2018年10月の記事一覧

「director’s voice」New

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カフェ ポステン(コーヒー・スイーツ)

コルトン広場では、おいしい珈琲も提供いただきます。
カフェ・ポステンさんからのメッセージをご紹介いたします。

Q1
カフェ・ポステンさんは、「工房からの風」でどのような展開をしてくださいますか?

A1
カフェ・ポステンは、つくば山麓の元郵便局舎のカフェです。
お店では、自家焙煎の珈琲などのドリンク、地元の食材を主に使ってランチやお菓子を作ってお出ししています。
今年も、作家さんの集う「工房からの風」に参加できるのを楽しみにしております。

今年のメインは、自家製焙煎豆のホットコーヒー ”楓ブレンド”
手仕事の庭に吹く風をイメージしたフルーティで柔らかな酸味のブレンドです。
こちらの豆の販売もいたします。

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全体のメニューはこのようにご用意しています。
~温かいドリンク~
 *楓ブレンドコーヒー
 *カフェ・オ・レ
 *秋色ハーブティー
 *ホットジンジャー
 *ホットつくばベリー

~冷たいドリンク~
 *ポステンアイスコーヒー
 *アイスカフェ・オ・レ
 *ジンジャーソーダ
 *つくばベリーソーダ
 *工藤さんのりんごジュース

 *楓ブレンド珈琲豆150gで販売します。

~焼き菓子~
 *きび糖スコーン
 *あんずスコーン
 *キャラメルナッツスコーン
 *栗ケーキ
 *りんごケーキ
 *スパイスキャロットケーキ 他

コルトン広場、モニュメント近くのカフェ・ポステンのテントでお待ちしております。

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私たちも筑波方面に行くときは、必ず寄りたくなるカフェポステン。
工房からの風でも、作品巡りのブレイクにぜひお立ち寄りください。
ホームページはこちらになります。
→ click

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文庫テント

文庫テントへ、ようこそ

「工房からの風」につながる一連の活動は、
ニッケコルトンプラザオープンの30年前から始まりました。

館内に誕生した工藝ギャラリーショップ「NIKKEこるとん銀花」時代から、
作り手と使い手を結ぶ場として、小冊子を編み続けています。


BASE-NOTE
coya note
風の音

また、「工房からの風」の開催時にも、作家の文章を集めた小冊子の制作を続けてきました。

「作る人の言葉には、生きることへの輝きある言葉がある」
という想いと、
「作る人が文章を綴ることは、自らの仕事への耕しにつながる」
との想いが重なり、この編集活動は続けられてきました。

今活動の種が蒔かれた30年前と、育み続けた30年間に想いを寄せて、
この「文庫テント」を設けました。
今まで編んだ冊子や、ゆかりの書籍を開いて、
作ることにまつわる言葉の世界をぜひ味わっていただきたいと思います。
そして、これからの作ること、作ることと響いた幸福な時間について、
想いを交わしたいと願います。

工房からの風 ディレクター 稲垣早苗

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掌      全8号 1991年~1994年
BASE-NOTE
coya note   全17号 2004年~2010年
風の音 全 7号 2013年~2017 年

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工房からの風小冊子 主な寄稿者(順不同 敬称略)

1996年 赤木明登 堂前守人 吉田佳道 伏見眞樹 舞良雅子 ほか
1997年 三谷龍二 レギーナ・アルテール 赤木明登 小島郁子 中村工房 ほか
1999年 前川俊一 真木千秋 岩田圭介 広沢葉子 西川聡 ほか
2001年 加藤文子 中里和人 小林ゆふ 安藤竜二 齋藤田鶴子 ほか
2003年 中村功 矢谷左知子 荒川尚也 相馬紳二郎 萩原千春 ほか
2005年 奥畑正宏 磯敦子 寺田聡美 今野安健 塩山奈央 ほか
2006年 長南芳子 安齋新 冨沢恭子 富井貴志 中本純也 ほか
2007年 宮本佳緒里 成田理俊 宮下香代 佐藤千香子 川端健夫 ほか
2008年 石原稔久 舞良雅子 松下純子 安部智穂 寺田優 ほか
2009年 熊谷茜 古谷朱里 大桃沙織 いわもとあきこ 菅野あゆみ ほか
2010年 宮岡麻衣子 山田洋次 peterIvy ますみえりこ 武井春香 ほか
2011年 井上陽子 中矢嘉貴 佐々木ひとみ 大護慎太郎 吉田慎司 ほか
2012年 大谷哲也 小澤基晴 香田佳子 加藤かずみ さこうゆうこ ほか

