2022年6月の記事一覧

「director’s voice」New

director's voice | コメントする

精一杯が集う時空

6月6日月曜日。
今日から応募受け付けが始まりました。

今年は第20回目というアニバーサリー年。
とても大切な節目の年に思っています。

だからこそ、あえて、今年は爽やかで、軽やかさを心に描いて企画、実行したいと思っています。

+++

今年になって、各地で野外クラフト展が復活開催されるようになりましたね。
ようやく。

この二年、実際に出会う機会がとても少なくなっていました。
この間、オンラインやさまざまに工夫を凝らして、作り手、作家の方々は制作、発表を続けて来られたことと思います。

でも、やっぱり、直接会う喜びは大きいものですね。
その交流の中から、制作はぐんと育まれる。
何より心が元気になる。

今年、コロナ禍前よりは、出展作家の確定が遅くなっていますから、こまやかな準備は以前よりは出来ないかもしれません。
けれど、まず、工房で励んで実った作品を抱え合って、
「工房からの風」のテントにそれぞれの精一杯を展示しませんか。

その精一杯の集積の時空が「工房からの風」のもとに叶うだけで、きっとすごいことになりますね。
(ぜひ、そう、いたしましょう)

+++

もちろん、直前の社会状況に応じて、変更を余儀なくされる可能性はゼロではありません。
けれど、この二年間も、お互いに知恵を絞りながら、困難に向かって進んできましたね。
正解ばかりではなかったかもしれませんが、折々に最善を尽くそうと進むこと。
その力を蓄えた作り手、作家の方も多かったことと思います。

その想いを心に据えながら、まずは、よい意味で楽しく、心が豊かに弾むような経験をぜひに。
ものづくりの眩しい精一杯が集う時空。
そのきらりと輝く作り手のひとりに!

ご応募お待ちしています。
詳しくは、要項をお読みくださいませ。
→ click

(締め切りは、6月30日必着。慌てず、早めのご応募をおすすめします!)

_MG_9641

director's voice | コメントする

修正追記あり:募集要項公開しました

※ 6/2 修正追記しました。
コルトン広場の出展エリアを以前より拡大して、テント数を増やします。
40名の募集といたします。

:::

新緑眩しい季節となりました。

コロナ禍の中、展開を模索しておりましたが、いよいよ今年度の工房からの風の募集要項を公開いたしました。

開催は、10月29日(土)30日(日)
募集期間は、6月6日(月) ~ 6月30日(木) 必着
7月上旬に結果発表をいたします。

詳しい内容はこちらをお読みくださいませ。

→ click

:::

幾つか特記事項をお書きします。

・昨年は準備段階に第五波の感染拡大があり、出展予定作家のうち17名が2022年への出展に移行しました。
よって、今年度は33名(組)の出展作家の募集をいたします。

※6/2 修正追記
 コルトン広場の出展エリアを以前より拡大して、テント数を増やします。
 40名の募集といたします。

・今年は第20回目のアニバーサリー年となります。
出展経験のある作家の方のご応募も特に期待します。
制作活動を重ねてこられた作家の方々が、2022年の今の実りを携えてアニバーサリー年のこの場に集う。
作家おひとりおひとりの輝き、その集積を多くの方々に見て、触れて、体験いただける「工房からの風」にしたいと願っています。

・「工房からの風」は、出展料は無料です。
出展スペースは前もって主催者で決定し、テントを設置します。
売上金は主催者が管理をし、所定の手数料を申し受けます。
尚、デポジットとして30,000円をお預かりいたします。
詳細は、選考通過時に作家へお伝えいたします。
ご不明な点は、お尋ねください。

:::

出展経験のある作家の方々のご応募を特に期待します。

という意味は、いくつかあります。
2012年に行われた第10回展の際にも、出展経験のある作家の方のご参加を呼びかけ、多くの実力作家の方々に出展をいただきました。
節目の年に、それらの作家の方々が集うことは、その作家にとっても、ほかの初出展の作家にとっても、そして来場者にとっても手ごたえ、見応えのある展開になると感じています。

そのほかに、コロナ禍の完全収束が成されていない中での理由もあります。
新人作家にとって有効だと考える、事前の全体ミーティングを潤沢に行うことが出来ません。
そもそも、出展作家を確定するタイミングが2019年以前より数か月遅れていて、新たな取り組みへの準備期間が短くなっています。

