投稿者「director」のアーカイブ

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白い時間 

「白い時間」
クロヌマタカトシ木彫展、終了しました。
お運びいただきました皆様、お心を寄せてくださいました皆様、
ありがとうございました。

〇作品をお選びいただきました皆様へのご案内〇
作品のお届けの準備を進めております。
お届けまで今しばらくお待ちくださいませ。

galleryらふと

展覧会/らふと | コメントする

「手は顔の次に感情を表しますね」
クロヌマさんから興味深いお話を伺いました。
手紙を読む女性の手、腕を組む女性の手、花を摘む女性の手。
その心の動きは、見る方の心持により、
日々、違って感じることもあるかもしれません。

ご来場いただきました皆様には、
クロヌマさんの作品と対話するように、
作品のはなつ空気感も味わうように、
ゆっくりとじっくりと、ご覧いただいています。
ありがとうございます。

本日最終日となります。
皆様のお越しをお待ちしております。


桜、ほろろ。

ワークショップ/らふと | コメントする

4月の花生けのブローチ – 銀の月のポージーピンを作る

来週末 4/18に開催、Anima uniさんのワークショップ
「4月の花生けのブローチ – 銀の月のポージーピンを作る」、
現在、第1回のみ余席がございます。

■4/18 (土) 「4月の花生けのブローチ – 銀の月のポージーピンを作る」
講師:Anima uni
第1回:10時半〜13時 → 受付終了しました
第2回:14時半〜17時 → 受付終了しました
定員 各回6名 会費 5500円

ポージーピンは
胸元に花を生けるためのブローチ。
昔からヨーロッパで愛されてきました。
春の庭を歩き、イメージを切り紙に映しとり
銀の月にローラーでプリントして作る
オリジナル紋様のポージーピンです。
お帰りは、胸元に4月の庭の草花を一輪挿して。
素材:銀と真鍮

今回のワークショップのためにAnimauniさんがデザインしてくださった、
スペシャルなブローチです。
素材として銀材を使っていただく貴重な会かと思います。
もちろん初心者の方もご参加いただけます。

庭は、ビオラパンジーやデイジー、ワイルドストロベリー、
わすれな草、ハーブなどが元気です。
4月の花を胸元にそっとさして。

ご参加ご希望の方は、お電話、
お問い合わせフォームよりお申込み承ります
https://www.nikke-cp.gr.jp/member/koubou.jsp
galleryらふと 047-370-2244

お申込み、お問い合わせ、お待ちしております。

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白い時間

『白い時間』
クロヌマタカトシ木彫展
第2週が始まります。

4/11(土)・12(日)
11:00 ~18:00
〇12日で会期終了となります。

お選びいただいた作品が多数ございますが、
会期中はお預かりをし、ご案内状の「読書する女性」をはじめ、
作品はごゆっくりご覧いただけます。

土曜日夕方からは白ワインをご用意しております。
作者のクロヌマさんもいらっしゃいますので、
作品を囲んで言葉を交わすお時間をお過ごしいただけましたら。

皆様のお越しをお待ちしております。

庭日誌 | コメントする

本日11日のお庭はお休みです

庭人、庭フレンズの皆様

本日、11日のお庭は、天候が不安定なため、
お休みとさせていただきます。
ご予定くださいました庭人さん、フレンズさん、
ありがとうございました。
また晴れの日のご参加をお待ちしております。

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風の始まり

花冷えの合間のひとときの晴れの日に、
今年度出展者による第一回ミーティングが開かれました。

出展作家45名、風人さん(過去出展者で今回サポートくださる方々)12名、
計57名の作家がはなびら輝く庭に集って。

会場を一緒にまわり、その後ミーティングルームに移動して約5時間!
10月の本展に向けての風がそよぎ始めました。

今年の雰囲気は、なんとなく落ち着いた印象。
オトナな風になるのでしょうか?
ゆたかなつながり、ご縁の始まりがこの場から結ばれていきます。

昨日参加された方々、今頃は心の中でぐるぐる風が回っていることと思います。
これから半年のあいだに立ち上がってくる、それぞれの方々のお仕事、
そのハーモニーが楽しみでなりません。

ちょうど花びらもくるくると舞う中、なんだか入学式?のような記念撮影となりました。

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次のことを考える

桜も盛りを過ぎて、今日は冷たい雨に打たれています。

ギャラリーの裏の小庭。
桜色の吹き溜まり。

巨岩、と名付けられた作品が、はなびらのゆくえを見守るように。

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クロヌマタカトシさんの個展、前半の三日間を終えて、あと迎える土日の二日間となりました。

クロヌマさんもブログを更新されています。 → 

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クロヌマさんが、
「今回の展示は僕にとっては特別なものだった」
と書いてくださいましたが、
私たちにとっても今回の展示は特別なものでした。

「galleryらふと」がこの場に移って10年。
「工房からの風」を一年のハレの日とすれば、日々の庭づくりなどの日常のケの日々があります。
その中で、ギャラリーでの展開がどうあったらよいのだろう。
そのことをずっと模索してきました。

折々のワークショップと、
5月6月に行う今年度の「工房からの風」新規出展による展覧会「風の予感」展。
この営みが育ってきましたが、単独での展覧会をなかなか企画できずに過ごしていました。

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前半三日間が終わり、花闇の中に灯るようなギャラリーの中で、
クロヌマさんとわたし、スタッフの宇佐美の三人で静かに充足感に包まれていました。