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そして、昨年の15回展では、記念冊子「風50+」を出版しました。

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→ click

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文庫テントでは、これらの印刷物をお手に取って開き、
椅子に腰かけてお読みいただけるコーナーを設けます。

また、バックナンバーで比較的余裕があるものをセットにして、
1セット500円でお分けいたします。
この機会のみの販売ですので、作り手の紡ぐ言葉に関心をお持ちの方は、
ぜひお選びください。
尚、このバックナンバーセット@500円については、
いただいた金額を、公益社団法人企業メセナ協議会の
GBFund(G:芸術、B:文化、F:復興/ファンド)に全額寄付させていただきます。
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こちら、空間構成を、長野麻紀子さん(Anima uni)、松塚裕子さんが行ってくださいます。
風人さんたちから寄せられた「言葉」が空間に溶け込むような構成になるかと思います。
ぜひゆっくりとお立ち寄りくださいませ。

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素材の学校

毎年恒例、お子様向けのワークショップのテントが2クラス出現します。
子ども時代にぜひ工藝の素材に触れてほしい、
作る仕事の大人と接してほしい、との願いを込めたテントです。

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こちらのプリントも本部テントでご用意していますので、
会場に来られたら、ぜひゲットしてみてください。

ご参加方法は、大人ワークショップと同じで、
各開始30分前に開催のテントでお申し込みを承ります。
予約は不要です。
天候や状況により、急遽変更があることをご了承ください。
お一人での制作が困難な方(お子様など)はお付き添いの方とご参加ください。
詳しい参加条件は、各ワークショップブースでお尋ねください。

谷田貝陵子
『木の葉のネームタグ』
両日 10:00~11:00 随時受付
5名様ずつ
500円

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RIRI TEXTILE
『草木染めの糸で織るコースター』
両日 10:30~11:30
定員各6名様
1,500円

ri素材の学校

フクシマアズサ
『脱穀してつくるモロコシほうき』
両日 11:30~12:30
定員各5名様
2,000円

素材の学校(ほうき)

磯 敦子
『綿から作るふしぎの実』
両日 12:00~13:00
定員各10名様
1,500円

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CHIAKI KAWASAKI
『打ち込み象嵌キーホルダー』
両日 13:00~14:00
定員各10名様
1,500円

打ち込み象嵌キーホルダー_見本2

森 友見子
『再生紙で作る壁飾り・この木なんの木?』
両日 13:30~14:30
定員各10名様
1,500円

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谷田貝陵子『木の葉のコインケース』
両日 14:30~15:30
定員各8名様
2,000円

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フクシマアズサ『脱穀してつくるモロコシほうき』
10/13(土)のみ 15:00~16:00
定員5名様
2,000円

素材の学校(ほうき)

そして、今年は、最終日の夕方、こんな企画ツアーも!

『キッズ庭めぐりツアー』
10/14(日)のみ 15:00~16:00
定員8名様
1,000円

手仕事の庭」に育つ綿や、ホウキモロコシを
観察したあと、竹のリースをつくりましょう。
色々な素材の話を楽しみましょう。

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一草一木テント

一草一木テントへ、ようこそ

自然の恵みと人の手が結びあって生まれる暮らしの道具。
「工房からの風」では、このような作品をご紹介しています。

自然の恵みと人の手が結び合う、とは、素材と技術が結び合うことでもあります。
そのことを深く考えていくと、五行思想に通じていきます。

木火土金水
この5種類の元素は「互いに影響を与え合い、
その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えを持っています。

木は燃えて火を生む。
燃えたあとには灰が残り、灰は土に還る。
土を掘り金属を得る。
金属の表面には凝結により水が生じる。
木は水によって養われる。

一方、

木は土に根を張って土を締め付け、養分を吸う。
土は水を濁し、吸い取る。
水は火を消し止める。
火は金属を熔かす。
金属は木を傷つけ、切り倒す。

「工房からの風」を巡るもの作りの世界を、五行を感じながら見てみよう。
その第一回目として木を取り上げ、この一草一木テントが生まれました。
このテントでは、草木由来の出展作家が扱う素材を展示し、
また、制作工程の公開(デモンストレーション)を行います。

