2022年10月の記事一覧

「企画テント/工房からの風」New

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ワークショップ・デモンストレーション・トークイベント

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企画段階では、コロナ禍の状況は読めませんでしたので、今年は大人向けのワークショップは、アトリエ倭さんの『風のかけら』のみといたしました。
場所 → コルトン広場、工房からの風会場の本八幡側

お子様向けの素材の学校は、3年ぶりに開校いたします。
詳しくは画像をご覧ください。
場所 → コルトン広場、モニュメント周り

風人からの風
風人さんによる制作公開ライブ、工房での制作光景映像放映。
20回展を記念して、年表などの展示。
日曜日14:30~は、婦人之友編集者山下謙介さんと工房からの風稲垣早苗によるトークイベント。
場所 → ニッケ鎮守の杜、花壇奥

竹細工・勢司恵美さんの制作公開ライブ
場所 → ニッケ鎮守の杜、galleryらふとデッキ

ひとまず、お知らせいたします。
ぜひ、こちらもお立ち寄りくださいませ。

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会場マップ

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会場のマップを公開します。
ぜひ、ごゆっくり巡っていただけたらと存じます。
54作家ブース+ワークショップ、素材の学校、風人からの風テント。
何往復、何循環・・・とお楽しみくださいませ。

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文庫テント

文庫テントは、長野麻紀子さん(Anima uni)と松塚裕子さんが創ってくださいました。
本のリストが知りたい!
というリクエストも多数いただきましたところ、
松塚裕子さんからまとめたリストと、メッセージをいただきました。

+++

文庫テントは、風人の皆さんからの大切な本をお貸しいただいての展開となりました。

お立ち寄りくださる方、ご意見、反応さまざまでした。
ぜひ毎年やってほしい、
こういう企画はここでしか見ることができない、
とおっしゃってくださる方。

熱心に本のメモをとってゆく方。
全体を写真におさめてゆく方。
なつかしい!と言って手に取ってくださる方。
本をひらいて、涙する方。
いずれも、やはり言葉の世界に敏感な方がゆっくりされておられる印象でした。

出展作家の方でお立ち寄りくださった、
二井内さん、片田さん、土居さんと、
お話できたこともありがたかったです。
(もしかしたら、私が把握していないだけでまだおられるかもです!)
工房からの風のたいせつにしているところ、
同じように大切に想って出展くださっているのが伝わり、ほんとうにうれしかったです。

目立つテントではありません。
作品やワークショップがならぶ野外展では、むしろ少し不思議な存在だとおもいます。
けれど、作り手の思考に触れたい方、
作品の奥にある何かを見たいと思って足を運んでくださる方が確実にいる。
そこに大きな励ましを、まるで私自身が頂いているような時間でした。
ささやかに、でも確かに火が灯るような静かな瞬間をいくつも見ることができたこと、
嬉しく思います。

本を提供してくださった風人のみんなが、
当日はなかなか忙しくてゆっくり見ることがかなわなかったかと思います。
色々な方から、ぜひ紹介した本のリストが欲しいというお声を頂きましたので、
一覧としてまとめたものをお送りします。
ぜひ、出展者のみなさまに、来場者や工房からの風にお気を留めてくださっている方々に向けてもブログに掲載いただけましたら幸いです。

アトリエ倭
原色インテリア木材ブック   宮本茂紀
スキップ  北村薫
最初の質問 長田弘 いせひでこ

永盛千賀   
葛西薫の仕事と周辺  葛西薫
わたしのワンピース  にしまきかやこ
茨木のり子の詩集   茨木のり子

川崎千明
わすれられないおくりもの   スーザン・バーレイ
どうぶつのあしがたずかん
文・加藤由子 絵・ヒサクニヒコ 慣習・中川志郎
バケツでごはん  玖保キリコ

