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瀬川辰馬さん(陶芸)

今年の「工房からの風」まで、いよいよ3週間となりました。
今日から今年の出展作家のご紹介を始めていきますね。

ちょうど昨日、お目にかかった方から
「そろそろ作家紹介が始まるかしら?って、ブログを見に来ていました!」
と、うれしい言葉をかけていただきました。
(ありがとうございます)

この場は作家紹介ブログなのですけれど、
ただ単に私からの質問に対しての作家の答えを掲載する場合もあれば、
出展が決まってからの約半年、そのやりとりの軌跡のようなものを
垣間見ていただける場合もあります。

「工房からの風」への出展を通して、作家がどのようにご自身をみつめ、
どのように考え、手を動かし、形を作っていったのか。
結果だけではなくて、経過が人の営みには大切なんだなぁと、
「工房からの風」を続けながら、私も学ばせてもらっています。

そんなこんなも感じ取っていただきながら、
純粋に素敵な作品写真に喜んでいただいたり、
最後の質問にくすっとしていただいたり、、、、
50人(組)の出展者や、
ワークショップなどで関わってくださる20名の方々からの
メッセージをぜひこの3週間、お楽しみいただけたらと願っています。

どなたからご紹介しましょうか。
昨年と同様、「風の音」に文章を寄稿いただいている方から始めましょう。
(「風の音」は現在鋭意編集中!
当日、本部テントでご入手くださいね。
無料ですが、数に限りがありますのでお早めに!)

では、さっそくおひとり目を。
陶芸の瀬川辰馬さんです。

Q
瀬川さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
皿やボウル、花器などのうつわを200点ほど展示・販売する予定です。
うつわを制作するうえで強く心がけていることとしては、
それらが根源的には「命を抱き留める道具」であるという点です。

動物にしても、植物にしても、生きたままではそれを食卓に並べることはできず、
狩られ刈られることで初めてうつわの上に並び、それを握って人は生きていきます。
私は、食べるもののためだけにつくられたうつわを傲慢だと思いますし、
また食べられるもののためだけにつくられたうつわ
(そんなものがあるとすれば、ですが)を寂しいと感じます。

それを握るものの悦びのためにあるのと同時に、
それに抱きとめられるものへの祈りのためにあるような、
そんな大らかで静謐なうつわを紡ぎたいと願って、制作を続けています。

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瀬川さんの器はとても静かです。
でも無音ではなくて、清流のせせらぎや、しんしんと降り注ぐ雪の調べのような、
「ないようである」美しい必然の波長のような静かな器です。

もっともそれは、単なる自然物や自然現象から生まれてきたものではありませんから、
その器も人工物に違いありません。
それでも、無音ではなく美しい調べが感じられるのだとしたら、
そう奏でようという作り手の確かな意思があるのだと思います。
その意思自体の静かな深さが、器の姿になっているのでしょうか。

(私は大ぶりなオーバルと丸いお皿を愛用しています。
いつもの料理を盛っても、なんだか凛として、澄んだように心に映るので、
とても気に入っているのです。
今度撮影できたら、ここにもお載せしますね)

Q
瀬川さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
私が普段作業をしているアトリエは、
築年不詳の精肉店を改装した建物の一階にあります。

建設時の衛生面での配慮だったのか、
それとも歴代の入居者が改装していく過程でのことなのか、

アトリエには開閉のできる窓がひとつもなく、
空調は専らエアコンに頼っています。

建物の一面すべてがガラス張りになっているので、
光は気持ちよく入ってくるのですが。

風は、殆ど通らないアトリエです。

その風通しの悪いアトリエで、うつわという道具について、
随分と長いこと独りで考え、また手を動かしてきました。
今思えば、黙々と地面を掘り起こし、
余分な根を取り除いていくような時間でした。

