2023年 工房からの風

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菅原博之さんより

12月2日のコルトンホールでの「風50+」展。
在廊作家からのメッセージをご紹介していきます。
まずは、木工の菅原博之さんからのメッセージです。

Q1
図録掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えください。

菅原博之1

A1
白漆ボウルと黒漆のカトラリーです。

高さのある深めのボウルは我家でもとても重宝しています。
それぞれの大きさや形から、食卓のイメージを膨らませていただけると嬉しいです。
カトラリーは白漆、サクラの木地オイル仕上げもあります。

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白漆大皿

Q2
図録冊子がお手元に届いた時の感想をお聞かせください。

A2
冊子を手に、、、
もっともっと作らなければと焦る気持ち。
でも自分が必要でないと思うものは作らない、
ここ数年間貫いてきた思い。本当に良かったと思いました。
この先も自分の思いに正直に。
ありがとうございました。

菅原博之3
角椀
高台のないお椀、温かいスープ、鍋物のとりわけはもちろん、
デザートカップとしてもお使いいただけます。

Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
菅原さんは、どのような本をお貸しくださいますか。

A3
イギリス手づくりの生活誌 ジョンセイモア著
カトラリー、器を作り始めた時に出会った本です。
僕好みで絵もたくさんあり(笑)ページをめくる度に楽しいのです。
生活に必要とされる全てものが、人の手ですべて作られていたちょっと前の時代の事。
もちろん日本にも素晴らしい民具はたくさんあり、
先人に学ぶ事はまだまだたくさんあると、あらためて感じる事ができた本です。

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2009年、2013年に出展くださった菅原博之さん。
お仕事を丁寧に絞り、ぐんぐん深めて、
澄んだ美しいフォルムの木の器を新鮮に提案くださっています。
12月2日には、ぜひ木の器を介して、豊かな会話を重ねていただければと思います。
菅原博之さんのホームページはこちらです。
→ click

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12月2日(土)展示即売会

「工房からの風」15回展記念とメセナ大賞、
グッドデザイン賞受賞を記念して刊行した
図録雑誌「風50+」、
ご覧いただけましたでしょうか。
出展経験作家51名の作品の図録と、
「作り手の幸福な時間」についてのエッセイを一冊に編みました。
詳しくは以前のブログもご参照ください。
→ click

この図録掲載の作品と、作家によってはそれに加えての作品構成で、
展示即売会を行います。

12月2日(土)ニッケコルトンプラザ二階コルトンホール(ダイエー側)
10時から18時 入場無料

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作品は51名全員から出展いただきます。
そして、在廊作家も華やかです。
以下、お知らせしますね。
(一部、午後からの方もいらっしゃいます)

舞良雅子・菅原博之
studio fujino・アトリエ倭
加藤キナ・Ohama・Anima uni
OLD TO NEW・LCF・佐々木ひとみ
松塚裕子・大野七実・萩原千春
萩原朋子・波多野裕子・高見由香
戸塚みき・熊谷茜・森友見子
にしむらあきこ
(掲載順 敬称略)

すごいなぁー、ありがとうございます!!
そして、あと数名の作家も加わるかもかもです。

さて、どんな展示即売会になるのでしょうか。。
と、企画者が言うのもなんですが、
一番の目的は「出会いの機会」と思っています。
お陰様でこのような図録冊子を編めましたので、
この一冊に集った作家と、お客様にぜひ出会っていただきたい。
そして作家同志も、この機会にぜひに。
そうして、15回続けてきた工房からの風の節目から、
次の進化に向かう光の粒のような時間を紡ぎたい。
そんな風に思っています。

即売、としましたのは、1日だけですので、
作品の受け渡しでご迷惑をおかけしてしまうことを避けたということが一番です。
そして、作家によっては、掲載(撮影)作品のみのご出展の方もおられて、
出展数がとても少ない場合があります。
どうかご了承くださいませ。
(出展作品が少ない10名の作家に関しては、抽選とさせていただきます。
詳しくはこちらをご覧ください。→ click

10名の作家以外は作品数が少なくはありませんので、
こららの力のある作家の作品を一堂に会した中でお選びいただける機会!
ぜひ、お出かけくださいませ。

会場では、作家の方々との交流のほか、
稲垣による「作り手の言葉」をテーマとしたトークイベント、
在廊作家による「作り手の本棚」も設けます。
こちら、詳しくは別記事でご案内いたします。