それらを総合的に考えて、with コロナの中、通常開催自体に豊かな意味があると考えています。
作家の方々が充実した作品を携えて「工房からの風」に集うこと自体が素晴らしいと。
生き生きとした作家の姿の集積が、今年の「工房からの風」の願う姿です。
前回の出展で輝けた方、リベンジ!?したいと願う方、それぞれにいらっしゃるかと思いますが、
20回目のアニバーサリー展に出展する作家同士の魅力ある新たな出会いをぜひ堪能いただきたいと願っています。

もちろん新人作家のご応募もお待ちしておりますが、出展経験作家の方のご応募への期待もあらためてお書きいたします。

2022年10月最終の週末。
20回のアニバーサリー年へのご出展、ぜひご検討くださいませ。

director's voice | コメントする

ご質問にお答えします[出展エリア]

1-応募カテゴリーをお決めください。
A ・「ニッケ鎮守の杜」エリアでの出展( 悪天候などで、やむを得ず場所が変更する場合があります)
B ・ 出展エリアを 一任(「コルトン広場」など )

について、ご質問をいただきました。

特にご希望がなければ、基本的には
B ・ 出展エリアを 一任(「コルトン広場」など )
(出展する場所)
としてください。

ニッケ鎮守の杜という樹木に囲まれた空間での出展のみを希望する場合は、
A ・「ニッケ鎮守の杜」エリアでの出展
としてください。
但し、Aの場合は、ジャンルの集中などを避けるために、審査が厳しくなる場合があります。

020622a

ちなみに、昨年のマップを掲載します。
昨年は縮小しての開催でしたので、「ニッケ鎮守の杜」のみで行いました。

赤い丸で示したエリアがコルトン広場です。
出展エリアを一任された場合、この赤いエリアまたは「ニッケ鎮守の杜」のいずれかとなります。

director's voice | コメントする

今年度(2022年)工房からの風について

ニッケ鎮守の杜の桜も満開を迎えました。
皆様の地域ではいかがでしょうか。

今年度の「工房からの風」については、
10月29日、30日の土日の「通常開催」を目指して準備をしています。

当初、4月からの公募を予定しておりましたが、
主催者で検討の結果、6月上旬を募集期間にすることに変更いたしました。

理由としては、10月のコロナ禍の状況が掴めない中、募集範囲を「通常開催」の全国とするか、
ここ2年間に行った、首都圏など狭い範囲に限定をするかを検討していることが第一です。

願わくば全国から出展作家をお迎えする「通常開催」で行いたいのですが、
過去二年、夏の段階で変更を余儀なくされた経験があります。

今年度も、状況によっては直前であっても変更の判断もありますが、
なるべく変更することなく開催したいと考えて、少しでも状況を見極められるタイミングとして、昨年同様の6月とした次第です。

応募を検討されている作り手の方々にはご迷惑をおかけいたしますが、
コロナ禍を鑑みてのこととご理解をいただきますよう、お願いいたします。

280322a

感染状況の終息を願いながら、当方では環境整備、企画、準備を進めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

director's voice | コメントする

賀正

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

IMG_2093

今年も歳旦祭が、おりひめ神社でとり行われました。
工房からの風の会場ともなる「ニッケ鎮守の杜」の核となる神社。
宮司様にお越しいただき、ニッケコルトンプラザ関係者の方々とともに繁栄安全を祈願いたしました。

ここ2年、コロナ禍の中で変則的な展開となった「工房からの風」ですが、
今年は10月29日(土)30日(日)の開催を予定しています。
(昨年末、あらためて決定いたしました)

出展作家募集は4月に入ってから行います。
コロナ禍の終息を願い、通常開催を目指しながら、状況を判断してまいります。
折々、こちらからもお知らせをいたします。

上の画像の中にある美しい布は、出展作家でもあり、ここ数年風人さんを担ってくださいました
染織作家 和泉綾子さん(RIRITEXTILE)に織っていただいた大麻布。
そして、注連縄は同じく出展いただいた大森淳子さんに綯っていただいたものです。
人の日々の恵みに、工藝、手仕事の恵みがつながっていることをあらためて感じた新年でした。

