投稿者「director」のアーカイブ

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果実はあと二日間。

とっておきの3日間。
初日が明きました。

と、日中撮影するタイミングをなかなか取れず・・
ご来場くださる方々と、鎮守の杜に、楽しい時間が流れました。
ありがとうございます!

気づけば夕べは訪れて。
伊藤環さんの照明具の美しい時間。

こんなシーンや。

あんなシーンや。

そんなシーンが、朝の光から宵闇に灯るランプの光の下で、しずまっています。

25周年記念展 「25の果実」 は、あと2日間。
11時~18時でお待ちしています。
詳しくは、こちらです。 → 

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25の果実 始まりました

25の果実、
初日お越しいただきました皆様ありがとうございました。

らふととの思い出をお話くださるお客様もおられ、感謝の気持ちで一杯です。
展示は11/3(日)、4(月振休)と続きます。ぜひおでかけくださいませ。

テントの様子を少し。

大谷哲也 白磁 ○ 平鍋、帽子鉢
小澤基晴 陶  ○ カップ、リム皿

富井貴志 木工 ○ ブレッドバスケット、トレイ、皿、レンゲスプーン
萩原千春 陶磁 ○ ポット 柿釉・白磁・ルリ・はちみつ…
伊藤 環 陶磁 ○ ランプシェード、そば猪口、皿…

藤原みどり 毛織 ○ 羊毛椅子敷き

泉健太郎 木工 ○ 卵殻箱各種
大桃沙織 金属 ○ 銅、真鍮の針刺し
世良 順 金属 ○ 銅、真鍮、七宝のペンダント兼ブローチ 
YOSHIKO CHONAN 金属 ○ 白を基調としたエナメルリング、ピアス

明かりを灯して18時まで開催です。

ギャラリー内では25名の作家の作品を5つのシーンに分けて展示中です。

明日も皆様のお越しをお待ちしております。

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25の果実始まります。

小春日和の中、明日からの展示の準備を行いました。

展示販売の10名の作家の作品、どのような構成かを、
まずは文字だけですが、ご案内しますね。

陶磁
伊藤 環さん
ランプシェードが充実しています。
白磁のそば猪口と、取り皿も。

大谷哲也さん
平鍋が各種揃っています。
帽子鉢も2サイズあります。

小澤基晴さん
赤とブロンズのカップと、ソーサーにもなるリム皿。
黒飴釉のマグカップも。

萩原千春さん
白磁・ルリ・はちみつ・柿釉のポットが揃っています。
ルリの急須。

木工
泉 健太郎さん
卵殻の箱、大、中、小。
中と小は内側の作りが進化して、一層格調あるものに。
ほかに、ステップという新作も。

富井貴志さん
ブレッドバスケット・トレイ・お皿。
レンゲスプーンも。

金属
大桃沙織さん
針刺しがたっぷり!

世良 順さん
七宝と銅や真鍮を使って制作されたペンダント。
ネックレスと兼用になるタイプも。

YOSHIKO CHONAN
白を基調としたエナメルのリング(指環)がサイズ別にいろいろ。
揺れるタイプのピアスも。

毛織
藤原みどりさん
手紡ぎの羊毛で織られた椅子敷き。
定番のもの、新作のものいろいろ。

すべての作品を並べて、その確かさにじーん、としてしまいました。
そう、確かさ、というのが、私の感想です。
このお仕事に至るまでの時間が、作品の存在感を確かにしています。
堂々のお仕事、この機会にぜひお選びくださいませ。

これら10名の作家の作品は、galleryらふとの脇に建てたテントで展示販売いたします。
即売ですので、売り切れの節はご容赦くださいませ。

+++

そして、galleryらふと の建物内では、季刊「住む」最新号での「誌上展」の再現構成をしています。
土壁の小さなこの建物が建って9年。
その前身のギャラリーから数えると、25年の歳月が経ちました。
静かな佇まいのこの空間に、25人の作家の作品が星座のようにちりばめられています。
こちらでは展示のみで販売は行いませんが、
小さな美術館に来たような心持ちで、時間を味わっていただけたらと思います。

出品作家はこちらの方々です。(順不同・敬称略)

