2016年10月の記事一覧

「director’s voice」New

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director's voice | 1件のコメント

鈴木有紀子さん(ろうそく)

今回の最多出展作家?3回目の鈴木有紀子さん。
ろうそくの作家です。
静岡県富士市から出展くださいます。

Q
鈴木有紀子さんは、「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
定番として作り続けている灯して造形を愉しむ灯り、
デザインを透けさせてコトバのないストーリーを楽しむような灯り、
これからの季節に愉しみたい仕掛けのある灯り、
を連れて行きます。

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ろうそく。
私が渡航を重ねてきた北欧では、ろうそくのない暮らしは考えられません。
それは何も照度としての役割ではもちろんないのです。
ゆっくりと寛ぐとき、家族や友人と過ごす和やかな時間、
ろうそくを灯すことで、その時間が初めて色づいていくかのようです。
ちょうど花を飾る気持ちや、
おいしいものを食べたり飲んだりするような気持ちでしょうか。
どちらも消えものであります。

鈴木有紀子さんのろうそくは、灯すためのもの。
手作りろうそくは、灯していない状態のアート性を感じることが多いのですが、
鈴木さんのろうそくは、灯した時の美しを求めて作られています。

周りのろうと、芯のあたりのろう(wax)の
性質を変えることで溶ける速度を変えてみる。
そのことで浮かび上がる文様の影絵のような美しさ。
ゆらぐ炎の描き出す時間の豊かさを、ぜひ味わっていただきたいのです。

Q
鈴木有紀子さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
いつでも「工房からの風」をとりまく『風』は、
大らかで和やかな風だと感じていますが、
出展の扉が開かれてから両当日、
再び工房に戻り静けさに身を置いた時、
その後ふと思い出す時、その時々で
『風』は、細やかに表情が変わる経験もしました。

みたび。

その『風』はやはり大きくて、
見守られているような-そんな『風』の表情を感じています。

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鈴木さんのろうそくはお花のよう。
と先に記しましたが、贈り物としてもお花のようにお使いになるのをおすすめします。
お誕生日や新居のお祝いに祝花として。

また、お悔やみの時には白にうっすら文様の仕込まれたものを、
お忍びの品として。

上質なエッセンシャルオイルがかすかに香るのも、
鈴木さんのろうそくならではです。

Q
鈴木有紀子さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
下の名前の「有紀子」は、富士宮浅間大社で
幾つか戴いた候補の中から両親が選んだそうです。

一説には、当時とても素敵な俳優さんにこの漢字の方がいたからと。
(ミーハー。)

・・・

工房名の『kaltio . (カルティオ)』は、
ろうそくの文化が生活に馴染んだ国(フィンランド)の言葉が
素敵だったので名づけました。

kaltio.=湧き水のでる場所
独学で始めたこのものづくり、
いつでも灯りとの対話(考え方)やデザインが湧き水のように滾々と
鮮度・純度をもって心や頭、そして手に湧き出ますように
そんな願いを込めています。

・・・

そうそう余談ですが、私の名前を戴いた浅間大社の敷地内に
「湧玉池(わくたまいけ)」という富士山の湧水が
滾々と湧くそれはきれいな水の場所があります。

時折、誘われるように足を運ぶのですが、
この質問が投げかけられて返答しながら、
そういうコト(繋がっているような気持ち)か、
と妙に腑に落ちた気がしました。

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湧玉池とkaltio

運命的ですね。

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こちらの画像は、先日galleryらふとでひらいた、
ろうそくの夕べのときのもの。
実際に灯したろうそくのある時間がどんなに心にあたたかいか、
ご体験いただきました。

工房からの風は日中ですのでなかなかそれを味わってはいただけませんが、
今回は少し光が差し込みにくい場所で実際に火を灯してもいただこうと思っています。
ニッケ鎮守の杜、galleryらふとの正面奥の方。
ぜひほっこり和んでみてくださいね。

鈴木有紀子さんのブログはこちらになります。
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director's voice | 2件のコメント

梅田かん子さん(陶磁)

2009年、今から7年前に出展くださった方が、
「工房からの風」に帰ってきてくださいました。
梅田かん子さん。
当時は小杉かん子さんというお名前でした。
その後ご結婚されて、二児の母となられての再登場!です。

Q
梅田かん子さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
白磁にいきものや植物を上絵付けで描いています。

7年前の初出展の時はロクロ成形のものが主だったのですが、
今回は「タタラ成形」という、
薄く伸ばして板状にした土を切り取り
成形する方法を主として制作しています。

「タタラ成形」では板状のものを組み立てる事になるので背が高く
くびれのあるものは作りにくいのですが、
試行錯誤の末、ピッチャーや徳利など
コロンとした形のものが作れる様になりました。

いきものと植物を描いたカップ&ソーサーや
水族館をモチーフに描いたピッチャーもタタラ成形で作っています。
最近ようやく自分の絵付けに合う形が作れる様になってきたと感じています。