皆様のご多幸をこの場からもお祈り申し上げます。

director's voice | コメントする

ギバーの庭


2022年度開催は、10月29日(土)30日(日)を予定しております。(1/02記)

2021年開催の「第19回工房からの風」の記事は、ここで一度締めたいと思います。

コロナ禍の中での企画。
異例づくめの展開でしたが、幸い感染が少し収まった中での開催日に恵まれて、
小規模ながら実行が叶いました。
至らぬ点も多かったことと思い返しております。
それらを心に置きながら、次に向かって帆を進めたいと思います。
お心にかけてくださいました皆様へ心より感謝申し上げます。

IMG_7194

ギバーとテイカー。
「工房からの風」がここまで続けて来られたこと。
体験された多くの方が感じてくださるこの独特な雰囲気。
これは、きっと風人さんを中心としたギバーの心が集まっているからなのでは。
今回を終えて、そんな風に思いました。

出展作家は自身の仕事を見ていただこうと真剣に取り組みます。
そして、この場に臨む時、この機会に対して期待をたくさん寄せるのだと思います。
それ自体は、テイカー的な要素があることでしょう。
受け取ろうとする心が多いのは否めません。

けれど、奪おうとするひとと会うことはあまりないですね。
稀に、あれ?何か変だぞ??とやり取りをして思う作家もいますが。
何かをしてもらって当たり前、期待のものが得られなかったら不満が出る。
しかし、そういうひとは数年にひとりいるかいないか。
ひたむきに自身の仕事へ想いを向ける方が多いです。

「工房からの風」を通して、自身が豊かな経験をされたとき、次のひとにもそんな経験をしてほしい。
そう想うひとが毎年います。
その中から、比較的近くにいらして、時間的に可能な方が風人として企画運営に加わってくださいます。

ものづくりの喜びも孤独も実感しているひとたち。
自分だけがよい状況、状態になることを思わず、
自分がよかったことは他者にもよかったと感じてほしいと願う人。
自らの喜びと、他者の喜びが響き合える人たち。

これっぽっちも見返りを求めてなんていないけれど、
そういう人たちは、奪おうとしても得られないすばらしいものを得ているのではないかと思います。
その結果が、素晴らしく熟していくお仕事、ものづくりなのだと、「工房からの風」を通して感じてきました。

想えば工藝自体にその考えがありますね。
使う人の喜びがあってこそ成立する藝術。

ものづくり自体は工房において個々に高めていくしかないものですが、
「工房からの風」という出会いの場で、与え合うことで高まっていくもの。
giveの心がふかぶかと行き渡るギバーの庭ならではの「工房からの風」。
来年は第20回というアニバーサリー展ですね。
ますます、そんな心で第20回展を企画したいと思います。

:::

第20回「工房からの風」は、2022年10月29日30日の土日を予定しています。
出展作家募集に関しては、以前のような年内の第一次募集は行わず、
コロナ禍の状況をみながらとさせていただきます。
予定としては、2022年4月以降に募集を考えております。
また、確定しだいお知らせをさせていただきます。

立冬を迎え、木枯らしの季節ですね。
皆様、どうぞお健やかに美しい冬の日をお迎えくださいませ。
2022年10月、平穏な中でお会できますことを!

IMG_9163

IMG-0599

director's voice | コメントする

うれしかったこと

今年度出展作家の方々からほぼメールを受け取りました。
それぞれ、個々の感想やメッセージをお寄せいただきました。

・今年、開催できてよかった。
・関係者の方々に感謝したい。
・次への課題が見えてきて、一歩が踏み出せた。

というコメントが多かったのが特徴でした。
ある意味変化球?な感想や、例年幾つか寄せられるモウレツ!パッションなコメントはあまりなかったような気がします。
それほど、今年は開催できたことがよかった、ということと、それを円満に終えることができたことへの安堵が大きかったのだと思います。
あらためて、今年度ご出展くださった作家の皆様に、この場からも感謝を申し上げます。
出展まで、迷いや悩みが多くあり、選択の場面がいくつもあったことと思います。
その中で、こうして出展を果たされたことへ、拍手を送らせていただきたい気持ちです。
ありがとうございました。
そして、これを機に豊かなお仕事をじっくり進めていただきたいと願っています。

