2015年10月の記事一覧

「皆様へのお知らせ/工房からの風」New

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director's voice | 2件のコメント

OTA MOKKOさん(木工)

Q
箱根で寄木細工の作品作りをされるOTA MOKKOさん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
天然有色木材の色、木目を生かしてつくった寄木細工の作品です。
使っているのは主に日本で育った木材、約20種類。
一つ一つ模様や色合いを変えることでその表情は異なります。
木材が持つそれぞれの素材感、個性を手にとって感じてもらえたら嬉しいです。

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Q
OTA MOKKOさんとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
「工房からの風」に出展が決まる前までは、
ゆっくり地に足をつけて暮らしていきたいと想いながらも、
慌ただしい毎日を過ごしていました。。

しかし、出展させていただく事が決まり、
あらためて自分がものづくりをして暮らしていく事、
自分のつくりたいモノを見つめる時間を大切にしよう
という気持ちが生まれました。
そんな中で、今の自分の中にはゆっくり落ち着いた風が流れています。

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Q
OTA MOKKOさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか。

A
小学校低学年の頃、近くの沼でザリガニ釣りが流行り、
学校から帰ってきてすぐに、駄菓子屋さんにザリガニのエサとなるスルメを買い、
日が暮れるまで釣りをしていました。

そこでライバルに差をつけるために初めて「ものづくり」
をしたのが割り箸を繋げてつくるザリガニを二匹同時に釣れる特製の釣竿でした。
そのおかげで大物が釣れたり、小刀を使い指を縫ったりと思い出がたくさんあります。

その時の記憶が、ものづくりへの追及する事、
独自性を大切にする事を学ばせてくれたのかもしれません。

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寄木細工で有名な箱根に工房を持つ太田憲さん。
山形生まれ、埼玉育ちながら、木工への想いが募り、
箱根に家族と共に移り住み、技術を習得して、独立されました。

寄木ならではのものづくり、そして、今の人の心に響くものづくり。
熱い想いを秘めながら、さまざまな方たちとの出会いを重ねられて、
OTA MOKKOさんならではのオリジナリティー豊かな作品を作られています。
ぜひ、お手に取ってその不思議な美しさに触れてみてくださいね。

OTA MOKKOさんのブースは、ニッケ鎮守の杜花壇の奥。
陶芸のヤマジョウさんとお隣です。

HPはこちらになります。
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director's voice | 2件のコメント

ヤマジョウさん(陶芸)

Q
長野県高遠で作陶するヤマジョウさん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
一部ではありますが、土、稲藁や雑木の灰などの
原料も地元で採れた物を使い仕事をしています。
長野県伊那谷らしいやきものです。
食器を主に、甕、徳利 等の「雑器」を出品いたします。

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Q
ヤマジョウさんにとって、「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
「扇ぐ」
自分に向けたり、他へ送ることもできる、
自ら行動して起こす風。

初め、風は他から吹き、時に追い風になったり向かい風になるものだと思っていました。
けれど、出展が決まった時からの経過を考えてもそのような風は感じられず、
この質問の答えは「無風」ではないかと思ったこともあります。

そんな時、ラジオから落語が流れてきました。
なんとなく聴いていると、噺家が扇子を使って色々な仕草を表現することが想像でき、
落語では扇子の事を風とよんでいると思いだし、
その事がきっかけで自ら起こす風に繋がりました。

当日、自分が扇いでいる風がどの様に感じていただけるかはわかりませんが、
自他共に心地好いものになれば嬉しいです。

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Q
ヤマジョウさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
「ものづくり」とは呼べないような遊びですが、
小学校4年か5年のときに従兄弟と作った「かまくら」です。
高さ2メートル程で、中には子供が5・6人入れました。
これを聞くと長野県での話だと思われるかもしれませんが、
自分が生まれ育ったのは東京都の西(山梨や埼玉に近い)で、そこでの事です。

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「雑器」とご本人がおっしゃるように、
使い継がれてきた懐かしさを感じるような陶器が
ヤマジョウさんのお仕事。

作られた器は、その表情からは意外なほど、手にとると軽やかで驚きました。
伺えば、単純な重量だけではなく、持った時の重心を考えて、
軽やかになるように轆轤を弾いたり、工夫されているとのこと。
若い作者のものづくりへの想いと自信が清々しく伝わってきました。

民藝に心惹かれる方は、はずせないブースになりますね。
味噌づくりの甕などもおすすめです!
もちろん、民藝に関わらず、
器好き、料理好き(食べること、呑むことも!)の方もぜひ。
そして、「工房からの風」には、毎年地元市川の男性の方々で、
楽しみにしてくださっている方も多いので、きっと喜ばれそうですね。

ヤマジョウさんのブースは、ニッケ鎮守の杜、花壇の奥側。
おおどかでありながら、爽やかな焼き物がたくさん並べられていることでしょう。

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director's voice | 3件のコメント

aeiさん(金属)

Q
愛知県常滑で金属装身具を主に制作するaeiさん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?

