風の余韻
『凪ぐ浜の宝物』を少しお休みして、11月3日(土)4日(日)に
『galleryらふと』で開く風の余韻のご紹介をしていきますね。
出展作家は、以下の方々
井上枝利奈/ガラス ・ 小原聖子/金属 ・ 川端健夫/木工
鈴木有紀子/ろうそく ・ 津田清和/ガラス ・ 初雪・ポッケ/木工+金工
舞良雅子/染織 ・ 森文香/染織 ・ JUNIO/陶芸
吉田慎司/箒 (敬称略)
小さな空間ですので、展示販売の作品は少しずつなのですが、
書籍でご紹介させていただいた作品を直接見ていただく機会となっています。
(掲載作品がすべてあるわけではありません。ご了承くださいませ)
このブログでは、書籍に掲載できなかった写真やもっと大きくして見ていただけたら
というものをご紹介しますね。
なにしろ、莫大!に撮影してきましたから(笑)
月曜日から金曜日まで、おふたりずつ。
できるかな?
:::
画像は2007年に、galleryらふとの裏、通称『小庭』で撮影したもの。
桜紅葉がふかふかのおふとんでした。
今年、少し秋が遅いので、ここまで紅葉していないかもしれませんが、
『工房からの風』の日とは異なるしんとしたお庭で、
風の余韻、感じてみませんか。
大谷房子さんより
テントの天井にロープをめぐらせて、爽やかな布を仰ぐブース。
愛知の大谷房子さんからもメッセージをいただきました。
+++
工房からの風、お疲れ様でした。
まだまだお忙しいことと思います。
二回目の出展。
前回は自分らしさ、
今回は自分の成長はあるのかと考えることが多かったです。
そしてあっと言う間に当日。
頭の中にあるものを形にしてアイテムを増やしましたが、
お客様に満遍なく選んでいただけました。
ストールは明るい色を幅広い年代の方の元へ。
長さも短いものも反応がよかったように思います。
嬉しかったのは、使っていただいている方にお会いできたことです。
確かに見覚えはあるのですが、
あまりに馴染んでいて目を凝らしてしまいそうでした。
何とも言えない幸せな時間でした。
また他の出展者との出会いもまた支えになりました。
『こうゆうストール織ってる人って大谷さんしかいないのよね。』
と言われたときに、
誰もしていないことをしたい訳ではないのですが、
ひとつ自分らしさを見つけた気がしました。
そして出展者、お客様を迎えるために多くのスタッフの方に支えられていたこと、
感謝しています。
つくり手も身を磨り減らしているところがあると思いますが、
この会をつくる側も同様なのではと察します。
縁の下の力持ち?!がいてこその展示会になったのだと思います。
10回目に参加でき、とても満たされた幸せな気持ちでいっぱいです。
この経験を踏まえ、慌てず迷わず一歩づつ前へ進みたいと思います。
ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。
どうぞご自愛ください。
大谷 房子
+++
ひとりひとりの作家にとって、それぞれ風の音色は違うことでしょう。
房子さんは、この風を次への糧に制作を進めていかれるようですね。
大谷房子さんの開催前のメッセージはこちら → ☆ です。
竹沢むつみさんから
ニッケ鎮守の杜の奥のほう。
岩のある空間に、ブランコを渡し、伸びやかに展示をしていた
竹沢むつみさんからもメッセージをいただきました。
+++
こんにちは。竹沢むつみです。
工房からの風 本当におつかれさまでした。
感謝の気持ちでいっぱいです。
どこの場面の 「ありがとう」 から伝えればいいものか、、 ですが、
1週間が経ち、やっと言葉にできそうです。
まず、たくさんの応募作家の中から選んでいただけたこと
そこから全てがはじまり、
風の一員になれたとこを 心の奥底から嬉しくおもいます。
私の拙い言葉ではなかなか表現できず、嬉しいなんて言葉よりももっとなんていうか
あふれていて、
ここちよくて、
胸いっぱい、、
「風の予感」で
はじめて個人ミーティングをさせていただき稲垣さんのことばをかみしめながら制作にはげみました。
「存在自体愛おしいもの」
「実用よりも一緒に連れて歩きたいもの」
「わくわく感がこめられているもの」
バリエーションにこだわらず、自分らしいものを作ればいいんだ。
気持ちが楽になり
もっと、もっと楽しくなりました。
稲垣さんの言葉で
見つけることができました。
ブログ掲載の文で、
どのような風ですか? との問いに
心地良い そよ風のような、 木々を揺さぶる 強い風のような。
そんなイメージ。
とお伝えしました。
始まる前までは、まだはっきりと見えていませんでした。
工房からの風が終わり、 いま思い返してみると
春の風でした。
春一番がやってきて、強い風にもまれながらも
その後にやってくる気持ちのいい季節。
肌をなでる風は どこからか良い香りが漂っています。
いろんな色のある春。
はじまりの春。
草原の葉をサーッとなびかす 真っ直ぐな風のようなものが全身で掴めたらいいなと思っています。
とブログ掲載文で言いましたが、
いま そんな風を 実感しています。
メールなどのわかりやすく細やかなご連絡にはじまり、
オブザーバーさんのフォローに、大変助けられました。
まさか雨が降ると思っていなかった二日目、急な雨の対応にも驚き、大変感激しました。
大丈夫? ひどくなったらすぐに来るから 何かあったら言ってね!