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かん子さんの絵付けは、一目見たら忘れられないような個性的なもの。
モチーフ自体が花鳥風月というよりは、生きとし生けるもの、といった感じで、
バッタやキリンなど通常器には描かれないものが登場します。
また、そのタッチが所謂愛らしいばかりではないところがぐっときます。

前回の出展以降、お客様から再登場のご期待もいただき、
工房からの風としてもお待ちしていたのですが、
作家からはそれ以降連絡が途絶え、
謎の?小杉かん子さんとして存在していたのでした。

その間、結婚、出産を経て、新たな人生を開きながら、
ご自身の制作の在り方との葛藤を重ねてこられたのでしょう。
7年ぶりに名字が変わっての応募用紙には、
進化した作品の写真に、静かな決意が綴られたものが添えてありました。

Q
梅田かん子さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
2回目の出展という事もあり、
前回の出展時には見えなっかた風が見えています。

まだまだ見えてない風も感じていて、
この先見えるのか見えないのか果たして見たいのか。
多くの事を考えさせてくれる風です。

今の私にとっては暴風。
吹き飛ばされない様に自分の足元を
しっかり確認しながらここまで取り組んできました。

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富山県在住のかん子さんとは、準備期間、
お目にかかったのは二回でしたが、
電話やメールで何度も言葉を交わしました。

「自己ベストは更新したい」
かん子さんの言葉の中で印象的なフレーズです。
ふたりの幼い男の子との時間は、大変ながらも
愛おしくて過ぎていくのが惜しいばかりのことでしょう。
けれど、自分の作りたい、描きたいものがある。
そのふたつの想いに身をちぎられそうな中、
だからこそ、やるからには上を目指そう、
それこそが自分への、そして家族への本物の愛だと信じて。
かん子さんはこんなふうに思っていたのではないでしょうか。

今回、たたらでの立ちもの(皿ではなく高さのある器)への挑戦をはじめ、
一歩ずつ前進させた成果がまもなく庭にやってきますね。

Q
梅田かん子さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
7年前の初出展の時は「小杉かん子」という名で出展していました。
その後結婚、出産を機に「梅田かん子」と改めました。
旧姓のまま作家名として続けるという選択肢もあったのですが
「梅田かん子」に変える決断をしました。
決断なんて大袈裟な言葉かもしれませんが、
やはり独立してから8年間、
頑張って育ててきた名前を捨てる事に当時は抵抗がありました。

今は6歳と4歳の男の子を育てながらの制作で、
続けていくのは難しいと感じる時もあります。
そんな中でも作ることを続けさせてくれる主人に感謝しています。

「梅田かん子」は私一人の名前ではなくて、
支えてくれる主人や子供たちと共にある名前だと最近感じる様になりました。
今は家族と共に「梅田かん子」という名前を育てていきたいと思っています。

変わった名前のせいか「かん子さんは本名ですか?」
とよく聞かれるのですが、
実は「かん子」は作家名で本名ではありません。
なぜ「かん子」なのか?本名は??
気になられた方はぜひ「工房からの風」で
直接私に問いかけてみて下さい。
お答え致します!
ヒントは「かんは音読み」です。

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作家名を家族とともにある名前だと想い抱けるひとの幸福。
かん子さんの描く器は幸福の器ですね。

『自分にとって、正直、当日の結果はたいして重要ではないんです。
当日まで、どんなふうに仕事に取り組めたか、
その過程こそが自分にとっての「工房からの風」なんです。』

ある日届いたメールにはこのように綴られてありました。
そう取り組める人の心の姿の眩しさと、
「工房からの風」が成熟してきた喜びを感じさせてもらったのでした。

と、いささか長くなりましたね。
かん子さん、7年も音信不通で、まったく素っ気ない?(笑)ようでしたが、
こうして再び2016年の工房からの風で共に仕事ができたことがうれしいのです。

梅田かん子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ってすぐのところ。
金属のRenさんや、とりもと硝子店さんと対面の緑の空間です。

ホームページはこちらになります。
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qan:savi さん(革)

2012年に出展くださったqan:savi さんからのメッセージをお届けします。

Q
qan:savi さんは、「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
手縫いで製作しました革のバッグやポーチ、財布、
ペンケース、メガネケース、カメラストラップなどの身の回りで使えるものです。

自分が実際にこういうものがあれば良いなと思って探すと
ちょうど良いものがなかなか見つからなかったり、
あっても質感や造りや色などに満足できなかったり、
逆に自分にとってはこれは本当に必要なのだろうかと過剰に感じる部分があったりします。
そういうことが反映された作品になっているのではと思います。

お使いいただく方ご自身が使うことで気分が上がったり、
「そうそうこういうの」と共感してもらえたり、
「それいいね」と周りの人から褒めてもらって嬉しくなったりなど、
誰かにとってそんな存在になれる作品であれば僕も嬉しいです。

じっくりと手間と時間をかけて植物のタンニンで鞣された
イタリア製バケッタレザーの手触り、香り、色合いが
とても素晴らしいのでお手に取って感じていただけば幸いです。

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すっきりスタイリッシュなqan:savi さんのバッグや革小物。
qan:savi さんのセンスに統一されていて
作品群としても心地よいブースになりそうですね。

Q
qan:savi さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
「常に前を向く勇気をくれる風」かなと思います。

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二回目の出展の方のこのようなフレーズは実感に重みがありますね。
前を向いて制作された作品が愛媛からたくさんやってきます!