そうして耕していた土の上に、この一年程で、
ぽつりぽつりと芽が出てくるようになったと感じています。

自分が理想とする、うつわという道具のはたらきが少しずつクリアになり、
またそれに具体的なかたちが伴い始めました。

そのような時期に、工房からの風にご縁を頂きました。

稲垣さん、風人さん、出展者の方々との対話の時間は、
私のアトリエに吹く新鮮な風そのものでした。
これまで黙々と独り培ってきたものを、風通しのよい場所に移し、
育むような半年間であったと感じています。
本当に、多くの恵みを頂きました。

当日は、この半年で少し背が伸びたその芽を、
来場者の方々にも気持ちよくお見せ出来ればと思っています。

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このメッセージを読みながら、
梅雨のある日、初めて降りた私鉄沿線の駅をさまよいながら、
瀬川さんの工房をお訪ねした日のことを思い出しました。

『随分と長いこと独りで考え、また手を動かしてきました。』

たしかにその工房には、深い思考と試行の時間がたゆたっていたように思い出します。
その後、幾度か風人さんたちも交えながら交わした言葉は、
ものづくりのことにとどまらず、藝術のこと、文学のこと、
もっといえば生きることについてまで広がる豊かな会話となりました。

:::

『新鮮な作り手たちは、時代の中で果実のように生まれてきます。』

「工房からの風」を始めた16年前から伝え続けてきたこのフレーズ。
今年出会った27歳の瀬川辰馬さんを、まさにその果実のように思っています。

想いを正確につかもうとすること。
それを正確に言葉にしようとすること。
そう、その正確であろうとする姿勢に、私も教わることがとても大きかったのです。

:::

慶応SFCで先端の学びを経たひとが、
東日本大震災を機に、陶芸の世界へと進み、
今手元にある確かな素材と手を用いて、
ものを生み出す世界への扉をひらく。

瀬川さんの陶芸は始まったばかり。
きっと、作品の姿はぐんぐん変化していくことでしょう。
それでも、今掴んでいる物種は、
すでに瀬川さんが求めているそのものなのだと思います。
あせらず、取り繕わず、その物種が実るべき方へと、
瀬川さんの時間が紡がれることを心より応援したいと思います。

2016年秋の日現在の瀬川辰馬さんの実りの姿、
その器がとても楽しみなのです。

Q
お名前、あるいは工房名についての由来、またはエピソードを教えてくださいますか?


辰年生まれに、父親の名前の「篤樹」から一字もらって、
元々は「龍樹」と名付けられる予定でした。

ですが、調べてみると「龍樹」というのは2世紀のインドに生まれた
大変立派な仏僧「ナーガルジュナ」の漢訳名だということで、
これではあまりに畏れ多いと判断した父親によってボツに。

最終的には龍を辰の字に代え、「篤樹」から馬の字をもらい、
「辰馬」と名付けられました。
父が辞書を引く習慣のあるひとで、本当によかった。

辞書を引く習慣、すばらしいですね。
きっと瀬川さんにもその習慣が引き継がれているような。。。

瀬川辰馬さんの出展場所は、おりひめ神社の奥。
studio fujinoさんが隣です。
瀬川さんのサイトはこちらになります。
→ click

:::

と、今年もおひとり目からかっとばしてしまいました。。。
director’s voice
これから怒涛のブログアップの日が続きます。

written by sanae inagaki

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9/22 がまぐちづくりご参加の皆様へ

がまぐちづくり ご参加予約の皆様へ

9月22日(木祝) 宮本佳緒里さんによるワークショップ
「縫う、つなぐ-がまぐちづくり」は予定通りに開催いたします。

秋いろgalleryらふとにてお待ちしております。

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プレイベント 明日最終日です

本日18日は、革のワークショップと金工のワークショップを開きました。
革はトントンと、金工はカンカンとどちらも小気味よい音が響く、
にぎやかな一日となりました。

明日でプレイベントも最終日です。

ワークショップご参加予約をいただきました皆様ありがとうございます。
雨天の予報ですが予定通りに開催をいたします。
*屋外テントワークショップご参加のお客様、
ここ数日のなかでは気温が低めの予報が出ています。
調節できるお召し物(羽織るものなど)お持ちいただくこともおすすめします。