素材提供
和泉綾子    草木染め糸
磯敦子     棉
岡林厚志    木
小嶋紘平・祐希 和紙
佐藤亜紀    草木染め糸
㔟司恵美    竹
フクシマアズサ ホウキモロコシ
吉澤佑種子   アダン
+ニッケ鎮守の杜・手仕事の庭

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制作公開
◆ hyakka 『木のスツールをつくる』
  両日 10:30~11:30

◆ 岡野達也『曲げ木で持ち手をつくる』
   両日 12:00~13:00

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◆ 吉田慎司『ほうきの仕組み』
  両日 13:30~14:30

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◆ 勢司恵美『真竹でスツールの座面を編む』
  10/13(土)のみ 15:00~16:00

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トークイベント

10月14日(日)12時~13時
コルトン広場ワークショップテントCで、トークイベントを行います。

鞍田崇さん(明治大学准教授・哲学者)
×
稲垣早苗(工房からの風ディレクター)

『民藝のインティマシー—「いとおしさ」をデザインする』
という著書を出版された鞍田崇さんは、
今春、NHK Eテレの『趣味どきっ!』火曜放送シリーズ
「私の好きな民藝」(4/3-5/29、全9回)にご出演されました。

現在は、NHKラジオ第二、毎週水曜 20:30 – 21:00で
「今なぜ民藝か」というテーマでお話をされています。
(ちょうど10月10日(水)に第二回目のオンエアーがあります!)

今回、テーマは「工藝を巡る耕し」
民藝など、ものづくりの現場を重層的に訪ね、
広やかに会話を重ねる鞍田さんの目に映る「工房からの風」ってどんな風なのだろう。
ということや、
作り手の文章をずっと編み続けてきたこの「工房からの風」、
その言葉、文章とともにあるクラフトフェアということについて感じられること
などなどを、お聞きしたいと思っています。

そして、ものやひとやそのストーリーだけを点として注目するのではなく、
「工房からの風」に集う作り手や使い手の方々の営みを、
哲学者の目からお話しいただきたいと思っています。

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明治大学准教授。哲学者。1970年兵庫県生まれ。
京都大学大学院人間・環境学研究科修了。
現在、明治大学理工学部准教授。
近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。
著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)など。
http://takashikurata.com

:::

トークイベントご参加方法

当日開催15分前よりお席のご案内をいたします。
予約不要です。
席に限りはありますが、お立ち見も可能です。
尚、晴天時には30席をご用意する予定ですが、
天候により席数を減らす場合や、
急な会場の変更(館内)がありますことをご了承くださいませ。

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玉元利幸さん(木工)

今年の出展作家は49組。
(ほかに、ワークショップ等風人さんたちが18名いらっしゃいます)
いただいたメッセージのご紹介も最後のお一人となりました。
玉元利幸さん。
沖縄からの出展。
2013年から5年ぶり、はるばる市川までやってきてくださいます。

Q1
玉元さんは「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
僕は沖縄本島の北部、やんばると呼ばれる緑豊かな地域で暮らし、
そこで育った木材を使い主に木の器を作っています。
今回の「工房からの風」には僕の作品で
よくお問い合わせをいただくようになった
「お弁当箱」をメインに作品の展示を行いますので、
この機会にお手にとってご覧いただきたいです。

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玉元さんのお弁当箱は、とても人気の高い作品。
「工房からの風」にむけて、玉元さんはそのお弁当箱をたっぷり制作くださいました。
こんなに一度に見て選べるのは、なかなかないことかと思います。

身の回りの材を使うことが、玉元さんにとっては自然なこと。
というか、自然なことでありたいという想いがそこにはあるのだと思います。

4年前の初夏、はじめて玉元さんの工房をやんばるに訪ねました。
関東とは違った植生の中、緑も、湿度も、光も濃い沖縄の地。
大地から生える樹々と、木材となって工房にある制作途中の木、
そして完成された器やお弁当箱が環のようにつながっていることが、
玉元さん一家の笑顔ともつながって、深い安らぎを感じたのでした。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
工房にはiphonをつないだスピーカーから常に音楽が流れています。
その時々によって様々なジャンルの音楽を聞いています。

