director's voice

森川達男さんより(木工)

先日はありがとうございました。
伺えて本当に良かったです。

皆様のお話を伺っていると、真っ直ぐなモノづくりの思いが伝わり少し感動を覚えました。
私は大学を出るまで、プラモデルも作った事がない、まったく物づくりとは興味も縁もない人生でした。

高校時代、認知症の祖母の介護経験から福祉大学へ行きました。
そこでの授業で施設で徘徊しているおじいちゃんが、長年使っていたお気に入りの椅子に座ったら徘徊が止んだという話を聞いて、木工の道に入りました。

今日皆様の真っ直ぐな物づくりのお話を聞きながら、私は自分らしくあれる椅子を作りたいなと思ってこの道に入った事をぼんやり思い出しました。
今おかげ様で独立して、お仕事も少しいただけている状況ですが、お客様の要望に応えているだけの事に少し疑問を持っていたのかもしれないなと思いました。

工房からの風では自分の本来のテーマである「自分らしくあれるアイテムを作る」ということを念頭に出展できたらなと考えております。
どこまでできるか分かりませんが、自分なりに挑戦できたらなと思いました。

このような機会をいただき、重ねてありがとうございました
引き続きどうぞよろしくお願いします

森川達男
インスタグラム → click

_MG_1001