それでは、皆様のお越しをお待ちしております。

 

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プレイベント 開催中

注:工房からの風、本展ではありません。
本展は10月15日16日の土日となります

+++

気持ちのよい秋晴れで幕をあけたプレイベント、明日18日も続きます。

谷田貝陵子さん、Anima uniさんのワークショップにご予約いただきました皆様、
ありがとうございます。
一時雨の予報が出ていますが予定通り開催の準備をしています。

トキニワドリンクスタンド&庭の駅テント 11:00~16:00(ラストオーダー 15:30)
初日は暑いくらいでしたので梅ジュースが人気でした。
工房からの風オリジナル手ぬぐい、秋のブーケなどの販売もいたします。
*天候によって内容や時間に変更が出る場合がございます。
あらかじめご了承の程お願いいたします。

18日開催のワークショップのご紹介を。

9/18(日) galleryらふと
 『ネームタグに刻印をしよう

1463123607257~2

講師:谷田貝陵子
11:00〜12:00、15:00〜16:00の間 随時
参加費 500円

革作家、谷田貝陵子さんのポーチ作りの会は定員となりましたが
ネームタグ作りは、18日上記時間中随時受付となります。
アルファベットや文様などからお好きな物を選び、トンと刻印を打っていただきます。
バッグや洋服などに縫い付けられる小さい穴、
もしくは、ストラップの様に出来る少し大きな穴をあけられます。

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刻印のセレクトや刻む位置で個性がでますね。

9/18(日) 屋外テント
『銀と真鍮を叩いてつくる − レモンの花咲くブローチ』

講師:Anima uni
第1回 10:30〜12:00 受付終了しました
第2回 14:00〜15:30 受付終了しました
各回8名様 参加費 3000円

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花型の銀板、真鍮板をとんかん叩いて模様の入った立体的な花びらを成形し、
本物の枝から象った真鍮枝に取り付けて金銀レモンの花咲くピンブローチを作ります。
淡水パールの蕾付き。
甘く漂う香りを思い出すような檸檬の花のブローチを
10月の本展で胸元につけておでかけいただけましたら、
ドレスコードはバッチリです、ね!

 それでは皆様のお越しをお待ちしております。

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プレイベント 明日17日から!

注:工房からの風、本展ではありません。
本展は10月15日16日の土日となります

+++

工房からの風プレイベント、いよいよ明日からとなりました。

9/17(土)・18(日)・19(月祝)
at ニッケ鎮守の杜 galleryらふと

pre2016

・ らふとの室内ワークショップ
・ 木立のなかの屋外テントワークショップ
・ トキニワドリンクスタンド&庭の駅テント 11:00~16:00(ラストオーダー 15:30)
らふとハーブブレンド紅茶、ミントシロップジュースなどのドリンクメニューと、
工房からの風オリジナル手ぬぐい、秋のブーケなどの販売

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秋のブーケも各日限定販売します。

ワークショップにご予約いただきました皆様、ありがとうございました。
ご来場をお待ちしております。

また明日は、当日ご予約でご参加いただける会もございます。
最新情報は、galleryらふと tel 047-370-2244 までお問い合わせくださいませ。
尚、先着順となりますのでご希望の方はお早めのお問い合わせをおすすめします。
実物を見たいお客様は、スタッフまでお尋ねくださいませ。
お待ちしております!