木屑まみれになって木工機械を扱っているときは
気分を盛り上げるためにアップテンポの
ロックにソウルにヒップホップを流し、
心を落ち着かせての仕上げ削りや漆塗りなどの場合は
スローテンポのロックやソウル、
ジャズにフォークなどの音楽を選択しています。

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工程によって音楽のジャンルが変わる。
ひとつの器の中にも、弾んでいたり、静かだったり、
さまざまな調べの時間が重なっているのですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
僕が初めて木で作ったものはなんだろうと考えた時に
思い出されたのが中学生の時に
工事現場でいらなくなった木材をもらってきて作った犬小屋です。
あの頃はたいした道具もないのにそれなりに出来ていたなと覚えています。

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すでに日曜大工的なことを中学生から手掛けていた玉元さん。
器やお弁当箱だけではなく、ご自身の家も手掛けたりされていましたね。

今、お仕事も充実されて制作に忙しい日々を送る玉元さん。
沖縄、しかも空港からもはるか遠いやんばるから、市川の「工房からの風」に出展くださることは、
年単位でのスケジュール調整を基に、大変なことだったと思います。
それでも、「工房からの風」は、玉元さんの再びの出展を心待ちにしていました。

玉元さんを、玉元さんのご家族をずっと応援しているたくさんの作家の方がいらっしゃるので、
少し立ち入ったことを書くことをお許しください。

初出展のとき、それを心から喜んで玉元さんを応援していた夫人の佳世さんは、
私がやんばるでお会いした直後に病が発覚し、数か月の後、天に召されました。
玉元さんの木の仕事が誰よりも大好きで、最大の応援者だった佳世さん。
夏の青空のような満面の笑顔は、お嬢さんのHちゃんが瓜二つのように引き継いでいます。

あまりにも突然のことに、玉元さんの胸中はいかばかりのことだったでしょう。
そのことを知って、作家や私たちは、ただ応援することしかできませんでした。
それでも応援したいと願った人たちは、何かと心を寄せて、やりとりを重ねてきたのでした。

玉元さんの木の器が大好きだった佳世さんは、玉元さんがますます佳き作り手となって、
人に喜ばれる器、そしてお弁当箱を作る人でいることを、誰よりも喜んでいると思います。
そして、あんなに出展を喜んでくださった「工房からの風」に、再び出展することも。

8月末の全体ミーティングの時、5年ぶりにこの庭にやってきてくださった玉元さん。
お互い、佳世さんのことは言葉に出さなかったけれど、
なんだか自然に、空気のように佳世さんの存在を感じていました。

庭って不思議ですね。
彼岸此岸の境を飛び越えて、そのふかぶかとした奥行きに、
さまざまな生きた者の息吹きを感じさせてくれるような気がして。

湿っぽくならず、淡々と書こうと思いましたが、かなっていなかったとしたら私の力不足です。
たくさんの想いの果てに、今を精一杯に生きる玉元さんが、
そのお仕事である木の器を作ることで、この場に帰ってきてくださったこと。
そのたくましさ、清々しさがほんとうにうれしいのです。

今回、玉元さんの出展場所は、おりひめ神社脇奥。
ホームページはこちらになります。
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Yukiko Kawahara, Shooting mit Model im Studio, Studiolicht
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yuki kawahara(フェルト)

スイス在住のyuki kawaharaさん。
工房からの風には2014年以来、二度目の出展をいただきます。

Q1
yuki kawaharaさんは、
「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
帽子、マフラー、ストール、手袋。
羊毛を使いフェルトで形ににすることの
意味を考えてたどり着いた定番のアイテムです。

毛と布が絡み合って生まれる布の表面や色は
一点ずつ違うので、それぞれの表情を発見していただければ嬉しいです。

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ドイツ語圏のスイスに長く暮らすyuki kawaharaさん。
フラワーアレンジメントのお仕事から
フェルトでの作品作りに制作が広がって、
地元スイスでの発表を続けてこられました。

日本ならではの繊細な手仕事とヨーロッパの感覚が
yuki kawaharaさんの中で融けあって、
独特の布フェルトの世界を生み出します。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
音楽は時々流します。
元気の無いとき、やる気満々の時、
集中するときなどとその時の気分によって
ロックからオペラまで様々です。

心のサプリメントのような役割でしょうか。

また旅にでるとそこの土地の音楽を探し、
名前も知らなかったアーチストが多いですが、
戻ってからその風景や香りを思い出に浸りなが作業することも。
昨年はアイスランドがテーマでした。

