director's voice

アトリエ倭さん・木工・埼玉

初出展組のトップバッターは、アトリエ倭さんです。
木のおもちゃと古材を使った小物などを制作するご夫婦です。

Q
アトリエ倭さん、『工房からの風』には、どのような作品と一緒にやってきてくださいますか?
また、当日はどのようなことをしてくださいますか?

A
『日本の伝統を伝える』をテーマにした木のおもちゃと、
古材を使った雑貨をお持ちします。

おもちゃは全て、日本の伝統に基づいたデザインになっていて、
木の美しさと気持ちよさを大切に作っています。
初めて目にした方から、よく工場で作られた物かと思われたりもしますが、
製材から全ての加工、パッケージデザインまで全て二人で行っています。

当日のブースで、おもちゃ製作のデモンストレーションも行う予定です。
木目を揃えて木を貼り合わせたり、コンマ1ミリの調整をカンナでしたり…
といった細かな仕事を、実際に見て頂けたらと思います。


ほかに、古材の雑貨は、すす竹を使った筆入れや、

大正ガラスが入った建具を使った函物を。
大工さんが刻んだ柱の形を活かしたスピーカーなど、大物もお持ちします。
時間を掛けて磨かれた古材の、艶と品を感じて頂けたら嬉しいです。

おふたりの前職は建具職人。
兄妹弟子として腕を磨き、今はアトリエ倭としてふたりでのもの作りを進めています。
日本の伝統的な木工、建具技術をベースにして作られた
創造性ゆたかなおもちゃは、ありそうでないものばかりです。
誠実印!のものづくりは、ぜひお手にとって感じていただきたいと思います。
さりげないだけに、ぐっときますよ。


  Q
『工房からの風』って、アトリエ倭さんにとって、どのような風でしょうか?
そして、この風を、どんな風にしていきたいと思われますか?

A
出展の通知を頂いた時は、実はまだぼんやりとした感覚で、

風を感じてはいなかったように思います。
でも5月に『風の予感』という展示に参加させて頂いて、
スタッフの皆さんや出展作家さん、お客様との時間を過ごし、
しなやかで瑞々しい風を感じました。

さらにその時に会場だった『らふと』の意味が筏であるとお聞きし、
私達も一艘の筏に乗って、帆に風を受け漕ぎ出したような気持ちになりました。
筏には作品と沢山の想いを乗せて、本展へ向けてスタートを切った5月でした。

そこから今まで、帆は膨らんだりしぼんだり(笑)を繰り返しながら、
自分達の核にあるものだけを乗せ、少しずつ進んでいる気がします。
当日の出会いでまた新しい風を帆に受けて、
きっと次の場所へ漕ぎ出せるのかな、と楽しみにしています。      

ブースでは優しくって力持ちタイプの進さんが黙々と手を動かし、
しっかり女房タイプの佳子さんが、きびきびと立ち働く 姿が今から見えるようです!
熱い思いをこめて制作に励むおふたりと、言葉を、心を通わせていただければと思います。

そしてニュース!
先行イベントとして、アトリエ倭さんのワークショップと作品展示販売を行います。
10月7日(日)10時から18時
ニッケコルトンプラザ2階タワーコート(エレベーターのある吹き抜けです)
木のコマに絵を書いたり、仕上げをして、オリジナルのコマを制作します。
随時 ひとつ500円

13日・14日にはアトリエ倭さんのワークショップはありませんので、
ぜひ7日、コルトンプラザへお越しください。
お子様と一緒に近隣の方、特にお薦めですよ!

アトリエ倭さんのホームページはこちら → 
出展場所は、galleryらふとの向かい、おりひめ神社の鳥居の近くです。
陶芸の加藤かずみ☆さんとお隣です。