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メタ情報
投稿者「director」のアーカイブ
director's voice
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よき年へ
今年もいよいよあと二日と少し、となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今年も「工房からの風」を巡って、このブログ「director’s voice」を
ご覧いただき、ありがとうございました。
お陰様で、第13回を無事終えることができました。
そして、「galleryらふと」を含めて、「ニッケ鎮守の杜」の活動に関心をお寄せいただき、
心より感謝申し上げます。
新しい年は飛躍の心を持ちながら、進んでいきたいと思っています。
まずは、さっそく、次回の「工房からの風」に向かって始動します。
次回の予定、あらためてお知らせします。
第14回開催日: 2016年10月15日(土)16日(日)
応募期間:2016年2月20日(土)~3月3日(木)
3月中旬には、選考結果を発表します。
詳しくは、要項を公開しましたので、ぜひご覧ください。
→ click
「工房からの風」の出展がふさわしい作り手の方をご存知でしたら、
ぜひおすすめいただけたら、と思います。
魅力ある出展者が、「工房からの風」の宝ものです。
2016年の出展作家の充実を心より願っています。
:::
「工房からの風」では、昨年から日本橋三越本展での企画展や、
作家同士の交流の会を設けたりしてきましたが、
今後は一層、出展後の切磋琢磨、成長の場として動いていこうと考えています。
その一環として、先日、トークイベントにも登場いただいた
塗師の赤木明登さんとともに、作家5名、スタッフ3名で
神崎町の寺田本家をお訪ねしてきました。
毎回「工房からの風」にも出展くださる24代目当主寺田優さんに導いていただき、
丁寧に蔵見学をさせていただきました。
ものづくりの根っこのことを感じる得難い機会となったことと思います。
この日参加いただいた作家の方がたは、この経験を他作家に伝える人たちとして、
今後、風の音への寄稿などで、体験を共有いただけるようにお願いしています。
私自身は何度も寺田本家をお訪ねしましたが、そのたびに、近代化の真逆!
昔ながらの製法に戻っていることに驚かされます。
今回は、大きな木桶での仕込みを始められていたり、
米作りからを手がけて、麹菌をその米から得られるようにしたりと。
大変で不安定な作業になるにも関わらず、そのひとつひとつの過程を、
心から楽しみながらされていること、蔵の皆さんの表情の眩しさに、
心が洗われていくのです。
ああ、こういうことだよねー。
こんな風にしていけばいいんだよねー、と。
この感動の胞子は、きっと私自身の中にちらばっていきましたね。
ここからよき発酵を進めるのは、自分自身の日々の姿ですね。
新年を前に、よき方々とともに、よき時間をいただきました。
2015年のdirector’s voiceは、これで締めましょう。
皆様、どうぞよい年をお迎えくださいませ。
2016年、新鮮な「工房からの風」をそよがせましょう。
庭日誌
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庭仕事納め
12月28日、今年最後の庭仕事納めでした。
まずは神社まわりを掃き清めて、
花壇のレモンマリーゴールドを切り戻したり(花と葉はたっぷりと収穫して!)
込み合った柵の中や周りをすっきりと整頓したり、
今年に感謝して新しい年を迎える準備です。
梅の花芽が早くもほんのりふくらんで。
しめくくりに、お正月飾りを作りました。
稲藁に、庭の松、センリョウの実、ケヤキの枝に今年収穫した白綿を巻いて、
紙と水引で束ねてできあがりです。
綿がこの庭ならでは。
もち玉飾りをイメージして綿をつけましたが、ネコヤナギのようになりました。
〇
庭フレンズの皆様へ
2016年1月のお庭は、1/6(水)よりスタートです。
以降、毎週月曜、土曜 10時~お昼ごろまで
上記日程で、私たちはお庭にいます。
庭フレンズさんのご参加をお待ちしております。
◎
1/18(月)は、10時から夕方までとなります。
ワークショップ/らふと
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12/5 クリスマスのしたく ご参加の皆様へ
クリスマスのしたく ご参加ご予約の皆様へ
12月5日(土) 大野八生さんによるワークショップ
「クリスマスのしたく」は予定通りに開催いたします。
森の香りのらふとにてお待ちしております。
director's voice
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ファッション取材が掲載されました
「工房からの風」の当日、
素敵な装いの来場者の方々のファッション取材をいただいておりました。
別冊付録の中で、6頁に渡って掲載いただいておりました。
素敵な来場者の方々に混ざって、あらら、何人もの作家の方々が!
fujiiikukoさん、林志保さん、鈴木絵里加さん、佐藤亜紀さん、
matsuricaさん、大谷房子さん。
以前の出展者からは大濱由惠さん、吉田麻子さん。
出展者の奥様の革のamさん、金属のsen。
はまやまいさんも。
ぜひ、ご覧になってみてください!