縮絨(シュクジュウ)はひたすら
羊毛をフエルトになるように縮める作業です。

その時は読書時間の不足を埋める為に、
そして語学学習の為という理由から
オーディオブックを聴くことが多いです。
ミヒャエルエンデの「モモ」は何歳になっても考えさせられる作品で、
何度も読んだり聴いたりしています。

Yukiko Kawahara, Shooting mit Model im Studio, Studiolicht

なるほどー。
本を聴く、ということもあるのでした。
「モモ」は原文がドイツ語だと思うので、
それは一層よく伝わるのでしょうね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
木工は触って使ったり、
日に当たったりすることによって深みが増す生きている素材の一つですよね。

アトリエにある高さを調節できる機能付きの古い作業イス。
ヴィンテージショップで見つけました。
長く腰掛けるには硬いのですが、
展示会などではブースの中でいい感じの空気を醸し出してくれています。

最近、うちには帰国の際に出会った木工作家さんたちの作品が増えています。
今は見るだけで嬉しくなるのですが、
これからは大切に「自分のモノ」になるように使いこなしたいと思っています。

Yukiko Kawahara, Shooting mit Model im Studio, Studiolicht

今年の工房からの風には、
特に木工作家のすばらしい作品が集まっています。
スイスでの暮らしの中で、
ぜひいい味がでるように使いこんでいただけたらと思います。

yuki kawaharaさんの出展場所は、おりひめ神社の脇。
ホームページはこちらになります。
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CHIGUMA-3
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CHIGUMA(木工)

今回の木工作家の中で唯一の女性、山口陽子さん。
CHIGUMA(チグマ)という工房名で作品を発表しています。

Q1
CHIGUMAさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
無垢の木を使った手彫りのお皿、ボウルを中心に、
スプーンやカットボード、漆ぬりのプレートなどを出品します。

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器はひとつひとつ、
心地よい厚み、心地よい重みを探りながら彫りだしていきます。
手で持ちあげたときの感触を大事にしています。
自然の美しさを感じられるような、包容力の豊かなものとなるように。
ぜひ末長くお使いいただけたらと思います。

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CHIGUMAさんの器の魅力は、心地よいヴォリューム感。
やや厚めの形でありながら、洗練されたフォルムなのです。
薄くて洗練、というのは比較的ありますが、
厚くて洗練というところが印象的で、
普段使いはもちろんですが、リビングのインテリア的な木の器としてもおすすめなのです。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
むかし旅人になりたかったので、、
工房ではいつもどこかのワールドミュージックを。

最近は Caetano Veloso をよく聴きながら
気持ちだけブラジル旅行してます♪

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作られる木の器ととっても似合った音楽ですね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
まっさきに思い浮かんだのは、
軽井沢にあるアントニン・レーモンド設計の聖パウロカトリック教会です。
木工をはじめる前、教会建築に魅せられ建築を学んでいて、
何度も足を運びました。

とんがった三角屋根、それが豪快に木の丸太を組んで作られていて、
野性的というか木の持つ力強さを感じました。
それでいて差しこむ陽のひかりを優しくうけとめて、
空間全体がとてもやわらかく、心地よい。

そのときは自分が木に携わる仕事をするとは思っていませんでしたが、
木という素材を体感し、その魅力を知るきっかけとなりました。

CHIGUMA-3

山口さんの興味関心のあること、学んできたこと。
そのひとつひとつの種子のようなものが、
じんわり木の器となって現れているのでしょうか。
山口さんという作り手のならではの美意識、
作りたいものがきっと明確にあるのだと感じています。
今はまだその一部が完成したところなのかもしれませんが、
あせらず、ひとつひとつの姿を完成させて、
新鮮な木の器、作品づくりを進めてほしいと願っています。

CHIGUMAさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、
galleryらふとの前方、砂利道をはさんだあたりです。

インスタグラムはこちらになります。
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吉野千晴さん(陶芸)

大分県で作陶をする吉野千晴さんからのメッセージをご紹介いたします。

Q1
吉野さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
染付や上絵の日常使いのうつわを出品します。
日本昔話みたいなあたたかくてひょうきんな楽しい絵付けを目指しています。