A
日々の生活の中にひっそりと隠れている
美しいものをモチーフにした装身具や小さなオブジェが並べます。
使う素材は銀や真鍮などの金属をはじめ、天然石や海の漂流物も。
季節を感じ、その時その一瞬を大切に、
絵画を描くように景色を作品に落としこんでいます。

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◎波にのって風になる(貝殻の蝶々のブローチ)
常滑の海で採取した貝を使用しています。
波で漂い続けた貝殻が、蝶々となって人々の生活に寄り添います。

Q
aeiさんにとって、「工房からの風」は、どんな風でしょうか?

A
はじめは、ざわざわとした安定しない風。
出展できる喜びと不安が半分ずつありました。

今回の出展が決まり、今までの作家生活を見直す大きなきっかけとなりました。
ミーティングを重ね、様々な方と意見交換の場をいただき、
悩みから喜びまでたくさんの事を考えることができました。
普段、頭にはあるけれど口に出すことのなかった言葉。
表面上しか完成できなかった作品たち。
すべてを洗い直しました。

根っこの部分を育て、
栄養を吸い上げることができるようになったという気分です。
あとは、本番、
心地よい風と共に花が咲きますように。

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◎風の口笛 (オニユリの現物鋳造)
◎原っぱらっぱ
◎こぼれ落ちた砂糖

Q
aeiさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なものを教えてくださいますか?

A
紙粘土が大好きでした。
テレビでみたドールハウス職人さんが
粘土で小さな小さな食べ物をつくっているのを見て、
見よう見まねでつくっていました。

小学校2年生のある日、学校を辞めてしまう先生に
お別れのプレゼントとして粘土細工をあげようと思いましたが、
納得いくものができず、結局渡す事は叶いませんでした。
今思いだしてもやはり悔しいです。

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「工房からの風」の出展が決まる3月の終わり。
そして、本展の10月。
この半年強が、とても濃密になる作家が毎回現れます。

aeiの桑山明美さんもきっとそのようなひとり。
この機会をかけがえのないものととらえて、
自分の仕事を見直し、整え、
ほんとうの喜びに向かって制作できるようにされました。

初夏にゆっくりお話しした時と、晩夏にお会いした時。
別人のような晴れやかで爽やかな表情でした。
それは、きっと作品にも表れていることでしょう。

迷いの時は、竹の節目。
節目があるからしっかり強くなって、また次に伸びやかになれる。
節目を豊かに乗り越えたaeiさんの作品、とても楽しみにしています。

aeiさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、
galleryらふとに近い花壇の前。
浜辺や野原で出会った自然の姿を
金属をもちいて装身具に留める作品も多いaeiさん。
花壇を抜ける風とともに、作品も気持ちよく佇んでいることでしょう。


HPはこちらになります。
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director's voice | 4件のコメント

AC CRAFTさん(木工)

Q
岐阜県美濃市で木工の制作をするAC CRAFTの石井学さん。
二回目の出展となる今回の「工房からの風」に
どのような作品を出品くださいますか?

A
「日本の森林ですくすくと育っているスギ、カラマツなどの針葉樹。
それらの材をどう使って、暮 らしの中で生かしていくか…」
を一つのテーマに活動をしています。

「柔らかい」「軽い」という特徴を生かせたら…と制作した家具と、
「材特有の表情」を生かせたら…と制作した小物などを出品したいと思っています。
その他、「堅さがほしいなあ…」というものは、
クリ材で制作していきたいと思っています。

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Q
AC CRAFTさんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
心の風車をぐるぐるとまわしてくれる風。

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Q
石井さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
小学校3年生でキャンプ部に入ったとき、切り出し小刀を買ってもらい、
竹のスプーンを作りました。
自分の切り出し小刀を手に入れたことがとてもうれしかったことを覚えています。

