのすけ)-木工 挽き物
長野麻紀子(Anima uni)-金工 装身具

なんといったらよいか!
かっこいい。
手や身体の動きが美しい。
テロップに書かれている言葉が珠玉。
・・・
46分と長いものですが、ぜひご覧ください。
こちらです。
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尚、この映像を含め、今年の映像はこちらにあります。
kouboukaranokaze → click

そして、昨年までの映像はこちらにあります。
工房からの風 → click

こちらの都合で分かれてしまったのですが、同じ運営ですので、共にご覧くださいませ。
便宜上、youtubeにあげておりますが、もちろん!ユーチューバーではありませんので(笑)
アーカイブ的に活用できたらと思います。
皆様にもそのようにご活用いただけましたら幸いです。

では、ぜひご視聴くださいませ。

そして、以下は岡林さんが撮影くださった風人さんたちのショット。


すべてphoto by hyakka

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根は深く、風は新しく

6月の暦、間もなくめくる頃となりました。
今年の「工房からの風」まで、ちょうどあと4か月!
準備もここから佳境に入っていきます。

風人を担ってくださっている、箒を作る吉田慎司さんが書かれた「工房からの風」の記事が掲載されました。

社会デザインをテーマに研究されている立教大学名誉教授の中村陽一さんのサイト。
こちらに、吉田慎司さんが「この手で変えられる世界の一部 箒で伝えられるもの」という記事を連載中です。

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独自で異なる色を放つ場所

根は深く、風は新しく

特別な「場」として育まれてきた理由

という各段落に書かれているのは、実体験を基にした吉田さんの考察。
企画者の私が気づかなかったようなことも、客観的に感じて文章化してくださっています。

「・・・植物の声を聞きながら、伸び伸びと育つように手を入れ、共存し、互いが幸せな関係を築く。そんな庭なのだと思う。」
会場の一部、ニッケ鎮守の杜について書かれたくだりも、「植物」を「作り手」に置き換えて読むと、そういう場でありたいなぁと思うのでした。

「・・・作り手一人一人の力は、大きくはないかも知れないけれど、一つ一つの輝きはどこまでも尊く眩く、必ず誰かの希望となるものだと僕は信じている。
出展者、来場者、運営者と共に仕事を喜び、認め合える場所。
繋がりを得て、自らを深め、次へ進む礎となる場所に関われていることを、とても嬉しく、誇りに思う。」

今年の「工房からの風」も、ぜひそのような場になりますように!
出展作家の方々、風人さんたちとともに、この夏を豊かに送りたいと思います。

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今年度「工房からの風」

今年度、第21回「工房からの風」のご案内をいたします。

開催日 : 2023年10月28日(土)29日(日)
応募期間: 2023年 3月15日(水)~31日(金)

まもなく2023年度の応募要項を公開いたします。

基本的には、2022年度に準じます。
出展作家は、55作家程の構成で行います。
2022年に出展された方にはご応募いただけません。
前後の週末となる10月21日(土)~11月5日(日)に、
個展、クラフトフェア、規模の大きな展覧会への出展がないこと。
などで行います。

今年度は、昨年以上に通常開催となることを願っています。
何より、「工房からの風」の特長である、開催前の交流の機会を活性させたいと思います。

佳き作り手の輪がひろがり、佳きものづくりが豊かに育まれることを願い、第21回展を企画いたします。

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「工房からの風」について取材、考察いただいた書籍が出版されました。

アートプレイスとパブリック・リレーションズ

川北眞紀子・南山大学教授/薗部 靖史・東洋大学教授 共著
有斐閣

5年ほど前から取材いただき、工房からの風本展はもちろん、
百貨店での関連催事や、大阪のニッケ本社への取材など、実に丁寧に考察、執筆くださいました。

取り上げられた活動はほかに、資生堂、ベネッセ、サントリー、トヨタ、大原美術館など充実したメセナ活動で、そちらの中で、ニッケの「工房からの風」の特性を客観的に執筆くださっています。

私たちは、工藝作家のよき仕事が育まれ、現代を生きる使い手の方々の心豊かな営みにつながることを願って企画運営していますが、
社会学、マーケティング、メセナ活動についての専門の方々に客観的に考察いただいたことは、活動の骨格を整え、筋肉を鍛えていただくような励みとなりました。

とても読みやすい文章で書かれてありますし、他の活動についても興味深い内容です。
よろしければぜひご一読いただけましたら幸いです。
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当日の朗らかな楽しさ。
その楽しさを裏打ちする真剣さ。
「工房からの風」ならではの活動を、コロナ禍が落ち着いた中で、じっくり行っていきたい。
この書籍に書かれたことを、そのことへのエール、養分としていきたいと思っています。