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ほっこりひょうきんな愛らしい絵付け。
日本昔話みたい、とはまさにですね。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
ブルーノ・ムナーリの「木をかこう」です。
絵はいつも自由であることを教えてくれました。

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この本、大人こそ読むといいですよね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
山です。

草や木が自由に育ち、動物たちが過ごしている。
その自然なことに、私は生かされているんだなぁと思います。
草や木をスケッチする度に、土から生えてきた根っこや、
枝から生える青々しい緑に生命力を感じます。
それを、ずっともっと大事にしていきたいです。

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吉野さんの工房をお訪ねしたことはないのですが、
きっと自然豊かなところなのではないでしょうか。
茶目っ気のある絵の根っこには、自然への想いがあふれているのですね。

吉野千晴さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
インスタグラムはこちらになります。
→ click

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Humming Works(木工)

四国、香川県で制作をするHumming Worksさんからのメッセージをご紹介します。

Q1
Humming Worksさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
今回のテーマは箱です。
屋号であるHumming Works(ハミングワークス) の思い
「使い手から思わず鼻歌の出るようなものづくりを」
にそった様々な用途の箱をお持ちします。
手紙を想う箱、アクセサリーを飾る箱 etc.

収納という箱のもつ機能に、僕の思うところの美しさと、
飾るという機能を足す事で、使う人の毎日がちょっと気分の良いものになる箱。

「あ、私、また手紙書いてるわ。すっかり筆まめ」
「アクセサリーなくさなくなったよね、いっつも使うときに探してたのに」
ふっふん♪と言う様な。
なかなかニッチな箱もありますが、皆さんの琴線に触れる箱が見つかるとうれしいです。

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また、今年度のメインヴィジュアル「木(草)」にちなんで、
季節のリースやドライフラワー、モビールやエアープランツなどを飾る
「Hunging tree」を制作してみました。

家族以外では初お披露目です。
お気に入りの何かを飾る事で美しさを増す、+αで変化する木。
影も計算に入れて飾るものを選ぶと、夜は違った表情を見せてくれます。
木肌や木目、それぞれの木の持つ色や性質に会わせて仕上げも変えています。
お気に入りの一本を探してみてください。

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魅力的な木工作家が集う中、
特にテーマを設けて個性ある内容に構成くださった
Humming Worksさん。
木の箱、様々な展開が生まれているようですね。
見る方もイメージが広がっていきそうです。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
朝には朝の、雨の日には雨の雰囲気に合う音楽を選びたいと思っています。
土曜の夜と日曜の朝は何となく特別で、
夜にはNorah Jones、
日曜の朝にはHenning Schmiedtが聞きたくなります。

また、子供が生まれてから不思議と急に心にしみるようになった曲があります。
Louis Armstrongの『What a wonderful world』
この歌の言葉をじっくり噛みしめると、
自分の周りにある色がひときわ眩しくみずみずしく感じられるようになる気がします。
また、いつまでもそう感じていたいなと思ったりします。
I hear babies crying の歌詞の後のくだりでぐっときます。
夜に書く手紙と、夜に聞くアームストロングはくせ者です。

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なんとなく耳さびしくてかけてしまうのではなく、
その日、その時ならではの曲を選んで聴くのはいいですよね。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
小学生の夏休みに青森の祖母の家に遊びに行ったときの事。
剪定した細いりんごの丸太を短く切って、
穴を3カ所あけるという簡単なペン立てを父とつくりました。

慣れないのこぎりを使って、長さを切り、
手まわしのドリルでペン用の穴をあけ、磨いて…。
今考えると、簡単に出来そうなのに、当時は無我夢中でした。

のこぎりは疲れるのに切れないし、
穴は綺麗にあかないのに深くならず、
磨いてもなかなかすべすべにはならない。
なんて、木工ってのは思い通りにいかないんだ!と。

今でも、まさかっ…。こんなことが…。
と、突如現れる割れや、誤算に悩まされる事もしばしばです。
でも、何とも美しい杢目と出会ったり、
想像以上にきれいな経年変化を見せてくれる木に
出会えたりするのもまた、木工の嬉しい誤算なのです。

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思い通りにいかなかったことが、未来の仕事になったとは。
子どもの時に手を通して作る行為は、とっても大切なのだと思います。
「工房からの風」でも、子どもたちに向けて「素材学校」というのを、
ずっと続けていますので、こちらもぜひご覧くださいね。

