2023年 工房からの風

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Ohama(革)

今回の出展作家は49組。
(ワークショップ等ほかに17組の作家が参加してくださいます)
出展作家の中で、二回目以上の出展作家は12組。
革のOhamaさんは、3回目の出展になります。

Q1
Ohamaさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
その中で、特に見ていただきたいものがありましたら、加えて教えてください。

A1
植物の渋で鞣した革を使用した
バッグや小物を出品させていただきます。

定番革として使用しているイタリア製革の他に
新しく国産のピッグスキンを取り入れ
革の質感の違いはもちろん、色味など
其々の革の特徴を活かした革バッグや小物を
秋の二日間の風景を想い描きながら
コツコツと制作しました。

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パッチワークの作品も数多く色合わせを
楽しみながら制作しました。
シンプルなバッグやお財布も色とりどりに!
風そよぐ木陰のテントにてお手にとって
ご覧頂ければ嬉しいです。

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この場を新たな挑戦の場に捉えて、
いつも数段ずつ仕事の階段をあげていくOhamaさん。
「きっちりまじめな手仕事」のOhamaさんに、
ユーモアを加わって、新境地が開かれたみたいですね。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
工房での作業中は「羊毛とおはな」という
アコースティックデュオの音楽を聴きながら
手を動かしていることが多いです。

独特の優しい歌声がリラックスした
気持ちにさせてくれるので
集中しなければならない作業中にぴったりです。

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Ohamaさんの雰囲気にぴったりですね。
ふんわりを裏打ちするような丁寧なものづくり。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
ある木工作家さんのバターナイフを大切に使っています。
革でのものづくりの修行期間中、ふとしたきっかけで
訪れたギャラリーでそのバターナイフを手に取りました。

しとしと雨の降る梅雨の季節でした。
静かなギャラリーで緊張しながら作品を選んだこと
そしてその作品がどのように作られたのか
想像しながら木の香りを楽しみながら触れたこと
今でも良く覚えています。

数年前にその作家さんと作品展でご一緒できる機会が
ありとても感動しました。
生活に馴染み手入れをしながら
長く使用しているもののひとつです。

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素敵なお話しですね!
作ったもの同士が、このように出会っていくこと。
Ohamaさんの作ったものと、これからの作り手の作ったものも、
いつかよき出会いを果たすでしょうか。

Ohamaさんの今展を通しての進化が本当に楽しみですね。

Ohamaさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜の中。
galleryらふとの前方、おりひめ神社にも近い木立の中です。

ホームページはこちらになります。
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per.(装身具)

「工房からの風」では、初出展の作家の年齢は30代前半の方が多いのですが、
今回は20代の出展者が二名いらっしゃいます。
そのうちのひとりが、東京で装身具を制作する「per.」の久島涼さんです。

Q1
per.さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
その中で、特に見ていただきたいものがありましたら、加えて教えてください。

A1
真鍮をメイン素材としたブローチ作品を中心に出品致します。
数ある金属加工の中でも ”腐食” の偶然性による変化と
その独特な風合いを活かした作品を始め、
特殊塗料を用いてカラーリングしたシリーズなども展開予定です。

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経年変化を楽しみながら長く愛されるものを目指し、
1点ずつ手作業でじっくり作り上げています。
写真だけでは伝わりにくい質感や、
作品の持つ空気感などを直接肌で感じていただけたら幸いです。

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per.さんの制作は、新鮮に生まれたところ。
今ならではの輝きと出会えるのも喜びですね。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
制作中は常に音楽を流しているのですが、
最近よく聴くものは河原太朗さんという方の
ソロプロジェクトである「TENDRE」の曲です。

優しい歌声と豊かで心地よいグルーヴ感がとても格好良く気に入っています。
気持ちを高めたいときはもちろん、
忙しいときには心を落ち着かせてくれたりするので、
「TENDRE」の音楽にかなり支えられています。
特に真夜中の作業時に聴くのがオススメです。

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作品には、作家が制作の時に好んで聞く曲がどこかに沁みているのでしょうか。
「TENDRE」、聴いてから作品を見ていただくのも素敵ですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
高校生の頃、工芸の授業で木製のオリジナルスツールを制作したことがあり、
それは今でも大事に使用しています。