和泉綾子
色を奏でる  志村ふくみ
すこやかにおだやかにしなやかに  谷川俊太郎

森友見子
海からの贈物  リンドバーグ夫人
センスオブワンダー  レイチェルカーソン
よあけ  ユリー・シュルヴィッツ

磯敦子
青春を山に賭けて   植村直己
智恵子紙絵    高村智恵子
長くつ下のピッピ   アストリッド・リンドグレーン

フクシマアズサ
GOLEM   David Wisniewski
生きる  小野田寛郎
「ない仕事」の作り方   みうらじゅん

谷田貝陵子
THE ATLAS OF BEAUTY    MIHAELA NOROC
さむがりやのサンタ   レイモンドブリッグズ
ザ・ストリートスタイル   高村是州

大野七実
いのちの窓   河井寛次郎
ばらに贈る本   鈴木省三
はっぴいさん   荒井良二

吉田慎司
春原さんのリコーダー   東直子
フラワーズカンフー   小津夜景
hibi   八上桐子

岡林厚志
おおきなきがほしい
文 佐藤さとる 絵 村上勉
シェーカーへの旅   藤門弘
魔女第2集   五十嵐大介

大濵由恵
一日江戸人   杉浦日向子
ほのぼの革小物教室   大濱由恵

vanilla
装苑
ゴールディーのお人形   M.B. ゴフスタイン
小鳥の贈りもの

勢司恵美
西表島フィールド図鑑

nomama
触れもせで‐向田邦子との二十年‐  久世光彦
チャーちゃん   保坂和志
ヘンな論文   サンキュータツオ

長野麻紀子
よあけ  ユリー・シュルヴィッツ
吹上奇譚    吉本ばなな
長い旅の途上  星野道夫

松塚裕子
ことばの食卓 武田百合子
ぶらんこのり   いしいしんじ
よるのかえりみち    みやこしあきこ

+++

私自身、美術からこの世界に入ったわけではなく、
文芸の世界から気づけばここにいた、という感じです。
でもそれはとても自然なことで、古来より作り手の中には、
佳き書き手も多く存在しているのでした。
手と文章。
これらの豊かな在り方は、工房からの風でずっと大切に想っていたいこと。
そして、長野さん、松塚さんには、常々、書くことも続けてほしいと願っています。
そんなことで二年続けて「文庫テント」をご担当いただいたのでした。
ご自身の制作のほかに、ご苦労が多かったことと改めて思います。
ありがとうございます!

+++

最後に、ごくごく個人的なストーリを。

今年、文庫テントで一冊の絵本と出会いました。
よあけ
ポーランド人のユリー・シュルヴィッツ作の絵本。

長野さんと森友見子さんの選んだ大切な本。
今、この本をぜひ贈りたい。
そう想うひとがいて、そのために写メを撮ってその場を後にしました。
二冊を買って、一冊をそのひとに、そしてもう一冊は自分自身にと。

工房からの風が終わって1週間後。
巡ってきた私の誕生日に、その人から贈り物をいただきました。
包みをひらけば、そこに「よあけ」が。

寄せられたメッセージには、
「文庫テントで出会った絵本がとても美しかったので、
稲垣さんとお揃いで持てたら・・と思いお贈りさせていただきます」と。

まったく同じように思っていたこと。
驚き、そして、どこか嬉しさの泣き笑いのような気持ちになったのでした。

+++

文庫テントでは、上記のリストのように、
作家たちのさまざまな心を育んだ本が二日間揃いました。
会期が終わり、それらの本は再び持ち主のもとに戻っていきました。
けれど、二日間の「出張」が、幾つかのストーリーを生み、
どこかのだれかの心をこれから育んでいくように思います。
当日ご覧になれなかった方も、
このリストからストーリーが生まれていくかもしれませんね。

 

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素材の学校テント

素材の学校テントを担当してくださったのは、
森友見子さん、磯敦子さん、フクシマアズサさん、谷田貝陵子さん。
授業はほかに、川崎千明さんも加わって充実の構成でした。