9/17(土) galleryらふと
『レモン実る刺繍の小箱』

講師:TETOTE
第1回 10:30〜12:30  受付終了しました
第2回 14:30〜16:30  受付終了しました
各回5名様 参加費 3000円

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TETOTEの藤武美輪さんと
今年の工房からの風メインビジュアルから、”レモンの実” の刺繍をさしましょう。
蓋の生地は浅葱色、グレー、白の3色のなかから1色を。
糸はお好きな色をお選びいただきます。
蓋裏の生地とレモン色の土台の中面にお好きな生地を張って、小箱に仕上げます。

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今年のプレイベントならではのデザイン。
中面に貼るTETOTEさんの布コレクションもお楽しみのひとつです。
サイズ 直径約8cm、深さ約2cm

9/17(土) 屋外テント
『手織りのいろどりストラップ』

講師:nomama
14:30〜16:30 受付終了しました
各回6名様 参加費 3000円

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卓上機をつかって20cm〜30cmほどのお好みの長さに織り、
革やカシメをトントンと打ち込んで大切なものをつなぐストラップに仕上げます。
籠やバッグにはもちろん、例えばボトムスのベルトにつけても。

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ポケットからちらりと見え隠れするカラフルストラップがおしゃれに、
そしてしっかりホールドされるので安心です。

工房からの風まであと一ヶ月。
心はずむカウントダウンをぜひプレイベントでご一緒しましょう!
お待ちしております。

現在ご予約いただける期間中のワークショップ一覧はこちらをご覧ください。
18日には、随時ご参加いただける革のネームタグづくりもあります。

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今週末は工房からの風プレイベント

注:工房からの風、本展ではありません。
本展は10月15日16日の土日となります

+++

工房からの風プレイベント、いよいよ今週末となりました。
9/17(土)・18(日)・19(月祝)
at ニッケ鎮守の杜 galleryらふと

9/17(土)~19(月祝)の三日間、大きく分けて三つのゾーンをひらきます。

pre2016

・ らふとの室内ワークショップ(事前ご予約制)
・ 木立のなかの屋外テントワークショップ(事前ご予約制)
・ トキニワドリンクスタンド&庭の駅テント 11:00~16:00(ラストオーダー 15:30)
らふとハーブブレンド紅茶、ミントシロップジュースなどのドリンクメニューと、
工房からの風オリジナル手ぬぐい、秋のブーケなどの販売

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ことしの手ぬぐいはレモン色。

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秋花ブーケも各日限定販売します。

現在お申し込み受付中のワークショップは‥

9/17(土) galleryらふと
『レモン実る刺繍の小箱』

講師:TETOTE
第1回 10:30〜12:30  受付終了しました
第2回 14:30〜16:30  受付終了しました
各回5名様 参加費 3000円

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TETOTEの藤武美輪さんと
今年の工房からの風メインビジュアルから、”レモンの実” の刺繍をさしましょう。
蓋の生地は浅葱色、グレー、白の3色のなかから1色を。
糸はお好きな色をお選びいただきます。
蓋裏の生地とレモン色の土台の中面にお好きな生地を張って、小箱に仕上げます。
サイズ 直径約8cm、深さ約2cm

9/17(土) 屋外テント
『手織りのいろどあと2名様、りストラップ』

講師:nomama
14:30〜16:30 受付終了しました
各回6名様 参加費 3000円

_MG_5103

_MG_5101

卓上機をつかって20cm〜30cmほどのお好みの長さに織り、
革やカシメをトントンと打ち込んで大切なものをつなぐストラップに仕上げます。
籠やバッグにはもちろん、例えばボトムスのベルトにつけても。

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ポケットからちらりと見え隠れするカラフルストラップもおしゃれです。

9/18(日) galleryらふと
 『ネームタグに刻印をしよう

1463123607257~2

講師:谷田貝陵子
11:00〜12:00、15:00〜16:00の間 随時
参加費 500円

こちらは当日、上記時間中、随時受付となります。
お好きな時間帯にぜひご参加ください。
アルファベットや文様などからお好きな物を選び、トンと刻印を打っていただきます。
バッグや洋服などに縫い付けられる小さい穴、
もしくは、ストラップの様に出来る少し大きな穴をあけられます。

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9/18(日) 屋外テント
『銀と真鍮を叩いてつくる − レモンの花咲くブローチ』