何パターンも考えたデザインを模型に起こし、
決まったサイズの合板から無駄のないようにパーツ取りを行い、
釘や接着剤を使わず組み木のように造形していく
という作業は当時の私には難しく大変な作業でした。

しかしその分、完成した時の感動は大きく、
ものを一から生み出す面白さもこのスツール制作で学ぶことができました。
現在行っているアクセサリー制作でも
この時覚えたことが多く活かされているので、
若いうちにこうした経験ができて本当に良かったと感じています。

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これからもっともっと、完成した時の感動が
深く、大きくなることが増えていくのではないでしょうか。
per.さんの制作は始まったばかり。
今の芽を大切に、豊かな実りに向かいますように!

per.さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
インスタグラムはこちらになります。
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田中遼馬さん(陶芸)

Q1
田中遼馬さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
その中で、特に見ていただきたいものがありましたら、加えて教えてください。

A1
陶器の普段使いのうつわがメインで、
色化粧土を削って模様を出す掻き落としという技法を使っています。
動物や果物を模様化して、
シンプルながら何か物語が見えるような器になればいいなと思いながら作っています。
(例えば動物柄にも目は描かずに想像の余地を作るようになど)

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シロクマやペンギン、キツネやウサギなどの形の豆皿・小皿では
テーブルの上で物語を作れるようなうつわになるのかなと思うので、
特にみていただけると嬉しいです。

「工房からの風」では、新しく海の動物のシリーズも
作ってみたいと思っているのでそちらぜひ。

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一見愛らしい器でありながら、心地よい距離感のようなものを有している田中さんの器。
作者の想いが映った姿なのですね。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
心の中で大切にしている本になるのですが、
鈴木三重吉の『桑の実』という小説です。
明治末から大正の頃の東京を舞台に、
とくに劇的な展開があるわけでもなく、
ただ心地の良い空気感の流れる小説です。

ただ、その空気感を作るために、
こまごまとみずみずしい自然の描写や
登場人物たちの端々にまで気を配った言葉使いなどがきちんと支えていて、
とても丁寧に描かれた小説だと感じています。

自分もものづくりをする上で、
こんなさらっとした心地よい空気感が感じられるようにしたいといつも思っています。
そのためにどこに気をつけて作っていくのか、常に考えるようにしています。

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工藝品には風合い、というものがあって、
それを特に愛する人たちがいるように思います。
小説にも起承転結、ストーリーだけではなく、描写の積み重ねの中に、
文章ならではの風合いがあって、それを味わうことも、
小説読みの醍醐味なのではないでしょうか。
田中さんの読書のお話し、もっとお聞きしてみたいですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
工房では半分をお店のようにして使っているのですが、
そこの棚には古道具の棚や机をつかっています。
工房に入るときにどこか古くなった木の甘いような匂いがして
とても気に入っています。

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田中さんの工房名は「苔色工房」。
今年の隠し?テーマの一草一木にも通じる工房名ですね。
古くなった木の匂いや、苔の色など、
草や木の香りが田中さんの工房にはきっと満ちているのでしょう。

田中遼馬さんの出展場所は、コルトン広場
スペイン階段前。
本八幡側から入ってすぐのところ。
(ガラスの栗原志歩さんのお隣です)

ホームページはこちらになります。
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noka by -かえる裁縫室-(服)

都内でおひとりで服作りに勤しむ西田真由美さん。
かえる裁縫室という名前で活動を続けています。
今回は、そこから発展させた展開になるようですね。

Q1
かえる裁縫室さんは、
「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
A1
秋の風景に似合う雰囲気を持つコットンやリネン生地でつくった
羽織れるアイテムや大人のサロペット、ジャンパースカートなど
素朴で静かでほんのり愛らしい「noka」シリーズの服を出品します。

「工房からの風」に向けて「noka」というシリーズ名で服をつくっています。
noka は 野花 と書きます。
辿り着いた場所でたくましく精一杯美しく小さな花を咲かせている姿に勇気をもらいます。
野の花に想いを寄せて縫った服たちです。

秋冬に向けてワンピースのようなかっぽう着もつくっています。
長袖の季節になると、わたしはエプロンをかっぽう着に衣替えします。
縫い物用とキッチン用。ほぼ一日中かっぽう着を着ている感じです。
nokaの働く服、かっぽう着エプロンもぜひ袖を通してみていただけたらうれしいです。