校長先生といつのまにか呼ばれている!森友見子さんからレポートいただきました。

+++

素材の学校では、こども達のワークショップブースとして2つのテントで4時間ずつ、
革の時間、ほうきの時間、綿の時間、紙の時間、金属の時間、綿と紙の時間を行いました。
どの時間もこども達がものつくりを楽しめるように心を込めて準備しています。

始めた当初は何度も会場アナウンスで参加者を呼びかけましたが、
今では受付にこども達が集まり、毎年楽しみに来てくださる子も増え嬉しい限りです。
また先生をやってみたいという作家の方までも現れ、楽しいことになってきました。

2日目の最後には課外授業として、
こども達とテントを飛び出して手仕事の庭や作家テントを見て回る、
キッズ庭めぐりツアーを行いました。

いくつかの作家テントにおじゃまして2つの質問をします。
「素材はなんですか?」
「なぜその素材を選んだの?」
少し恥ずかしそうな作家と興味津々のこども達の目。
私たちがしたかったこと、こども達と作る人との出会いが確かにありました。
こども達にわかりやすく説明してくださり、
またお土産の素材のかけらをご用意してくださった作家さんも!
ご協力いただき、本当にありがとうございました。

森友見子

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コルトン広場、モニュメント周りの二基のテントが素材の学校。
作り手が、所謂こどもだましではなく、本物の素材を使って、
真剣にものづくりを行う時間。

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ここ数年取り組んでいる「キッズツアー」。
日曜日の最後のプログラム。
こどもたちを連れて、数名の作家のブースを訪問する企画。
この画像は、藍のあをのようさんのところですね。
ほかに、

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木・竹・漆の中村理さんのテントなども巡ったツアー。
どのテントでも真剣!こどもたちも、作家さんたちも(そしてご父兄も!)

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締めは、竹細工の㔟司恵美さん。
青竹まるごと一本からヒゴを割り出していく、
豪快な仕事をたっぷり見ていただきました。

周りの方たちも、目が輝いてしまう恵美さんの手技と口上!

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今回は、このようなドームまで拵えて、キッズツアーの締めを飾ってくださいました。
これは、恒例にしてほしいなぁ。。。

+++

初期から参加くださった森友見子さんとの話し合いから始まった素材の学校。
簡単なキットがあってのイベント的ものづくりではなく、
素材そのものに親しんで、なるべくものづくりのレアな部分に触れてもらおう!
という想いをもって始まりました。
とはいえ、商業施設内でのイベントですし、
定員があること、時間に限りがあることも含め、
プログラム構成にはいつも風人さんたち、頭を働かせてくださいます。

「いつか、素材の学校から出展作家が出てきたらいいね―」
森校長先生!ぽかぽかの笑顔で言いますが、
ええ、きっといつかそんな出展作家が出てきてくれますよ。

ゆっくりじっくり始まった「素材の学校」ですが、
森さんの言葉にもあったように、
先生をやってみたい!
協力したい!
という作家さんも増えてくれました。
この企画テントがあることも、「工房からの風」の
重要な個性のひとつになってきたんだなぁと、

今回改めて思ったのでした。

さぁ、来年はどんな先生で、どんなプログラムが生まれてくるでしょう!
愛あるアイデア、お待ちしています!

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五行テント「火」

五行テントを担当くださったのが、
陶芸の大野七実さん、木工の岡林厚志さん、箒の吉田慎司さん。
吉田慎司さんからレポートをいただきました。

+++

五行テント「火を巡るものづくりの旅」

・五行テントについて

五行テントでは、工房からの風16回展から20回展に向けて五行「木火土金水」をテーマに構成していきます。
昨年は「木(一草一木)」今年は「火」がモチーフでした。

工芸の内側をより深く理解して戴くために手仕事の素材や背景をご紹介する事が目的です。
今年は、大野七実・岡林厚志(hyakka)・吉田慎司(中津箒)、三人の風人が企画・構成しました。

・「火」をどう考えるか。「心の火」

「木火土金水」は、木が火を生み、灰が土を育み、土から金属が生まれ、金の表に水が生まれる…
という森羅万象が支え合って世界が循環している、というような考えを手仕事と重ね合わせる企画ですが、
今年の「火」は、「素材」ではなく「反応」、化学現象という事が課題でした。

