director's voice

岡野達也さん(木工)

おりひめ神社の鳥居の手前。
木工作品をたくさん展示していた岡野達也さんからもメ―ルをいただきました。

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このたびは大変お疲れ様でした。 
お世話になりました岡野です。
二日間野外展をするには最高のコンディションで本当に
いろんな意味で「工房からの風」は愛されているなぁと。

たくさんの来場者の方たちに作品を選んでいただき、
「がんばってね」「次はどこで会えるの?」
「楽しみにしている」とたくさんの声を掛けていただきました。

主催者さん、風人さんたちの作り手を応援したいという思いが、
10月の「工房からの風」本展の前に、
5月、6月の風の予感、
8月の日本橋三越での「工房からの風から」展、
9月の工房からの風プレイベントを通じて、
その思いが広く、深く使い手の方たちに伝わり、
使い手の方は応援したい、共感出来る作り手を探しにご来場くださり、
応援の言葉をかけてくださっているのかなと。
「工房からの風」の魅力はこういうところにあるのかなと思いました。

だから後悔があります。
工房からの風に“期待した” こと。
ここに出られればチャンスがあると勝手に決めつけて
期待してしまっていました。

もちろんチャンスはあるだのだろうけど、
“期待して”頼る気持ちで臨むのではなく
“期待される”ように臨むべきだったなと。

作品自体にはもちろん違いは無いのだけど、
自分の気持ちの問題で、
「まだまだ、だなぁ!」って反省しました。

妻や家族以外でも応援してくれる人たちがいることが分かったから、
その期待に応えるべくまた走り出せそうです。

そういえば、
「工房からの風はどんな風?」
って質問がありましたね。
あの時、羨ましいと憧れたあの風が吹きましたよ、自分にも!

ありがとうございました。

岡野 達也

岡野さん、ありがとうございます。
実直なお人柄が文面からにじみでているようで。

“期待して”頼る気持ちで臨むのではなく
“期待される”ように臨むべきだったなと。

こんなふうに思われるなんて、
もうすでに一段上のステージに上がられているんですね。

今回、ただの感想文ではなくって、内省されたメールが多いんです。
そして、内省しつつも、明るい。
なんだか、それぞれの作家が、自ら気づきを収穫されたような感じ。
今年の工房からの風の特徴なのです。

岡野さんの木工作品、これからもあちらこちらでご覧いただけますように。

開催前のメッセージはこちらです。
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