また、在廊作家の方からは、メッセージもお寄せいただいています。
「工房からの風」本展前のように、こちらのブログからご紹介していきます。

とはいえ、もう1週間後!!
皆様、来週土曜日12月2日、ニッケコルトンプラザ、
コルトンホールにぜひ、お出かけくださいませ。

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一次募集へ

「第16回 工房からの風」は、
2018年10月13日(土)14日(日)に開催します。


一次募集 
2017 年12 月1 日(金) ~ 12 月20 日(水)
25 工房を最大にして、確定予定です。
年内に応募者へ結果発表をいたします。


二次募集 
2018 年3 月10 日(土) ~ 3 月30 日(金)
一次決定作家と合わせて50作家となるように出展者を確定します。
4 月上旬に応募者へ結果発表をいたします。

詳しくはこちらをご覧ください。
→ click

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一次では出展経験作家への応募を特に促しています。
(もちろん、初出展の方の応募も歓迎です!)
年内に出展が確定すると、2018年秋冬の予定が立てやすいと思います。

以下、ちょっと長くなりますが、出展経験作家の方の応募を促す理由をお書きしますね。

:::

「工房からの風」は、出展すると2年は応募ができません。
その理由は、新たに世に出ていく作家への登竜門として
新人の方に門戸を開いていこうという想いと、
次の進化、深化へのステップには出展からある程度の時間が必要という想いからです。
出展作家メンバーがマンネリしてしまうこともよしとしませんし、
常によき緊張感があることが「工房からの風」ならではと思って構成してきました。

その趣旨は変わらないのですが、10回展くらいから、
複数回出展作家の「工房からの風」との関わり方に新しい展開が表れてきました。
作家自身の新たなステップとして、
個展の気持ちで「工房からの風」を活用される方が現れたのです。
その方々が、見事に結果を実らせて、作家活動を推進していかれる姿を、
毎回見られるようになってきました。

新人作家の登竜門と、出展経験作家が進化・深化の機会となるような場。
このふたつを明確に「工房からの風」への出展作家募集の柱としたいと思っています。

そのために、募集を一次、二次と二回に分けることも始めました。
すでに展覧会活動をされている方にとっては、
秋の予定は早く決定するのに越したことはありません。

2018年秋のメインの個展を設定する気持ちをもって、
「工房からの風」への出展、ぜひご検討ください。

:::

このひとつ前のブログの加藤キナさんや
山形で籠を編むkegoyaさんをはじめ、
今回複数回出展となった作家の方々、どなたもよい機会にしてくださっています。
12 月1 日(金) ~ 12 月20 日(水)の一次募集。
ご応募お待ちしています。

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加藤キナさんより

おりひめ神社のほとり。
片流れのちいさなテントに美しい手仕事の革作品が灯るように展示されていました。
その隣には、影絵にもなるオブジェも。
加藤キナさん。
鹿革を中心とした制作をされる夫婦ユニットのおふたりです。

加藤キナ 工房からの風2017-1

第15回展、本当にお世話になりました。

2回目の出展である私たちは、初回に感じた思いを再び掘り起こし、
「鹿」に焦点を絞った展示をすることにしました。

飛び地で、木立の中にひとつポツンとあるブース。
少し寂しい印象です。

ならば、その空間を生かそう。
霧の中に見たスクと立つ鹿の佇まいのように、
木立の中に大きな鹿シェット(革のオブジェ)を飾ろう。
そして、その続きとして暗さを生かした影絵を革で作ってみよう‥

そんな風にして、私たちの15回展の準備ははじまりました。

もちろん、オブジェを飾っても、しっかりと作品も仕上げて、
作品が伝わってこそ意味のある挑戦だと思いました。

加藤キナ 工房からの風2017-4

当日は、雨。

でも、それはずっと予感されていたこと。
今年はずっと、不安定な天候だったのだから、台風が来ていないだけまだ良いと思いました。

蓋を開いてみると、あのような空模様の中、多くのお客様が足を運んで下さいました。
作品もたくさんお選び頂き、ほっ‥と胸を撫で下ろしています。

ですが、自分たちの展示が完璧だったとはとても言いがたく、
力不足にスッキリしない思いも心に残りました。

それでも、やりたかったことをお伝えすることはできていたようで、
何人もの方から、温かいお言葉や勇気の出るエールをいただくことが出来ました。

この数日間は、竹が節目を迎える前にギュウと締まるあの感じ、
濃縮された日々だったように思います。

ご恩返しがしたい‥
そう願った出展でしたが、今回もまた、多くの方のお力をお借りし、
愛情で満たしていただく事になりました。
なかなか、ご恩返しするのはむずかしいなぁ〜と幸せに満ちながら感じている風の余韻です。

