2013年9月の記事一覧

「皆様へのお知らせ/工房からの風」New

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鳥居明生さん(陶磁)

続いては、埼玉県加須市でAM陶工房を開く、
鳥居明生さんからのメッセージをご紹介します。

Q
鳥居さんは、「工房からの風」にどのような作品をお持ちくださいますか?

A
半磁器土に色化粧をほどこした器が主になります。
この作風のもとは、子供と一緒に切り絵?をして遊んでいた時に、
「やきものでもこういう表現が出来たらいいなっ」と思ったのが始まりです。

鳥居さんの作品は、とっても伸びやかな文様が特徴的。
お子さんとの切り絵遊びが原点だったとは!
その楽しさが、器にそのまま表れているような作品ですね。

先日のチャリティーにも、たくさんご飯茶碗を協賛くださいましたが、
(ありがとうございます!)
なんだかわんぱく心のような楽しさが伝わってきて、
大人気でした!

Q
鳥居さんにとって、「工房からの風」って、どんな風でしょうか?

A
自分のなかでは「強風注意報」がでて居りまして、
風で何処に運ばれても良い芽がでるよう、
たくさんの方との出会いを大切に、そして楽しみにしています。

わ、ちょっと意外な答えでした(笑)
なんだか、どーんと構えていらっしゃる感じがしていたので・・
どうして、そう思ったかは、次のメッセージを読んでいただくと、
ちょっとわかってもらえそうでしょうか?

Q
鳥居さんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?

A
小さいころはプロレスラーとかボクサーとか。
格闘技がすきでした。
また、UFOや魔術や妖怪など神秘的なものにも興味があり、
そういう研究者もいいなと思っていました。

ね、強風にもびくともしない感じですよね!

さあ、鳥居明生さんのホームページはこちら → 

出展場所は、コルトン広場、モニュメント周りです。
先日ご紹介した木工のふるいともかずさんのお隣です。
楽しく、伸び伸びとした器がたくさん、気持ちよさそーに並んで、
きっと、選ぶのが楽しくなりますよ。

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denさん(柿渋染め)

『ニッケ鎮守の杜』に、柿の木があったらいいな、
と時どき思います。
柿渋染めのお仕事と出会うと、特にそのように。 

今回ご紹介するのは、denさん。
柿渋染めを手掛ける方は増えましたけれど、
denさんはどのようなお仕事なのでしょうか?

 

Q
denさんは、『工房からの風』にどのような作品を出されますか?

A
柿渋、ベンガラを主にした自然素材で色づけした布作品を出品します。
包む、敷く、掛ける、巻く、木陰をつくり 風をうける一枚の布は、
大きい布から小布までひろげてたたんでいろいろなかたちに姿を変えていきます。

そのような布に木漏れ日の影を雲のながれをうつしとるような、
自然にまかせた色を重ねています。 

古いものから醸し出される時間の重なりからくる美しさ、
そして同じだけの時間を重ねてもそれぞれの物語があり同じものはありません。
そんなものが好きです。
なんでもないもの、日よけにかけられた布、道具を入れておく袋と、それにあてられた繕いのあと。
そんなものを追いかけているのかもしれません。

ストールなど身にまとうもの、そして大きい物は敷いてかけて、
小布や染め糸も捨てるものなく継いで重ねて作品にしています。
柿渋染めのものは自然においても色を変えていきます。
その様子を育て楽しんでいただければと思っています。

denさんは、もともと写真の仕事をされていた方。
どこか錆びた、時間の経過にストーリーを感じさせる雰囲気のある写真を撮られます。
染める布にも、そのような風合いが感じられて、世界観が一貫しているのですね。
素材であることも含めて、denさんならではの柿渋染めの雰囲気をぜひ、
味わっていただけたらと思います。

そして、男性の方にも、特に見ていただければと思います。
何かものづくりされている方など、触発されるもの、あるのではないでしょうか?

Q
denさんにとって、『工房からの風』はどんな「風」ですか?