ただ、火の在り方に自然の理を感じ、作り手が共鳴する事には変わりがありません。

「継火」と言われるように、誰かが火を受け継ぎ守りながら、何十年、何百年と営みは続いていく。
新たな風と燃料によって少しずつ、対話をしながら「種火」を育み、生きている火を大きくしていく。

そんな風人同士の対話の中で、話は抽象性を高めていきました。
作家の「心の火」に触れ、ご来場の皆様と共有するにはどうしたらいいか。
そこで、作家さんの工房を訪れ、取材をする事になりました。

お訪ねしたのは、ろうそくの作家の鈴木有紀子さん。
鈴木さんは、ウィンドウディスプレイで見た…などの些細なきっかけから、ひたすらに自ら考え、創作し、道を拓いてきた作家さんです。
溶け方、透け方、形、実験室のようなアトリエで、日々試行錯誤を繰り返しています。

工房からの風当日は、三人+鈴木さんの対話の中で、印象に残ったエピソードをまとめ、パネル展示しました。
そこには、多くの作り手に響く、手仕事のエッセンスが凝縮されていました。

文・ 吉田慎司
写真・岡林厚志

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五行をテーマに五年間、という提案をしましたが、
こうして我がこととして引き取って、私の想像以上に取り組んでくれた3人。
その3人の取り組みから、多くの人へ手渡ったものがありました。
まさに、「火を継ぐ」営みだったのではないでしょうか。
吉田慎司さんからは、合わせて、感想、メッセージもいただきました。
私信でしたが、許可をいただきましたので、
以下に一部を転載させていただきますね。

+++

今回も、誠にありがとうございました。

例年に増して、すごく得るものの多い二日間だったように思います。

初日は生憎の天候。
初めての作家さん、はるばる来た作家さん、気持ちの落ちてしまう方がいないか…?
残念がっている方がいないか…?
という事が何より心配だったのですが、神社の周りや庭には誰1人として、
下を向いている人はいなかったように思います。
工房からの風への思いが、作家さん、コルトンの皆さんにまで
深く伝わっている事に既に感動していました。

今年もこの場所があるんだ…!と、
水たまりを歩きながら、強く噛みしめていました。

オープンの瞬間には晴れて、祝福されているような気持ちでしたね。

更に二日目は、レイアウトを大きく変えて、本当に花が咲いたようで…
昨日雨だったから、などではなく、今日を精一杯に花開こう、形にしよう。
という意志を感じて、またすごく嬉しくなりました。

手仕事の面白さ、深さ、熱さ。
皆が抱えているものが、本当に生々しく形になる時、
手仕事の世界はもっとおもしろくなるし、
新たな作り手も竹のように次々と伸びてくるのだと思います。

誠実な作り手が等身大のまま真っ当に受け入れられる世界にこそ、
自分の作ったものがあるようにしたいと思っています。
自分だけではなくて、真剣な全ての作り手が報われる世界でこそ、
ものを作り、語りたいと思っています。
そこは譲りたくないですね。

そんな事もあって今回は、素材の魅力、深さ、
奥行きを幾らかでも紹介出来た思いがあり、
夢を少し叶えさせてもらった気持ちです。
(勿論、続けていくこと、営み自体が目的なのですが…!)

自分が変わったのか?分かりませんが、
いつもより数段、作家さん達とも心を通わせられた感触があります。
こんな思いの種を持った作り手の皆さんが、全国に帰られ、
心の火を大きくしていく事を思うと、本当に大きな希望を感じます。

吉田慎司として、箒屋として、作り手として、
この場所の歴史が1つ進んだ事に感謝しています。

帰ったら、札幌はもう冬の風でしたね。

皆様も大変お疲れかと思うのですが、何卒ご自愛下さい。
今後とも、工房からの風で生まれた美しい景色が続き、
広がっていきますよう!心よりお祈りしています。

吉田慎司

+++

吉田さん、ありがとうございます!
吉田さんからは、いつも「自分」ではなくて、
他者や社会への温かくも冷静なまなざしを感じます。
吉田さんのまなざしも、影響し合って、他の出展作家へと継がれていくのだと思います。

