投稿者「director」のアーカイブ

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nomamaさん(布)

続いても元気の出る鮮やかな布の作家をご紹介しましょう。
nomamaさん。
のまま、って、 素敵な響きの言葉ですね。

Q
nomamaさんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?

A
いろどり豊かな手織りの巻物、袋物、手ぬぐいを出展します。

nomamaさんは、さをり織りから布づくりに入られた方ですね。
nomamaさんならではの、ちょっとスモーキーな色合いが、
ビタミンカラーと絶妙に調和して、独特な雰囲気を生み出していますね。

Q
nomamaさんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?

A
まさに『ジェットコースター』に乗っている時の風です。

斜面をゆっくり上る時の心ザワザワする風、
急降下する直前の眺めの良いドキドキする風、
声も出ない程の向かい風、スピードに慣れて心地よい爽快な風…..
エントリーから出展決定、制作やミーティングなど、
それぞれのタイミングでいろんな風が吹き抜けました。
当日も風が吹くと思いますが、最終日の帰り道に
ジェットコースターが到着する時の安堵の風が吹く事を願って止みません。 

Q
nomamaさんは、小学生のころ、何になりたいって思っていましたか? 

A
『風の谷のナウシカ』の乗り物「メーヴェ」に魅了され、
大人になる頃にはメーヴェが出来ていると信じ、
日々乗る練習をしていました。
結構真剣に。

結構真剣に、っていうところもなんだかいいですね!

nomamaさん、作る布と同じで、話していると
相手を楽しい気持ちにさせてくれる人なんですよ。

そんな愉快なnomamaさんのHPはこちら  → 

出展場所は、ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭。
コルトン広場からお庭に入ってすぐの高台に、
気持ちよさそうに色とりどりの布がはためいていることでしょう。

庭日誌 | コメントする

実りの庭

先週末の庭人さんとの作業では、
今回の台風に備えて背の高いコウゾや尾花、ワタなどに支柱たてをしました。
おかげで、お庭の植物たちは無事です。
ご心配くださいました皆様、ありがとうございます。

9月のある日の収穫と花束。
棉の実、キキョウ。
トレーの中は、赤いハイビスカスローゼル、白いニラの花、黄色いトロロアオイの蕾。
ハイビスカスローゼルは今年初めて種をまきました。
実のガクを熱湯で抽出すると、赤くきれいなお茶ができます。
酸味があるので、お好みでハチミツを加えてもよいですね。

オリーブも、つやつや元気です。

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飯野夏実さん(陶磁・ピサンキ)

今年の「工房からの風」に応募くださった方の傾向として、
加飾の豊かな意匠のものが多かったように思いました。

その中からも、今回ご紹介する飯野夏実さんは、特に個性豊かなお仕事の方。
さあ、どんな風に個性豊かなのか、さっそくご紹介いたしましょう。

Q
飯野さんは、どのような作品を「工房からの風」に出品されますか?

A
2種類に作品を出品します。
ひとつめは陶磁器。小皿やカップやアクセサリーなど、
小さめで金彩色絵の華やかな絵付けを施したも のです。

もうひとつはピサンキ。
これは日本ではあまり知られていないものですが、
ウクライナに古くから伝わるもので、卵の殻にろうけつ染めで
細かい模様を染めたものです。
このピサンキを紹介したい、というのも今回
工房からの風に応募した理由のひとつなんです。

ピサンキ。
ご存知の方、いましたか??
私はまったく知りませんでした。
ウクライナに伝わる、ろうけつ染めのイースターエッグ、
と聞いて、ヨーロッパで北欧で近いものを見たことはありましたが、
このように繊細な絵を書き込んだものとは、初めて出会いました。

子供のころに出会ってすっかり魅せられてしまったという飯野さん。
それ以来、ずっと作り続けて、このように自分の作品世界に昇華させるとは。。
すばらしいことですねー。

Q
飯野さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?

A
どんな風が吹くかは終わってみないとわからないかも。
今は制作に必死です(笑)。。。

私自身は、金色のめくるめく文様の風を吹かせたい!!