A
はじめは何かを変えてくれる、どこかへ運んでくれる風に出会えると思っていました。
今、どんな「風」かと思うと、自分に真ん中へと「引き戻していく風」かもしれません。 

大きな企画展示に参加するのは初めてのこと。
「作品」としてのかたちも明確でないまま、
10月の「ゴール」にむかって走り出したような気持ちでした。

焦る気持ちのなか、打ち合わせや、ほかの作家さんとの交流で
自分のことをはなすことときには、染めをはじめたこと、そのまえの仕事のこと、
家族のこと、いったところみたところ、ずっと好きだったこと、
変わっていたことと変わらないことと考え、いつか真ん中にむかう風になっていました。

今は 本番当日の「スタート」にむかう気持ちです。
良い出会いがありますよう、自分の真ん中で会えますよう10月を迎えたいと思います。

私も最近気づいたことなのですけれど、『工房からの風』での出会いって、
自分自身との出会いが一番大きくて、大切なものなのでは。。。
そんな風に思うようになりました。
始まる前に、すでにそれに気づかれたんですね、denさん!

  

Q
denさんは、小学生のころ、大人になったら何になりたかったでのでしょうか?

A
いまだ家族の中では伝説のネタになった、小学校の卒業新聞「将来の夢」への一文。
「大好きなひとのかわいいお嫁さん」!!

洋裁や編み物をする母、革物や写真、パソコンをはじめ多趣味でいつも新しいことの好きな父。
転勤で引っ越しが多かったにもかかわらず、時間があれば窯元や木工芸店をのぞいたり、
そんな両親を見ていたので、何かになりたいということが思いつかなかったかもしれません。

つくるくらし。
それはだれと時間を時間を過ごしていくかということでしょうか。

小学生の時、キッチンを遮光してつくった暗室で父と過ごした時間が写真にむかったはじまりです。高校の時 写真館で遺影作る仕事に出会いました。
故人の写真を複写してエアブラシで背景をつくります。
モノクロの世界の中にその方がいちばん幸せな時間をつくる仕事だと思いました。

布を染めていると「なにに使うのですか」といわれていつも困るのですが、
つかう方、包むまれるモノが主役であるような背景がつくりたいと
今も思っているのかもしれません。
そしてこれからそのような場をふたりで作っていきたいと思っています。

denさんは、ご夫婦で揃っているとき、ほんわかと、ほんとうにお幸せそうなんです。
小学生の時の夢、見事に叶えられましたね!
「私の撮った写真をとても好きだと言ってくれたのが、このひと」
とお話を伺ったことがあります。(ゴチソウサマです)
その写真と、柿渋染めの布が同じ思いを伝えていること。
今回のメッセージでとてもよく伝わりました。

さて、denさんのホームページは、こちら →  です。
出展場所は、スペイン階段前。
本八幡方面からいらした方が最初に出会うブースです。
布でしつらえた味わいのある空間で、迎えてくださることでしょう。
そうそう、お隣は、陶器の市岡泰さんです。

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uiny by nakamurayuiさん(アクセサリー・服)

今日は、急に秋が深まったような陽気ですね。
ニッケ鎮守の杜でも、曼珠沙華の花が咲きました。
お彼岸の頃、理(ことわり)のようにひらく花。
季節って、そして、自然ってほんとうに不思議ですね。

そんな不思議がいっぱい詰まったこの空間に、
あと20日後には、50の果実!が揃います。

さあ、今回はご紹介するのはuiny by nakamurayuiさん。
アクセサリーと服を制作される女性です。

Q
uiny by nakamurayuiさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?

A
野菜やスパイスなどの自然のものをモチーフにしたものや、
月の満ち欠けなどの自然現象をモチーフにしたもの、
ドローイングからおこしたデザインを落とし込んだシルバーのアクセサリーと、
麻や綿などの天然素材のノーパターンのお洋服をご紹介します。

一部お洋服には今回はじめてオリジナルで作った真鍮のボタンを使用する予定です。
ボタンもパーツとして販売する予定です。

作者が心にくすっと響いたモチーフを、小さな世界にぎゅうっと凝縮したようなアクセサリー。
親しみやすいモチーフでありながら、見たことのないかたちは、
uiny(ウイニー)さんならではのもの。

風の予感展のとき、金色のアクセサリーを、
真鍮ではなく少し割高となってしまう金であえて制作することの意味を、
丁寧に教えてくださったのが印象に残りました。
売りやすさよりも、大事にしているポリシーの確かさを感じたのでした。

Q
uiny by nakamurayuiさんにとって、「工房からの風」は、どんな風ですか?

