director's voice

gra..さん(帆布バッグ)

KUUSI6さんはフェルトのバッグを中心に出品されますが、
続いては、帆布のバッグを中心に出品くださる
gra..さんからのメッセージをご紹介いたしましょう。

Q
gra..さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
【日常を持ち歩くカバン】

帆布を使ったシンプルなカバン。
布と布・イロとイロを繋いで作るカバンや小物。
子供から大人まで使っていただけるカタチをお持ちします。

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埼玉県行田市で、オリジナルの型紙から
二枚仕立ての丈夫で使い心地のよい帆布バッグを制作するgra..さん。
おひとりの手で一貫したバッグづくりに勤しまれています。

手作り感を無理に出すのではなく、
それでも手仕事ならではのこまやかな造りならではの存在感が特徴です。

Q
gra..さんにとって『工房からの風』は、どのような風でしょうか

A
自分の中に吹き込んできた強い風
今はそれを1つ1つカタチにしています。

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自分の中に吹き込んできた強い風

gra..さんのこのフレーズには、実感がこもっているのを感じています。
帆布自体は既に作られたものなので、そこからの仕事であることが、
「工房からの風」にふさわしいのか、
gra..さんは少し迷われていた感じがありました。
VANILLAさんもそうでしたね。

ひとりの人間が(VANILLAさんはご夫婦ですが)素材を厳選し、
自らの感性でデザインし、自らの技術でかたちづくった、
暮らしの中で生きるもの。

こうして生まれたものに宿るものを、
「工房からの風」に来場くださる方々は求めてくださっていると思います。

そんなこんなを個人ミーティングでお話ししながら、
gra..さんの表情が、どんどん自信とよき緊張感に満ちて
輝いていったのが印象的でした。

「工房からの風」に向かって一心に制作くださっているバッグには、
そのよき自信と緊張感に裏打ちされたパワーが詰まっていますね、きっと。

Q
gra..さんの工房名について由来やエピソードを教えてくださいますか?

A
カバンを作る前に、友人達とロゴのデザインなどをしていて、
graがその時にデザインしたロゴの1つで
自然と自分が作るモノの名前となっていました。

..は、そこから先に進んで行くような気持ち
皆んな違う道を進んで行ったので、

【今もモノ作りしてたんだね】
って、何処かで見つけてくれたらいいなと思う気持ちもあるのかな..

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夢を描き、その夢の中に飛び込み、まさに夢中に作り続けて来られた日々。

今もモノ作りしてたんだね

って、共に夢見た友人は、きっと見つけてくださいますね。
あ、「工房からの風」でかも。

gra..さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に広場側から入って
右側の桜の木の前に並んだ4つのテントのうちのひとつ。
木工のhyakkaさんと、陶芸の山下透さんの間です。

ホームページはこちらになります。
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written by sanae inagaki