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20th アニバーサリーサイト

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第20回展アニバーサリー展を記念して、特設頁を設けました。

10月15日
17日
19日
21日
23日
と5回にわたって公開いたします。

第一回目は、今回出展される藍染めの2工房のご紹介記事です。

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恒例となりました出展作家からのメッセージも、これからお届けしていきますが、
こちらの特設頁もぜひお読みくださいませ。

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幸せでいればよいのだから

「工房からの風」、出展作家の方々もいよいよ準備も集大成のことですね。
私たち主催者側も佳境に入ってきました。
明日は、設備、警備、清掃・・など、まさに縁の下の力持ちのコルトンプラザの方々との合同会議日です。
事故なく、天候に関わらず、来場者様、出展作家の方々、皆様が少しでも心地よく過ごしていただけるように。
そう願って会議を行います。

願う、と言えば、金曜日は、おりひめ神社での安全祈願祭。
宮司様にお越しいただいて、「工房からの風」の安全を祈願していただく神事を行います。

土曜日15日には、20回展記念の特設サイトが公開。二日ごとに記事が公開されていきます。

そして、恒例の出展作家の皆さんからのメッセージをお届けするブログが連日公開となっていきます。

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「工房からの風」では、陶、漆、木工、金工、染織、硝子・・・
とさまざまなジャンルの作り手とその作品がコルトンプラザの広場と庭に集います。

家の中で、これらが集うところってありますか?

ダイニングルーム、それも食器棚の中も、そのような場の一つではないでしょうか。

婦人之友社様で連載をさせていただいている「おばあちゃんの食器棚」というお話。
第7話が掲載となりました。

今回は、ウールのブランケットのお話し。
彩子さんという作り手が織ったウールのブランケットが語りだします。

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・・・

織り手の幸せな時間は、糸と糸とが交わる空気の中にきっと織り込まれていく。
なんて恵まれた仕事と巡り合えたのだろう。幸せでいればよいのだから。
温もりを生む布づくりが、彩子さんの人生そのものを温めていたのでした。

・・・

幸せでいればよいのだから。

そんな単純にものごとはいかない、ですよね。
でも、そうはいかないからこそ、巡り巡って、そう思えるようになることもあるかもしれません。
今話の語り手ウールのブランケット、そしてその織り手の彩子さんのお話し、ぜひ読んでみてください。

→ click

素敵なイラストを描いてくださっているのは、
「工房からの風」のメインビジュアルと同じく大野八生さん。
今回の織り手は、まさに天女のようです。

バックナンバーも一部お読みいただけますので、ぜひに。
ご感想をお寄せいただけますと大変励みになります。
(物語の最後にフォームがあります)

「工房からの風」を続けてきた中で出会えたたくさんの作り手の方々、その作品。
このささやかな物語に粒子のようにちりばめられているのだと思います。

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おばあちゃんの食器棚

連載物語のご紹介を。
婦人之友のサイトで6話目となった連載のお話が公開になりました。

「おばあちゃんの食器棚」
文章は「工房からの風」のdirector 稲垣早苗
挿画は「工房からの風」のメインビジュアルを手掛ける大野八生さん。

→ click

工藝のお店を営んでいた、はるさんというおばあちゃんが亡きあとに残された大きな木の食器棚。
その中にある工藝品が、毎回語り出すというストーリーです。

第1話 大きな食器棚(プロローグ)
第2話 漆のご飯茶碗
第3話 こぎんのティーコゼ
第4話 木のサラダボウル

は、婦人之友本誌に。
図書館にあるかと思います。

また、5話目からがweb配信となりました。
第5話 呼び寄せのポット
は、こちらから
→ click

「工房からの風」をはじめ、たくさんの工藝作家との出会いの中から生まれた物語。
誰か特定の作家を描いているのではなく、今まで出会った作家の方々から学んだことが睦みあって架空の作り手が誕生しています。
「工房からの風」をお気にかけてくださる方々には、ぜひお読みいただけたらとご案内させていただきます。

特定の作家を書いているわけではありませんが、
挿画の人物や作り手として描かれた姿には、モデルがいます。

漆のご飯茶碗のお話に登場する漆掻きは、平井岳さん → click
こぎん刺しは、針の森さん
木工は、富井貴志さん → click
呼び寄せのポットのポットは、萩原千春さんのポット → click
そして、今話の銅の茶匙は、吉田史さん → click

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裏話?のようですが、作家や作品をご存知の方は、別の楽しみ?として、お伝えしますね。