大好きっ!!ってものすごい原動力ですよね。
飯野さんの「大好き」の世界がブース中にぎゅうっと詰まって、
会場中に吹きますよー、金色のめくるめく文様の風 >>

Q
飯野さんは、小学生の頃、将来何になりたいと思っていましたか?

A
デザイナーになりたい、と小学校の作文で書いたような記憶があります。
今ほどいろいろな美術系の仕事のジャンルを知りませんから、
いく ら考えても、漫画家か、デザイナーか、図工の先生
くらいしか思いつかなかったのだ と思いますが…。

でも、絵や工作が好きだったので、モノを作る仕事がいいなあ、
と思っているのは子供のころからそれほど変わりません。

デザイナーさんが続きましたね。

ちなみに、私が小学生のころ、デザイナー、という職業、
知っていたかしら??と思い返してみました。
う~む・・・?
20歳も違うと、子どもが知っている職業も、ずいぶん違ったりするのですね。

さあ、飯野夏実さんのHPはこちら → 

陶磁器とピサンキでめくるめく金色のオーラに包まれた?テントは、
コルトン広場、スペイン階段前になります。

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earthwormさん(布)

開催まであと4週間となりました。
これからは、50人の作家からのメッセージを中心に、
当日のお楽しみ!に役立つ情報などを綴っていきますね。

さて、どなたから始めましょう。。
と、一瞬迷いましたけれど、すぐに決まりました。
earthworm(アースワーム)さん。
布を作る方からのメッセージです。

Q1
earthwormさんは、どのような作品を「工房からの風」に出品されますか?

A1
素材はウールを中心に。
風をはらむ様な大判ストールをたっぷりとなびかせて。
手紡ぎ・手織りのホームスパンではマフラーとマットが並びます。
色合いは白からグレー、黒。その間。
木々に囲まれた少し奥まったテントで、
布の醸し出す静かな空気を感じて頂ければ嬉しいです。


ストイックなまでに一見シンプルな布。
「静かなる空気」
が伝わってくるような布を織るearthwormさんです。

Q2
earthwormさんにとって「工房からの風」って、どんな風(かぜ)なのでしょうか?

A2
ずっと吹いていました。
時に静かに。時に猛々しく。

それを意識したのは「川上」という文章を目にした時。
自分の事を言われている様で、頭をガツンと殴られた気がしました。

当時の私は運良く大きなイベントに出展が決まり、舞い上がっていました。
イベントに出る為には数を揃えなくてはならない。
思いつきで、偶然に、時には強引に作り上げた物を前に、
受け入れてもらえるか。自分らしいか。
「どう見られるか」。そんな物差しで作品を見ていた様に思います。

自分の中に湧き上がる物に目を向けて、言葉にし。
時間をかけて手段を探り、形にしていく。
今の自分は少なくとも、自分がなぜ作るのか。
出発点を掴めた様に感じています。
応募するなら今だと思いました。

不安も焦りも。もちろん沢山あるけれど、
これまで積み重ねてきた日々を信じて。
当日を迎えたいと思っています。


2008年。
もう5年も前のことになるんですね。
「川上」という文章をブログに綴ったこと。

その5年前の文章を今も心に響かせて、
こうして一緒に工房からの風に向かう作り手が存在すること。
心からうれしく、ありがたく、身の引き締まる思いがします。

自分で書いた文章ですけれど、久しぶりに読み返す機会を得て、
思いを新たにしました。

先日のブログで、
『「工房からの風」は、作品のよさにこだわっていきたいのです』
なんて、堂々と書いてしまいましたが、実は、言葉の選び方に戸惑いもありました。
「作品のよさ」なんて、ペランと言いきっていいものだろうかと。

「作品のよさ」の感じ方は、人によって違いますね。
もちろんその前提の上で、「工房からの風」らしい視線を育んで
出展作家を構成していきます。

けれど、よさ、という曖昧な言葉の向こうには、
『「川上」のことを丁寧にやりすぎて
世の中に出ていくのが苦手な作り手が持っている
確かな魅力を見落としてはいけない』
ということが、あったんだ、ということを、
earthwormさんからのメッセージから、
あらためて気づかせてもらったような気がします。

そして、earthwormさん にとって「工房からの風」への出展は、
まさにjust now!だったのですね。
思う存分、今のご自身のお仕事が、来場者の方々に伝わるといいですね。

さて、今回のお楽しみ?クエスチョン、おひとり目に行きますね。

Q3
earthwormさんは、小学生のころ、何になりたかったのか、
教えてくださいますか?