陶磁 ○ 安齋 新・厚子 伊藤 環 大谷哲也 大野七実 小澤基晴 萩原千春
染織 ○ いわもとあきこ URIZUN 冨沢恭子 藤原みどり 舞良雅子
木工 ○ 泉 健太郎 菅原博之 富井貴志
ガラス ○ 荒川尚也 さこうゆうこ 津田清和 Peter Ivy 由良 園
金属 ○ 大桃沙織 世良 順 初雪・ポッケ YOSHIKO CHONAN
民具 ○ 勢司恵美 (竹) 吉田慎司 (箒)

開催は、11月2日~4日の3日間。
時間は11時から18時です。

そう!18時!!って真っ暗です。
16時半以降は、かなり、ムーディー(笑)な展示になるかもです。。。

と、17時過ぎに、展示途中でパチリ。
ガラス窓にあれこれ写っているのはご愛嬌でお許しくださいね。

それでは3日間、稲垣早苗・本間由美子・宇佐美智子、
お手伝いに濱屋真以も加わって、皆様のご来場をお待ちしています。

追記

大野八生さんイラストの洋ナシトート(1200円)!
限定発売いたします。
「工房からの風」で入手しそびれた方、お早目にどうぞ~。

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25の果実と、もうひとつの果実

galleryらふと展覧会 『25の果実』、今週末開催となりました。

25周年記念展 25の果実
11/2(土)・3(日)・4(月振休)
11:00~18:00
桜紅葉吹き寄せるらふとにて

◆屋外テント(galleryらふと横)にて10名の作家の展示即売をいたします
季刊『住む。』47号 『25の果実』誌上でご紹介している作品を中心とした限定販売となります。

陶磁 ○ 伊藤 環 大谷哲也 小澤基晴 萩原千春
木工 ○ 泉 健太郎 富井貴志
金属 ○ 大桃沙織 世良 順 YOSHIKO CHONAN
毛織 ○ 藤原みどり

◆galleryらふと内にて季刊『住む。』47号 『25の果実』誌上展を再現します
ギャラリー内非売展示とさせていただきます

陶磁 ○ 安齋 新・厚子 伊藤 環 大谷哲也 大野七実 小澤基晴 萩原千春 
染織 ○ いわもとあきこ URIZUN 冨沢恭子 藤原みどり 舞良雅子 
木工 ○ 泉 健太郎 菅原博之 富井貴志
ガラス ○ 荒川尚也 さこうゆうこ 津田清和 Peter Ivy 由良 園
金属 ○ 大桃沙織 世良 順 初雪・ポッケ YOSHIKO CHONAN
民具 ○ 勢司恵美 (竹) 吉田慎司 (箒)

◎ 

今日は、もうひとつの果実、オリジナルトートバッグのご紹介を。

大野八生さんによる洋梨イラストのデザイン、爽やかなイエローグリーンがポイントです。
A4サイズが入って十分に余裕のあるサイズ、丈夫なコットンキャンバス地は、
お買い物や図書館のお共におすすめです。
会期中、テントにて販売をいたします。
作品とあわせ、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

花壇では棉の実が弾け、
百日草、フジバカマ、シュウメイギク、オミナエシ、キク各種、ホトトギス、つわぶき、
アメジストセージ、ケイトウ、マリーゴールド、ハイビスカスローゼル、サフランなどが、
秋の庭を彩っています。
ナンテンの実も赤く染まりだしました。
ハーブもミントやレモングラス、フェンネル、ホーリーバジルなどが元気です。

皆様のご来館をお待ちしております。

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週末の展覧会準備、そして作家へのお知らせ

10月最終日の「ニッケ鎮守の杜」。
この月は、実に多くの方がこの場所を訪ねてくださいました。
季節は巡って、色づく秋を迎えようとしています。

紅葉・黄葉はあまり進んでいませんが、ホトトギスなどの秋草が美しく。

今日は、ソープフィニッシュで床の拭き掃除をしたりと、
作品を迎える準備です。
明日、11月最初の日は、展示のセッティング。
そして、2日(土)~4日(振休・月)は、展覧会を開きます。
詳しくはこちらをご参照ください。→ 

:::