今回のテーマに合わせて木のボタンを多く使っていますので
ボタンにも目を留めていただけたらうれしいです。

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nokaは野花
ご自身の服作りの中でも特に新シリーズを設定しての制作は、
今展に向けてより豊かな仕事を皆さんに見ていただこう、
届けよう、という想いの表れですね。
お庭のある会場での発表、ふさわしいのではないでしょうか。

そして、かっぽう着エプロン。
作り手が使いながら完成させた形ですから、
きっと使い心地のよいものなのだと思います。
会場でぜひまとってみてくださいね。

Q2
工房でよく聴く音楽、または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
同じ映画を何度も見ることは滅多にないのですが、
ジョー・ライト監督の2005年の映画
「プライドと偏見(Pride & Prejudice)は
何回見たかわからないくらい繰り返し見ています。

1813年に出版された、
18世紀末イギリスの田舎を舞台にした恋愛小説を映像化した作品で
美しい景色のなかで主人公が着ている
素朴なドレスやローブにとても心惹かれます。
映像を止めては服の細部をスケッチしたり、
どう作られているんだろうと考え巡らせたりするので
最後まで見るのにとても時間がかかることもあります。。。

この映画の衣装が時代考証的にその時代の服として
正しいのかどうか勉強不足でわからないのですが
工場生産以前の古い時代の服や服の作り方に
興味を持つきっかけをくれた作品でもあります。
その分野のおもしろそうな洋書がいろいろ出版されているので
少しずつ集めながらちょっとしたエッセンスを
自分の服づくりに取り入れて楽しんでいます。

ピアノの音が美しいサウンドトラックも縫い仕事をしながら繰り返し聴いています。

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衣装やインテリアに注目して映画を何度も観ることもありますね。
「工場生産以前の古い時代の服や服の作り方」とは、
人が自分やわかる範囲の人のために服を作っていた時代の作り方ですね。
かえる裁縫室さんは、そのような時代の気持ちを大切に、
服作りをされているのだとあらためて感じました。

Q3
今展の隠し?テーマは草木なのですが、
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、大切にしているものや、
思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
すみません、どうしてもひとつを選べなかったのでふたつご紹介させてください。

三谷龍二さんの木の時計
三谷さんの文章に触れて、
専門的に学ぶ機会を作れなかった自分でも、
つくる事を仕事にしようと志す勇気をいただきました。
服を作り始めたばかりの頃に個展へ出かけて購入して以来、
ずっと仕事部屋の壁に掛けています。
縫ってきた時間を刻んで見守ってくれている大切な時計です。

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アトリエ倭さんの『森のスピーカー』
朝、仕事の前に静かな音楽を聴きながら
しばし何も考えず目を閉じる時間を持つようにしているのですが、
買った翌朝、初めて森のスピーカーを仕事部屋に置いて
目を閉じ音を聴いていた時に
noka(野花)にはじまり野の花にまつわることばが
次々と溢れるように思い浮かんで
思わず目を開けて言葉たちを
ノートに書き留めるということがありました。

自分がつくる服を言葉でもう少し深く表すとしたら?
ずっと探していた言葉をその朝に掴んだ思いがして
その日から工房からの風に向けて
「noka」というシリーズ名での服づくりを始めました。

日々ミシンの前で縫い仕事のお供に音を響かせてくれています。
この夏は 「夏休み子ども科学電話相談 」や
熱戦が続いた高校野球も森のスピーカーで観戦していました。

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想いを大切にされるかえる裁縫室さんらしいメッセージをいただきました。
「何も考えず目を閉じる時間を持つ」
この時間が、服作りの骨格を育んでいるのですね、きっと。
その時間の重なりに開いた野花のような作品が、
秋の日に集いますね。

noka by -かえる裁縫室-さんの出展場所は、
おりひめ神社の脇。
ホームページはこちらになります。
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佐々木のどかさん(織)

