director's voice

今津加菜さん(陶芸)

Q1
福岡県糸島市で作陶する今津加菜さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
泥漿(でいしょう)を使って装飾をする器、主にスリップウェアや粉引きの作品を出品させていただきます。

Q1-2

Q1-3

Q2
今津加菜さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
スリップウェアを制作する際に欠かせない自作のあて型です。
スリップウェアの器を成形する流れは、平面上に伸ばした土にスリップ装飾をし、乾燥を経て型に当て、器の形状になります。
この型によって器の全体が見える大事なアイテムの一つ。
何度も何度も改良を加え現在に至るもので、たくさんの道具の中でも言葉にはできない気持ちが籠っているものでもあります。

Q2

Q3
今津加菜さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
民芸店で一目惚れで購入した秋田の『星耕硝子』の伊藤さん夫妻が作られたワイングラスです。
ワインはもちろんですが、たまにカフェ気分で珈琲も楽しんで使っています。
個人的にはぽってり感が気に入っています。

Q3

スリップウエアは興味深い器ですね。
今回たっぷり拝見できそうで楽しみです。

今津加菜さんのブースは、コルトン広場、スペイン階段前。
藤原 宏允さんとご夫婦で共通に展開されます。

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