Q
qan:savi さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
qan:savi … 「かんさび」と読むのですが、
古語の「神さびる」からいただきました。
「古くなったものから滲み出る神々しい様」という意味があります。

祖父の遺品の中から「昭和12年上海にて」(すみません。年号はうろ覚えです。)
と裏書きされた革製のカメラケースとストラップと
ドイツ製の蛇腹式カメラが出てきたのですが、
それがとてもカッコよかったんです。
造りや素材自体は今から考えると本当にこれで大丈夫なのと
心配になるほどの簡素なものでしたが、
半世紀以上経った今でも壊れずに存在していたことに対する
驚きとその味わいに惹きつけられました。

もともとアンティークの家具や道具の
時間を得たものが持つ佇まいが好きだったので
名前をつけた当初はそういう古いものに対する憧れと
自分の作品も何十年かして祖父のカメラケースと
ストラップの様なものになれればという想いでつけさせてもらいました。
今では完全に名前負けしていまして正直少し気恥ずかしいです(笑)。

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音としてもきれいですね。
かんさび

ところで、qan:savi さんにお願いがひとつあります。
僕、雨男なんで、っていうのやめてもらえませんか!
言われるたびに、まわりの空気フリーズしますから(笑

でも、祈願祭のとき、愛媛から市川まではいけないけれど、
近くの石手寺というお遍路の51番札所にお祓いに行きますね、
とメールもくださった優しいqan:savi さん。
お陰様で、この週末、お天気に恵まれそうです。

qan:savi さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
広場側入り口から入って、
木工のhyakkaさん、帆布バッグのgra..さん、
陶磁器の山下透さんに続いてになります。

ホームページはこちらです。
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ABALLIさん(革)

さあ、ここからは、複数回出展作家から届いたメッセージをご紹介していきますね。
2013年に出展くださったABALLIさん。
現在は新潟県村上市を拠点に精力的に全国展開されている加藤光也さんです。

Q
ABALLIさんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?


大切な方へのプレゼントにもぴったりな、
個性と機能性を両立させた高品位な革小物やバニティバッグを展開いたします。

Japan Leather Award 2014受賞のバニティバッグ「にじいろバニティ」や、
同Award2012受賞のキーケース「キーコロネ」をはじめとして、
ペンケース、名刺ケース、パスケース、財布などを揃えます。

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数々の受賞を重ねたABALLIさんの革製品。
ユニークなアイデアをかたちにする技術、
ぜひお手に取ってご覧ください。

Q
ABALLIさんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?


一昨年、工房を東京から新潟県村上市の
「美しい海」か「豊かな山」しかない自然溢れる実家に拠点を移しました。
そこで初めて作ったのが「にじいろバニティ」です。
そのにじいろバニティに込められた想いは・・・
「清らかな空気、緑豊かな大地、豊かな自然は人の心を豊かにしてくれます。
そんな自然の恩恵に感謝するとともに、
より自然と触れ合い、もっと自然やecoに関心を持ってもらいたい。」
という想いから作ったものでした。
それは寂れゆく田舎を活気づけたいという願いからくるものであり、
実家に戻った理由の一つでもあります。

昨年結婚し、妻は田舎暮らしに憧れていたので畑などを始めました。
買い物には不便ですが、そこには「豊かな暮らし」があります。
そんな環境で作られるABALLIの作品は、
相反して都会的で洗練されています。
なぜなら自然に興味を持ってもらいたい都会の人々に手にとっていただきたいからです。

ABALLIの作品が「田舎、自然」への入り口になれればと思います。
そういった意味で、ABALLIの「工房からの風」は
「洗練された田舎の風」といったところでしょうか。

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今展「工房からの風」が、作家にとってどのような風でしょうか?
とお尋ねしたのですが、なるほど、こういうお答えもまさにですね。
「ABALLIさんの工房からの風」のメッセージお届けします。

Q
ABALLIさんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?