東京で機に向かってものづくりを進める
佐々木のどかさんからのメッセージをご紹介します。

Q1
佐々木のどかさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
さき織りバッグを出品します。

昨年から、綾織りという柄の出る織り方で
ヘリボーン柄などのバッグを制作しています。

今回は、この綾織りのバッグを中心に展示します。
きんちゃく型・手提げ・大きめなショルダーバッグなどをお持ちします。

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佐々木さんとは、出展が決まってから作品を巡って話し合いをしてきました。
さき織りという技法でも、作り手によって作品の印象が随分違います。
その第一印象は色でしょうか。
佐々木さんのさき織りは、
クールなきっぱりとし色遣いがとても素敵に映りました。
そのことを率直にお伝えすると、佐々木さん自身もその方向がとても好きなのだと。
織りはとくに時間のかかる仕事。
あれもこれも展開を広げずに、思い切って絞って構成してみましょう!
ということで「工房からの風」を迎えます。
会場では、きっと佐々木のどかさんならではの
さき織りの世界が繰り広げられるのではないでしょうか。
私もとっても楽しみなのです。

Q2
工房でよく聴く音楽、または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
シャルロット・デュマ写真集「Stay」
日本在来馬を魅力的に撮影しています。
グレイがかった写真の色合いなど、その世界観を含め、とても好きです。

作っているものと作りたいものの間に、
少しづつズレを感じて、手探りしているような時期に
この本に出会いました。
この本がきっかけで、行きたい道のイメージが具体的に見え始めてきて、
それまで作っていたものから、今の私が作りたいものへ、と
新しい1歩を踏み出すことが出来たように思います。

絵本「あひるのバーバちゃん」
お気に入りのバッグを持つことの楽しさにあふれている本で、
子供の頃から、この本がとても大好きです。
ここに出てくるポケットいっぱいのブルーのリュックが欲しくて、
家族で出かける度に探していました。
今でも時折読んでは、ワクワクしています。

バッグという存在に魅力を感じて作り続けている理由が、
この本の中にあります。

さきおりバッグ2

素敵なお話ですね。
やはり、色彩、色調が制作の世界観に重要なものである佐々木さんならではのもの。
このご本、ブースに持ってきてくださるでしょうか。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、大切にしているものや、
思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
大学で家具などの立体デザインを中心に学んでいたこともあり、
木の家具や道具は、見るのも使うのも大好きです。

私の織り機は、桜の木で出来ています。
少しづつ色が濃くなり、傷も出来てきて、
一緒に過ごしてきた時間が感じられるようになってきました。
使う道具そのものにも魅力を感じながら、制作できることは、
とても幸せなことだな、と思っています。

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桜の木の赤みをふくんだ艶が、織り続けるときの中で深まっていく。
ものづくりを続ける中で、織り手に与えられるひそかな恵みのようですね。
ますます、豊かな織の時間が続きますことを。

佐々木のどかさんの出展場所は、おりひめ神社の脇。
ブログはこちらになります。
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栗原志歩さん(ガラス)

埼玉県で吹き硝子の制作をする栗原志歩さんからのメッセージを御紹介します。

Q1
栗原さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
『溶けたガラスは水みたいだな』
と吹きガラスを始めた時に思いました。

そこから一貫して「水」をテーマに作品を作ってきました。
制作を続けてきて、ガラスが水のように美しく見えるのは
「光」があるからだと感じるようになりました。

それからは『水と光』をイメージして作るようになりました。
「工房からの風」だから、というよりも、
「工房からの風」を通過して、
自分がどのように変化していけるかを意識して望んでいます。

いつも通りのことを一つ一つ、
より大切に意識しながら制作しようと思って今現在制作に励んでおります。
日常にガラスを、という気持ちで水と光をイメージした器を持って臨みたいです。

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栗原さんのガラスは、受けとめるガラス。
そのまま展示しているときは、透明なこともあって、
見過ごしてしまいそうな印象もありますが、
盛ったり、生けたりしたときに、
ガラスならではの美しさが映えるのが特徴に思います。
展示の場では、水を張ったり、
食べ物や花が入った姿を想像してみていただけたら楽しいと思います。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心に中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
音楽、本、映画
この中で私にとって大切な要素は「音楽です」
音楽は私の一部だなと思っています。