講師:Anima uni
第1回 10:30〜12:00 受付終了しました
第2回 14:00〜15:30 受付終了しました
各回8名様 参加費 3000円

lemonflowerbroochws01_880px

花型の銀板、真鍮板をとんかん叩いて模様の入った立体的な花びらを成形し、
本物の枝から象った真鍮枝に取り付けて金銀レモンの花咲くピンブローチを作ります。
淡水パールの蕾付き。

9/19(月祝) galleryらふと
『梨の季節のうるおい薬膳』

講師:n*café+tsubomi
14:00~15:30 受付終了しました
各回8名様 参加費 3500円(手づくり梨ドレッシングお持ち帰り)

uruoi

梨農園に生まれやがて薬膳を学び、
果物や野菜の恵みをとりいれた健やかな暮らしを実践する
n*café+tsubomiの古和谷直美さんによる薬膳ブランチを楽しむ会です。
”潤い”の果実と呼ばれる梨を美味しくいただいて、秋の養生をしましょう。

menu
梨とハーブの寒天ゼリー
梨のドレッシング
米粉ガレットらふとハーブ包み
ハーブのレモネード

—–

天候によって一部内容が変更となる場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。

・らふと室内でのワークショップ … 雨天でも開催
・屋外テントワークショップ … 小雨決行、荒天時はコルトンプラザ館内にて開催
・トキニワドリンクスタンド、庭の駅 … 小雨決行、荒天時は中止

—–

○ご応募は、HPお申し込みフォーム、もしくはお電話 047-370-2244 から承ります。
○すべて大人向けのワークショップになります。

[ 受付期間 ]
第一次 : 8/30 (火)10時~9/ 1(木)12時
この期間は、お一人様ひとつの催事のみ受付いたします。
応募多数の場合は抽選となります。
第二次 : 9/2 (金)10時~ 受付中です
定員に空きのある催事は先着順に承ります。
(複数の催事へのお申し込みも承ります。)

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出展作家を公開しました

「工房からの風」まで、あと1か月と少し。
出展作家名を公開いたしました。

展示販売の出展者50組。
ワークショップ、デモンストレーションなども含め、企画運営に加わってくださった作家20名。
食関係で参加くださる方々も。
こちらです。
→ click

いよいよですねー。

:::

今年は、インスタグラムもゆっくりですが始めます。
といっても、当方からの発信だけではなく、
皆さんからの投稿を束ねる感じのサイトのご用意をメインにしています。
#工房からの風
の記事がこちらのページに現れるようになっています。
→ click

今まで「工房からの風」で出会っていただいた作品をこんな風に使っています!
のような画像も、ぜひインスタグラムにあげてみてください。
#工房からの風
をつけて。
皆様方のお手元で奏でられている#工房からの風の姿、
共有させていただけたら嬉しく思います。

ガイドラインもご案内していますので、よろしければご一読くださいませ。
→ click

今月17日18日19日の連休には、プレイベントで
ワークショップやカフェや庭の恵み、
ノベルティーグッズの先行販売行います。
詳しくはこちらの記事を。
→ click

2016年の工房からの風、花開く日が近づきます。

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9月の庭フレンズ

庭人OGの方々による庭フレンズの皆様へ

9月のお庭

・9/19(月祝)まで夏の当番スケジュールです
毎週月曜~土曜 16時30分~18時30分
※毎週火曜・日曜はお休みです

・9/22(木祝)からは
毎週月曜、木曜、土曜  10時~お昼ごろまで

上記日程で、私たちはお庭にいます。

庭フレンズさんのご参加をお待ちしております。


9/15(木)は、10時から夕方までとなります。

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全体ミーティング

10月15日、16日の「工房からの風」も、いよいよあと45日。
8月末、恒例の全体ミーティングの最終回をニッケコルトンプラザで開きました。

台風予想のため、急きょ一日延期しての開催となりましたが、
50組中40組の今年度出展作家に、
風人さんたち出展経験作家14名が加わっての大ミーティングとなりました。
(ちなみに、前日には4名の方が集まってくださいました。
皆さん、全国津々浦々から、万障繰り合わせての集合!
やる気満々なのでした!!)