心に残った宿題は、
これからの作家生活を、より豊かにしてくれる糧となりうることを私は知っています。
そしてそれは、自分がどう臨むかによって、
栄養にすることもできるし、全く身につかないことも知っています。

これから。
自分次第です。

たくさん悩んで、たくさん笑って、彩り豊かな作家人生にしていきたいと思います。

心に刻まれる数日間、本当にありがとうございました。

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風50+ やっと読むことが出来ました。
それぞれの作家さんのお人柄が滲み出る文章に、引き込まれています。

言葉は違っても、吉田さんの言葉「世界は美しい」ということを信じ、
日々制作をすすめている作家さんたちが、この一冊に編まれているのを感じました。

世界は美しいですね。
雨もまた、美しいです。

そういえば、「ヨガの世界では、雨は清浄なモノなのよ。」と
おっしゃって去って行かれたお客様がおられました。

加藤キナ 工房からの風2017-5

制作の節目の時を迎えているとおっしゃっていた加藤キナさん。
次の段階に踏み出すために、
この数年取り組んで来た仕事の集大成の場にしたい。
と、今回出展くださいましたが、見事に達成されていましたね。
雨の中、初日から作品をめがけてたくさんの方がブースに集ってこられていました。
その作品を巡って、おふたりとお客様との会話は途切れることがなかったですね。

作家としての人生を十全に味わいながら進もうと志すおふたり。
二回目となった今回の出展を竹の節目のようにして、
じっくり、そしてぐんぐんとそのお仕事を深め、伸ばしていかれることと思います。

:::

図録冊子「風50+」にも、加藤キナさんの頁があります。
また、12月2日の展示即売会にもご参加くださいます。
詳しくはまたこちらのブログでもご案内させていただきます!

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フクシマアズサさんより

海。
大波が去った後に、浜辺には貝殻やガラスのかけらが打ちあがって輝いていますね。
「工房からの風」という大きな「風」がひいたあとに残った作家の心に残った煌めき。
凪ぐ浜の宝物のような想いを、毎年ご紹介しています。
今年は初出展作家と複数回出展作家それぞれ1通ずつ、この場でお伝えいたします。
(作家から稲垣宛に私信で送られたメールを、一部抜粋して、
作家の許可を得て転載していきます)

おりひめ神社の正面あたり、「galleryらふと」の前方。
若い女性がほうきを編みながら、
テントの中でたくさんの来場者の方々と言葉を交わしていました。
そのテントの中には、爽やかな今年収穫したばかりの
ホウキモロコシで編まれた美しい編みたてのほうきがずらりと。
壮観といえばそうなのですが、なんとも優しく和やかな佇まいの空間でしたね。
フクシマアズサさん。
つくば市でホウキモロコシを育て、その素材でほうきを編む方からのメッセージです。

01

ほうきのフクシマです。
「第15回 工房からの風」
あらためまして大変お世話になりました。

「後日改めてご連絡いたします」とメールしてから、
時間が空いてしまい申し訳ありません。
なんだかこのメッセージを書き終えてしまうと、
本当に「第15回 工房からの風」が終わってしまうのだと思うと、
なかなか書き進めることができず、今に至ります。

出展が決まってからの約10か月間と、当日2日間は、
私にとって人生の宝物のような時間だったと思います。
「工房からの風」という向かうべき目標がなければ、
梅雨の間引きや真夏の収穫のような厳しい農作業を、
手抜きせずキチンとこなすことはできなかったと思います。

その反面、正直に申し上げますと、終わってしまうのが怖かった気持ちもありました。
私の場合はこの10か月間をほとんど
「工房からの風」のために使うことができたので、
燃え尽き症候群と言いますか、
この大きな目標が終わってしまったら、
ほうきを作らなくなってしまったりしないだろうか?という不安です。
でもその不安は杞憂だったようで、
現在は日々日常を取り戻しつつ、
次のほうき作りやワークショップの準備などを進めることができております。