漁師の息子として生まれ育ったボクですが、
魚を触るのも嫌いで、そんなボクが革の仕事をするようになり
「なぜ漁師の息子として生まれたのか?」ということを思い、
「漁師」と「革職人」との共通点を探しました。

そこで思い浮かんだ共通点。
革職人は針と糸で革を縫い、
漁師は「網針(あばり)」という道具と糸で網を作っていく・・・
そこが共通点だと気付き、その「網針(あばり)」を
イタリアで修行したので、イタリア語っぽく文字って「ABALLI(アバッリ)」にしました。
(※ちなみに「ABALLI」はラテン語圏の人の苗字とかで使われています。)

漁に出れない冬場は毎日朝から晩まで網針(あばり)で網を作っていく様子を、
子供の頃からずっと見ていたので、そんな両親へのリスペクトという意味もあります。

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素敵ないわれの名前を付けられましたね。

革工房アバッリ(ABALLI)さんの出展場所は、
今回はコルトン広場スペイン階段前。
たくさんのお客様に囲まれて、ぜひ作品の魅力をお伝えいただきたいと思います。

ブログはこちらになります。
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momoendoさん(金属)

兵庫県芦屋で金属の装身具を制作される
momoendoさんからのメッセージをご紹介します。

Q
momoendoさんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
シルバー、金、真鍮などのアクセサリーを中心に、
フラワーベースなどの金属小物などもお持ちします。
形はとてもシンプルなものが多く、身に付けるシーンを選びません。
身に付ける方の一番そばで、
その人らしさを引き出すジュエリーでありたいと思い、制作しています。

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momoendoさんのこのブレスレットを愛用しています。
少し使い続けてあれ?
とうれしい驚き。
最初は均一に見えた金属の肌合いが、叩いて作られたものならではの、
なんとも美しい風合い、肌合いになっていたのです。

momoendoさんの装身具は具象的なモチーフのものよりも、
シンプルなものが多いので、個性的なものが多い中、
最初のインパクトは強いばかりではないのですが、
手の仕事ならではの、作家ものならではのよさが宿っています。

Q
momoendoさんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
ひとつ前に進むために吹いてきた風だと思っています。
心地よく風に乗れるように邁進いたします。

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この半年強、momoendoさんもとっても深く丁寧に取り組んでくださいましたね。
インスタの#工房からの風 でも、momoendoさんの投稿、あがってきますので、
そちらもぜひにチェックを。
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Q
momoendoさんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?


本名をアルファベットで書いたものを活動名にしています。
活動を始めた頃は、
「わかりやすくて覚えてもらいやすいブランド名をつけたほうが良い」
と先輩方からアドバイスをいただいたのですが、
どのような名前を考えても、自分の気持ちとリンクしなかったので本名を活動名にしました。

ロゴを作る時も、するするとデザインが浮かんできて驚いたのを覚えています。
きっとこの名前で活動するのがあっているのでしょうね。笑

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愛らしいお名前、ブランド名にぴったりですね。

momoendoさんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
ホームページはこちらになります。
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director's voice | 2件のコメント

本山ひろ子さん(金属)

型を作って金属を流し込む鋳金技法の本山ひろ子さん。
千葉県内の作家の方です。

Q
本山ひろ子さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
鋳金の技法で制作した真鍮の花器と、ブロンズの動物達を持って行きます。

ニッケの杜を最初に訪れた際、とにかく樹木が目に入ってきました。
ちょうどその杜が見える位置にコーヒーショップがあり、
そこから杜を見ていると、一番高い木の上に黒い鳥がいるのが見えました。
遠くでよくわからなかったけど、カラスか何かだったと思います。
その鳥はそこから離れずに、一時間ぐらいじっととまっていました。
それが今回の作品の始まりでした。

木を作ろう。
ずっしりと根を下ろした木がそこにある。
そして、そこに鳥がとまっている。
そんなイメージの花器です。

展示場所をお稲荷さんのすぐ隣にしていただきました。
「あ、狐がいる」
ブロンズの動物達はお稲荷さんに向かって歩いて行きます。
それぞれ思い思いのプレゼントを持って。

鋳金について、制作行程も含め皆さんといろいろ会場でお話できたらと思っています。

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とっても輪状の感のある興味深いストーリー。
こんなふうに作品構成が生まれて、かたちになるって、
見る側には楽しみですねー。

稲荷社の脇では、自家製テントの本山さんワールドがさく裂?する予定。
想いと手と時間のこめられた空間が生まれますね。

そうそう、本山さんは鋳金と言っても、型をつくるだけではなくて、
「鋳込み」自体から行う方なんです。
どんな工程かというと、そうですねー、
南部鉄器の工房でドロドロの鉄の液体を流し込むような映像を
ご覧になられた方ははなんとなくおわかりでしょうか?

かなり男前!なお仕事、ぜひいろいろお話しうかがってみてくださいね。

Q
本山さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
台風のような大きな風です。
台風がやってくると、外に出て風を体全部で受け止めたいと思ったりします。
空を見上げると、普段は静かな大木がゴーゴーと音を立て、
枝を振り回していて、太刀打ちできない自然の力を感じます。
そのまま自分の体が飛んで行っちゃうんじゃないかと。

工房からの風は私にとってそんな風です。

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えーっ、そうなんですか~。
なんだか泰然とした印象を持っていたので、ちょっと意外でした(笑
でも、そんなふうに大きな自然の力と想定して、
その力を目いっぱい受けようとされていることは、
準備期間から十分に感じてきました。
まもなくですね、受け止めるときは!