A
私にとって工房からの風は沢山の小さな風の集まった大きな風、
影響しあう化学反応の様な風です。

私はものづくりをする時、とても抽象的な表現ですが、
自分の中にある何か“きらきら”したもの、
“小さな光”のようなものを見つめかたちにしています。

それは誰かにとっては“心”であったり“希望”であったりするかもしれません。
そういう“こめられた”作品が、それを作る作家が、携わる方々が、
それに呼応して来て下さる方々が小さな風を起こし、
集まって大きくなった風が“工房からの風”なのかなと思います。

1人1人は、ひとつひとつは小さなものなのだけれども、
“ていねいにつくられたものへの想い”という、同じベクトルを見ている人々の
影響し合った化学反応のような風なのかなと思います。

ですので、自分の力を、心を全開にした作品たちを来てくださる方々に手にとっていただき、
“心地良い風”をおこしたいと思います。

会場で沢山の方々にお会い出来るのが楽しみです。


「工房からの風」の一つの姿を、言い表してくださっているような文章ですね。
ものすごくびっくりしたり、大きな声のものはないかもしれないけれど、
来場くださる方、関わる人々の多くが、求めていること、大切にしていることがとても近い。
そんな場で、静かな化学反応が起こり、それが嬉しく、楽しくなる。
今年は、どんな化学変化が起こるのでしょうか。

Q
uiny by nakamurayuiさんは、小学生のとき、将来何になりたかったのでしょうか?

A
絵を描くことが大好きなので、イラストレーターでした。
立体がとても苦手で絶対立体の仕事はしないだろうなと思っていました。

イラストレーターは、なるほど~!という感じですけれど、
立体が苦手だったなんて。
きっとどこかのタイミングで、uinyさんならではの立体のとらえかた、コツ、を掴まれたのですね。

uiny by nakamurayuiさんのホームページはこちら → 

出展場所は、ニッケ鎮守の杜、稲荷社の手前。
大きな庭石のある隅っこの空間を楽しげに、
アクセサリーと服が作家とともに待っています。

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寺田知司さん(染織)

京都は染織文化の奥深い土地ですね。
その京都で染織を学び、技術を深め、工房を開いた
寺田知司さんからのメッセージを紹介します。

Q
寺田さんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A
織物でできた敷物を出品いたします。
人に座っていただくもの、踏んでいただくもの。
グラスやマグカップ、お茶碗にお皿、花器などに敷いていただくもの。

私の布は生活の中で使用しますが、主役になることはありません。
あくまで、人や器を支えたり、寄り添って使えるものです。
その布を添えるだけで空間が引き締まったり、華やいだり、気持ちが良かったり、
たまに壁に掛けて別の使い方を楽しんでみたり‥。

いつも何気なく使われて、何気なく見た時に、織られた生地目を眺めていると、
糸の流れや色を発見して楽しんでいただければ、なお嬉しいです。

主役ではなく、添うもの。
寺田さんの作品作りのキーワードのようですね。
「工房からの風」でも、自作のマットと調和する器を展示したい
と希望されていた寺田さん。
メインで制作している、文様も楽しいノッティングの椅子敷きとともに、
どんな風に展示が構成されるのでしょうね。

Q
寺田さんにとって、「工房からの風」は、どんな風ですか?

A
初出展の私は、応募に向けて、知り合いの数名の
出展経験がある作家さんにお話を伺っていました。
スタッフの方や作家さんたちともお話していると、
「工房からの風」は作家がひと皮むけるクラフトフェアだとより強く感じました。
初めてなので期待と不安もあります
ですが、今回のご縁で出会えた方々にたくさんの刺激をいただき、
おかげさまで毎日糸と向き合えています。

私の布がどれだけ関東の方に響くのか。
きっと、「工房からの風」は大きな風だと思います。
自分もその一部として微力ながら風を起こせられたらと思います。

ひと皮むける・・・!
そう、かもしれませんね。
大風が余分なものを削ぎ落としてくれるということでしょうか。
そして、削ぎ落とすばかりではなく、
春からの同じ出展者の方たち同士の出会いで、
ふくらんでいくものをすでに、感じられているようですね。

Q
寺田さんは、小学生のとき、将来何になりたかったのでしょうか?

A
発明家です。
「Back to the Future」のドクと「The Goonies」のデータに憧れて。

そうなんですね!
映画を見て、そこから何に憧れるかって、ひとそれぞれで面白いですね。

さあ、寺田知司さんの ホームページはこちら → 

出展場所は、ニッケ鎮守の杜「手仕事の庭」。
先日ご紹介した、ガラスの遠藤章子さんの隣です。
花壇を後ろに従えて、京都の工房で織られた布が居心地よさそうにしていますね、きっと。

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ドキドキさせてごめんなさい!