_MG_9641

2日間、嬉しいことがたくさんでしたが、特にうれしかったことを記録しておきますね。

もう12年あるいは15年近く前になるでしょうか。
今回、風人さんとしてもお力をいただいた磯敦子さんの、綿の標本づくりに参加くださった男の子が、
爽やかな青年(大学生)となって、会場にやってきてくださったのでした。
その時のブログ→ click

20070902162012

(この男の子ではないのですが、同ワークショップのときに撮影したものです)

確か小学校に入る前だったような。。。
瞳をキラキラさせて標本づくりをして、
「これで僕は棉博士だ!」なんて言ってくれて、とっても印象に残る素敵な男の子でした。

会場で、磯さんをあらためてご紹介したら
「まだ、あの標本持ってるんですよ」ですって。
泣きますよねー。
出展作家の方々のブースをゆっくり、丁寧に見てまわってくれていました。

なんだかうれしくって、幸せで、あらら、写真を撮るのも忘れてしまいました。
磯さんとツーショット撮りたかったです。
来年もぜひぜひ、来てくださいね。

今年はワークショップが出来ませんでしたので、親子さんに人気の「素材の学校」も行えませんでした。
でも、やっぱり、幼い時に、素材に触れて、ものを作る体験をすること。
ものづくりを職業とする大人に触れることは、とってもよいものだなぁと、あらためて思いました。

来年はコロナ禍が終息して、ぜひ「素材の学校」復活させていたです。
「先生」をしたいなーという作家の方、ぜひご連絡くださいね。

director's voice | コメントする

IZOOMIさんより

フェルト画のIZOOMIさんからいただいた文をご紹介します。

:::

前回の参加が2008年とのことで、久しぶりの参加にドキドキでした。

「工房からの風」の仕上がり具合(?!?)に、さすが、、、と、驚嘆の思いで過ごした二日間でした。
稲垣さん、一緒に頑張るスタッフの皆様、風人さん、庭人さん、ニッケのサポートと、ファンの皆様、
全部の集合体の素晴らしさ、積み重ねた年月の凄さですね。

緻密な運営、当日のスムースな流れ、何一つ心配や困ることはありませんでした。
スタッフの皆さんの折々のお声がけ、ありがたかったです。
&風人さんとのおしゃべりがうれしかったです。
普段作る人たちと話す機会もなく、出店者の方々はそれぞれにお忙しくなかなかおしゃべりもできないですが
風のようにやってきて、ふわりとおしゃべりして、またふわりといなくなる風人さん、磯さん、
すっかりファンになってしまいました〜。

ニッケの素敵なおじさま(本社の常務の方とか!)とフェルトおしゃべりできたのも嬉しかったです。
お話ししていて、改めてそうだニッケは紡績会社だわ、
紡績の歴史の場所で最初の機会をいただいて、今またそこにいられるんだわ、、と、
私もそうした繊維の末端の末端にいられている気持ちがして、不思議なような思いがしました。

IZOOMIを始めて一番最初に機会をいただいた場所の一つが工房からの風です。
15年(もうちょっとかも。。?)たって物作りを続けていられる幸せを改めて感じました。

_MG_9569

_MG_9570

ニッケコルトンプラザは、日本毛織中山工場跡地に建ったもの。
おりひめ神社は、昭和の初め、毛織物工場時代からの守り神様です。

月日が巡り、今はものづくりとものづくりへ想いを寄せる人たちの集う場になっているんですね。

2008年の出展のあと、しばらく中国で暮らしていたIZOOMIさん。
フェルトという素材を柱に、その表現の可能性を伸びやかに形にしてこの場に帰ってきてくれて。
そしてまた、ここから新たなものづくりが始まっていきますね。

director's voice | コメントする

菅原博之さんより

木工作家の菅原博之さんより、終了後にいただいたメールを掲載させていただきます。
(このブログに掲載文は、すべてご本人にご許可いただいております)

:::

昨年より、お客さまと直接お会いすることが叶わない展示が続きました。
webでの展示を通し、たくさんの方にご覧いただく機会はありましたが、何か歯がゆい気持ちのまま、日々制作をしておりました。
そんな中、叶った会・・・『工房からの風』に出展させていただけたことに感謝しております。