Q
本山ひろ子さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
自分の名前というのは、自分自身の名前なのに
自分で決めることができない不思議なものですね。

同じ名前が付いていてもお医者さんの本山ひろ子さんや
魚屋さんの本山ひろ子さんがどこかの街に暮らしてるかもしれません。

今まで自分は造形作家だと、漠然と設定していました。
鋳物を20年やってきて、様々な人と知り合う事ができました。
道具屋さん、屑鉄屋さん、金属の研究者、鋳物職人さん。
そういう方々と話す中で、鋳物に対する自分の未熟さを感じました。

人生の約半分ぐらいを迎えて、もっと学びたい、もっと掘り下げていきたいと。
その決意表明っていうんですかね、工房からの風に受かったことをきっかけに、
名前の前に「鋳金家」とつけてみたんです。
書いてみたらすーっと風が抜けたような、そんな気持ちになったんです。

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この機の決意表明、光栄です。
何よりうれしいと思えるのは、
これからの本山さんのお仕事が「鋳金家」として充実されていくこと。
何かが急に変わるわけではないかもしれませんが、
後で振り返ってみたとき、この機会の取り組みが
一里塚だったと思ってもらえたらと思います。

本山ひろ子さんの出展場所は稲荷社の手前。

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nishikata chieko さん(金属)

山形市で金属のアクセサリーを制作する
nishikata chieko さんからのメッセージをご紹介します。

Q
nishikata chieko さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
真鍮、銅、緑青、洋白のアクセサリーを用意いたします。

自然からインスピレーションをうけた有機的な形に、
様々な模様を焼き付けて表現したアクセサリーです。

意図して施した模様と、熱の力によってうまれる模様、
それらを組み合わせて、一つの世界としてアクセサリーをご覧いただきたいです。

「覗き込んでみると世界が広がっている。
それらはまるで、遠くの宇宙に浮かぶ惑星、細胞や貝殻のようにも見えるかもしれない。」

これは、今回の展示に合わせて考えたメッセージです。
また、シルバーを使ったジュエリーや鋳物の一輪挿しも少し用意いたします。

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それぞれの金属固有の発色する色合いが美しいですね。

Q
nishikata chieko さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
交差点のような、さまざまなものがぎゅっと集まる風と思っています。
沢山の方と交流し、時には助け合ったり教え合ったり、
多くの情報や気持ちが交差する存在です。

展示会に向けて、パンフレットやロゴを新しくつくったりと、
よりよい展示会になるように取り組んできました。

そして当日、真ん中に立った時、
次はどちらの方向へ向かうことができるのか。
展示会を終えてみて見えてくる道をきちんと受けとめて、
これからを進んでいきたいです。

そのためには芯はゆるぎなく、
でも、柳のようなしなやかさをもっていたいなと思います。

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今展を機にブランドデザインやホームページを刷新された方がとても多かったです。
作品はもとより、意気込みから50人の新鮮な息吹に触れていただきたいと願っています。

Q
nishikata chieko さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
金属でものづくりをしていきたいと決めた時に、色々と名前を考えました。
両親から授かった名前を大切にしたい気持ちと、
海外の方にも日本人の手仕事であることを伝えられるような名前にしたくて、
ローマ字表記に決めました。

ちなみに漢字では「西方 智衣子」と書きます。
両親は、よい画数になるように名前を決めたとのことでした。

衣という字を「え」と読んでもらえない事もあって、
なんだかなあと思ったりもしましたが、
今、アクセサリーを制作するようになって、
「衣」に携わる仕事をしているので、
しっくりと結びついたようで嬉しく思っています。

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大人になって、ご自分の名前とあらためて出会いなおす。
智衣子さんの素敵なお名前がアルファベットになって
世界に羽ばたいていかれるといいですね。

nishikata chieko さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
galleryらふとの参道方面に行って、稲荷社の前方です。
鋳造の本山ひろ子さんの真向いになります。

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director's voice | 1件のコメント

田中友紀さん(金属)

初出展作家の方々のご紹介もあとわずかです。
金属にまつわる作り手の4人の方からのメッセージを。
まずは、愛知県東海市から出展くださる田中友紀さんです。

Q
田中友紀さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
暮らしの風景となるような、トレー、アクセサリー、
暮らしにまつわる道具をご用意いたします。

素材は、真鍮や銅、洋白など、様々な金属を使用しています。
金槌で叩き、火で熱することで現れる表情は、毎度 発見の連続で、
意図する思いと、自然からの問いかけの双方を大切に、形にしています。