11名の出展作家からのメッセージをご紹介してきました。
あと39名!
読んでくださる皆さん、息切れしませんか??
ちょっと心配になりながらも、ワクワク、楽しみです!
なんてメールをくださる方もいらして、ガンバルゾー!
と励まされ、ほっともしています。
読者の方のペースで、どうぞこれからも、チェックしてみてくださいね。

そして、反面?、出展作家の方からは、いつかいつかと思うと
ドキドキして心臓にわるい、という声もちらほら・・

はい、このご紹介順、出展作家は知らないのですね。
ドキドキさせてしまって、ごめんなさい!(笑)
でも、お仕事が手につかなくなるのも、本意ではありませんので!
ざっくりと、今後の予定など。。

次のタームで、uiny by nakamurayuiさん、大濱さん、瀬戸さん、玉元さん、寺田さん、
denさん、鳥居さん、西山さん、深堀さん、ふじい木工さん、accessories mauさん、
吉田崇昭さん、結城さんを。

その次のタームで
浅井さん、内田さん、加賀さん、京野さん、たくまさん、高木さん、田中さん、千種さん、
沼田さん、橋村さん、mek&jirra さん、JUNIOさん、Rainbow Leafさん。

最後に
ABALLIさん、awabiwareさん、小川さん、大島さん、きたのさん、TETOTE さん、佐藤さん、
椿さん、羽生さん、studio fujinoさん、前嶋さん、microsa by sowacaさん、吉田麻子さん、
をエントリーする予定です。

ターム内では順不同のご紹介となりますが、
ドキドキ、少し収まりましたでしょうか?

と、書いているうちに、私が完走できるか、ドキドキしてきてしまいました(苦笑)

作家メッセージの間にも、ワークショップのことや、飲食のこと、庭の駅のこと、、、
ほか、ちょっとブレイク記事なども、エントリーしようと思っています。

引き続き、director’s voice よろしくお願いします!
そして、Facebookへの、いいね!も、ぜひに!! → 

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248 nishiyaさん(布バッグ・小物)

先日ご紹介した陶芸の市岡泰さんと同じく、
宮城県で制作をする248 nishiyaさん。
バッグを中心とした布ものを、自らの世界観を大切に制作しています。

Q
248 nishiyaさんは、「工房からの風」に、どのような作品を出されますか?

A
素材一つ一つにこだわり、持つ人に寄り添うような、やわらかなバッグや小物を出品いたします。

私たち248 nishiyaの作品は、自然からいただいた草木で染め、
草木染めされた糸や裂いた布を丁寧に手織りし、
ヨーロッパのアンティーククロスや素材にこだわったリネンを組み合わせて生み出されます。

時間とストーリーがつまったバッグは、時を重ねる度に表情を替え、
持つ人に寄り添うような特別な存在となります。
二つと同じものはない一点モノ。
末永く愛されますように…

今、248 nishiyaさんは、アトリエも整備中。
作品の撮影も、シャビーな雰囲気で、スタジオのようなご自身のアトリエで行われています。
ホームページからも、その雰囲気伝わってきますね。

現在発売中のnidでも、ヌイトメルさんと同じ特集内で、
1頁づつ紹介されています。
こちらも、ぜひご覧くださいね。

Q
248 nishiyaさんにとって、「工房からの風」って、どんな風でしょうか?

A
「工房からの風」に応募した時に見えていた風は、とても強く、とても早い突風でした。
だからこそ、この風にうまく乗れるのか、それとも流されてしまうのか…
そんな不安がありました。

でも、今見える風は、出展者、主催者、関わる全ての人、1人1人が起こす風。
それが集まっている風。
力強く、暖かい風に見えています。

流行のように乗る風ではなく、自分たちが起こす風。
私たち248 nishiyaが起こす風は、暖かく芯のある風です。

10月に集まった大きな風で、248 nishiyaの種がたくさん運ばれて欲しいです。

初めてお会いした時は、とっても不安そうにされていたのが、印象的でした。
けれど、お会いするたびに、眩しい笑顔で応えてくださるようになって。。
当日も、静かな色合いの布とともに、穏やかな表情で来場者の方々とお会いできそうですね。

Q
248 nishiyaさんは、小学生のとき、どんな大人になりたかったのでしょうか?