吹きの現場では炎が渦巻く音の大きさ、
研磨ではガラスが擦られ、
均一な状態になっていく微妙な音の変化を聞きながらの作業なので
ほぼ音楽が聞こえない状態。

しかし、日々音楽を聴いてとても癒されている実感。
私は、音楽に関しては雑食なので
気分によって様々です。
気持ちの持ちようで聴く音楽が変わります。

本当に集中している状態は、無音が一番ですが・・・

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吹き硝子の現場を日常にされている方ならではの言葉ですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
大学時代に母親にプレセントしてもらった、籠のバックです。
作家もので、未だに手直ししてもらいながら使っています。

編み方が独特で、同じようなものに出会ったことがありません。
このバックを持ち歩いていると、
「珍しいね」とよく声を掛けられ、
コミュニケーションツールにもなってくれます。

丈夫なので少量のガラスの納品にも重宝します。
もちろん日常にも使用しています。
20年くらい愛用しています。

繝輔y繝ュ繧ッ繧咏畑逕サ蜒・IMG_3207 (533x800)

きっと素敵な籠なのでしょうね。
よかったら、ぜひ画像送ってくださいね!

栗原志歩さんの出展場所は、コルトン広場
スペイン階段前。
本八幡駅側から入って一番目に透明のガラスの輝きのお出迎えです。

インスタグラムはこちらになります。
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越山千帆さん(装身具)

東京都で制作を続ける越山千帆さんからのメッセージをご紹介します。

Q1
越山千帆さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
ビーズをかぎ針で編んで作ったブレスレットやネックレスを出品します。

改めて、編んでいること、
ビーズが並んで形を作るということを意識し、
追求した作品もあります。

編んで生まれた形に沿うように(活かすように)
ネックレスやブレスレットに仕立てたものは、
自分でも何になるのか分からない面白さの中制作していました。
編み物特有のふっくらとした丸みと立体感にワクワクしていただけたら。

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ビーズは奥の深いフィールドですね。
それなりに美しく構成することにとどまらず、
越山さんの目線は、かなり尖って攻めているような気もするのですが、いかがでしょう。
ブースでみなさま、どのように感じられるでしょうか?

Q2
工房でよく聴く音楽、または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
制作中はパワーメタルをよく聴いています。
起伏が大きく、鼓舞するような曲調も多く、
分かりやすく気分を盛り上げてくれるので、元気とやる気を補充してます。
ただひたすらに編むという時間が大半なので、
微妙に口ずさめるというのも気分転換になっています。

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ナチュラル系、癒し系の音楽が好きな作家が多い印象の工房からの風。
いいですねー、多様性!大歓迎です。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、大切にしているものや、
思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
仏像の修復をしている方に見せていただいた、
如来像の「手」は思い出に残っています。

静かで凛として、温かい生命力があり、
たおやかで本当に美しかった。

大きさは10センチくらいの小さなものだったけれど、
ひれ伏してしまう存在感と美しさでした。
この「手」のような力の凝縮した結晶のような美しさや強さに憧れます。
ビーズひと粒ひと粒が集まって構成する形が
ひとつの結晶のようになることを願って制作しています。

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越山千帆さんのものづくりは、これからぐんぐん伸びやかになっていくのでは。
そんなことを感じています。
ビーズという素材ととことん握手できたさきに、もっと自在なものづくりがあるような。
今展はその過程の中で、さまざまな方の目を養分にできるといいですね。

越山千帆さんの出展場所は、おりひめ神社の奥。
ホームページはこちらになります。
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tronco(革)

木の幹を意味するtroncoをブランド名とした立花怜己さん
物事の中心となる部分、暮らしを支えるものを作ろうという
想いをこめていらっしゃいます。

Q1
troncoさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
•手染めのレザースリッパ
1点1点刷毛で染めを施し、手染めならではの色のムラ感を出しています。
仕上げにクセ付けをすることでクシュッとしたシワが特徴です。

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•レザー、キャンバスバケツ
植物、本、衣類、小物、日常の収納に。
革の表面を漉いた残りのトコ革を使用しています。
時間とともに変化していく色味を楽しめます。

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•お道具入れ
「作業中にものが出し入れしやすい道具入れ」
「ペンが飛び出さないペンケース」
そんなあったらいいのになぁから生まれたお道具入れです。

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その他、革小物もご用意しております。

お道具入れは、我がスタッフにも愛用者がいます。
文房具いっぱい入れるのに、とっても重宝しているようです。

Q2
工房でよく聴く音楽、または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
大学で建築を勉強していたときに出会ったのが
フンデルトヴァッサーの作品集でした。