昨日、出展作家の方々へ、最終の文書を投函しました。
これからも皆さんとのやりとりは続けさせていただきたいと願いますが、
共通のお便りをお出しするのは、今期はこれが最後、、
と思うと、ちょっとしんみりしてみたり。。。

でも、それぞれすでに次の歩みが始まっているのですものね。
私たちも来年第12回目の開催に向けて、企画を進めましょう。

風の余韻を、秋の気満ちたお庭で、ご一緒できましたら!
お客様はもちろん、作家の方がたも、ぜひご来場くださいませ。
スタッフ一同お待ちしています。

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10月30日の庭

秋の庭は、落ち葉掃きに始まり、実や種の収穫など作業が盛りだくさんです。
今日はハイビスカスローゼルの収穫、ワタ摘み、サフランめしべ摘み、
トロロアオイ、ふうせんかずら、朝顔、ニラの種取りなどなど。
藤棚の下に、カシの実もたくさん見つけました。

レンゲソウの種まきもそろそろ始めましょう。

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鎮守の杜から 10月版

10月25日付、読売新聞夕刊の大野八生さん連載『鎮守の杜から』。
秋の恵み 庭に生かす、として、秋草のリースやハーブの楽しみ方などが掲載されています。
球根の植え付けもそろそろですね。

桜の落ち葉始まったばかりのある庭の日、
大野さんが寄せたカラフル落ち葉のマルチング。
暖かそうです。

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11月の庭フレンズ

庭人OGの方々による庭フレンズの皆様へ

11月のお庭
毎週月曜、水曜、土曜 10時~お昼ごろまで

上記日程で、私たちはお庭にいます。
庭フレンズさんのご参加をお待ちしております。


11/11(月) は、10時から夕方までとなります。
ご都合のつく時間帯でのご参加、大大歓迎です!

※10/26(土)は、台風による雨天予報のためお庭作業はお休みとさせていただきます。

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浜から庭へ

気づけば「工房からの風」から、早くも10日以上が経ちました。
その間、スタッフはそれぞれの担当分の残務処理などを進めています。
また、私は個々の作家とのやりとりを中心に、今回の総括や、
次年度の企画立案へと。


(Anima uniさんのインスタレーション「ピアニシモ」)

作家の方からのメッセージも、ひとまず終了といたしましょう。

まだまだご紹介したいメッセージは多いのです。
たとえば、
『作家さんとは、展覧会を作り上げる稲垣さんや本間さん、宇佐美さん、
その他、風人さんを含め、皆、作りあげる人、作家であります。』
なんて、書いてくださったAwabi wareの岡本さん。
こんな風に言葉にできるって、素敵だなぁと。

また、
『他の野外展もクラフトフェアも出たことも見たことも無いので、良くはわからないのですが、
クラフトフェアのプロにはなっても仕方ないと思いました。
その分、〇〇のプロにはもっともっとなりたいと思いました。』
なんて、硬派な意見を書いてくださった〇〇作家の方も。
「工房からの風」は出展したことが誇りであり、作り続けていく事への追い風です。
これからもそんな存在であってもらえたらと思います。
という言葉で締めくくってくださって。

あるいは、先日の「小骨」の記事の後にあらためてメールをくださったある方は
『自分も嬉しさで浮かれていたと思い、ちょっと考えるところがありました。
そういえば、半沢直樹でも「追い風は得てして向かい風に変わる」っていうセリフがありましたし』
と、テレビドラマのセリフに託して気持ちを伝えてくださったり。

50人の作家の方からのメッセージ、ここにすべてを公開はできませんが、
「工房からの風」を次に向かわせてくれる、まさに風の原動力となってくれました。
皆さんからのメッセージ、大切にさせていただきます。

さて、凪ぐ浜の宝ものを拾う浜から、そろそろ庭に戻らなければ!です。

来週末の11月2日~4日の土日月の三日間。
「galleryらふと」での展示です。
「25の果実」詳しくはこちらです。 → 

らふとの建物内では、季刊「住む」での誌上展を再現した非買展示を。
建物脇にはテントを設置して、10人の作家の作品販売を。
この内容については、あらためてこのブログでもお知らせしますね。

実は今になって発覚!?した事実。。。
11時から18時の開催時間なのですが、たぶん16時半を過ぎると暗くなって。。。
かなり、ムーディーな感じになるかと(苦笑)思います。
お薦めとしては、16時くらいまでにいらっしゃる方がよろしいかと。。。
もちろん、ご案内していますので18時まで開きます!