今までこの日には、出展場所の確認や、当日の流れの説明などを行い、
各自の進捗状況などを語り合っていたのですが、
今年は新たな展開を加えてみました。

それは本ミーティングの前のプレミーティング。
風人さんたちと稲垣による対談トークの時間を設けたのでした。
出展作家にとって、「工房からの風」らしさのひとつは、
展覧会当日までの準備の時間、とも言われています。
ものづくりについてのあれこれ、テツガクの時間。
「考える工芸」の時間を共有してみたのでした。

この日、風人さんから稲垣あてに質問をしてもらいました。

Q
稲垣さんが「工房からの風」に作家に関して、感動した具体的な話を幾つか聞かせてください。
by 箒の吉田慎司さん

Q
藝術、意匠、工芸、を、アート、デザイン、クラフトと考えているのでしょうか?
by 木工、アトリエ倭の香田佳子さん

Q
工房からの風のサブタイトルを、なぜcraft in actionと名付けたのですか?
by 陶芸の大野七実さん

Q
日本の市川で行われる「工房からの風」の意義は?
by アフリカから帰ってきたばかりの金工Anima uni、長野麻紀子さん

Q
仕事を進める中で、今やりたいことと望まれることのズレをどのようにバランスを取っていけばよいのでしょうか?
by 木工の菅原博之さん

Q
作り手、つなぎ手、使い手のこれからって、どんな風になっていったらよいのでしょう。
それぞれが幸せな仕事を継続して、よい循環を作っていくために必要なことって、どんなことでしょう?
by 陶芸の松塚裕子さん

ちょっと、端折った書き方なので、ニュアンスが違ってもいますが、
会話の中でこんな感じの問いかけをいただいたのでした。
2時間ほどをみんなで対話したこの内容は、後日「風の音」にまとめようと思っているのですが、
やり取りの中で出てきた印象的なフレーズをいくつか、メモのように残してみますね。

:::

舵を自らが取ること。
そこには寄る辺なさもあるけれど、
だからこその喜びもある。

言ったり、書いたりすることが苦手でもよいと思う。
でも、ときには感情に正確な言葉を探して、正確に言ったり、書いたりしてみることも大切。

一本一本の糸がつながって、縄になり、綱になる。

作家のどこに惹かれるのか?
それは思いの深さ。

けちにならない。
いじけない、すねない。

生きている人の仕事は、点でとらえていない。
営みの中で、そのひとがどんな花を咲かせていくのか、実りを成すのかを観ようと思う。

アクションは営み。

生身であること。

自分が縁を得た庭を丹精すること。
ここではないどこか、ではなく、ここを愛すること。

自分の尺度をリスペクトすること。

・・・

ああ、うまく書ききれなくって、もどかしいです。
でも、こんな感じのことを、具体的な話を通して語らいました。
これらが即効的に何かになるわけではないでしょうけれど、
じんわり作る人生の養分になっていったら、お互いに幸せだと思っています。

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こーんな、わはは、もあり

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こーんな真剣もあり。

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スタッフ宇佐美もこんなに立派になりました(感涙

さあ、いよいよあと45日。
豊かな風がそよぎますよー。

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もうすぐ 工房からの風 プレイベントのご案内

注:工房からの風、本展ではありません。
本展は10月15日16日の土日となります

+++

待ちきれない工房からの風本展の10月を前に、お楽しみの助走を始めます。
9/17(土)・18(日)・19(月祝)・22(木祝)
at ニッケ鎮守の杜 galleryらふと