丁度同じ頃に、授業で糸鋸を使い小黒三郎さんデザインの木のパズルを作り、
いまでも宝箱に入っています。
そのころにした「ものづくり」がとても印象的で、いまでも記憶に残っています。

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「休ちゃん」(握って楽しむ木の塊)

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今年の1月、岐阜県立森林アカデミーで特別講座を持たせていただいたとき、
卒業生の石井さんと再会しました。

美濃市は和紙とうだつのある町で、小京都のような佇まいの美しい街並みがあって、
その中に、AC CRAFTさんの工房兼ショップもありました。

郊外の豊かな山林、そして美観地区、ここに暮らし、制作する中から、
石井さんならではの森の循環、
自然や歴史との響きあいを感じる作品が生まれてくるのですね。

galleryらふとでも、AC CRAFTさんの作ったひのきのスツールを愛用しています。
ひのきならではの軽さと、使い込むほどの艶めいた木の色合いが、
ギャラリーに来られた方々にもとても好評です。

木工と言っても、用いる樹種でお仕事はだいぶ異なります。
AC CRAFTさんの作品、その木にぜひ触れて、
素材の恵みを感じていただきたいと思います。

AC CRAFTさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ってすぐの進行方向右手。
昨年までは、カフェのテントがあったところに、今年は作品が並びます。

AC CRAFTさんのHPはこちらです。
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director's voice | 1件のコメント

ci.cafu metal workさん(金属)

Q
ci.cafuは、チ、カフーと、お読みします。
沖縄で金工制作をされる喜舎場智子さんと平澤 尚子さんのユニット。
さあ「工房からの風」には、どのような作品とともに
はるばるやってきてくださるのでしょうか?

A
私達が主に使っている素材は真鍮とシルバー、鉄などです。
装身具やオブジェを中心に制作しております。

古代から続く普遍的な美しさをもつ形を表現するとともに、
元々は装身具として作られてはいない、
日常品の一部分を切り取ったシンプルな中にも仕掛けや遊び心のある
作品作りを心がけています。

写真の銀の鎖のバングルは身を守る為の武具の一つ、
鎖帷子の一部のパーツをアクセサリーにしたものです。

真鍮のブローチ達は、元は折りたたみ定規から発送を得て
その日の気分で色々な形に変化させることの出来るものです。

ペンダントの紐は、ワックスコードを使ったものもありますが
もう一つ沖縄の染織作家の方に染められた絹糸を分けて頂き、
様々な発色の糸をよったものとの二種類を出します。

その他にも、ピアスやヘアゴム、モビールなど様々なバリエーションで
普段の沖縄の店舗そのままに楽しんで頂こうと思っております。

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Q
ci.cafuさんにとって、工房からの風はどんな風でしょうか?

A
風も色の様に季節や地域によってたくさんの呼び名があることを知りました。
私達にとって工房からの風はまさに「恵風」。
万物を成長させる、めぐみの風です。

今まで、個展やグループ展などを中心に活動してきましたが、
県外でのこの様な野外作品展は初めてです。
色んな分野の方達と一緒に出展することでたくさんの刺激を受けて
今後の活動に反映されていくと考えております。

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Q
ci.cafuさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
トイレットペーパーの芯を使った双眼鏡。
それを持ってよく一人で近所の電気メーターなどを見て
ブツブツいいながら探検していました。

ティッシュの箱にセロハンを貼った水槽。
岩やワカメ、魚を一杯作って泳がせていました。

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ci.cafu (チ、カフー)。
沖縄らしい響きの言葉ですが、どんな意味なのでしょう?

ci (チ):イタリア語で『 そこに 』『 私たちに 』
cafu(カフー) :沖縄の方言で『 カフー(果報)』『 幸せ 』
この二つを合わせた造語とのことです。

響きは沖縄らしい工房名ですけれど、
作品や展開は、特に沖縄らしさを出さずとも、

ご自分たちならでの世界観が伝わるようにしたい、と伺いました。
誰か風やどこか風ではない、ci.cafu
(あ、洒落みたいになっちゃいますねー)ワールド、

ぜひ工房からの風でそよがせてくださいね。

遠路はるばるのご出展!
どうぞお気をつけて~、来場者の方々と共に、
スタッフ一同お待ちしていますね。

ci.cafuさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入って右手。
AC CRAFTさんのお隣です。

HPはこちらになります
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director's voice | 2件のコメント

佐藤亜紀さん(染織)

Q
京都で染織を行う佐藤亜紀さん。
二回目の「工房からの風」では、どのような作品を出品くださいますか?

