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2022年8月の記事一覧
「出展作家紹介/工房からの風」New
director's voice
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南馬久志さん(藍染め)
改めて貴重な時間を頂きありがとうございます。
本音で話をさせていただきます。m(_ _)m
当日はあまりにも精度の高い作り手が揃い、至極納得のいく理由でご出席をされていたものなので、
この方たちと切磋琢磨できる喜びと、突き付けられた厳しい課題に、自身の力が通用するか萎縮をしてしまいました。
大変な場所に来てしまったというところが本音です。
当日は腹痛がひどく苦しい時間でした。
また当日のミーティングは本番までに仲間とお会いできる最後の機会だったのに、
コミュニケーションが取れなかった事が反省点です。
持ち帰った情報も少なかったです。
次回再会した時はたくさん挨拶をしたいと思います。
そして作品を仕上げていく以外に、屋外での展示を最大限に活かしたいと思いました。
うまく立地を活かして、藍染布ができるまでのストーリーが伝えられると思います。
自然光の下で、藍の色、布と模様の陰影、庭に吹く風を受けとめては流す様を見ていただけたら、
日光に強い藍染布の特徴を活かせるなと思います。
技術面では、時間がないので今まで以上に時間を費やして研鑽をしていきたいです。
品質を高めるための試作を早く完成させていきます。
20歳の丁稚奉公時代、テキスタイルから頂いた大きな感動が僕の不変の原動力が「初期感動」です。
お話をくださりありがとうございます。
メモを辿り、苦しくも新鮮なあの時間に留まれるように日々を過ごします。
稲垣さんの言葉、ピシピシと突き刺さります。
再会した際には、たくさんいろんなお話を聞きたいです。
最後に当日、風人の方(小柄な女性)がお声をかけてくださり、
緊張がほぐれ現場での思考や算段ができた事に大変感謝しています。
引き続き宜しくお願いします。
南馬久志(かぜつち模様染工舎)
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director's voice
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武子幸子さんより(染め)
選考を通過できたことに、まだ実感を持てずにいましたので
まずは現実かどうかを確かめたくてミーティングに参加をいたしました。
私の名札を用意してくださっていたり、出展予定の場所を教えていただいて、
次第に本当なんだと思うことができて、そうしましたら更なる緊張が襲ってきました。
そんな緊張の中、ミーティングでお会いできた皆さまの存在を心強く感じています。
多くの皆さまによって大切に繋がれてきた「工房からの風」の出展者の一員として、
恥ずかしくない姿で当日居られるよう、これからの限られた時間の中で
ベストを尽くしていきたいと改めて思いました。
やりきった上での本番の楽しみを味わえるよう、まずはあと3ヶ月、自分に厳しくしたいと思います。
武子幸子
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川西しほさんより(ガラス)
勢い止まない蝉の鳴き声と熱風が混ざり、空は真っ青の猛暑日でした。
出展が決まってから喜びと不安、緊張のどきどきををどこかの何かに変えたくて、自分のふらふらでふわふわしたベクトルの向きを定めたい、そんな気持ちで向かいました。
会場のニッケ鎮守の杜での事前ミーティングでは、ディレクターである稲垣さんからの具体的経験談も交えたお話や、出展者の自己紹介など沢山の言葉を受け取りました。
10月の本展まで残り3ヶ月もありませんが、参加したことで緊張の糸をほどき、同じ出展者の皆さんの熱意を体で感じ、同じ前向きな気持ちに向かわせてもらえたような「楽しみ」から「すごく楽しみ」へ変換できました。
迎えてくださるニッケ鎮守の杜へご挨拶できたこともとても大きなことだと感じています。
この日に参加できて、皆さんと一緒に集まることができて本当によかったです。
本展もどうぞ宜しくお願いいたします。
川西しほ chiffon glass
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飯野夏実さんより(陶芸)
一昨日はありがとうございました。
大変有意義な時間で、ミーティングに出席してよかったです!