9/17(土)~19(月祝)の三日間は、大きく分けて三つのゾーンをひらきます。

pre2016

・ らふとの室内ワークショップ(事前ご予約制)
・ 木立のなかの屋外テントワークショップ(事前ご予約制)
・ トキニワドリンクスタンド&庭の駅テント 11:00~16:00(ラストオーダー 15:30)
らふとハーブブレンド紅茶、ミントシロップジュースなどのドリンクメニューと、
工房からの風オリジナル手ぬぐい、秋のブーケなどの販売

*22(木祝)は室内ワークショップのみとなります。

9/17(土)・18(日)・19(月祝)・22(木祝)
四日間のワークショップのお申込みを下記日程で承ります。

今年のメインビジュアルはレモンの実。
ワークショップにもレモンのエッセンスがそこかしこに。
皆様のご応募お待ちしております。

○ご応募は、HPお申し込みフォームから承ります。
○すべて大人向けのワークショップになります。

[ 受付期間 ]
第一次 : 8/30 (火)10時~9/ 1(木)12時
この期間は、お一人様ひとつの催事のみ受付いたします。
応募多数の場合は抽選となります。
第二次 : 9/2 (金)10時~ 受付中です
定員に空きのある催事は先着順に承ります。
(複数の催事へのお申し込みも承ります。)

9/17(土) galleryらふと
『レモン実る刺繍の小箱』

講師:TETOTE
第1回 10:30〜12:30  受付終了しました
第2回 14:30〜16:30  受付終了しました
各回5名様 参加費 3000円

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TETOTEの藤武美輪さんと
今年の工房からの風メインビジュアルから、”レモンの実” の刺繍をさしましょう。
蓋の生地は浅葱色、グレー、白の3色のなかから1色を。
糸はお好きな色をお選びいただきます。
蓋裏の生地とレモン色の土台の中面にお好きな生地を張って、小箱に仕上げます。
サイズ 直径約8cm、深さ約2cm

9/17(土) 屋外テント
『手織りのいろどりストラップ』

講師:nomama
第1回 10:30〜12:30 受付終了しました
第2回 14:30〜16:30 受付終了しました
各回6名様 参加費 3000円

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卓上機をつかって20cm〜30cmほどのお好みの長さに織り、
革やカシメをトントンと打ち込んで大切なものをつなぐストラップに仕上げます。

9/17(土) galleryらふと
『ろうそくのゆうべ』

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案内人:鈴木有紀子
18:00〜19:15  6名様  受付終了しました
参加費 2500円 茶菓、お土産付き(ろうそく2160円相当)

庭の中に建つちいさな土壁のgalleryらふと。
ろうそくを灯して、こっくりと心に残るゆうべを過ごしませんか。
ろうそく作家の鈴木有紀子さんを囲んで、
灯しながら形づくる「育てるろうそく」のお話しなどを。
「きょうというひ」「あかり」など、ろうそくにまつわる絵本のご紹介や、
ディレクター稲垣早苗による北欧のろうそく使いのお話も。
ろうそくの炎に親しむゆうべをお楽しみください。

※ろうそくのある暮らしを楽しむためのお話の会になります。
(ろうそくづくりの会ではございません)

9/18(日) galleryらふと
『革のばねぐちポーチを縫う』

講師:谷田貝陵子
第1回 10:30〜13:00 受付終了しました
第2回 14:30〜17:00 受付終了しました
各回4名様 参加費5000円

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今年度出展者、谷田貝陵子さんをご紹介します。
用途にふさわしい形を探り、
技術と選び抜いた素材が合わさって、うまれるその作風はエレガント。
らふとで初めてのワークショップは、革のばねぐちポーチをつくります。

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ばねぐちポーチのよいところはその開閉のしやすさ。
使用するアルミパイプと呼ばれる金具は中空のため軽やかさもあって。
本体は講師がミシンをかけ、お客様には、
ばねぐち部分の手縫いと金具を通す工程を体験していただきます。
ベロ部分に刻印をほどこすことも。
本体の革はブラウン1色(牛革)。
ばねぐち部分の革(山羊革)を下記のa~eから1色を事前にお選びいただきます。
サイズ 最大幅 約23cm,高さ約14cm,マチ約3.5cm