金属という素材へあまり馴染みがないという方にも、
ふと 手に取ってみたくなる、そんな印象を抱いていただけたら嬉しいです。

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若い作者ならではの、金属が生み出す表情への新鮮な驚きや、
共感が素直に作品に表れていますね。
今まで金工に触れたことのない方にも、
ぜひお手に取ってみていただきたいですね。

Q
田中さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
向かい風であり、追い風であり…。
今回初めて出展をさせていただくのですが、
自身と向き合うためのターニングポイントだと捉えています。

過去、今、未来。
つくることとは?
これからどう生きていくのか。
ふと立ち止まり前へ進むため、風に向かい、
時に背中を押していただくような。

私はもうすぐ 30歳になります。
一つの節目であるこの年、これまでの自分へ喝を入れて、
新鮮な奮い起つ思いを欲していました。
恐れず自身をより出せるきっかけでありたく、
進化や成長に繋げたいです。

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「工房からの風」を機に、立ち止まり、
これからを模索する作家がほんとうに増えてくださいました。
こういうことって、とても大切だと思っていますので、
その役割を少しずつでも担えているとしたら、嬉しく思います。

田中さんとは、お会いした回数は少なかったですけれど、
それでも、お互い心の琴線に触れるやりとりができたように感じています。
謙虚で思いやり深い田中さんの作り仕事、
あせらず、じんわり膨らんでほしいと思っています。
ぜひ、ブースでその作品の興味を惹かれたものについて、
言葉を交わしていただけたらと思います。

Q
田中友紀さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
以前は「星ノ肌」という屋号を使用していた時期もありました。
私たちが日々暮らす ” 当たり前 “ は、
地球という星の上でありがたくいただいているものであり、
些細な日常を大切にしたいという思いから、名付けました。

ただ、次第に一つのブランドのように違和感を持ち始めてから、
現在は本名で活動しています。
名前は、生き方をそのまま投影します。
作家であり、一人の人間であること。
たくさん考えた末に、授かった名前が一番しっくりきました。
「星ノ肌」も今尚好きなので、
いつかまた何かの拍子にひょっこり現れるかもしれません。

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星の肌
って、すてきですねー。
金属は、まさに地球、星々の肌。
いつかその名のシリーズ展開をなさったらいいですね!

田中友紀さんの出展場所はコルトン広場スペイン階段前。

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岡野達也さん(木工)

風の予感展や夏の三越展でもご紹介した
岡野達也さんからのメッセージをご紹介します。

Q
「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
ソーイングボックス、ワンハンドルトレーなど、木の収納箱、
木皿を中心としたテーブル周りのモノ。

木に刺繍をした?!
「おっ!」って驚いてもらいたいモノをお持ちします。

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ソーイングボックスは、初夏の風の予感展から進化して、サイズも増えました。
ところで、今回のメインビジュアル、何気に??
岡野さんのワンハンドルトレーだとか、とか??

Q
岡野さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
以前、工房からの風を見学したとき、
気持ちの良い風が吹いていて、
来場者も出展者もその風を実感しているのだろうと、
とても羨ましく思いました。

第一回目のミーティングの時に感じた風は、
思っていたのと違い、息がしづらいぐらいの「熱風」でした。

稲垣さん、スタッフの方々、風人さんたちの出展者を応援したいという熱い思い、
各地から熱い思いを内に秘めて参加する作家さんたち。

この熱量の中で、自分は順応できるのか?
自分の思いなどかき消されるのでは?
と不安になったのを覚えています。

それでも自分にできる限り全力で走ろうと思っていました。
8月の終わりの二回目のミーティングの時、
熱量は変わらないけど、息苦しさは無く、
全力で走ってきたから順応してきたかな?と。

工房からの風は全力で走り抜けた時に、
吹く風があるのだと思っています。
だから今の段階ではどんな「風」か、わかりません。
あの時、羨ましいと思ったあの風が吹くように
残りの期間も全力で走り抜けたいと思います。

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丁寧にお書きくださってありがとうございます。
岡野さんは、募集の間に開いた、長野さんとの
Art in actionの報告会のトークイベントにもご参加くださったのでした。

それから、何度かご一緒させていただきましたが、
「熱風」と思っていらしたとは。
ちょっと引いていました??(笑
でも、春から現在までの岡野さんの心の軌跡が素直に伝わってくるメッセージですね。

Q
岡野さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
工房からの風は「岡野達也」で参加させて頂きますが、
クラフトフェア等に参加の時は、
雑貨類を中心に妻と一緒に工房名、
フランス語で「On y va !(オニヴァ!)」 という名で活動しています。
意味は、レッツゴー。
カッコつけてフランス語の工房名にしちゃいました。

ゼロからのスタートだし、失敗したって良いから動かなきゃ、
進まなきゃ と さぁ行こう!って。

自分たちのやりたいことをやる!
そこに向かって「レッ・・ On y va ! 」 なんです。

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さぁ、いこう!
爽やかな工房名、いいですね。

岡野達也さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、鳥居の前。
毎年木工の作家の定番?の場所です。