例年に比べ、小規模であったのかもしれませんが、自身のブースから眺めると、
そこには、お客さまの笑顔、流れる空気、いつもと変わらぬ『工房からの風』がありました。

その中で、変わらない姿勢で新しく挑む。
今回もそんな風に自分自身を見せることができました。

幻になってしまうかもしれなかった会。
可能性にかけて、今年、同じ場所に立った主催者の皆さま、作家の皆さまに『ありがとう』と伝えたいです。

:::

菅原さんは3回目の出展。
すでに個展などで活躍の場を広げていらっしゃる実力作家の方ですが、
野外展ならではの交流の豊かさを想って、出展くださったのだと思います。

その交流は、お客様とご自身、また旧知の作家同士のことはもちろんですが、
初めて出展された作家の方との交流もなのだと、後から気づかされました。

それは、
「『棄権せずに参加してくれてありがとう』と、菅原さんから声をかけていただきました。」
と、初出展の作家の方が嬉しそうに伝えてくださったからです。

なんか、いいですね。
こういう一言。
かっこいい。

現在の活動の場がさまざまであっても、作り手の共通する気持ちが響く場になれていたんだ、今年も。
そんなことを思わせてくれるエピソードでした。

菅原さんのブース、とても素敵で、撮影していた方も多かったですね。

_MG_9545

_MG_9547

director's voice | コメントする

アトリエ倭・香田佳人さんより

「工房からの風」という大波が退いた後、浜辺に散らばる宝物のような想いや言葉を綴っていく「凪ぐ浜の宝もの」。
出展作家ではないのですが、風人(かぜびと)さんとして企画運営にお力をいただいた
香田佳人さんからのメッセージを今日は掲載させていただきますね。

:::

アトリエ倭の香田です。
今年の「工房からの風」、お世話になりました。
ありがとうございました。

果敢に攻められなかったと稲垣さんは言っていましたが、クラフト展が相次いで中止の中、開催をしたことがまず充分に果敢だったと思っています。
ほぼ、当日のお手伝いのみでしたが、今年の「工房からの風」に関われたことをとても嬉しく思っています。
ありがとうございました。

今年は作家さんが来てくださることが多く感じました。
久しぶりにお会いできる面々が、皆さんお庭で伸び伸びとされていて、マスクをしていても笑顔なのが伝わってきました。

やはり自分達もそうですが、「工房からの風」は
作ることの根っこにある、本当に庭のような場所だと感じています。
その場所を、コロナ禍の中でも気持ち佳く開いてくださったことが、何より作り手の励みになったと思っています。

日曜日に帰って来て片づけをしながら進君が
「やっぱり風は楽しいな…」と、ぽつんと言いました。
なんだかそれに、全てが凝縮されているような気がしました。
風は、やっぱり楽しいです。

来年は20回展ですね。
どんな企画になっていくことでしょう。
またゆっくりお話しできますように。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

:::

初日、晴天の中のにぎわい。
日曜日、小雨の中、いつもよりは静かな人手ながら、その分、お客様とじっくりお話をされた出展作家が多かったように思います。
過去に出展くださったことのある作家の方も、ほんとうに多く来てくださっていて、
その方々と出展作家、そして、風人さんたちという作家の方々と「作家さん度!」も高い会場でしたね。
しばらく顔を合わせての交流がしにくかったので、貴重な時間だったと思います。

ワークショップやデモンストレーション、トークイベントなど「人を集めて行う」企画を今年は見送りましたので、
純粋に展示販売だけだった第19回「工房からの風」。
今年だからこそ、その分、展示をじっくり見ていただけた良さもあり、
やっぱり、ワークショップなど展示だけではないこともとっても意味があるのだと、あらためて気づかされた会でもありました。

『開催をしたことがまず充分に果敢だった』
という佳人さんの言葉、ありがたく心に沁みました。

20回というアニバーサリー展に向かって、今から夢を膨らませていきましょう。
ws2

ws3

画像は。昨年の「工房からのそよ風」のときのワークショップのもの。
youtubeにも画像がありますので、あらためてりんくしますね。
→ click