フンデルトヴァッサーの絵の中には木々や鳥、
建物、人物がカラフルな色彩の中にたくさん描かれています。
また、画家だけでなく建築家の顔もあり、
絵の中に描かれている建物たちが、
そのまま立体になっていることに驚かされました。
ものづくりをしていくなかで最初のアイディアを
よりよい形に仕上げていきたいと思うきっかけをくれた本です。

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革靴をメインにインテリアや小物まで制作されるtroncoさんですが、
その背景にはさまざまな興味関心から培われた感覚が渡っているのですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、大切にしているものや、
思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
靴を作ったときに自分で削った木型です。
木型は靴の形や履き心地を決める重要なものです。
靴学校で靴の作り方を勉強しているときに
足の計測から木型を削り靴に仕上げました。
自分にピッタリ合った靴を履いたときはとても嬉しく、
今でもその木型は部屋に飾ってあります。

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ファーストシューズならぬ、ファースト靴型。
初心わすれべからず、その新鮮な想いをずっと抱かせてくれる宝物ですね。

troncoさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
コルトン広場側から入って、右手に4つ並んだテントのうちのひとつです。

ホームページはできたてほやほや、こちらです。
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三原なぎさん(ガラス)

透明感や彩度、硝子の持っている本来の美しさを大事に
作品を作る三原なぎさんからのメッセージです。

Q1
三原なぎさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
その中で、特に見ていただきたいものがありましたら、加えて教えてください。

A1
吹きガラスで制作したグラスやお皿などのテーブルウェアを並べます。
宙吹きという型を使わない技法ですので
同じ作品でもひとつひとつ手の馴染みが違うと思います。
是非手に持って、しっくりくる器と出会ってください。

私自身、人が集う場がとても好きです。
大切な人達と過ごす時間が楽しくなるような、
そんな作品を作りたいと思っています。
ガラスという素材だからできる、
カラフルでほんのちょっぴり遊び心を持たせた
ぐい呑やワイングラスなどの酒器をメインにご覧いただきたいです。

特に『asanoha』というシリーズは今回の出展の為試行錯誤した作品です。
銀箔の内側に色ガラスで麻の葉模様を施した作品になりますが、
絵付けではなくトロトロのガラスに直接文様を写し込むという技術に挑戦しました。

色の組み合わせや発色に頭を悩ませましたが、
その分ぜひ見ていただきたい作品になりました。
飲み物を注いだ時。
飲み干す時。
万華鏡を覗き込むようなドキドキと懐かしさを感じていただければ幸いです。

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万華鏡を覗き込むような!
手の込んだ制作ならではの繊細な表情、光にかざしてみてみたいですね。

Q2
三原さんが工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心に中で大にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
宮崎駿監督の『紅の豚』です。
小さな頃は正直内容を理解できていなかった部分が大半だったと思いますが、
これが『カッコいい大人』かぁ!
と当時は胸が高鳴ったのを覚えています。

加藤登紀子さんの劇中歌も大好きで、
先日念願叶ってライブを拝見して号泣してきました!

登場人物はみんなオシャレで、スタンスが有って、
譲れない大切なものがあるんですよね。
マルコの飛行艇だったり、ジーナのホテルだったり。
素敵な大人って〈良いもの〉が自然と自分の周りに集まってくると思うんです。
もちろんそんな人の周りには同じような素敵な人も集まります。
まだ私はそんな素敵な大人には程遠いので(いつなれることやら…)、
そんな人達の周りを彩れるような作品を作れるようになりたいですね。
吹きガラス歴は周りの作家さんにと比べまだ短いです。
ですのでまだ作品つくりの中で考え過ぎて迷子によくなりますが、
そんな時はこの作品や劇中の音楽を聴き、
余計なものをリセットするようにしています。

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リセットできる映画を心に蔵しているのは幸せですね。
ガラス制作は、瞬時瞬時の緊張感の中から生まれていきますから、
尚更、そういうものが大切ですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
つげ櫛です。
柘植の木から作られたヘアコームなのですが、
今でも大切にしている日用品の一つです。

ガラス作家を志す以前は美容師をしていたのですが、
当時の先輩から退職の際にいただいたものです。
初めて使った時は非常に使い辛かったです笑。
使いこなせてなかったんでしょうね。
ですが、使い込んでいくと油分が馴染でいって
驚く程滑らかに櫛が通るようになり艶が出るんです。
静電気も抑える優れものです!