A
妻:クレープ屋さん、お店屋さん、歌手、ファンシーショップ、
印刷屋さん、水族館でエサをあげる人

夫:大工さん、とりあえず何かを作る人、意外と出来る人だなぁと思われる人、
危なくない仕事をする人

芯のない小学生ですよね…

ふふ。。
クレープ屋さんって、なんだかリアル・・・(笑)

さて、248nishiyaさんのホームページはこちら → 

出展場所は、おりひめ神社奥。
木工の菅原博之さんのお隣です。

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ヌイトメルさん(皮革)

20日発売の「nid」。
愛用したくなる日本発のファッション、というテーマで、
出展者からふたりの作家が掲載されました。

248 nishiyaさんとヌイトメルさん。
今日はこのおふたりをご紹介しますね。
まずは、ヌイトメルさんです。

Q
ヌイトメルさんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?
A
素材の特徴をいかしたシンプルで使い勝手の良い鞄を中心に、
柿渋などの草木染めを施した一点物の鞄、革小物。

主に使用する革は、本来の傷などを隠さずに仕上げられたタンニン鞣しの鹿革です。

鹿革は軽くて丈夫で柔らかいので古くから生活の中に取り入れられてきました。

ヌイトメルさんが使う質の良い革は、触れるとほんとうに心地よく。
長い時間を共に過ごす鞄、バッグを作られるヌイトメルさん。
シンプルだけれど、どこか素敵なひねりが効いたデザインも魅力です。

Q
ヌイトメルさんにとって、「工房からの風」はどんな風ですか?

A
私は洋裁技術を学ぶ専門学校を卒業し、
靴の生産工場で靴のサンプル製造や縫製、
型紙製作の技術職に従事した後に、
鞄や小物を製造する工房を立ち上げ独立しました。

自分でものを作り始めるまでの十年間は、
質や量は異なれど、依頼された物に携わる、
言わば分業の一部を担う仕事をしていました。

働き始めた頃は自分で商標を立ち上げたいなどという思いはなく、
自分が納得できる職場がみつかればサラリーマン勤めも良し、
と思っていました。

社会の大きな経済活動のなかで合理的に、
折衝しながら依頼されたものを作る職人としての面白さも垣間見つつ、
もっと個人として素材や思いを追求する
コアなものづくりにも憧れるようになりました。

そうした葛藤と、人や素材との出会いを経て
ヌイトメルのものづくりが始まりました。

自分で考え、ものを作り、売る。
すごくシンプルだけど、理解してくださる方々のおかげで
3年目を迎えることができました。
その間、東日本大震災を転機に価値観や足もとを見つめ直したり、
右往左往ありましが、人とのつながりで続けることができています。

たくさんの小さな歩みがいきいきと躍動できる社会に。
その一部であるために、これからも小さな歩みを続けます。

「工房からの風」は、そんなささやかな歩みを後押ししてくれる風。
そのように思っています。

かちっと硬派なメッセージを寄せてくださったヌイトメルさん。
(そう、ヌイトメルさんは、男性です)

たくさんの小さな歩みがいきいきと躍動できる社会って、いいですね。
「工房からの風」に出展する作家の方々も、50のそれぞれの歩み。
ものづくり、という点で近いところにいる方々ですけれど、
それぞれに違うところがありながら、
いきいきと風を奏であえる場でありたいって思います。

Q
ヌイトメルさんは、小学生の頃、どんな夢を持っていましたか?

A
田舎育ちで、生きものと戯れる遊びばかりしていました。

小学校高学年の時に出来た一件の熱帯魚屋さん。
自分たちが釣り上げていた淡水の地味な魚とは違うカラフルで変わった形に一目惚れ、
すぐに虜になりプレコやコリドラス、ネオンテトラの飼育にはまりました。

夢は熱帯魚屋の店員さんでした。

わあ、そうなんですねー。
小学生のころのヌイトメルさんが、すぐ隣にいるように伝わってきますね。

:::

ヌイトメルさんのホームページはこちら → 
出展場所は、コルトン広場「スペイン階段」前のテントです。
軽やかなポシェットから、じっかりとしたバッグまで。
思いを込めてしっかりと縫いとめられた皮革のバッグが滋賀からやってきます。

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菅原博之さん(木工)

菅原博之さんも、季刊「住む」に掲載いただきました。
(ブログ記事はこちら → 

春に発行した「風の音」では、工房探訪の記事を。
読者からのお便りやメール(ありがとうございます!)では、
菅原さんの記事への感想を一番いただきました。

(こちらの掲載号は、「工房からの風」本部テント3の
「kaze books」で、販売いたします!
「kaze books」では、ほかにも関連書籍を取り揃えていますので、
こちらもぜひお寄りくださいね。
あ、大野八生さんの寄せ植えの新刊本も!ほかほかでやってきますよ!!
って、菅原さんの紹介頁でした、ごめんなさい)

Q
菅原さんは「工房からの風」に、どのような作品構成でいらっしゃいますか?