今回は、多くの出展作家が「種火」について考えてくれました。
日々の制作、暮らしの中でその種火がくすむときもあるかもしれません。
でも、そんなときは、ぜひ今展のこと、五行テントでの3人の作家の展開、
思い出してくださいね。

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上の画像は、日曜日のトークイベントの時のもの。
陶芸作家の小泉すなおさんが撮ってくださいました。
すなおさんも、ありがとう!

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木と出会うテント

アトリエ倭の香田進さん、佳子さんから企画テントのレポートをいただきました。

+++

木と出会うテントでは、2015年から工房からの風のテーマに合わせて
『風の…』というシリーズで木工のワークショップをしてきました。
今年のワークショップのタイトルは、『風の刻(とき)』
神代(じんだい)の木を使った、砂時計を作るワークショップです。

神代とは埋れ木とも呼ばれる、地殻変動や火山活動などで地中に埋もれ、長い年月をかけて変質、炭化した木をいいます。
今年の風のテーマの『火』によって木は燃えてしまうだけでなく、
火山灰などに埋もれて時間をかけて美しく変化することもあるのだと伝えたいと思い、
その時間の流れを感じられるようにと砂時計を作るワークショップにしました。

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※写真の、オレンジ色が変質していないケヤキ。
漆黒が、神代ケヤキです。

砂時計って時間が見える道具だと思っていて。
上に未来が入っていて、下に過去が入っていて、落ちている一粒が現在。
長く続く工芸の中の、ほんの一粒の今をいる、
みたいなことも伝えられたらいいなと考えたワークショップです。

それから自分の一生の中の今を重ねていることの尊さも、最近とくに思います。
長く長く、長〜く続く時の中の、自分達がいられるのはほんの一瞬で。
その中で、工房からの風で出逢えたこと。
何気ない一瞬の『今』を重ねられるって特別なんだって、
そんな気持ちをぎゅっと込めたワークショップになりました。

当日は例年より多めの両日65人分ずつご用意し、
初めましての方や、また今年もお会いできましたね!の方や、
キラキラした目の小さなひとや、風で出逢った作家さん達や、
高校の恩師や、独立した頃からお世話になっている憧れの作家さんまで本当にたくさんの方に作っていただけました。
私どもは建具屋で修業したので、職人の道具もたくさんお持ちし、使っていただきました。
古くから伝わる道具に触れていただくことも、工芸をつないでいく一粒になれたらと思っています。

ご参加くださった皆さん、ご一緒できてとても楽しかったです。
ありがとうございました!

+++

香田夫妻によるアトリエ倭の木を素材とした「風の・・・」シリーズ。
工房からの風にはなくてはならない企画テントになりましたね。
お二人が、素材と人の手の働きをほんとうに大切に想っているからこそ叶うテント。
素材×手×想い
回を重ねるごとに、楽しい営みから、じんわりその底流にある想いが広がっていくような気がします。

「砂時計は、時間が見える道具」

アトリエ倭さんがとらえた砂時計観。素敵ですね。
ぜひ、作品化もしてほしいです。

そして、追記で以下のようなメッセージもお寄せ下さいましたので、
掲載しますね。

+++

日曜の夜、出展者さん達を見送る時に、
自然とお互いに『ありがとう』を伝え合えるのがうれしかったです。
火がテーマの年にぴったりな、熱量たっぷりの熱い出展者さん達でした。
またどこかでご一緒できたらと、たくさんの笑顔とその笑顔にどこか似た作品達が浮かびます。

出展年度を越えてつながっている、風人の仲間にお礼を。
今年の風人の赤いTシャツ、風愛に燃えるひとひとがウロウロしているみたいでよかった(笑)
みんなといると、『同志』という言葉が浮かびます。
今年をご一緒できて、うれしかった。
が、毎年更新されていくことが、うれしいです。