ひとつは、稲垣さんのお話を聞けたこと。
特に、2009年あたりがクラフトフェアの一番よかった時で、
そのあとはインスタなどまた別の流れがあり、今は過渡期かもしれないというお話は、
やはりこの業界でずっと時代を見てきている人がそう感じているのだなということを、改めて感じました。
10年後、みんなSNSにも飽きてしまったら、また別の時代になるのかもしれませんね…。
もう一つは、什器を迷っていたのが、場所を見たらいつも工房で使っている大きな机を持っていこうとイメージが固まったことです。
3つ目は、みなさんのお話を聞けたこと。
稲垣さんが「共通言語を持っている人たち」とおっしゃったのが、本当に身に染みました。
やはり、話の通じる仲間というのはありがたいです。
飯野夏実
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川崎千明さんより(金属)
昨日はありがとうございました。
暑すぎてどうなることかと思っていましたが、打ち水をたくさんしてくださったおかげか、風も通って思いのほか大丈夫でした。
ミーティングに参加して感じたことは、今年度の出展者の方々や風人の皆さんの顔が見られて、何だかほっとしました。
今年度の工房からの風に、一緒に臨む仲間たちの存在は、やはり心強いものだなと感じました。
登壇形式で、マイクを前に決意表明をする感じも、青年の主張っぽくて、面白かったです。
(緊張して自分が何を話したかはあやふやですが…)
皆さんが大事にしていることや、考えていること、
目標にしていることを聞いて、自分も出展までの日々を精一杯制作に向かおうと背筋が伸びる思いがしました。
言葉を聞いて、実物の作品を見られたことも良かったです。
当日はなかなかじっくり見られないことを考えると、それぞれが取り組んでいることの結晶の一部を垣間見れたことは、すごく刺激になりました。
それと同時に、やらねば!というちょっと焦る気持ちと、やる気がもりもり湧いてきました。
暑さにまいってしまう季節ですが、心に栄養が染み渡ったので、また頑張れそうです。
暑い中の準備、本当にありがとうございました。
本展に向けて、改めてよろしくお願いいたします。
川崎千明
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出展者ミーティングを行いました
第20回工房からの風
10月29日30日の開催に向かって、水面下で準備を進めています。
「工房からの風」の特徴のひとつ、心がけていることに、作家同士の出会いの場の創出があります。
事前の全体ミーティングという機会もその中のひとつです。
ところがこのコロナ禍です。
以前のようにはできません。
2019年までは、なんと毎回9割以上の出席率だったのですが
(50人中45人以上が全国からわざわざやって来られるのです・・・)
決して、無理強いなどしていないのですが、
出展経験者などからの情報で「ぜひ出るといいよー」とのことで皆さん集まってくださっていました。
今年は8月の初めに、ほんとうにくれぐれもご無理なく。。ということで、
時間も短縮して、場所も屋外で、集まれる人だけでも集まりましょうか。
という軽やかなスタンスで行いました。
炎天下。
打ち水をして、木陰にテントも張って、お迎えをしました。
当初は20名の参加予定でしたが、感染者拡大に伴い、大事を取って急遽欠席の方もいらして、結局15名の今年度出展作家が集まりました。
加えて、風人さん(出展経験作家で、企画運営を手伝ってくださる作家)13名のうち4名。
そして、スタッフでのミーティングを行ったのでした。
15名のうちには、岐阜、愛知、静岡からも。
ほんの3時間ほどのために、訪ねてくださった熱意。
私からのお話の他、ゆっくりと自己紹介をしていただきました。
そのどれもがひたむきで、まっすぐで、素晴らしく。
コロナ禍で通常開催が二年叶わなかったことで、なかなかこのような機会に恵まれませんでした。
私自身、忘れかけていたsomethingを想い出したような気持ちだったのです。
ああ、こういうのが「工房からの風」だったなって。
このタイミングで猛暑の中、出席されるには、きっと慎重に考えられたことでしょう。
初めまして!の方は、緊張もされたことでしょう。
けれど、どの方も満足を抱えた表情で、集いの庭から帰っていかれました。
その姿を見送るのは、本展を終えて帰路につく出展作家を見送るときの気持ちを想い出させてくれるようでもありました。
その後、続々と届いた作家の方々からの感想メール。
これまたすばらしく、ぜひ共有したいと思って、掲載の許可をいただきました。
幾つかのメッセージをこれからご紹介してきますね。
まだ出展作家名を公開前ですので、掲載をちょっと迷いましたが、
何よりもこの想いを共有して、出展作家の方々には励んでいただきたいし、
お客様には、作家たちの想いに触れて、当日を楽しみにご来場いただければと願いました。
では、いくつかのメッセージ、ご紹介していきますね。
director's voice
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森友見子さん(再生紙)
再生紙を用いての造形作家としての出展の他、
風人さんとして例年お力をいただいていた森友見子さん。
いつも、子どもたちのワークショップブースの校長先生!として活躍くださっていました。
Q1
森友見子さんは今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A1
お家時間のためのモビールを作りました。
お気に入りの場所に飾っていただけたらと思います。
テントいっぱいに飾ろうと思っていますので、
『今年も工房からの風に行ってきました!』
と言ってもらえるような空間を作り出せたら、と考えています。
また、今年もお家で作れるモビールキットを作りました。
フリーハンドでパーツを作りましたので、お好きな組み合わせのものを選んで頂けたらと思います。
Q2
森友見子さんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
ほとんどの作品は、粘土で原型を作り石膏型をとり、そこに再生した紙を入れて成形しています。
長年ずっと使っている型もあります。
Q3
コロナ禍のあと、森さんが訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
まずは実家の両親や遠くに住む友人に会いに行きたいです。
ずっと行ってみたい美術館へも行きたいです。
牛乳パックや段ボールに新聞紙などを素材として、出来上がった作品のふんわりと優しい風合いと、
熟したデザインの造形がとても静かな美しを湛えています。
今回の出展ブースは、galleryらふとの脇の参道のほとり。
大きな椎の木の下に愛らしいテントが建ちます。
小学生の頃からに森さんと一緒に来てくれていた長男くんが、
とってもハンサムな美大生となってサポートに来てくれるそうなので、
スタッフ間ではひそかな楽しみになっています。
(ここに書いたらひそかではないですね!)