03

当日は、とにかくお客さまの笑顔が有難かったです。
たくさんの方々が、ほうきを目にした瞬間に顔がほころんで、
手を伸ばして近づいてきてくれました。
“作品にまつわる喜びを、誰かと共有できた!”
この確かな実感が、なによりも嬉しく、有難くありました。

当日を終えてからは、自分の中でじわじわとした小さな変化
(それは渦のようなもの)を感じております。

05

春の個人ミーティングでは、“作家の軸”について諭してもらいましたよね。
その軸というものに、9月末頃まではなかなか自信が持てずに揺れていました。
「工房からの風」は、経験豊富な作家さんたちと肩を並べる場。
「ちゃんとしなきゃ!」
(ここでいうちゃんととは、体裁を整えるということ)
という気持ちが勝っていたのだと思います。

でもふと、工房で独りほうきと対面しているとき、
「やっぱり自分らしいのが正解かも」という考えが降ってきました。
『大きなプレッシャーのある中で、
それに呑まれず、どれだけ自分らしく走り抜けるか』
これができたら自分自身の「工房からの風」は
成功なんじゃないか!と思うようになったんです。
がむしゃらだった気持ちが、すーっと伸びるような。
そこからは、あまり余計なことを考えず、
作りたいもの・見せたいものを作り、『惜しみなく』やることができました。

04

もちろん、もっといい草を作りたい、いい形を作りたい、など、
自分自身の課題はまだまだたくさんあるのですが、
前向きに、自分らしく考えられるようになったことが、
「工房からの風」で得られた大きなものだったと思います。
この気持ちを忘れず、
今後も日々ほうきに向き合って進んでいきたいと思います。

朝夕めっきり冷え込む時候となりました。
稲垣様をはじめ皆さまお元気に過ごしていらっしゃいますでしょうか?
ほうき畑はもうすぐ土づくりの季節です。

またお目にかかれること、心より楽しみにしております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

フクシマアズサ

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“作品にまつわる喜びを、誰かと共有できた!”
コツコツと汗だくになってホウキモロコシを育て、
モクモクとほうきを編む時間が、確かに誰かに届いた!
それも喜びを持って!!
二日間フクシマさんを満たしていた笑顔の源はこれだったのですね。

フクシマさんが葛藤を経て、自ら導き出したもの、尊いですね。

「やっぱり自分らしいのが正解かも」という考え。
『大きなプレッシャーのある中で、
それに呑まれず、どれだけ自分らしく走り抜けるか』
これができたら自分自身の「工房からの風」は
成功なんじゃないか!と
・・・
作りたいもの・見せたいものを作り、
『惜しみなく』やることができました。

惜しみなく。
ミーティングでも何度か出てきた言葉でしたね。
フクシマさんの惜しみなくの焦点は、今のフクシマさんにとって的確で、
それをご自身で導き出したことがこれからのご自身の養分になっていくのだと思います。

こうして出展された方からの感想を伺って感じるのは、
「工房からの風」は、二日間だけのものではない、ということ。
二日間だけのもの、と捉えた作家がいたとしたら、もったいないですね。
応募用紙を書く時から、出展を終えて感想をまとめるまでの時間が、
作家に与えられた育みの時間であることを、あらためて願った今回でした。

フクシマさんの「工房からの風」は、これからも吹き続けて、
そのお仕事を推し進めていくことと思います。
折々、あちらこちらで、
フクシマアズサさんの生き生きとしたお仕事に触れることが楽しみでなりません。

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ブログの予定

今年の「工房からの風」が終わって早20日以上が経ちました。
季節はすっかり秋が深まり、冬の気配が増してきましたね。
director’s voice、少しお休み状態になっていました。
お訪ねくださった皆様、申し訳ありません。

いつも終了後は様々な業務がたっぷり!あって、なかなかに忙しいのですが、
今年はちょうどグッドデザイン賞関連の行事が重なりもしていて、
それらに集中しておりました。

出展作家の方々からも、たくさんのメール、お便りをいただきました。
その中から毎年「凪ぐ浜の宝もの」として、
一部メッセージを共通させていただいています。

今年も行おうと思っていますが、お選びするのが難しかったです。
というのも、ある種同じ響きのメッセージが多かったのです。
雨だったけれど、ほんとうに出展できてよかった!
雨だからこそ、感じられたことがあった!
という何とも清々しい感想、出展作家の方々の心映えに心打たれる文面が続々でした。
と同時に、個人的な今後の展開に向けてのディープな文面も多く、
掲載して共有することとは別のお便りだったりもしました。
これも、会の成熟なのだと感じています。

とはいえ、その中から、初出展作家の方と複数回出展作家の方、
おひとりずつからのメッセージをこれから掲載させていただきますね。
どうぞお楽しみに!