A3
先の事はあまり考えない、のんきな小学生でした。
必要に迫られて絞り出したのが、確か「デザイナー」。
今の自分に近からず、遠からず。不思議なものですね。

デザイナーさん!
今回、ほかの出展者からも、同じ回答が届いています。
やはり、美術的なことが好きな子どもだった人が多いのですね。

ところで、 earthwormって、日本語で何のことかわかりますか?
はい、お庭と大変関係深い名前です。
答えは、ミミズ。
えっ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
お名前の美鈴さんから、取られているようですよ。
会場のニッケ鎮守の杜の花壇でも、ミミズさんは土を良くして、
大活躍をしてくれています。

さて、earthwormさんのHPはこちら → 
出展場所は、おりひめ神社正面に向かって右側。
galleryらふとの前方です。
静かに芯のある布が、凜と揺れていることでしょう。

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出展作家名公開中

今年度の出展者のお名前を公開しています。
こちらです。 → 

そして、このブログ「director’s voice」でも、
50名の出展者から寄せられたメッセージと、ご紹介が間もなく始まります。
只今、メッセージ、ぞくぞく到着中なのです。

今回、3つの質問を投げかけました。
1:どんな作品を出品されますか?
2:あなたにとって、工房からの風って、どんな風でしょうか?
という、いつもの質問に加えて、
3:小学生の時、何になりたかったのですか??
というものを。

この3番目が、へぇーとか、わかるわかる!とか、意外~!!
といった感じで、とっても面白い(シツレイ!)んです。

どうして、このような質問をしたかというと、今回、未来の作り手たちへ!
という思いをこめて、「素材の学校」というテントを建てることにしたのです。

磯 敦子さんの綿の時間、森 友見子さんの紙の時間、
古橋 治人さんの木の時間、Anima uniさんの金属の時間、
そして、平 厚志さんと松塚 裕子さんの陶の時間

を通して、素材に触れて、ものが生まれる過程を少しでも感じてもらえたら、、
という企画です。
この内容も、後日詳しくお伝えいたしますね。

さて、大人になって、陶芸作家や木工作家、布を作ったり、彫金をしたりする人たちは、
いったい、子どものとき、何になりたかったのでしょうか??
そんなことも、どうぞお楽しみに~!!

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あと1か月!

今日は9月12日。
はい、「工房からの風」は、10月12日13日の土日です。
いよいよ、開催まで、あと1か月となりました。

北海道から沖縄まで。
50名(組)の出展作家は、今、まさに「工房」で「風」の只中にいることでしょう。
私たちスタッフもこの場からも、応援の追い風を送りたいと思います。
このブログの読者の皆様も、ぜひエールを送ってくださいね。
え?でも、どんな風に送るかって??

はい、まず手帳やカレンダーに10月12日13日の土日は、コルトンプラザへ!
とチェックを。
そして、ブログやファイスブック、ツィッターなどで、お知らせを広げてくださると、
それが何よりの、ありがたい!!エールとなります。
なんて、ちょっと、ちょうしよかったですね。スミマセン。
でも、50人の渾身のお仕事、ほんとうにぜひ、見て、触れて、いただきたいのです。
どうぞよろしくお願いします!