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サタヶマユミさん(木工)

木にまつわるものづくりの方の中には、
挽き物に漆のお仕事の方がいらっしゃいます。
東京西部で制作をされる
サタヶマユミさんからのメッセージをご紹介します。

Q
サタヶマユミさんは、「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
漆塗りのお椀や酒器、お皿などの日常使いの器を中心に出品します。
今回新作のブローチシリーズも持って行きます。

木と漆の温かさを お手に取って感じて貰えたら嬉しいです。

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毎年漆のお仕事の方がさまざまな地から出展くださいます。
今回のサタヶさんは東京にお住まいですが、
漆工の産地である山中で修業をされて独立なさいました。

和の渋い印象もある漆器ですが、
作品をかわいい!と思ってほしい!
というサタヶさんの希望を伺って、
いい意味でちょっとびっくりしたワタクシでした。

Q
サタヶマユミさんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
未来から吹く温かな風。
その風は強く春風の様な。
でも温かく優しい風。

その風の吹く先に何があるのかワクワクしながら
自分は、進んでいるイメージです。

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美大では工芸ではなくアートを専攻されていたサタヶさん。
オーソドックスな器の中にも、
ふり幅の豊かさの中から生まれるものを感じていただけると思います。
風が吹いた後には、どんな地平に向かわれるのでしょうか。

Q
サタヶマユミさんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
普段は【工房まりも屋】で出展していますが 、
1人の作家として挑戦したいという思いをこめて、
今回久々に作家名のサタヶマユミで出展しました。

サタヶマユミは大学在学時代からの作家名です。
サタヶのヶが小さいのは
ケをヶと変換ミスで名刺を作ってしまったのが始まりです。
アンバランスさとか、案外可愛いいなと、気に入り。
そのまま使っています。

【工房まりも屋】の方は
『なんで、まりも なんですか?』とよく聞かれるんですが
【まりも】は、初めて飼った猫の名前です。

まりもは、病気で亡くなったのですが、
亡くなる直前に 寝ている私の胸元に飛び込んで来ました。
まりもを抱きしめながら、まりもの呼吸と鼓動が小さくなっていくのを感じ
まりもは静かに息をひきとりました。

【工房まりも屋】は、まりもと共にずっと生きて行きたい。
そんな思いから付けました。

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どうして、まりも屋なんだろう?と思っていましたが、
このメッセージを読んでうるっとしてしまいました。
同じ猫好きの身としては、とてもとてもお気持ちわかります。。。

サタヶのヶの表記といい、なかなかユニークな
作り手でありアーティストである方。
いつもの漆器の出展作家とは一味違った展開を見せてくださる予感!ですね。

サタヶマユミさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭の花壇のほとり。
お隣には陶芸の石渡磨美さんのブースです。

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hyakkaさん(木工)

神奈川県相模原市で、百年愛される家具を目指して制作をする
hyakkaさんからのメッセージをご紹介しましょう。

Q
hyakkaさんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
テーブル、椅子、ベンチなど、
時を経るにつれ美しくなってゆく無垢の木の家具を中心に、
花器やパン皿といったこものたちも出品します。
そのほとんどが工房からの風に向けて製作した新作になります。

美しく機能的、だけではなく、木の魅力を引き出すこと。
自分の奥底を掬い取ること。
木にも人にも誠実であること。
そんなことを意識して製作しています。

花器は以前から製作しているものですが、
今回初めて、生木の丸太から作り出しています。

今までは質の揃った「木」でしたが、
今回の相手はまさに「樹」。
かたちも表情も実に様々。
毎回、丸太とにらめっこして作り出し、
削りながらかたちが変化していくこともままあります。
毎日ひとつずつ作ることを日課にして、
一日一回、真剣勝負をしています。

当日は椅子の試し座りスペースも設ける予定なので、
ぜひ座り心地なども確かめにいらしてください。
きっと「おっ」と思っていただけると思います。

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「工房からの風」では、あまり家具のご紹介はしていないのです。
大きなものなのでお渡しが小物のようにはいきませんし、
作家との信頼関係がちゃんとないと、アフターケアも含めて
きちんとご紹介できませんから、
複数回出展の作家ですでに信頼関係が結ばれている方で出展いただいています。
今回は、これからご紹介するstudio fujinoさんが該当作家ですね。

hyakkaさん、実は初出展ですが、お話しののち、
信頼してこのような家具の多い構成になっています。
場所もテント外にも椅子などを置けるようにご提案していますので、
ぜひ、座り心地などお試しになってみてくださいね。

Q
hyakkaさんとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
「こどもの頃に感じていた台風」だと思います。
怖さとワクワクが入り混じった感覚。
風に煽られ、びしょぬれになっても楽しい。
そして何より、台風が過ぎた後の美しい風景。
まるで台風が余計なものを剥ぎ取っていったかのように、きらきらと澄んだ空気。
そんな光景が見られることを夢見て、製作に励んでいます。