『惜しみなく』をぜんぶで伝える事務局の皆さんを見ていると、自分もぜんぶを渡したいと思います。
そういう風人でいたいなと思いながら準備期間をいて、当日にそれがもっともっと強くなりました。

工房からの風に関われることは、すごいと思っています。
こんな言葉しか出て来ないけれど、心からそう思う。
風人という立場で工房からの風に関われることを、
自分の人生において大きな出来事と思っています。

今年も、佳き出逢いの風が吹きました。
待っているだけでは吹かない風で、
大きな台風のあとで初日は雨のスタートで、
そんな中みんなで呼んだ佳き風だったのだと、数日経って感じています。

たくさんのたくさんの感謝を。
ありがとうございました。

アトリエ倭 香田

+++

進さん、佳子さん、ありがとう!
こんな風に感じてくださっていて。
いささかお疲れ気味?の心をふんわりふくらませてくれるようです。

企画テントのレポート、「凪ぐ浜の宝もの」と織り交ぜながら、このあとも続きます。

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お待ちしています!

第17回「工房からの風」いよいよ始まります。

19日土曜日10時から16時30分まで、
ニッケコルトンプラザ屋外会場で開催します。

荒天予報はありませんので、屋外で通常通り開催します。
(雨天決行・万一荒天の場合は朝8時に変更した旨をこちらで発表します)

:::

金曜日、日中雨予報でしたが、一瞬パラリとしたくらいで、
路面は乾いたままに準備を終えました。

夜中に降るかもしれませんが、予想よりは路面が保たれているように思います。
予報では、降っても午前中で、午後からは曇り。
日曜日は、曇りと晴れマークです。

先週末を想えば、ありがたいことです。
「工房からの風」予定通りに開催いたしますので、ぜひお出かけくださいませ。

:::

会場に到着されましたら、「本部テント」が2か所ありますので、
ぜひお寄りください。

案内状(フライヤー)
・ワークショップ、デモンストレーション、トークイベント案内
会場マップ(裏面アンケート:プレゼントあり)

ぜひ、お持ちください。

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チャリティーとトークイベントは日曜日のみです。

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<Craft> 工藝・手仕事・クラフト展示販売
■ 今年度作家の出展50ブース

■ 風セレクションテント
(出展経験作家で企画運営に加わってくださった作家の作品)

<Foods> 食品販売・飲食

■ トキニワカフェ
花壇を愛でながらのヒトトキを。ドリンク+スウィーツ
・CORDUROY
・pâtisserie MiA
・ncafe+tsubomi

■ カフェ ポステン (コーヒー・焼菓子)

■ カナルファーム (野菜・ジャム・焼菓子)

■ 寺田本家 (日本酒・焼菓子)日曜日のみ

■ AGIO 三笠會館

■ 銀座アスター

<ワークショップ>
開催テントにて、開始30分前よりお申し込みを受け付けます。
一度30分より前に開催テントで様子をみてこられることをおすすめします。
詳しくは → click

■ アトリエ倭 (木工)

■ Ohama (革)

■ 大野八生 (植物リース)

■ 今野 恵 (フェルト)

■ 勢司恵美 (竹)

■ 原 真紀 (アロマ)

<素材の学校>
お子様に工藝、ものづくりの魅力を体験いただくプログラム
→ click

■ 磯 敦子 (綿)

■ CHIAKI KAWASAKI (金属)

■ フクシマアズサ (ほうき)

■ 森 友見子 (再生紙)

■ 谷田貝陵子 (革)

<デモンストレーション>
ものづくりの制作公開
→ click

■ hyakka(木工)

■ 吉田慎司(ほうき)

<企画テント>

■  文庫テント
言葉の世界を大切に想う工房からの風ならではのテント
Anima uni (金属)
松塚裕子 (陶磁)