A
糸を草木で染めた手織りのストールを出品します。
絹糸で織り上げた、さらりとした素材感のものや、
絹糸を中心に、綿糸をところどころ織りこんだふっくら感があるものがあります。
それから、絹糸とウールで織ったあったかもののマフラーもそろえています。

季節のうつろいとともに感じる光や空気感、
日常の中で目に耳にする断片からイメージをふくらませて、制作しています。

素材や色のここちよさを感じてもらえたらうれしいです。

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Q
佐藤さんにとって、「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
初めての出展の時は、染織を学んでた頃からのあこがれの風に吹かれることに、
かちんこちんに緊張しておもいっきり背伸びしようとしてました。。。

それからも、ゆるゆると私の背中をおしてくれる風。
知らぬ間にかかえこんでいた不要なものを少しずつそぎ落として、
やっと見えてきた自分自身。
自分が自分でいることの大切さが府に落ちました。
懐の深さでつつんでくれる、やさしさにあふれた風だと思います。

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Q
佐藤さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
実家が商店をしていたので、家に段ボールがとにかくたくさんありました。
なので、段ボールを重ねたり、くりぬいたりして、あそび道具をよく作っていました。

でも家の中でじっとしていられず、
草むらや田んぼの畦道をかけまわるような野趣あふれた子供でした。
野山であそびながらも、物語や空想の世界のことが頭の片隅にいつもありました。
子どもの頃から、手先は不器用で大ざっぱ、
機織り仕事を選ぶとは意外とも言えますが、空想力は活かされてるように思います。

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初めての出展の時、ミーティングの時から、ほんとうに緊張されていた亜紀さん。
けれど、当日はなんとも穏やかで晴れやかな表情で、
お客様と布を介して交流していましたね。
とても素敵な画像がいくつも残っています。

その後も、galleryらふとや三越展などで作品発表を続けてくださって。
織りあげる布もぐんぐん自在になってこられました。

絹を中心に草木染をする亜紀さん。
日本的な情緒だけではなく、どこかエキゾチックな大胆さもその色遣い、
柄出しにうかがえます。

今回は、うんと華やかものから、シックなものまで、幅広く布が織りあげられたようですね。
そのどれもが、亜紀さんならではの光を宿した布となって、
今年の来場者の方々に手渡されていくことでしょう。

佐藤亜紀さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜
レンガ道をおりて、テニスコート側の花壇のほとりです。

HPはこちらになります。
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猫(ブローチ&ペンダント)
director's voice | 3件のコメント

morinosuさん(金属)

Q
東京西部で金属装身具を制作するmorinosuさん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
これまでは真鍮を腐蝕させて凹凸のあるデザインをほどこした後に
着彩し樹脂を塗布したものを主としていたのですが、
今回は、樹脂を塗布しない、真鍮の生地を活かしたものを主に出品いたします。
手に持った時の感触も楽しんでいただけたらと思います。

猫(ブローチ)

Q
morinosuさんにとって、「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
洗濯機のような風です。
グルングルンと悩み迷うけれど、
次第に余分なものが落ちてきて、まっさらにしてくれる風。

鳥(ブローチ&ペンダント)

Q
morinosuさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
初めてのものづくりは、おそらく土団子あたりかと思います。
土いじりが好きで、よく爪に土が入っていました。

土いじりの延長でか粘土も好きで、紙粘土で動物の顔をつくり、
手が隠れるくらいの大きさの布を顔の下に差し込んだだけの
シンプルな指人形をつくった記憶があります。

何の動物をつくったかは覚えていないのですが、取り付けた布が
チェック柄だったのをよく覚えています。

猫(ブローチ&ペンダント)

morinosuさんの2番のメッセージ。
実感がこもっていて、うまいっ!と思わずうなりました。
洗濯機、グルングルン・・・。
この数か月、まさにそんな感じのmorinosuさんでしたから。
(ご本人は、えっーそんなー!という感じかもですが)

もともと銅版画作家で、そこから発展しての装身具作りへの展開。
応募時には、すべての作品に樹脂が施されてありました。

それはそれできれいなのですが、金属のままの表情もよいのではないだろうか?
そう思ったのは私だけではなくて、風人さんや他の出展作家の方々からも、
いろいろな感想が寄せられたのでした。