さて、昨日は、「工房からの風」で販売します小冊子「風の音」の最後の取材先へ。
佐藤祐子さん。
押し花を作り、それを金や銀にプレスしてペンダントなどを制作されています。

初夏には、「ニッケ鎮守の杜」からフェンネルなどもお持ちくださって、
それらでも制作くださっていますよ。
地金から丁寧に制作するお仕事、「風の音」でもご紹介しています。

さて、「風の音」ですが、当日本部テントで販売します。
また、2年間の定期購読を登録くださった方には、10月初めにお届けいたしますね。
登録は、当方の規定部数に達し次第受付終了とさせていただきます。
どうぞご了承くださいませ
現在新規登録受け付けは終了いたしております。
ご希望の方は、「工房からの風」当日本部テント3「kaze books」でお求めください。

さあ、これから毎日こちらも更新します。
1か月と当日2日間、皆様、ぜひご一緒ください。

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ぬくもりを届けようありがとうございました

ぬくもりを届けよう
チャリティ販売会 終了しました。
ご来場ご協力を頂きました皆様、ご賛同を頂きました皆様へ、
感謝申し上げます。

工房からの風 director’s voiceでご報告をさせていただいております。

次回催事は…

第11回 工房からの風 craft in action
10月12日(土)・13日(日)
10:00〜16:30
ニッケコルトンプラザ屋外会場

皆様のご来場をお待ちしております。

尚、当日のgalleryらふとはスタッフルームとなり
ご入館いただけませんことをご了承くださいませ。

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たくさんのご協力をありがとうございました!

「ぬくもりを届けよう」
二日間、無事終了いたしました。

今日もたくさんの方がお越しくださり、心より御礼申し上げます。

二日間の作品売上、庭の恵みの売り上げ、ワークショップの参加費、
募金箱への寄付金、合わせて300,414円となりました。

こちらは芸術文化復興ファンド(GBFund
へ全額寄付させていただきます。
このお金は、被災地において、芸術文化を通しての復興資金として使われます。
実行されたプログラムは、こちらに掲載されています。
→ 

工房からの風は、市川を中心として、広域の方々に
工芸・クラフトを通して心豊かなものを
はぐくんでいきたいと願っています。
工房からの風を通して出会った人たちの思いが、
少しでも被災地で役立つものでありますように。

作品を協賛くださいました作家の方々、
お買い上げくださった方々、
ネットなどで情報を広げてくださいました方々、
これらご賛同くださった方々からお預かりした思い。
さっそく届けさせていただきます。

さて、今日は、藍染めのワークショップのほか、
七輪陶芸も行いました。
画像は、そのひとこま。

私は初めてでしたけれど、楽しくできるものですねー。
こちらは、当日もワークショップとして開く予定です。
陶芸作家の平厚志さん、松塚裕子さん、ありがとうございました!

まずは、簡単ですが、終了のお礼と報告です。
ありがとうございました。

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チャリティー販売会、二日目開いています。

お天気ももっていますので、藍の生葉染め14時からゆるりとやっています。
ぜひご参加ください。

また、陶芸作家の平厚志さんと松塚裕子さんがいらして、
七輪陶芸WSの予行演習?をしています。
楽しいお二人と一緒に、こちらもぜひどうぞ!

リアルタイムの状況は、お電話でご確認をお願いいたします。
047-370-2244

ご来場お待ちいたしております!

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チャリティ展 初日ありがとうございました

ぬくもりを届けよう2013
チャリティ販売会
初日ご来場くださいました皆様、共感をいただきました皆様、ありがとうございました。
明日9月8日の詳しいお知らせは工房からの風 director’s voiceをご覧くださいませ。

ニッケ鎮守の杜からは庭の恵みとして、
染色材料の乾燥コブナグサと、ミニ盆栽(寄せ植え)を販売いたします。
どちらも、大野八生さんと庭人さんと一緒に育てて仕上げました。

コブナグサはイネ科の植物。
ミョウバン媒染で鮮やかなレモンイエローに染まります。
染め方などもお伝えしますのでお声かけください。

ミニ盆栽は、サクラ、ビワ、ツバキ、ナンテン、シラカシ、
クス、ササ、ヤツデ、ローズマリーなどなど。
小さくてもサクラやナンテンは紅葉もします。季節が巡って新芽が吹くと嬉しいものです。

それでは明日、9月8日(日)11時~18時 galleryらふとにてお待ちしております。