director's voice

前川わとさん(陶芸)

富山県から2016年に出展くださった前川わとさん。
6年ぶりに「工房からの風」にやってきてくださいます。

Q1
前川わとさんは、工房からの風に、どのような作品を出品されますか?

A1
これまで細く長く続けて来た泥漿を重ねレリーフしていく技法の作品を出品します。
磁土の素材感の中で透け感というものが魅力の一つだと思うのですが、積層した磁土を削った際にでる水彩絵の具を重ねたような色味を感じていただけたらと思います。

普段は中量産的な仕事もしているのでそのイメージがあると少し驚く方もおられるかもしれません。自分の表現の中で一番大切にし悩み考えてきたものを「工房からの風」という機会にご覧いただけること嬉しく思っております。

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Q2
前川わとさんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
私の工房は自宅の1階部分で、2階が住居スペースになっています。
なので、厳密にはこの場所は工房では無いのですがこちらを紹介したいと思いました。
インドのカンタをかけたソファーの横には、祭壇と呼んでんでいる大事な物を集めたスペースがあり。
少しずつ集めたアンティークや工藝品を飾っています。

朝起きたら、このソファーに座ってコーヒーを飲みながらその日の仕事の段取りをし、時には事務仕事をしたり、ランチを食べたり。

作業中以外のほとんどの時間をここで過ごすので、私にとって気持ちを整えるとても重要な場所です。

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Q3
前川わとさんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
アンティークのレース刺繍です。
極細の糸を編み上げた繊細なもので、こんな雰囲気の仕事をいつかしてみたいなぁと思って、
その気持ちを忘れないようにと、その当時の自分には少し高価な物でしたが少し背伸びをして手に入れました。

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studio moccaとして、制作発表を続ける前川わとさん。
磁器ならではの美しい表情との再会がとても楽しみです。

前川わとさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜の入って中ほど。
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