ワークショップ/らふと
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11/21 スコーン型とクッキー型 ご参加の皆様へ
ワークショップ/らふと
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つくる、かおる、たべる
11月21日、金工作家 Anima uniさんのワークショップを開きます。
テーマは「スコーン型&クッキー型作り」。
現在ご参加お申込み承り中です。定員とさせていただきました。お申込みをありがとうございました。(11/9 09:30)
■ 11/21 (土)「金属を曲げて作る・スコーン型とクッキー型」
講師:Anima uni
第1回:10時半〜13時 → 定員に達しました
第2回:14時半〜17時 → 定員に達しました
定員 各回6名様 会費 3800円
料理と菓子作りもお好きな金工作家のAnima uni さんと、
ステンレスの板を折り曲げ、溶接し、
スコーン型を1種、クッキー型2種、全部で3つの型を作ります。
スコーン型はAnima uniさんがアートを学ばれたロンドンで出合われた六角形で、
日本の食生活に合うようにサイズを考えたもの。
六角形は型抜きするときに生地の無駄が出にくいかたちです。
もちろんクッキーやクラッカーの型としてもお使いいただけます。
*サイ ズ 約W62 D54 H37 mm
次にクッキー型を2種。
ひとつ目。ハート型作りで曲線の練習をしましょう。
ふたつ目。コツを掴んだら、自分のデザインをもとに世界にひとつだけのオリジナルの型を。
*一筆書きで描けるデザインでつくります。
大きさはおおよそ90 x 90mmに収まる程度。
ティータイムには、この六角スコーン型をつかった、
らふと茶菓部製焼き立てスコーンをお召し上がりいただきます。
そう、焼き立てです!
皆さんがクッキー型を作っているかたわらで、
茶菓部ホンマはライブでスコーンを焼いております。
オーブンからただよう馥郁とした香りに包まれてのワークショップ。
茶菓部試作タイムを共にしましたが、この香り、うっとり幸せ、でした。
Anima uniさんの畑で育ったルバーブを使った手作りジャム&おすすめのロンドンの紅茶とともにどうぞ。
なんとお手製クッキーも登場予定ですよ。
Anima uniさんは金属を中心に、天然石、繊維などをあわせた
ジュエリーやインスタレーションを発表なさっています。
自然の成り立ちを見つめ、想像をふくらませ手を動かし、Anima uniさんを通してうまれるかたち。
らふとのワークショップではこれまで、
草花の形を写し取るオーナメント作りや、ブローチ作りなどを開きました。
今回は、日々の生活に役立つ金属のひとつとして焼き菓子の型作りをご一緒します。
やっとこや溶接機など金工専用の工具も使います。
らふとでも新たな試み、ぜひお楽しみください。
尚、大人向けのワークショップとさせていただきます。
ご応募は、HPお問い合わせフォームから承ります。
皆様のご応募をお待ちしております!定員とさせていただきました。お申込みをありがとうございました。(11/9 09:30)
director's voice
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大住潤さんから
「工房からの風」出展を終えて、工房へ戻った作家から届いたメッセージ。
一部を皆さんと共有させていただくことで、次への実りにつなげていきたいと
綴ってきました。
「凪ぐ浜のたからもの」
ご紹介したい宝物は、まだまだあるのですが、そろそろ幕を引きましょう。
最後は、木彫の大住潤さんからのメッセージです。
:::
・・・
・・・
・・・
会場となったニッケコルトンプラザに初めて訪れたのは、
5、6年前に開催された星野道夫さんの写真展でした。
写真展で感動をいっぱいもらった帰りに見かけたギャラリーらふと。
あの建物の佇まいが、ずっと心に残っていました。
「いつかあんなところでできたらいいな」と思ったこと覚えています。
そのギャラリーらふとのことから、「工房からの風」のことを知りました。
その頃は、自分自身の作品と言えるものがなく、いつか、いつかと思っていました。
そして、何を作っていきたいのか模索する日々の中、
木彫りの羽根を作り、
