director's voice

安藤大悟さんから

ニッケ鎮守の杜、中央部、花壇の前で陶芸作品を展示していた安藤大悟さんからメールが届きました。

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この度は節目となる20回目の『工房からの風』に参加させて頂きありがとうございました!

8月のミーティングに参加し、20回と積み重ねて来られた『工房からの風』の会場の雰囲気、
稲垣さんや風人さん達の想いに触れ、気を引き締めて帰りました。

2日間充実した展示になる様に、作品の数やカテゴリー、ブースの雰囲気作りなど
いかにお客さまに来て良かったと満足してもらえるかをずっと考えて過ごす日々。

出発当日まで窯出しを行い、夜中に三重県を出て、朝方、会場に到着と共に、すぐ準備。
バタバタと初日を迎えました。

2日目は配置換えなど行いつつ、初日に負けないぐらいの作品の量でお客さまをお迎えする事が出来ました。

おかげさまで、2日間ともお客さまが途切れる事がなく、
自信を持ってやり切ったと言える充実感のある嬉しい疲労でクタクタです!

3年振りの通常開催という事もあり、お客さまの熱量をもの凄く感じました。

インスタグラムの広告を見て来てくださったお客さまや、両日、お越し下さったお客さまも多く、たくさんの反応を受け取る事が出来ました。

こんな時代に突入してしまい、生活様式もガラリと変わってしまった世の中ですが、
お客さまに感謝の気持ちを込めて作品を手渡しする事は、こんなにも嬉しい事なんだと実感いたしました。

そして、稲垣さんや風人さんたちの手厚いサポートとお心遣い、愛に溢れた空間作りに作家冥利につきました。
きれいなお花も用意して下さり、展示に花を添えて下さりました。

この場所で得た経験を栄養としこれから、僕はもっと前に前に進んでいきます。
みんなを巻き込むような、時には包み込むような風になります。

これから季節が進み、より寒くなりますので、体調など崩されぬようご自愛くださいませ。
本当に本当にありがとうございました!

安藤大悟
アンドーワークス

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安藤さんは1991年生まれ。
30歳をすぎたばかりのエネルギーに満ちた作り手。
今回、出展作品数は会場でも一、二の豊かさで圧倒していましたね。

作る喜びに満ちたその作品に、たくさんのお客様が引き寄せられて、
作り手の前で作品を選ぶ楽しさ、喜びを堪能されていたように思います。

『お客さまに感謝の気持ちを込めて作品を手渡しする事は、こんなにも嬉しい事なんだと実感いたしました。』

対面でのイベントが中止されていたここ数年に、ちょうど世に出るタイミングだった作り手は本当に大変だったと思います。
けれど、安藤さんのように、くじけず、日向を向いて、作ることに向き合ってきた人には、これからの道は洋々と広がっていることと思います。
今回出会えたたくさんの笑顔は、何よりの栄養でしょうし、進む道を照らしてくれる光になると思います。

安藤大悟さんの出展前のメッセージはこちらになります。
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