元々ものづくりの世界は興味あったのですが、
『手作りの作品って素敵!』で終わりではなく、
使い手によってその人のものに成るということに感動した事をよく覚えています。
もちろん成るまでにはお手入れや日々の扱いなど、
それも含めた過程が大事と知りました。

今になって気づく事ですが、
ご高名な作家さん程、道具を丁寧に扱うんですね。
高速で日々をこなす毎日になってしまった中で、
本当に好きなものを思い出させてくれた大切な品です。
自分を構成してくれた要素の一つになりました。

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技が優れた方ほど、その繊細な技を生み出してくれる道具は、
わが手、わが身と同等なのでしょうね。
つげの櫛を通して、道具のすばらしさに気付いた三原さん。
作り続ける中で、ガラスの道具にも一層愛着が湧いていくのではないでしょうか。

三原なぎさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜の入ってすぐのテント。
梅の木の隣です。
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髙際有希さん(ニット)

「染色、紡ぎ、編み」を手掛ける作品を「高際紡糸製作所」として、
「編む」作品は「chiot.R(シオ.アール)」として活動中の髙際有希さんからのメッセージです。

Q1
髙際さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
ニット帽を中心に、手袋、靴下などの服飾ニットを出品します。

小学生の頃から始めた編み物。
編み物歴が長くなるにつれ「編むこと」が好きになっています。
そこから派生した「手染め」「手紡ぎ」の素材作り。
どれも時間のかかることですが、
時間がかかっていることを忘れるくらい夢中になれます。

この数年、素材作りは夫と共同で手掛けています。
それぞれに作りたいものを表現し、
それらを掛け合わせて一つ一つ手編みで作品に仕上げています。

手紡ぎの毛糸は、原毛の色や手触りの素晴らしさを伝えたいので
基本的には染めておりませんが、
藍染の藍色に魅了されたので一部取り入れています。
原毛と藍色の組み合わせをお楽しみいただきたいです。
藍のものは、特にみていただきたいと思っています。

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時間のかかるお仕事で今展を構成するのは大変なことと思いますが、
夢中になって編まれた作品の数々、じっくり見ていただきたいですね。

Q2
工房でよく聴く音楽、または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
古本屋でふと見つけた昔の編み物の手芸本。
生まれる前、手編みが盛んだった頃の本です。
何十年も前のものなのに、その編み地は古さを感じないどころか目新しいとさえ思えます。
「奇をてらった新しいものでなくて良い」
その本を手にした時、感じました。
良い意味で、手編みの良さは昔も今もこの先も
それほど変わる事がないのだと思います。

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そうですね、それほど変わることがないけれど、
常に鮮度よくありたいですね。
作家の方々が続けるお仕事には、そういう面があると思います。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、大切にしているものや、
思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
ニュージーランド製の木の紡ぎ車です。

10年ほど前、手紡ぎを始めた頃にちょうど引越しをしました。
故郷の母から
「何か新生活に必要なものをプレゼントするよ」と言われ
家電などでは味気ないと思い、
”一生使えるもの”と考えプレゼントしてもらいました。

ただ欲しくてこじつけだったので、
「新生活に関係ないやん」と笑われましたが、
母が亡くなった今でも、良い思い出です。

この紡ぎ車で色々な糸を作りだしているのを見て、
編み物好きだった母も喜んでくれているだろうと
勝手に思っています。

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髙際さんのとっておきの宝物のお話しをありがとうございます。

髙際有希さんの出展場所は、おりひめ神社のほとり。
ホームページはこちらになります。
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漆原圭子さん(金属装身具)

彫金を藝大で学ばれ、大手宝飾会社のデザイン室で勤務された経験をもつ漆原圭子さん。
独立して、漆原さんの心と手により近いものづくりを丁寧に始められました。

Q1
漆原圭子さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
金属の繊細な線とキラキラした珠がついた、大ぶりなアクセサリーや、
植物をモチーフとしたアクセサリーなどを出品します。

特に見ていただきたい作品は、
大きな丸い面に小さな金属の珠が一面にぎっしりついたブローチです。

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実際にお手元で見ていただくと、
金属の繊細な表現がひとつのデザインに収れんされて、
漆原さんならではの装身具に形づくられています。

Q2
漆原さんが工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心に中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?