A
今回「食」にかかわる道具に絞り、展開したいと思っております。
家族で毎日使いたくなるような、大きな器、プレート、カトラリーなどを出品いたします。

菅原さんのお宅では、毎日自作の木の器に、
ほんとうにおいしい料理が、美しく盛られているのです!
(私もごちそうになったことがあります!)

そして。。。裏ブログ発見!!
なんと、菅原さんの木の器に盛られた、すばらしい料理写真が満載なんです!!
こちら → 

木の器を、食卓の定番にしていない方。
きっと、楽しく使ってみたくなりますよ!

それにしても、私の知る限り、もっとも写真のうまい作家です、菅原さん。
たぶん、それって構図の取り方が冴えているのですね。
器のフォルムが 冴えているのと、同じことなのかもしれません。

Q
菅原さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?


あっ!この質問!
実は前回出展した時、「どんな風ですか?」を「どんなふうですか?」
と勘違いしてしまい、とんちんかんな答えをしてしまった事を覚えています(笑)

吹き始めたら、凪ぐことなくずっと吹き続けている風でしょうか?
風は日々違いますが、いつも肌で感じています!

(今回は的外れではない回答となりましたでしょうか?)

そうでした!
二度目の出展となる菅原さん。
はい、大丈夫ですよ。
凪ぐことなく、なんて、すてきに表現してくださって、ありがとうございます。

Q
菅原さんは、小学生の時、将来は何になりたかったのでしょうか?

A
小学生の卒業アルバムには、車のデザイナーと書いちゃったかと思います。
「かたちを創る」という事では、今も昔も変わっていないかもしれません。
意外性がないですか?

なるほど~
そうだったんですね。
やっぱり子どものころから、もののフォルムが見えてしまうひとだったのですね。

:::

菅原博之さんのホームページはこちら → 

そして出展場所は、おりひめ神社の真裏。
会場の一番奥で、美しく使い心地のよい木の器を展示しています。
(美しいわかこ夫人も一緒に )
そして、夕方には、ほの暗くなった空間に、自作のランプシェードを用いて、
灯りも点る予定です。
皆様、会場をぐるぐる、時間を変えて、何度も見に行ってみてくださいね。

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勢司恵美さん(竹)

今日ご紹介するのは、竹細工の勢司(せいし)恵美さん。
夏には「galleryらふと」で行ったワークショップも好評で、
その時の愉快で真剣な!様子をご覧になられた方もいらっしゃるでしょうか。

そして、21日発売の、季刊「住む」では、今年度の出展者から、
木工の菅原博之さんとともに、25人の作家の中に加わっていただきました。
こちらのブログもご覧ください。 → 

大分県別府市で竹細工の基本を学び、今は故郷の茨城県行方市で制作をする勢司さん。
自ら地元の真竹を切り出し、ひご作りから一貫して行う竹細工を続けています。

Q
勢司さんは、「工房からの風」に、どのような作品を持ってこられますか?

A
山から伐ったそのままの竹で作る「荒物」と呼ばれる昔ながらの竹籠です。
今回は水切り籠、みそこし笊、等台所で使うものを主に出します。
お客様からのオーダーによりヒントを得た、現代の暮らしに合う籠なども並べます。
また、針山やバターナイフなどのちょっとした小物も色々出します。

勢司さんの籠は、民具として暮らしの中で熟したかたちの健やかさがあります。
そして、女性ならではの、こまやかな工夫が施された、
しなやかな優しさも併せ持っています。
作ったものに、作ったひとが映っている、とはよく言われますが、
健やか美人の竹かごは、恵美さんそのもののような気がします。

台所の竹の道具。
リビングや書斎での竹の生活具。
使い込むほどに、色艶を増す、強くてしなやかな自然素材。
ぜひ、使ってみたいですね。

Q
勢司さんにとって、「工房からの風」って、どんな風でしょうか?