ものつくるひとと、つくられたもの、そして、使うひとの時間の中で育まれていくもの。
毎月1話ずつ連載となっています。

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note版 風の音

第17回の「工房からの風「」では、noteを活用して「風の音」を編んでみました。

寄稿者は以下の方々

長野麻紀子さん   Hacia el Sur ‐ いつもそこに、はじまりの旅 ‐

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松塚裕子さん    月とコロッケ

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片岡陽子さん   風土を映すもの

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佐藤かれんさん   譲り受ける

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片田学さん     光

工房からの風 no.3

土居祥子さん    gentle

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フクシマアズサさん 庭とほうき~手仕事の庭にホウキモロコシを植えて見えたこと~

ホウキモロコシイメージ

森友見子さん    素材の学校

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「工房からの風」というタイトルでnote登録しており、
上記の記事のほか、以前に稲垣がブログなどで書いた文章を一部掲載しています。

川上
たとえば、あんぱん
次のことを考える
マルテの手記

アドレスはこちら
→ click

ぜひ、フォローをお願いいたします!

「工房からの風」noteの中に、マガジンという機能を使って
「風の音」を編集しています。
ページの右側に
風の音 第17回工房からの風号
というアイコンがでています。

アドレスはこちらです。
→ click

記事も増やしていきますし、ブラッシュアップもしていきますので、ぜひご覧ください。
そして、寄稿者喜び、励みになりますので、スキ!やコメントもぜひお寄せください。
お待ちしています。

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press

10/10の朝日新聞夕刊(首都圏版)9面に『工房からの風』のご案内を掲載しています。
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出展作家全員のお名前と、二川修さん、mujina木工房さん、手塚えりかさん、ヒグチエリさん、
Leather Lab. hi-hiさん、石毛みほさんの作品写真を。

お手元にある方、ぜひご覧ください。
初めて知っていただく方も新たにご来場くださいますように。

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キナリノのアプリでご案内いただいています。
今週のイベント → これから開催

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TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」に『東京の市場さんぽ』著者の柴山ミカさんが出演されました。
柴山さんのこの新著の中で、昨年の工房からの風で取材いただいた記事があります。
また、番組中でこの秋のおすすめのマルシェということで、「工房からの風」をおすすめくださっています。
(柴山ミカさん、ありがとうございます!)

休日におすすめ!雰囲気を存分に味わえるマルシェ3選

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今週末台風が近づいています。
皆さまどうぞお気をつけください。
こちらも、昨日は高木剪定を済ませ、今日はいろいろお片付けをして、備えます。
どちらも台風被害のないことを。
そして、来週末の晴天を願って!

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グッドデザイン賞受賞展開催

今年度グッドデザイン賞を受賞した
工藝と庭を巡る人の輪づくり [工房からの風]
(受賞概要 → click)
の展示(パネル・映像・本)を含む、
グッドデザイン受賞展が東京ミッドタウンで開かれます。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2017
会 期:11月1日(水)〜5日(日)
会 場:東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
→ click

2017年のさまざまなジャンルのグッドデザインが集います。
ぜひ、お出かけになってみてください。

工房からの風のブースは、
ミッドタウンタワー4階カンファレンスG3-ROOM9です。

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羊を数えて

もう寝なくてはいけないのですけど、
ぐっときてこらえられなくなってしまって書いています。
なので、これはほんのつぶやきです。

「風50+」の掲載作家の方々が、
ブログやインスタやフェイスブックやツィッターで、
工房からの風について、熱く書いてくださっています。
そして、締めにはこんな風に。
「ぜひ、お出かけください」
とか
「どうぞよろしくお願いします」
なんて。

今回の出展作家でもないのに。
我がこととして捉えてくださっている。

私が気づいただけでも
下地康子さん fb
成田理俊さん インスタ
富井貴志さん ブログ
立川博章さん インスタ
松塚裕子さん インスタ
波多野裕子さん ツィッター
いわもとあきこさん fb
高見由香さん ブログ
濱野太郎さん fb
鈴木有紀子さん ブログ
にしむらあきこさん インスタ
クロヌマタカトシさん ブログ

真剣に、まっすぐに、書いてくださっていて、
じーーんです。
(検索でお訪ねいただけましたら)

リンク、今は時間的にできませんが、
ここに書いてくださったようなことが、
これからもここで出会う作り手の方々と結べますように。

ささやかな一滴であっても、この図録冊子を作るような気持ちで、
これからのことも作りたいとあらためて。

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そうそう、スタッフが「庭の駅」の情報もアップしてくれていました。
→ click

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では、ひとまず、羊を数えて、おやすみなさい。
そして、起きたら、お会いできますように。

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