まっすぐで原石のようなmorinosuさん。
そして、そのお人柄が、多くの方々の感想を呼び寄せたのだと思います。

とはいえ、新たな展開へ繰り出すのは、とても大変だったことと思います。
しかも、短期間で。
でも、もともと持っていたもの、そこに耳を澄ませてのお仕事ですから、
大変ながらも、充実されていたことと思います。

当日、銅版画展を見るような展示かもしれませんね。
展示の壁は、来場者の皆様の服や帽子となって。

morinosuさんの展示は、ニッケ鎮守の杜に入って、レンガ道をおりて左手。
小振りなテントに、物語がぎゅっと詰まっていることでしょう。

HPはこちらになります。
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服部謙二郎さん(染織)

Q
東京西部で布づくりを進める服部謙二郎さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
自然染料で染めたシルクのストールと、
シルクとウールを織り交ぜたストールを出品いたします。

今回この3つの質問に対して、じっくりと考えながら制作を進めるなかで、
思い浮かんでくるのは、「古代」という言葉でした。
それは私の布づくりにおける一つのテーマのようなものです。
そんな思いもお伝えできればと思っております。

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Q
服部さんにとって「工房からの風」は、どんな風でしょうか?

A
スーっと軽やかで、ポンっと弾けるような推進力もある、透明な風。
何か自分の中が少しクリアになった、そんな感じがしています。

もっと自由でいい、風に吹かれてあっちへ行ったり、こっちへ行ったり、
テキスタイルの世界をもっともっと旅してもいい。
そんなことも思える、自由な風です。

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Q
服部さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
図工の時間に描いた、雲崗石窟の巨大な石仏の鉛筆デッサンです。
ものづくりとは少しずれるかもしれませんが、とても印象深いのです。

石仏の表情やその雰囲気に、不思議な魅力を感じていたように思います。
渋いモチーフを選んだなぁと思いますが、子どもの頃から遺跡が好きで、
初めて海外を一人旅した時も、旅先はカンボジアのアンコール・ワットでした。
フランスの探検家アンリ・ムオが、密林を彷徨い見つけた幻想的な遺跡、
この発見をモチーフにした漫画を、小学校の図書室で読んだのがきっかけでした。

子どもの頃の興味関心が、その後のアジアや南米での仕事や旅行に、
そして今に繋がっているような気がしています。

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服部謙二郎さんも、この半年強の間でぐんぐん変化、
脱皮?した作家のおひとりではないでしょうか。

6月のgalleryらふとでの「風の予感」展の時の布から、
8月の日本橋三越での「工房からの風から」展を通して、
たくさんのお客様、作家、私たちと交わしたやりとりから、
ぐんぐん服部さんのあんぱんの餡の部分に入り込んでいかれたような気がします。
(あんぱんって、なに??という方はこちらをどうぞ
→ click

物静かで熟考型のようにお見受けしましたが、
今回の作品画像を見て、服部さんの引き出し、いよいよ開け始めた!んですね。
とうれしくなりました。

そう、服部さんとお話ししていると、引き出しいっぱいあるのに、
まだまだ開けていないのでは!
そんなことを思って、ちょっとお伝えしたのでした。

織り布は、思い付きで進む仕事ではなく、
意図の調達、染めのこと、整経、、、、と、最終のイメージを前に
しっかり整えておかねばならないことがたくさん。
その中で、新たな取り組みをすることは、
他のジャンル以上に手がこんでしまうところもあります。

2年ほど、ペルーの美術館でボランティアスタッフとして活動していた服部さん。
もともと手にしていた美の種に、あらたな養分が加わって、
発芽するときを待っていたのかもしれませんね。

「工房からの風」で芽吹いたものがすべてではないでしょうが、
これからの制作にも、その引き出しを惜しみなく開けてほしいと思っています。

シルクとウールの上品ながら野性味のある巻き布。
かっこいいです。
今回の画像の布たち、服部さんそのものの雰囲気ですねー。
ぜひ、作品と作者、一緒に見てみてくださいね(笑)

服部さんの出展場所は、おりひめ神社奥。
菅原博之さん藤武秀幸さんの「男の仕事場」の隣です。
ペルー滞在時のあれこれの品も展示くださると思いますので
それらも、ぜひお尋ねになってみてください。

服部謙二郎さんのHPはこちらです。
→ click

林2
director's voice | 1件のコメント

林志保さん(陶磁)

Q
岐阜県多治見市で作陶される林志保さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
暮らしの器と、生活に添える小さなオブジェを出品します。
食卓や窓辺などの空間を演出し、使う人の心が少し豊かになればいいなと思います。

林1

Q
林さんとって、「工房からの風」は、どんな風でしょうか?