_MG_9850写真左から、
a チャコールブラウン   b ボルドー  c オレンジ  d レモン  e ラズベリー
ご参加決定メールにてお伺いいたします。

同日開催 『ネームタグに刻印をしよう

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講師:谷田貝陵子
11:00〜12:00、15:00〜16:00の間 随時
参加費 500円 *当日受付

9/18(日) 屋外テント
『銀と真鍮を叩いてつくる − レモンの花咲くブローチ』

講師:Anima uni
第1回 10:30〜12:00 受付終了しました
第2回 14:00〜15:30 受付終了しました
各回8名様 参加費 3000円

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花型の銀板、真鍮板をとんかん叩いて模様の入った立体的な花びらを成形し、
本物の枝から象った真鍮枝に取り付けて金銀レモンの花咲くピンブローチを作ります。
淡水パールの蕾付き。

9/19(月祝) galleryらふと
『梨の季節のうるおい薬膳』

講師:n*café+tsubomi
第1回 10:30~12:00 定員に達しました
第2回 14:00~15:30 定員に達しました
各回8名様 参加費 3500円(手づくり梨ドレッシングお持ち帰り)

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梨農園に生まれやがて薬膳を学び、
果物や野菜の恵みをとりいれた健やかな暮らしを実践する
n*café+tsubomiの古和谷直美さんによる薬膳ブランチを楽しむ会です。
”潤い”の果実と呼ばれる梨を美味しくいただいて、秋の養生をしましょう。

menu
梨とハーブの寒天ゼリー
梨のドレッシング
米粉ガレットらふとハーブ包み
ハーブのレモネード

9/19(月祝) 屋外テント
 『ちいさな盆栽鉢を作ろう』

講師:大野七実
第1回 10:30~12:30 定員に達しました
第2回 14:30~16:30 定員に達しました
各回6名様 参加費 4800円(小さな苗つき)

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うつわを通して植物と暮らす喜びを教えてくれる陶芸家大野七実さんと、
陶土のひもづくりの技法を用いて、ちいさな盆栽のための鉢を作ります。
葉っぱを使うろくろも、らふとならではでしょうか。
*写真はイメージです。お湯のみから、お茶碗くらいのサイズまで。

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*当日の工程は陶土での形作りまでとなります。
色(白、青、グレー、黄)と模様(ドット、ラインなど)のイメージをお聞きして
お預かりし、
大野さんが工房で彩色と焼成をします。
完成作品は工房からの風当日(10/15.16の二日間)、会場でのお渡しとなります。

9/22(木祝) galleryらふと
『縫う、つなぐ−がまぐちづくり』

講師:宮本佳緒里
第1回 10:00~13:00 受付終了しました
第2回 14:30~17:30 受付終了しました
各回6名様 参加費3800円

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小さな布をつないでがまぐちをつくる宮本佳緒里さんの布コレクションから、
お好きな布を選び、がまぐちを作ります。
ニッケ鎮守の杜のコブナグサで染めたレモンイエローの布も登場します。

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※22(木祝)はトキニワドリンクスタンドと庭の駅テントはございません。

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天候によって一部内容が変更となる場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。

・らふと室内でのワークショップ … 雨天でも開催
・屋外テントワークショップ … 小雨決行、荒天時はコルトンプラザ館内にて開催
・トキニワドリンクスタンド、庭の駅 … 小雨決行、荒天時は中止

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○ご応募は、HPお申し込みフォームから承ります。
○すべて大人向けのワークショップになります。

[ 受付期間 ]
第一次 : 8/30 (火)10時~9/ 1(木)12時
この期間は、お一人様ひとつの催事のみ受付いたします。
応募多数の場合は抽選となります。
第二次 : 9/2 (金)10時~ 受付中です
定員に空きのある催事は先着順に承ります。
(複数の催事へのお申し込みも承ります。)