Humming Worksさんのテントはニッケ鎮守の杜の本部テントすぐ近く。
庭の駅というテントの隣です。

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Atsuko Yamaguchi(染織)

北海道から本州と、出展作家からのメッセージをご紹介してきました。
残るは、四国、九州、沖縄、スイスのあと6名の作家の方々。

それでは、徳島市で染織をされる
Atsuko Yamaguchiさんからのメッセージをご紹介しましょう。

Q1
Atsuko Yamaguchiさんは、
「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
根を張り、花を咲かせ、種を実らせるための生命力、
そのものである色を、蓮から分けてもらい染めた糸で
織ったストールなどを出品します。

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蓮って、ほんとうに魅力ある花ですね。
美しい花はたくさんありますが、特別の存在感のある花。
その蓮で染めた糸で織り上げた布。
ぜひ庭に、空に、光に透かしてみてみたいです。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
・・・よく聴く音楽・・・
Fuziko Hemmingさんのピアノなど、クラシックを聴いていることが多いです。

たまに、旅先で出会い持ち帰った音楽も聴いています。
ジャンルは主にジャズ…だと思います。

ですが、この夏は「工房からの風」への出展を控えた緊張感に加え、
ひどく暑く、その熱っぽさの中、通常モードではエネルギーが足りなくて
普段はあまり聴かない男性ボーカルの音楽にも助けられました。

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この夏、ほんとうにほんとうに暑かったですね。
心の中も熱かった!Atsuko Yamaguchiさん。
その織りあげられた布は、清々しい中にも情熱的に織り上げられているのでしょうか。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
・・・思い出に残るもの・・・
祇園囃子の笛です。
絢爛な色彩の宵山の夜、太鼓や鉦の音や人の声と重なり、
高く響いて残る余韻が

鮮やかな景色と共に、記憶に残っています。

竹製の笛は、笛師と言われる職人さんによって作られているそうで、
自然と人の手が作り出した楽器という形に、
息を吹き込んで美しい音色を奏で

目に見えない大きな力に祈り、つつがない日々を願う
昔から変わらない想いを、
今も未来へ繋げていることを鮮明に感じたことも印象的でした。

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祇園囃子とは、阿波踊りのものでしょうか。
風土に根ざした思い出は宝物だと思います。

Atsuko Yamaguchiさんの出展場所は、手仕事の庭のほとり。
トキニワカフェも近くです。

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ヒヅミ峠舎(陶芸)

山口県柳井市日積においてヒヅミ峠舎を開いた
三浦圭司さん、アリサさん夫妻からのメッセージをご紹介しましょう。
(陶芸舎と峠舎をかけたんですね!)

Q1
ヒヅミ峠舎さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
染付と色絵の日常使いの器を出品させていただきます。
お茶碗、丼ぶり、蕎麦猪口、お皿、小鉢などです。

昔から人々に馴染みのある染付の器を
生活が楽しくなるようなかたちで、
少しだけ物語を含んだ図案で作りましたので、
今回特に見ていただきたいです。

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ヒヅミ峠舎さんでしか描けない個性的な絵付けの器。
たっぷり見応えありそうで、わくわくしますね。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
工房でよく聴く音楽は「 鈴木常吉」さんです。
郷愁に駆られるアコーディオンの音色と、
光と影、男と女、父と子、生と死、表と裏・・・
というような二面性のある世界観がとてもあたたかく、
自分たちに考える時間を与えてくれます。

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好きな音楽と作品がとっても合っていますね。
郷愁とあたたかさとユーモアと。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
工房の入り口のドアです。
イギリスの100年程前の丸い形のステンドグラスを見つけ、
それを使って沖縄に住む父が木のドアを作ってくれました。

昼間は素朴でカントリーのような印象ですが、
夜は工房の白熱灯の灯りがステンドグラスを煌びやかにし、
外から見ると昭和の小さな呑み屋のような雰囲気になる。
そんな昼と夜の顔を持つ木のドアが大切な宝ものです。

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アリサさんは沖縄のご出身でしたね。
お父様が手掛けたイギリスのアンティークのドア。
どんな雰囲気なんでしょう。
ぜひ見せていただきたいです。

ヒヅミ峠舎さんの出展場所は、手仕事の庭のほとり。
お隣は同じくご夫婦で出展される和紙の小嶋紘平さん・祐希さん

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