A2
最近は「ギルバート・オサリバン」の「Alone Again」が好きで聴いています。
誰でも聴いたことのある曲だと思いますが、
この曲の旋律が私の心の琴線にふれて、切なくなるんです。

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どこか懐かしさを感じる曲ですよね。
切ない気持ちも、漆原さんの作品のエッセンスに潜んでいるような気がします。
作り手の瑞々しい感受性は、ものづくりの原動力のひとつですね。

『見る人の心がふるえるような、音楽の旋律のようなアクセサリーを作りたいと思っています』

という漆原さんの掲げる想いが感じられるメッセージですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
私が幼稚園生の時、とある日曜日にお父さんと木工制作する企画がありました。
私の場合、父が仕事でどうしても来られなくて、母が来てくれたんです。
もちろん母は、木工なんてできなくて。

周りのお父さんたちは本格的な鳥小屋とか作って、すごいんですね。
母は、どうしたら良いか分からなかったのでしょう、
小さな小さな簡単な木のベットを作りました。
子供心には、周りのお父さんたちの本格的な作品の方がうらやましかったんですけど、
今にして思えば、あの小さな木のベットはかわいらしかったなあと。

母はもう、他界しましたが、あの木のベットは忘れられません。

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美しいストーリをありがとうございます。
慣れない木のものづくりを精一杯行うお母様の姿は、
今の漆原さんの中にきっとあるのでしょうね。

漆原圭子さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
ホームページはこちらになります。
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Y.e.reeves(服)

『既製品がまだあまりなかった時代の頃のような
街のお仕立てするおばちゃんのようにありたくて』
「Y.e.reeves」は、そんな想いで立ち上げた手作り服のブランドです。

Q1
Y.e.reevesさんは「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
洋服と布製のバッグ(旅する鞄)を出品します。
刺繍や手まつり、ホック、縫い止まりなどに手の味を感じる洋服を作っています。
今回は生地全体に『ステッチで柄を作る』という試みに挑戦しました。
ちくちくステッチでストライプを作り…。
とてつもなく時間を要しましたが、
その分想いも一層込められたかなと思います。
ぜひ手に取って見て、そして、袖を通して感じて頂けたら嬉しく思います。

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今回、服をメインに構成した作家はおふたりいます。
どちらもナチュラルな雰囲気の丁寧な手仕事ですが、
それぞれの個性をご覧いただくのも楽しいと思います。

Q2
Y.e.reevesさんが工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心に中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
普段ミシン室では、無音の中でこれから作るもののイメージを
膨らませながら作ってゆくことが多いのですが、
時々、外の音が騒がしかったり、
気持ちが落ち着かない時など聴いている曲があります。

スウェーデンのmusette(ミュゼット)の「dutum」(ダートゥム)と、
オートマタ(からくり人形)の曲のyuko ikoma
「suite for Frafile Chamber Orchestra」。

このアルバムは野原にいるような広がりがある曲、
オートマタの曲はからくりから音を集めて曲にしていて、
楽しくて懐かしい、子供心がたっぷり入った曲です。

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手になる作品と通じた音楽ですね。
ぜひ、聴いてみたくなります。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
幼稚園の時に家族で行った温泉宿のお土産コーナーで
木製のスズメのイヤリングを買ってもらった事です。

当時よくあった木彫りの熊の並びにあったもので、
掘り方もそんな感じでおしゃれではなかったけれど、
何度も引っ越した今も無くさずにまだあって、
大人になってからの方が愛着も湧いてきて、よくつけています。
木彫りの熊ならぬ、木彫りのスズメです。

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子どもの頃に連れて行ってもらった旅行のお土産、
という答えをくださった方がほかにもいらっしゃいました。
木のお土産物って、風合いが出てきて愛着わきますよね。
工房からの風の当日、スズメのイヤリング、つけていらっしゃるでしょうか。

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Y.e.reevesさんの出展場所は、おりひめ神社の奥。
ホームページはこちらになります。
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