director's voice

中川久美子さん・金属・東京

『ニッケ鎮守の杜』に入ったところで展開する作家をもうひとり。
中川久美子さん。
金属でアクセサリーや小さなオブジェを制作する中川さんは二回目の出展となります。

Q
中川さんは今回の『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?

A
植物や現象から考えた模様のようなアクセサリーたちをたっぷりと。
鋳物の一輪挿し・薬味さじ・小さな鏡など生活空間に向けての作品も一緒に展示します。
素材は錫、シルバー、真鍮、ブロンズ。
大まかに分けると銀色と金色の二色なのですが、
絶妙な質感の違いを楽しんで見て頂けたら嬉しいです。

単体の数字と模様のように連ねた数字、
二種類の数字のアクセサリーをどのように展示するか構想しながら写真を撮りました。

前回はアクセサリーがほとんどでしたが、今回は制作の幅が広がっていかれたのですね。
錫(すず)、シルバー、真鍮(しんちゅう)、ブロンズの質感の違い、
ぜひこの目と手で楽しんでみたいです!

Q
『工房からの風』は、中川さんにとってどんな風になっているのでしょうか?

A
初めて工房からの風に参加した三年前は、
みんなの作りあげた風が、見たのこと無い高いところへ連れてってくれた・・
夢の中のような感覚でした。

今回は自分も風の一部をつくっていることをジワジワ感じています。
三年前からここまで、大切に振り返りながら当日を向かえたいです。

前回、展示が終わり、搬出を整え、帰りのあいさつを交わしたときの、
中川さんのぴっかぴかの笑顔、満たされた表情が忘れられません。
3年が経ち、今度は『自分も風の一部をつくっている』なんて思えるってすばらしいですね!

中川久美子さんのホームページはこちら → 
きらきらと小さな輝きが、『ニッケ鎮守の杜』に入って左側、
大桃沙織さん大谷哲也さん の近くで皆さんを待っていますね。