director's voice

うれしかったこと

今年度出展作家の方々からほぼメールを受け取りました。
それぞれ、個々の感想やメッセージをお寄せいただきました。

・今年、開催できてよかった。
・関係者の方々に感謝したい。
・次への課題が見えてきて、一歩が踏み出せた。

というコメントが多かったのが特徴でした。
ある意味変化球?な感想や、例年幾つか寄せられるモウレツ!パッションなコメントはあまりなかったような気がします。
それほど、今年は開催できたことがよかった、ということと、それを円満に終えることができたことへの安堵が大きかったのだと思います。
あらためて、今年度ご出展くださった作家の皆様に、この場からも感謝を申し上げます。
出展まで、迷いや悩みが多くあり、選択の場面がいくつもあったことと思います。
その中で、こうして出展を果たされたことへ、拍手を送らせていただきたい気持ちです。
ありがとうございました。
そして、これを機に豊かなお仕事をじっくり進めていただきたいと願っています。

_MG_9641

2日間、嬉しいことがたくさんでしたが、特にうれしかったことを記録しておきますね。

もう12年あるいは15年近く前になるでしょうか。
今回、風人さんとしてもお力をいただいた磯敦子さんの、綿の標本づくりに参加くださった男の子が、
爽やかな青年(大学生)となって、会場にやってきてくださったのでした。
その時のブログ→ click

20070902162012

(この男の子ではないのですが、同ワークショップのときに撮影したものです)

確か小学校に入る前だったような。。。
瞳をキラキラさせて標本づくりをして、
「これで僕は棉博士だ!」なんて言ってくれて、とっても印象に残る素敵な男の子でした。

会場で、磯さんをあらためてご紹介したら
「まだ、あの標本持ってるんですよ」ですって。
泣きますよねー。
出展作家の方々のブースをゆっくり、丁寧に見てまわってくれていました。

なんだかうれしくって、幸せで、あらら、写真を撮るのも忘れてしまいました。
磯さんとツーショット撮りたかったです。
来年もぜひぜひ、来てくださいね。

今年はワークショップが出来ませんでしたので、親子さんに人気の「素材の学校」も行えませんでした。
でも、やっぱり、幼い時に、素材に触れて、ものを作る体験をすること。
ものづくりを職業とする大人に触れることは、とってもよいものだなぁと、あらためて思いました。

来年はコロナ禍が終息して、ぜひ「素材の学校」復活させていたです。
「先生」をしたいなーという作家の方、ぜひご連絡くださいね。