■ 五行テント
今回は、五行のうち「火」がテーマ
・トークイベント(20日(日)12時~13時)
「火を巡るものづくりの旅」
大野七実 × 岡林厚志 × 吉田慎司 × 稲垣早苗

■ 庭の駅
・庭で育てたハーブでつくったバス用ドライ
・ミックスシード
・ブーケ
・ミニ盆栽
・草木染め素材
・草木染めハーブサシェ
・オリジナルTシャツ
・オリジナル手ぬぐい

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お伝えしたいことはいくらでもあるのですが、あとは会場でぜひご体験ください。
五感を通して、「工房からの風」をお楽しみいただけますように。

出展作家、主催者ともに、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

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トキニワカフェ

年に2日間だけ出現する「トキニワカフェ」。
今年は、こんなすてきな絵を大野八生さんにお描きいただいて、
ティーマットを作りました。

カフェ

トレイに敷いてお出ししますね。
花壇のほとりのお席で、植わっている草花を見ながら、
茶菓を楽しんでいただけたらと思います。

今年のメニューの予定はこちらです。

ドリンク
〇あたたかいハーブ紅茶
〇つめたいほうじ茶

スウィーツ
〇CORDUROY
・塩バターかぼちゃパン
・ショコラパン

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〇ncafe+tsubomi
・みつ梨と杏の米粉パウンド/クルミ
・みつ梨と杏の米粉パウンド/チーズ

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〇pâtissier MIA
・ミルクシフォンケーキ
・りんごキャラメルケイク

リンゴキャラメルケイク

ニッケ鎮守の杜、galleryらふと近くに販売テントが建ちます。
お席はスタッフがご案内いたします。
(通年でお庭の手入れをしてくださっている庭人(にわびと)さんが担ってくださっています!)
皆様のお越しをお待ちしております。

※なくなり次第終了とさせていただきます。
※台風の影響で輸送の遅延の可能性があり、一部のお菓子の到着が遅れる場合がございます。
※ほか、急な変更の場合は、現状に応じてご容赦くださいませ。

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note版 風の音

第17回の「工房からの風「」では、noteを活用して「風の音」を編んでみました。

寄稿者は以下の方々

長野麻紀子さん   Hacia el Sur ‐ いつもそこに、はじまりの旅 ‐

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松塚裕子さん    月とコロッケ

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片岡陽子さん   風土を映すもの

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佐藤かれんさん   譲り受ける

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片田学さん     光

工房からの風 no.3

土居祥子さん    gentle

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フクシマアズサさん 庭とほうき~手仕事の庭にホウキモロコシを植えて見えたこと~

ホウキモロコシイメージ

森友見子さん    素材の学校

+++

「工房からの風」というタイトルでnote登録しており、
上記の記事のほか、以前に稲垣がブログなどで書いた文章を一部掲載しています。

川上
たとえば、あんぱん
次のことを考える
マルテの手記

アドレスはこちら
→ click

ぜひ、フォローをお願いいたします!

「工房からの風」noteの中に、マガジンという機能を使って
「風の音」を編集しています。
ページの右側に
風の音 第17回工房からの風号
というアイコンがでています。

アドレスはこちらです。
→ click

記事も増やしていきますし、ブラッシュアップもしていきますので、ぜひご覧ください。
そして、寄稿者喜び、励みになりますので、スキ!やコメントもぜひお寄せください。
お待ちしています。

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ワークショップ

2019WDTomote2_ [更新済み]

2019WDTura2ol_ [更新済み]

 

参加ご希望の方は、会場についたら、本部テントで上記の印刷物をゲットしてください!

大人向けのワークショップと、子ども向けのワークショップをそれぞれ開きます。
予約を承っておりません。

どのワークショップも、開催場所(テント)で、開始30分前より受付をいたします。
ご希望のワークショップがござましたら、30分よりも前に該当テントに行ってみてくださいね。講師の作家の方やスタッフから、当日の様子をお聞きいただけたらと思います。

また、以下に記事を追記するかもしれませんが、まずは第一報のお知らせまで♬