やっと僕も「工房からの風」に応募することができると喜んだこと鮮明に覚えています。
星野さんの生まれ故郷で出展が決まったことで、
「このまま進みなさい」と言われたようで励まされました。
風の予感展当日、自宅出発直前、持っていくつもりのなかった熊を、
なぜなのか持っていこうと思いました。
人に見せるつもりも全くなかったのです。
それが何のきっかけなのか見てもらうことになりました。
稲垣さんに熊を見てもらった時は、ものすごく恥ずかしかったです。
デッサンができなくて随分悩んでいたこともあり、
熊のプロポーションも何となくおかしいとわかるのですが、
どこがおかしいのかもわからない状態。
そんなところが気にかかって落ち着きませんでした。
けれど、その熊をいいと言って下さった稲垣さんの言葉に、
僕はものすごく衝撃を受けました。
デッサンができる、できないかは問題ではなかったのですね。
おかしいもので、そう言われると蓋をした自分の気持ちがわっと出てきました。
特別なこの場所で、まさか熊を彫ることになるなんて思いもしなかったです。
本当に夢のような時間でした。
第2回のミーティング、三越でのプレ展示を踏まえて
どのようにしていこうかと迷っていた時、
心の向かう方に、全ては僕の心次第だと言って下さったのが、
熊をもうひと段階成長させるパワーになりました。
本当に大切な気持ちで熊を彫ることができました。
とにかく人の心に真っ直ぐに届くものを彫ろうと、
余計なものは削ぎ落としました。
稲垣さんの紹介文、人に伝えようとする情熱が言葉から溢れていて、
僕もそんなふうに木を彫れたらいいなと思いました。
ものすごく感動しました。
そして、この2日間、熊を見て下さった方たちのたくさんの笑顔に出会いました。
励まされ続けてきた僕がずっと探していた人の心に届けられる形、
これからも出会いを重ねて見つけて届けていきたいです。
とても幸せな時間でした。
大住 潤
工芸、クラフト、手仕事・・・・
と呼ばれる世界の仕事に携ってやがて30年になりますが、
未だにどの言葉が自分の仕事なのかと言い切ることができません。
「工房からの風」の中で赤木明登さんとのトークイベントの中で
こんなやりとりがありました。
工芸30年説というものがあって、
民藝の時代、自己表現の時代、生活工芸の時代ときて、
稲垣さんはこれからどのような時代になると思いますか?
と投げかけられました。
そこで私はこう答えました。
「お尋ねの答えにはならないかもしれないけれど、私は絶対的な何か、
に向かって仕事をしてきてなくって、相対的な何かに向き合ってきた気がします。
それは、先にこちらにこうあるべきというものがあるのではなくて、
作家に向かって、その作家が何を作るべきかをみるやり方。
男の人は定義づけが好きだからなぁ(笑)。
今まで意識したことはなかったけれど、私は女性だから?
母性とかと関係があるのかしら?
なーんて柄にもなく思ったりしますけれど・・・」
と、会話なので和やかに。
・・・それは学問にたとえれば、歴史学ではなく、社会学のようなものかもしれません。
揺るがない、確固とした姿が私自身にあるのではなくて、
対象に向かったとき、いかにその対象を正確に見て、感じることができるか、
そのことに心を注いできたのだとようやく思えるようになりました。
言葉や歴史学的な捉え方もとても大切だと思いますし、
そのことに注視してこの仕事を進める方々がいることも豊かなことだと思います。
一方、今何々の時代、とか、これからは何々の時代、というのを考えるよりも、
出会った作家のまんなかを見ることを深めたい、
そんなことをあらためて思った年でした。
人の暮らし、営みと結びついたもの、
素材の恵みとの関わり、
その作り手ならではの何か、
完成度・・・
「工房からの風」という展覧会としての
コンセプトやクォリティーはもちろん大切にしていますが、
先に枠を作ってしまうことで出会うべきものを
こぼしてしまわないようにありたいと思っています。
クマであってクマだけではない姿。
そこには大住潤というひとの中の真実があって、
その真実が幾ばくかの他者の心に芯から沁みていく。
そういうきらりと輝くものの意味を味わいながら確認できるのも、
凪ぐ浜で出会えた宝ものなのだと思うのです。
大住潤さんの出展前のメッセージはこちらになります。
→ click
-次年度応募に向けての記事など、しばらくブログ更新続けます-