余談ですが、今回出品する花器の中には桜の木のものがあります。
僕のブースは桜の木の真下。
循環というのかなんなのか、なんだか感慨深く感じました。
桜は削ると良い香りがするんです。
当日はそんな甘く爽やかな風が会場全体に吹き渡ると良いですね。

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そうなんです。
桜の木の下。
今年は早目の紅葉黄葉が始まりだしました。

Q
hyakkaさんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
hyakkaは、「百年愛される家具」を目指して製作しています。
ひゃっかという言葉を漢字にすると、百科、百貨、百花、百果など、
いくつかの漢字が当てはまりますが、共通するのは「百」という数字。
あまり意味を限定したくないという思いもありました。

・・というのは半分後付けのような話で、
実際は、独立するずいぶん前、
妻とどんな屋号がいいか話していたとき、妻が出した案が「百果」でした。
その後もいろいろと考えましたがパッとしたものが思いつかず、
なし崩し的にhyakkaになったのでした。
(妻曰く、「たくさんの果実が実るように」、
百果だったそうです。今、知りました。)

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百果。
とてもいい名前ですね。
奥様の想い、通じますように~
(工房からの風は果実をメインビジュアルにしていますし!)

hyakkaさんのブースは、ニッケ鎮守の杜に入ってすぐ。
そう、桜の木の下です。

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金城貴史さん(木工)

初出展の木にまつわる作り手の方を
続けて4人ご紹介いたします。
まずは、岐阜県から出展くださる金城貴史さんです。

Q
金城さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
使いやすさ、耐久性を重視した、木と漆の匙。

木の匙を作り始めて、6年になります。
作り始めた当初は、見たことのないような面白い匙を作ろうと、
変わった形の匙を楽しんで作っていました。

1年ほど経ったころから、実用的な使いやすい匙へと目標が変わっていきました。
実用性を重視すると、匙は見慣れた「普通」の形へと変化していきます。
それでも残る、私の造形の感覚や癖、
また、経年の表面劣化を軽減する為に紙やすりによる研磨を行わず、
刃物にて最後まで削り上げるという仕上げの方法が、
作品の個性になってくれればと考えています。
私の考える「普通」の匙を、ぜひ手に取ってご覧ください。

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経年の表面劣化を軽減する為に紙やすりによる研磨を行わず、
刃物にて最後まで削り上げるという仕上げの方法

などは、完成した作品の姿を見ただけではわかりにくいところですが、
販売時だけ見栄えがよいのではなく、使い続けられたときに、
よさがしみじみわかるもの。
そういうものが「工房からの風」にたくさんあってほしいと思っています。

金城さんのジャムスプーン。
今年の工芸都市高岡クラフトコンペティションで奨励賞を受けられたとのこと。

我が家でもヒメシャラのジャムスプーン愛用中です。
金城さんのブログから画像を一点拝借してご紹介しますね。

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Q
金城さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
作った物を評価される場というだけではなく、
これまでの製作活動そのものを問われているような気持ちで日々を過ごしています。

風が吹いているとするならば、私にとっては向かい風で、
これまでの道のりでどれだけ足腰が鍛えられていたか、いなかったか、
自覚する良い機会になっています。

たとえ、向かい風が強くなろうと、風向きが変わり、
強烈な追い風が吹くようなことになっても、
前後に煽られることなく、てくてく自分の足で、速度で、歩いて行きたいものです。

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てくてく自分の足で、速度で、歩いていくって、大切ですよね。
他力本願で追い風を願うのも人間ぽくっていいですけれど、
やっぱり、そうなるばかりではないですもの。
佳き風がそよぐ二日間を、ぜひ過ごしてほしいです。

Q
金城さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
工房名は特につけておらず、本名で活動しております。
子供の時から、何かに名前を付けるのが下手で、
昔流行したテレビゲームで主人公の名前を決める時にも、
さんざん迷った後なんだか恥ずかしくなり、
結局自分の名前を付けたりしていました。

「金城」という名字は、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
沖縄に大変多い名字です。
一クラスに3,4人はいます。
私の父が沖縄の人間で、幼稚園から小学校までを沖縄で過ごしました。
現在も実家は沖縄にあります。

「貴史」という名前については、
もともと歴史を切り拓くという意味を込めて
「拓史」という名前にしようとしていたらしいのですが、
「タクシー、タクシー」とからかわれる恐れがあるということで、
「貴史」にしたそうです。
改めて考えてみると、「拓史」にしなかった理由はよく覚えているのですが、
そこから「貴史」にした理由はあやふやです。
字画でしょうか・・・

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タクシー、、、、なるほど!

金城貴史さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
galleryらふとの参道側です。
杜に佇む木の匙屋さん、のイメージでこの場所をご提案しました。
きっと、愛らしくも、実のある木のスプーンに満ちた空間が生まれますね。

金城さんのホームページはこちらです。
→ click

written by sanae inagaki