たくさんのお客様にぜひご来場いただきたいとスタッフ一同願っています。
そして、この25年間に出会った作家の方たちもぜひに!
そうそう、今年の出展作家さんも、感覚が生々しいうちに、
お話しができたりしたらいいですよね。

そんなこんなで、夏日のような「工房からの風」の日から、
紅葉の秋の庭へ。
皆様、手帳にぜひ、チェック入れてくださいね!

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uiny by nakamurayuiさん(アクセサリー・服)

ニッケ鎮守の杜の一番西側。
岩の配置されたゾーンでお手製フィッテングルーム?まで拵えてくださった
uiny by nakamurayuiさん
一度お便りをくださったあと、先日の「小骨」のブログを読んで再びメッセージをくださいました。

まず、最初のお便りから一部を。

・・・
一日目の帰り道、皆でもう終わっちゃうね、さみしいねーと帰ったり、
朝に挨拶しあったり、ブースをみて回りあったり、
搬出の時に、また!と。

『このばかぎり』で終わらせたくないね、という気持ちが皆にあって、
沢山の人と人の両想いがあって、それがとてもうれしかったです。
色々な場所でこの出会いをいかしたいし、
また成長して大きな風になって戻ってきたいな、と思いました。

それから、「小骨」のあとにいただいたメッセージ。
少し長いですけれど、転載させていただきますね。

・・・
こんなに沢山の作家がいて、更にターニングポイントになるような場所で、
自分の人生の立ち方をわからずにいる方もいたり、
色んな場所を通り心を傷つけたまま、「工房からの風」に参加する方もいたんだろうな、
と思いました。
全てのエネルギーを先頭で受け入れていくことは、
とてもエネルギーを使うことだろうと感じました。

私は自分で自分が立ってからこそ、人と関われると思っていて、
あの場所はそれを実現してこそ素晴らしい場所になるな。と思い、準備をしてきました。
自分で自分を立たせるということはひとりで頑張るんじゃなく、
自己というものへの認識をもってから人に頼れる。
と経験からも信じていて、それを最大限実現したかったんです。

不特定多数の人が集まる場所でイベントをやると、心ないことを言われたりしますし、
要らない傷を受けたりします。
そういう事が無い場所で自分の作品を真正面からみて貰える、ということは、
これからの制作人生の根幹で支えになるな、と思いました。
自信を貰える、得られる。
私にとっては全てではないですが、そういう場所でした。

常に様々な視点で疑問を持ちながら毎年進化させていこうとしているあの場所で、
今年作品を発表出来たことはとても素晴らしい体験でした。

ありがとうございました。
さらなる成長をしていきます。

この「凪ぐ浜の宝もの」では、作家が感じた生々しい感想の中から、
共有出来たり、次につながっていけたらいいな、と思うものをご紹介してきました。

企画者としては、参加くださった全員がよかった!と感じてほしいところですが、
実際そんなことになったら、ファッショですよね。
中には、思うようにいかなかった、とか、もっとこうすればよかった、とか、
今回は、いらっしゃらなかったけれど、以前には、
自分には何の変化もなかった、というようなメッセージをいただいたこともあります。
もちろん、この場でお名前を出して負の要素のあるメッセージをお伝えすることはないと思いますので、
どうしてもポジティブなメッセージが多くなってしまいますが、
先日、思い切って「小骨」のブログを書いたところ、数人の作家の方から(過去出展者も含めて)
好意的な長文のメールをいただきました。

そして、その根っこには、やっぱり、よいものを作りたい。
そのことがあるんですね。
だからこそ、いろいろと感じるし、考える。
このブログでそのことを整理するのは難しいですが、
いつかそういった生身の思いを冷静に書ける日を迎えたいと思っています。

あと数人の方からのメッセージをご紹介して、浜辺から一度退いていこうと思います。
(作家の方々、お返事が滞っていて申し訳ありません。
お一人ずつ、書かせていただいてますので、しばしお時間をくださいね)

長い文をお読みいただいて、ありがとうございます!