2013年7月の記事一覧

「皆様へのお知らせ/工房からの風」New

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ポートレイト

今日は「galleryらふと」で、今年度の出展者、
勢司恵美さんによる竹籠作りのワークショップを。

参加の方々大満足のレポートは、「galleryらふと」のブログの方で。

こちらでは「風の音」の取材も兼ねての写真を少し。

恵美さん、とってもチャーミングな若き女竹細工師!
で、心映えが、なんとも豪快、男前!!

手って、いいなぁと、その自在な指を見ながら、惚れ惚れ、です。

昨年の今頃、書籍、「工房からの風‐作る・働く・暮らす・生きる」づくりを通して、
作家のポートレイト撮影がすっかり好きになりました。

以前は人物撮影が苦手だったのですが、場数を踏む?中で、
近づき方というか、被写体に意識されない感じ、をちょっと掴めたのかもしれません。

でも、恵美さんには、そんなこちらの掴み?など関係ありませんでした。
どんなときにも、自然体。
ひまわりのようなひとでしたもの。
ほら、大満足で、帰っていきます。

そして、こんな大サービス?も。
いいなぁ。

一応、ブログに載せてもいい?って聞きましたけれど、
全然ok!
と、これまた気風のいい答えが返ってきたのでした。

でも、「風の音」、どんな記事になるのかな?

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工房探訪・風の音取材

昨日は学生時代に慣れ親しんだ西武池袋線に久しぶりに乗って、
鍛金の作家さんを訪ねてきました。

どんなに暑いことか、、と覚悟していきましたが、
狭山湖の影響なのでしょうか、涼やかな工房でした。
作家も涼やかな青年!のような方でしたので、
いっそうそう感じたのかもしれません。

工房でお話しを伺い、 その後一緒に近くのギャラリーを訪ね、
ずいぶんお話しをしてきました。
作家の方にとって、企画者と話すことで作品作りが整理されたり、
道筋が立っていくこともあるかと思いますが、
企画者にとっても、作家とお話しすることで、
企画の骨格が正されたり、肉付けされることがあるんですよね。
今日もそんなことを感じました。

「工房からの風」も、応募する方、来場される方からすると、
クラフトフェアのひとつと思われていることは、
否定も肯定もしないのですが、
同じような会を作っている、という気持ちはまったくないのです。

並記されるような会が増えて、同じ出展者の顔ぶれになるほどに、
「工房からの風」の進む方向を、心澄ませて思います。
すでに灯台の明かりも届かない、大海原に出てしまったようなものですから、
磁石の針は、自分たちで見定めないと。。。

なんとなくクラフトフェアの雰囲気とか、工房や作家に対するイメージとか、
楽しいこと、素敵なこと、と思われていることから、自由であるように。
そんなことを思います。

具体的には、規模を大きくしすぎないように。
新人作家を含めた50人という規模が、空間に対しても、
来場者の方々が、気持ち的にも体力的にも、
ゆっくり作家とその仕事と出会えるマックスのような気がします。
その構成の中で、少しでも、ひとりひとりの作家のことを、
丁寧にご紹介できるように。。。
これが「工房からの風」のひとつのあり方なんだと。

たとえば、同じ会に出展する作家でも、作品作りのスピードは
それぞれに違います。
工程的に在庫をある程度確保できる仕事の作家は、
頻繁に「クラフトフェア」に出展したり、展覧会を開けますが、
(もちろん努力をされていらっしゃるからなのですが)
一方、どんなに根を詰めても、ひとつの作品を作るのに、
時間がかかってしまう制作もあります。
そのような作家の方が、今の風潮、出展形態のスピードに
途方に暮れてしまわないように。。。
そんなことを願います。

スピード感のある仕事や、
楽しさ、ワクワク感を与えてくれる仕事ができる作家の魅力は、
伝わりやすいですね。
それもすばらしいことだけれど、もっとゆっくり、じっくり、
ある意味、鈍重な仕事の中にある光を見過ごしてしまわないように。

そのために、私たちにいったい何が出来るのだろう。。。
ときにこちらが途方に暮れそうになりますが(苦笑)、
そんなときこそ、ひとりの作家を紹介することを
コツコツ進めることしかないように思います。

と、ぶつぶつひとりごちましたが!
そんな思いを抱きながら、「工房からの風」に向かっています。
「風の音・工房からの風特集号」も、
その思いをかたちにするひとつなのです。

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次号「風の音」取材始まりました。

猛暑、始まりましたね。
「工房からの風」の今年の出展者は、北海道から沖縄まで。
秋の実りに向けて、きっと、熱い工房時間を過ごしていらっしゃることと思います。

さて、「風の音」第二号は、「2013工房からの風・特集号」。
創刊号より8頁増やして、工房からの風当日に販売します。

(尚、登録下さった方には、開催前に無料でお送りします。
登録いただける数までまだ余裕はありますが、9月に一旦受付を休止しますので、
ご希望の方は今のうちのお申込みいただけますと幸いです。
お申し込みはこちらから → 

ここでは、今年の出展者を数人取材して、頁を構成します。
その取材が今日から始まりました。

今日取材した方は、羊毛で布を作る人。
震災後には、縁あって石巻で羊を巡って地元の方々と交流を続けている方です。
ご自身の布づくりと、布が生まれる背景と深く交わりながら歩んでいきたい、
という思い。
そのあたりを、お伝えしたいと思っています。

今日撮った一枚。
石巻在住の能面の作り手と、神棚職人さんによる合作のスピンドル。
これが、とっても紡ぎやすいのだそうです!
このスピンドルを使ったワークショップも開きますので、
どうぞご期待くださいね。

さて、明日は埼玉の山の方へ。
猛暑の金属工房で、暑く、熱く、取材してきます。