A
家の中をさっと吹き抜ける風。
暮らしの中でちょっと風が吹いたら気持ちがいい。
暮らしの中でちょっとこんな籠があったら気持ちがいい。
そんな風を吹かせたいです。

かぜとかご。
って、言葉もイメージも、相性がよいものですね。

竹細工に限らず、職業としてのものづくりをするとき、
素材の調達は特に重要!
勢司さんは、大きなところで自然のこと、環境のことに関心を持って、
竹の仕事に進まれたようですね。
身近にあるものを有効に生かしてものを作る。
そして、作られたものは、繕いながら、長く使えるものであるように。

さっと吹き抜けるさわやかな風は、
たしかな意志がそよがせているようです。

Q
勢司さんは、小学生の時、大人になったら何になろうと思いましたか?

A

・・・
・・・
・・・

じ、実は、勢司さんだけ、回答がなかったのです。
あれ?どうされたのかな?聞いたら悪いことだったかしら??
と思いながら、思い切って、電話でお尋ねしてみました。

「わはは、わはは・・・」
と、そのときの、電話越しのお互いの笑い声を再現できませんが、
結局「お嫁さん」、と教えてくれました。
子どものころから、そう答えるのもナンだかなぁ?
と思いながら、漫画家とか、弾いたこともないのにピアノの先生!とか、
もにゃもにゃと答えていたという勢司さん。
今更ながら、子どもの頃の夢を告白いただきました!

男前に何でも自力でやってしまう勢司さん。
まさにハンサムウーマンなんです。
竹細工がバンバンできるお嫁さん、いいじゃないですか!

さて、勢司恵美さんの出展場所は、おりひめ神社周り。
galleryらふとの正面あたり、椎の木のほとりです。
お隣には、先日ご紹介した布のearthwormさん
恵美さん、タイミングによっては、ひごづくりの実演もするようですので、
どうぞお楽しみに!

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市岡泰さん(陶芸)

宮城県で作陶される市岡泰さん。
20年来の制作活動の間、多くの展覧会を開き、
受賞を重ねていらっしゃいます。

使い心地のよい安定感のある器の中にも、
独特な華を感じさせる作品です。

Q
市岡さんは、「工房からの風」にどのような作品をお持ちくださいますか?

A
暮らしの器を中心に、やきものの質感をいかした、現代の生活に寄り添い、
長く大切に使ってもらえるようなもの作りを目指しています。
出品作は、ポットやカップなどのくつろぎの時間を彩るもの、
普段の食事をほんの少しだけ、楽しくするような文様のお皿や鉢、
庭の草花を思わず挿したくなる様な一輪挿しなど、
生活に寄り添うものばかりです。

先日のチャリティー販売の時にも、ポットを協賛下さった市岡さん。
とても素敵で、スタッフも皆欲しがっていました。。
(もちろん、お客様にお選びいただきましたが・・)
写真で見ると鮮やかな印象もありますが、
実物はその鮮やかさがとても穏やかな印象です。
お料理を盛ると、いつものおかずに何か新しいスパイスが加わったような!
そんな盛り映えのする器です。

Q
市岡さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?

A
いつの間にか、はじめてやきものに触れてから20年近い歳月が経ちました。
宮城という土地は、産地ではありませんし、
ものづくりもそれほど盛んではありません。
(他の作家との交流が少ない土地柄だと思います)

最近は、いい意味でも悪い意味でも
自分の考え方や作品が固まってきたように思います。

そんな中での工房からの風は、自分を見つめ直す風であり、
もしかしたら、凝り固まった自分を吹き飛ばしてしまう台風になるかもしれません。
イベントが終わった後にどんな風が心に吹くのか今から楽しみです。

春の全体ミーティングでも、謙虚に皆さんの話に耳を傾けている姿が印象的でした。
仕事として続けてこられたからこそ、
一層のよき飛躍を目指していらっしゃるんですね。
急に何かが変わるばかりではないかもしれませんが、
開いた心には、きっと芽吹くべきものが入ってくるのでは、、と思います。



Q

市岡さんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?

A
小学校の文集をみると『ウルトラマン』になると書いてありました…

ああ、待っていました、こういう答えも(笑)
でも、ほんとうにいるんですね、文集にウルトラマンって書く子!

さあ、市岡泰さんのホームページはこちら → です。

出展場所は、スペイン階段前、本八幡駅方向から来て、一番最初に目にする所です。