A
換気したような、新鮮で緊張感ある空気を感じています。

この出展を機に、自身のものづくりを立ち止まって見直すことができました。
納得のできるものづくりのために、日々コツコツと続けるのみです。

林3

Q
林さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
細々したものを作るのが好きでした。
「初めての」というと記憶力低下で思い出せないのですが、
記憶に残るのは、父への誕生日プレゼントに、
愛車の置物を針金や色紙で作ったことでしょうか。
今でも大切に保管してくれているので、よく覚えています。

林2

林さんの作品は、そのフォルムと質感の美しさが印象的です。
オヴジェと器に同じような美の鉱脈が渡っているようで。
器ひとつの佇まいで、ぐっと空間が演出されてくような佇まい。

きっと素敵な作品構成になることと夢見て、
おりひめ神社の奥の空間をご提案しています。
お手元で、そして、少し離れて。
林志保さんの作品世界、ゆっくりとご覧いただきたいと思います。

千sen3
director's voice | 1件のコメント

千(sen)さん (金属)

Q
千(sen)という工房名で活動する西本卓也さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
生活に関わる暮らしの道具を中心に、
照明やタオルハンガーなど住まいに関するもの、
一輪挿しや花器、
その他オブジェや装飾品など、
金属で表現出来る様々なものを出品させていただく予定です。

千sen3

Q
千さんにとって、「工房からの風」は、どんな風でしょうか?

A
我々は普段、建築家、設計士、デザイナーと共に、
店舗やギャラリー、住宅に関する、空間に静かに佇む金物を目指して制作をしております。

それ以外の我々の制作した作品は、
基本的に店舗に卸すというイメージで制作していました。
個展などでしか表にはほぼ出ておりません。

ただ、昨年からご縁があり、
百貨店やクラフトフェアにて直接お客様と接する機会を持つ様になり、
いままで裏方というイメージで活動していたので、
その機会があまりにも新鮮で、
それが凄く楽しく、そして良い出会いが沢山ありました。

今回の「工房からの風」への出展も、
新しい出会いやお客様との会話、
共感いただける物作りをしている方々との新しい流れを作り出せればと思っています。

千sen1・

Q
千さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
簡単に答えてしまうと、絵画コンクールで県の知事賞を頂いた事でしょうか。

ただしっかりと考えると、ものづくりという考えの範疇外なのかもしれませんが、
料理は大好きで小さい頃から母親と作っていました。

焼ける音、香り、食材が手を加えてどんどん変化していく過程が凄く好きでした。
おそらく小さい頃からものづくりというより、ものの変化が好きなのかもしれません。

千sen2

今年の「工房からの風」は、金属の作家が特に充実しています。
増田さんが実用的というよりはアートな作品であったり、
千さんは暮らしを支える裏方的実用的な作品であったり。

津軽塗の三上さんのところでは、
唐塗や七々子塗のことに触れましたが、
千さんのHPでは、ざらめきらり、黒仕上げ、など、
金工ならではの用語も書かれています。

「工房からの風」の来場者の方々や、
このブログを読んでくださる方には、
工芸の用語に興味関心のある方が多いかと思います。

これらの用語は、とっても美しいですね。
大好きな日本語です。

これらの美しい日本語を、外国語でどのように言うのでしょう。
きっと、西本さんならいくつかご存知でしょうね。
何しろ、ご夫婦で世界一周を時間をかけてしてこられたそうなのです。
応募用紙にも、そのことが書かれてありました。
世界をじっくり旅することと制作をしっかり進めること。
西本さんにとっては、同じことなのだと思います。
生きることを拓きながら、すべての経験を享受すること。

そんな西本さんの作るもの。
すっきりシンプルであっても、奥行きがしっかりあるように感じます。
飽きの来ないデザイン、そして手仕事。
会場で、ぜひご覧くださいね。
そして、旅の話も・・・。

千さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、galleryらふとの向かい。
木立の中のテントです。

HPはこちらになります。
→ click