森友見子さんのインスタグラムはこちらです。
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jouerdebeads さん(ビーズ)
Q1
jouerdebeadsさんは今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A1
ビーズ織りで制作した作品を出品します。
つけ襟、ヘアアクセサリー、パスケース 、バッグなど。
ビーズが連なり滑らかな触り心地に仕上がっているので、是非手にとって見ていただきたいです。
Q2
jouerdebeadsさんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
ビーズ織り機です。
名前の通りビーズ織りを制作するには欠かせない道具です。
私は織り機の形もすごく好きで、コンパクトなので持ち運んで自分の好きな空間や、景色を見ながら作業が出来るところも好きです。
Q3
コロナ禍のあと、jouerdebeadsさんが訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
ここ最近ずっと地元の静岡に帰っていないので、地元に帰って学生の頃の通学路などを散歩したいです。
田舎なので田んぼ道も多く、遠くまで見渡せてとても気持ちが良く癒されます。
jouerdebeadsさんの出展場所は、会場入ってレンガ道を進むとすぐに。
インスタグラムはこちらになります。
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SOTA LEATHER PRODUCTSさん(革)
Q1
SOTA LEATHER PRODUCTSさんは今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A1
革の中でも経年変化を楽しめる素材を使い、機能性がありながらも最小限のラインでなぞったかたち。
毎日の生活のなかで、やかんやたわしのように当たり前にそばにいてくれる作品を作っています。
Q2
SOTA LEATHER PRODUCTSさんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
革包丁です。
革の裁断、革の厚さがある時に薄く切る「漉く」、
革の表面を荒らす、など革製品を制作する時に重要な工程をこなしてくれる道具です。
Q3
コロナ禍のあと、SOTA LEATHER PRODUCTSさんが訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
北海道です。
生まれ育った土地で、イタリア留学する前まで住んでいました。
留学後、東京に移り住み15年以上経ちましたが、今でも北海道民だと思い暮らしています。
東京から北海道までは飛行機で90分。
コロナ前は近くに感じていた北海道がとても遠くに感じています。
コロナ禍後には北海道に行き、北海道の魅力を感じる旅をしたいです。
SOTA LEATHER PRODUCTSさんの出展場所は、会場入って右手。
銀座アスターが後方にあります。
ホームページはこちらになります。
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celesteさん(革靴・革小物)
Q1
celesteさんは今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A1
靴は、履きこむほどに味わいが増し、足に馴染み易く、足当たりの優しい
タンニン鞣しの牛革をメインに使った短靴、ショートブーツ、サンダル等を制作しました。
柔らかくて軽くカラフルな革で作るバック、財布、ベルトなど、革小物等もご覧ください。
自作に関しては修理も承ります。
永く使っていただきたいと願って制作しています。
Q2
celesteさんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
特に大切にしている道具は靴作りを始めた時から使っている年季の入ったミシンです。
Q3
コロナ禍のあと、celesteさんが訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
コロナが終息しましたら、家族で沖縄に行って綺麗な海で遊びたいです。
celesteの靴愛用の方が、会場のあちらこちらにいらっしゃるかもしれませんね。
今のところ雨予報が出ていませんので、革靴でのお出かけもぜひに。
celesteさんの出展ブースは、おりひめ神社の後方。
専門のつくり手ならではのお見立ても期待できますね。
ホームページはこちらになります。
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