:::

12月2日には、図録冊子「風50+」掲載の作品展示即売会を行います。
販売方法や展開について、現在わかりやすくまとめておりますので、
この記事も今しばらくお待ちください。

:::

2018年の「工房からの風」の応募要項を更新しました。
こちらをご覧ください。
→ click

:::

ということで、さっそく「凪ぐ浜の宝もの」お伝えいたします。

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グッドデザイン賞受賞展開催

今年度グッドデザイン賞を受賞した
工藝と庭を巡る人の輪づくり [工房からの風]
(受賞概要 → click)
の展示(パネル・映像・本)を含む、
グッドデザイン受賞展が東京ミッドタウンで開かれます。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2017
会 期:11月1日(水)〜5日(日)
会 場:東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
→ click

2017年のさまざまなジャンルのグッドデザインが集います。
ぜひ、お出かけになってみてください。

工房からの風のブースは、
ミッドタウンタワー4階カンファレンスG3-ROOM9です。

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次回出展者募集について

「第16回 工房からの風」の一次募集のご案内をいたします。

開催日は 2018年10月13日(土)14日(日)です。


一次募集 
2017 年12 月1 日(金) ~ 12 月20 日(水)
25 工房を最大にして、確定予定です。
年内に応募者へ結果発表をいたします。


二次募集 
2018 年3 月10 日(土) ~ 3 月30 日(金)
一次決定作家と合わせて50作家となるように出展者を確定します。
4 月上旬に応募者へ結果発表をいたします。

詳細はこちらのページをご覧ください。
→ click
2018年の工房からの風、佳き出会いの風をそよがせましょう。

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チャリティーの風

ニッケでは、天災によって被害にあわれた方々へ、
芸術文化をもってお役に立ちたいと、
公益社団法人企業メセナ協議会のGBFund
(ジービーファンド、G:芸術、B:文化、F:復興/ファンド)
に2011年より、皆様のご協力をいただきまがら、
寄付を続けています。

「工房からの風」の際には、「チャリティーの風」と称して、
出展作家の方有志から、作品をご提供いただき、
1500円以上のご寄付と引き換えさせていただいています。

IMG_2281

これは、アトリエ倭さんのオリジナル!
ふた物になっています!
どなたのお手元にいったのかしら?

たくさんたくさんご協賛いただきました。

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ほんの一部。
これらを組み合わせたりして、今回は95袋お作り出来ました。
当日はくじを引いていただき、その番号の袋をお持ちいただきました。

ご協賛いただきました作家は以下の方々です。
(順不同・敬称略)

青人窯 阿部有希 木村悠希
小泉すなお 坪井俊憲 比呂
古谷朱里 yukie sinbasi
りら 菊田佳代 さこうゆうこ
田井将博 津波古亜希 津村里佳
渡辺真由美 熊川栄司 田澤祐介
フレル Labolatory・oto
石川恵美子 uiny by nakamurayui
小島亜伊 橋本瞳 水野麻弥
望月若子 ako hiroshige
kielo* chichi 豊田陽子
ひつじ小屋  ATELIER YAUYAU
Felt making Sawori works
加藤キナ kegoya ふたつぼし
フクシマアズサ 空想製本屋
Lila’s Candle アトリエ倭
Anima uni 大野七実 菅原博之
瀬川辰馬 吉田慎司 Ohama
岡野達也 川崎千明 勢司恵美
永盛千賀 森友見子 谷田貝陵子
nomama   RIRI TEXTILE

ひと口1500円以上のご寄付をお願いしましたところ、
148,100円が集まりました。
この全額に、図録冊子「風50+」の売り上げより21700円を足して
169800円をGBFundへ寄付させていただきます。
http://www.mecenat.or.jp/gbfund/

ご協賛くださいました作家の方々。
お買い上げくださいましたお客様。
ご協力を誠にありがとうございました!