現在のクロヌマさんといえば、動物や果実の彫像とブローチにとても人気があります。
それを今回は一切出さずに構成することは、作家とギャラリー双方に意思が必要でした。

取り立てて話し合ったわけでもなかったのです。
クロヌマさんが、ご自身で今展はそうありたいと決められて、
私はそれを察して、受け入れただけのこと。
言葉に出さずに、それぞれが相手に迷惑をかけてしまうかもしれないという一抹の不安も抱えながら、
いや、きっと今回はそうあるべきなのだという思いで初日をあけました。

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充足感、といってもひといろではなく、さまざまな喜びの色合いなのですが、
その中でも一番の満たされた思いは、見てくださった方々の反応でした。

「初々しいことがしたかった。
少し手に負えないようなことがしたかった。
知っている線をなぞるのではなく新しく線を引いてみたかった。
でもそれはすごく恐いことでもあった。」

そんな思いで作られた作品を、いや、そんな思いで作られた作品だからこそ、
訪ねてくださった方々の心に鮮やかに映ったものがあったのだと思います。
ギャラリーを後にされるときの表情、佇まいが私たちにとっては宝物でした。

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「工房からの風」に集ってくる作品群。
暮らしの中で使うものであろうと、所謂アートの作品であろうと、
今日現代に個人が作り出すもののあるべき姿。
その姿を映し出す場としてのギャラリーの在り方ってどんなだろう。

後ろをなぞるのではなく、切り拓く心と手をもって作られたもの。
一歩一歩作家として前に進む過程、それに添う場として、
「galleyらふと」が存在したい、そう確信した展覧会でした。

(と、終わったように書いてしまいましたが、土日とあと二日間あります!
土曜日は夕方から白ワインもお出しします。
白い時間、ですもの!)

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先日来の赤木明登さんの「住む」での文章を巡る考察はまだこの場でも続きます。

「次のことを考える」

と、文中小見出しにありますが、今回の展覧会も、その脈の中にあります。
作家が次の扉を開くこととともにある仕事。
「工房からの風」で漕ぎ出した作家の仕事が、
次の海原に向かう場面で関われる場でもあるように。

作家として世に出ることが目的ではなく、作家としての人生を豊かに全うすること。
その過程でひらく花々との出会いの場を作る仕事。

次のことを考える、
も、進みます。

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2015年度 庭人さんを募集します

ニッケ鎮守の杜では、
2015年5 月から一年間ご一緒いただく庭人さんを募集します。
現在の庭人さんで継続くださる方の他に、新規で5 名程度。
近隣にお住まいで、45 歳くらいまでの方。
耕し、種まき、草むしり、水撒き、土木作業、収穫…。
一年を通じて週に一度(主に水土)半日のお手伝いをしてくださる方。
夏は週一度、夕方の水撒き当番が出来る方。
連絡をメール(携帯可)で取れる方。
庭作業、初心者の方を希望します。
HPお問い合わせフォームから庭人希望として、
4月15日までにお問い合わせください。

2009年からガーデナー・イラストレーターの大野八生さんに
ガーデンデザインに入っていただいています。
月に3回ほど、大野さんも庭作業にいらっしゃいます。
読売新聞夕刊連載「鎮守の杜から」もこの4月で3年目に。
バックナンバーもらふとにございますので、
ご興味のある方は開館期間にぜひお出かけください。

先日種まきをしたわさび菜やレタスも芽が出てきました。
晩秋に球根を植えたチューリップたちも次々に庭をにぎやかに彩ってゆきます。
春からまた次の春へ。
庭づくりを通して季節の巡りをご一緒しませんか。
ご応募お待ちしております。

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白い時間

花の雪に包まれたらふとで、
本日4日も、クロヌマタカトシさんの木彫展「白い時間」をひらいています。

「白い時間」は明日5日で第1週目終了となります。
6日〜10日は休廊とさせていただき、11日、12日オープンです。

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むきあうじかん

そよそよと花吹雪舞う中、チューリップも咲き出しました。
花曇りが展示空間にふさわしい空気に整えてくれているよう。

初日からゆたかに展示を明けることができました。
クロヌマさんの仕事を見続けていらっしゃる方々、
25年以上も前身のギャラリー時代から通い続けてくださる方々、
fbで偶然知ってくださった方や、案内状から新たに訪ねてくださった方、
作家の方々もさまざまに、はるばると。

どなたもがゆっくりとこの空間を味わうように過ごしてくださいます。
作家や私たちと時々会話を。
けれど多くの時間は、作品にただじっと向かわれて。

工芸、クラフトを中心に展示をしてきましたから、
お客様の佇まいに大きな違いを発見!しました。
用途のあるものは、手に取って、使う動作の中で作品を確かめたり、
服飾工芸であれば、まとったり、身につけたりしながら、作品を鑑賞されます。
触れることで作品を味わうように。
けれど、今展では作品に向き合うだけ。
一点一点向かい合って、作品をただ見つめていらっしゃいます。

私もお客様がひけたとき、作品に向かい合ってみます。
すると、作品を見ながら、なんでしょう、作品には触れずとも、
自分の心に触れているような気持ちに。
自分の心がふんわりかきまぜられて、ほぐされていくようでした。

向き合う時間も、白い時間なのでしょうか。

(作品に、実際に触れていただくこともできます。
樟の芳香をどうぞ、とクロヌマさんがおすすめくださったり)


 

ハマスホイの画集を広げて見ていかれる方も。
 

 
小屋の作品を介して、クロヌマさんとお客様の
それぞれの心にしずむ風景が語られていったり。

いつしか眉がくつろぎ、胸が広がったような姿になられて、
ギャラリーを後に なさいます。

会期はあと4日。
さくらに囲まれたギャラリーでお待ちしています。