director's voice

鈴木友子さんより(木工)

ニッケコルトンプラザへは電車でしか行ったことがなかったので、道の確認のためにも車で行きました。
ギャラリーらふとの前に準備してくださったテントと椅子と待ってくださっていたスタッフさんたちを見たときに
「今年は参加できるんだ」という実感がわいてきました。

2020年にはじめて選考を通過したのですが、コロナ禍で出展取り止めとなりました。
初出展者の参加が取り止めと決まるまでの数か月間は、自分の作ってきたものを見直したり価格について考え直したり、
稲垣さんに作品を見てもらって構成の相談に乗ってもらったりと展示に向けてあれこれ考え続けていたので、当日を迎えることはできなかったけど意味のある日々を過ごせました。
展示はできなくても実りはあったと納得はしていましたが、2020年の「工房からのそよ風」にはどうしても行く気が起きず、やっぱり自分はそうとう落ち込んでるな…と自覚し、再度応募したのが今回でした。
ひとりひとりの自己紹介や稲垣さんのお話も真剣に聞いてはいましたが、2020年のことが頭をよぎりながらあの場所にいました。

みなさんの自己紹介はずっと聞いていたいくらい楽しかったです。
(布の女性のかたのお話と作品が素敵で、話しかけてもう一度黄色い布を見せてもらいたかったのですが、できませんでした)
うまく言えませんが、みなさんの言葉がぜんぶ届いた気がします。
「わかる!」と思うことが多かったです。
そういう方が当日は50人集まるんだな…と思うと、ワクワクしました。

風人さんが「工房からの風は言葉がすごく届く場所」(だったかな?)とおっしゃっていたことも印象的でした。
同じ木工作家の方ともお話しできて嬉しかったです。

たくさんの方が工房からの風に携わっていることがありがたく、それに今年は参加できると実感できた時間でした。
ミーテングの機会を作ってくださり、ありがとうございました。
当日までどうぞよろしくお願いいたします。

もくのすけ
鈴木友子
HP → click

_MG_0988