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ご来場ありがとうございました。

第15回工房からの風、終了いたしました。
お足下のわるい中、たくさんのご来場をいただき、
心より御礼申し上げます。

お客様とのお話しの中で、アンケートやSNSなどで、
雨を肯定的にとらえてくださるお声が多かったことに驚き、
励まされました。
雨でいつもと違った工房からの風とお庭を楽しめた!
などとまで(涙
そのように感じてくださる方々が集うから、
あのなんとも言えない幸福な空気感が会場に満ちるのですね。
・・・ありがとうございます。

「工房からの風」を構成している粒子の中には、
来場者の方々の想いがたっぷりと含まれている。
そんなことを感じた二日間でした。

+++

次回第16回工房からの風は
2018年10月13日14日の土日となります。

一次募集
2017年12月1日(金)~12月20日(水)
最大25工房までを確定予定です。
年内に応募者へ結果発表をいたします。
-11月はじめにHPで詳細を公開します。

二次募集
2018年3月10日(土)~3月30日(金)
ここで計50工房の出展を確定します。
4月上旬に応募者へ結果発表をいたします。

出会いの磁力を高めたい。
「工房からの風」が目指している展覧会の姿です。
よき作り手として、ものづくりを継続していきたい作家。
応募をぜひご検討ください。

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3つの感動+

初日、あけました。

週末の雨情報のまま、金曜日は雨。
初日も朝はずいぶん降っていましたが、
10時の開始前にはやんで、傘が要らない空に。
開催時間中、小さな雨粒が何度がありましたが、
傘をさすほどでもなく、
お客様に会場内をゆっくりご覧いただけました。

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雨予報、そして朝方の雨。
にもかかわらず、これほどのお客様に恵まれたことの驚き、感動。

出展作家の方々が、準備時間から誰一人気持ちを沈めず、
きらっきらの笑顔で、今の精一杯の作品を見ていただこうという気概に感動。

そして、手前味噌ながら、ぬかるみや水除けなどの重労働を、
ぐんぐん解消すべくきびきびと立ち働く
風人さんたちとニッケコルトンプラザのスタッフの動きに感動でした。

たくさんのご来場を本当にありがとうございます。

二日目日曜、最終日。
早朝の予報では、朝の雨があがって曇りになるようになっていますが、
秋の空、わかりませんね。
お足元はけっしてよくはありませんが、
精一杯整え、作家、主催者力を合わせて皆様のご来場をお待ちしております。

:::

アンケート用紙、拝読しました。
「しっとりとしたお庭に癒されました」
というような、お庭の草花へのコメントを通して、
応援いただくようなメッセージをたくさんいただきました(涙

そして、ご来場者数は晴天の昨年よりは幾らか少なかったはずなのに、
昨年以上に作品をお選びいただいておりました。

驚きと感謝の+でした。

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羊を数えて

もう寝なくてはいけないのですけど、
ぐっときてこらえられなくなってしまって書いています。
なので、これはほんのつぶやきです。

「風50+」の掲載作家の方々が、
ブログやインスタやフェイスブックやツィッターで、
工房からの風について、熱く書いてくださっています。
そして、締めにはこんな風に。
「ぜひ、お出かけください」
とか
「どうぞよろしくお願いします」
なんて。

今回の出展作家でもないのに。
我がこととして捉えてくださっている。

私が気づいただけでも
下地康子さん fb
成田理俊さん インスタ
富井貴志さん ブログ
立川博章さん インスタ
松塚裕子さん インスタ
波多野裕子さん ツィッター
いわもとあきこさん fb
高見由香さん ブログ
濱野太郎さん fb
鈴木有紀子さん ブログ
にしむらあきこさん インスタ
クロヌマタカトシさん ブログ

真剣に、まっすぐに、書いてくださっていて、
じーーんです。
(検索でお訪ねいただけましたら)

リンク、今は時間的にできませんが、
ここに書いてくださったようなことが、
これからもここで出会う作り手の方々と結べますように。

ささやかな一滴であっても、この図録冊子を作るような気持ちで、
これからのことも作りたいとあらためて。

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そうそう、スタッフが「庭の駅」の情報もアップしてくれていました。
→ click

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では、ひとまず、羊を数えて、おやすみなさい。
そして、起きたら、お会いできますように。

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