director's voice

藤原 宏允さん(陶芸)

Q1
福岡県糸島市で作陶する藤原宏允さん。
「工房からの風」には、どのような作品を出品されますか?

A1
以下の画像のような作品を出品いたします。

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Q2
藤原宏允さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
アトリエでどんな作業をする時も視界に入る位置に展示しているポスターです。
フンボルトペンギンの名前の由来となった植物学者のA.フンボルト、
当時の植物学者は命がけで未開の地に入りまだ見ぬ植物を記録していったそうです。

ポスターはフンボルト本人が制作した著書の巻頭にある図録を引き延ばして額装しました。
植物は見た目形や構成以外にも、生息環境というものが重要なのだそうで、一目で植物を採集した場所と名前が理解できる世界で初めての図録です。

物を作ることは同時に誰かに何かを伝えることでもあると考えています、
伝えたい内容はもちろん大切ですが、
どんなことでも相手に伝わりやすく工夫する努力を蔑ろにしないようにする、心の象徴です。

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Q3
藤原宏允さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
<なし>
流されやすい性格なので特に制作に関わる物に工藝品を置かない様にしています。
「愛用している工藝品」として写真に収めてお見せできるものがどうしても思い浮かびませんでした。
申し訳ございません。

静岡で黒田泰三さんに師事し、現在はご夫婦で糸島で作陶する藤原さん。
遠く九州から作品をたっぷり積み込んで来られることと思います。

藤原さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
今津加菜さんと共同のブースで展開くださいます。
作家ページはこちらになります。
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