と何人ものオブザーバーさんに声をかけていただき、みなさんに本当に助けられました。
ここまで書いて、思い出して涙があふれてきてしまいました笑
あのままあの場所で 出展者、オブザーバーさん、他スタッフさま全員で
まるーい輪になって座って
焚火をして温かいスープとお酒を飲みながら
語り合いながらキャンプして朝を迎えたいような気持ちでした。
フォークダンスをみんなで踊ってもいいですね笑
あたたかい空間を
本当にありがとうございます。
見つけることができて 感謝しています。
竹沢むつみ
+++
とっても竹沢さんらしいメッセージ。
あの空間がぴったりでしたね。
フォークダンス!にはびっくりですが
(風の余韻展でやりましょうか!)
作家の、そして訪れた方々の、心にずっと残るシーンが、
今年も生まれましたね。
竹沢さんの出展前のメッセージはこちらです → ☆
メロウグラスさんから
ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭のほとりで、ほんわりとしながらも
ひときわ確かな輝きのブースがありました。
メロウグラス、タナカユミさん。
ユミさんからもメッセージをいただきました。
工房からの風の日曜日の夜
長野の家にもどるとすっかり気温が冷え込んでいました。
こちらはストーブを10月から毎日つけています。
ストーブの上のやかんの湯気をみて
さっきまでいた工房からの風のことが湯気のように思えました。
その夜から高熱がでて翌日から点滴。
熱と一緒にすごすなかで
「工房からの風」稲垣さんの本を眺め 素敵な作家さんたちの様子に心ドキドキしました。
Facebookからあがってくる工房からの風の感想を眺めてジーンとしたりしていました。
たくさん眠って昨日から動けるようになり
裏庭の栗拾いをしました。
秋の終わりの栗をひろいながら
一週間前あの場に立っていたこと
手仕事の庭で羽織っていたものを脱いで半袖ですごした時間も
素敵な作家さんたちと並んで展示していたことも
やはり湯気のような出来事に感じています。
今日は秋晴れとなり
持ち帰った荷物を庭にひろげて片づけをはじめました。
みなさんは翌日にされたことでしょうね。
私はまたもやスロースタート。
作品をひろげながら、いろいろなお客様にもらった素敵な言葉や感想を思い出しました。
素敵に年を重ねた紳士なおじいさんがオブジェの作品を手に持ち
「この作品をみたとき胸がドキンとしました」
と言って高いオブジェを買ってくださいました。
その話を稲垣さんにしたときに
「少しずつ身の回りのものを減らしていく世代の方なのにね」
っとおっしゃていたことがジワジワ広がってきました。
おじいさんの家のなかに
わたしの作品がどんな風に存在しているのかな・・・。
おじいさんのこれからの時間と生活を
私のオブジェの作品も一緒にすごしていくのかと想像するだけで
胸いっぱいです。
工房からの風に来られる方々が
口々にわたしの作品の感想を素敵な言葉でいってくださり
心や言葉の豊かさに驚きました。
素敵なひとが集まる工房からの風で
素敵なひとたちのアンテナが伸びて あの場にお客様も集まってきたのかなっと思っています。
そういう場をつくること
そういう場を応援するオブザーバーさんや業者の裏方さんの方々
みんな素敵だなって思っています。
ありがとうございます。
その中に立っていた素敵な作家のみなさんと
作品を並べることができたこと とても幸せです。
手仕事の庭に わたしは忘れものをしてきました。
宇佐美さんから届いた箱のなかには
あの庭のハーブが入っていました。
その香りがとても懐かしく思いました。
熱で何日も眠っていた浦島太郎のわたしは、
これからジンワリと工房からの風のことを想いたいと思います。
ありがとうのメールが遅くなってしまってすみませんでした。
たくさんありがとうございます。
これからに続く工房からの風 たのしみにしています。
では。
+++
工房からの風
当日の「強風」は、心地よさがまさって心がうれしく高揚する方が多いようですけれど、
工房へ戻ってほっとした途端に、寝込んでしまう方も多いのですね。
メロウグラスさんのガラスが印象に残った!というアンケートもたくさんいただきました。
秋の庭のひとときのきらめきが、多くの方の心にずっと刻まれていることでしょう。
そして、旅立っていった作品が、それぞれの方のもとで、新たなストーリーを重ねていくのですね。
メロウグラスさんの開催前のメッセージはこちらです。 → ☆
緊急?開催!風の余韻
風の余韻
『ニッケ鎮守の杜』が桜紅葉に色づく頃、
お庭で『工房からの風』の余韻を味わいませんか。
+
『工房からの風-作る・働く・暮らす・生きる-20の工房を訪ねて』書籍販売と、
掲載作家の中から10人の作品の展示販売。
+
東日本大震災で被災された宮城県牡鹿半島の漁師のおかあちゃんたちが編んだ
『おさかなたわし』の販売。(こちらは売上金の全額を編み手にお渡しします)
風の余韻。
ほんの20日ほどのちの庭。
その色づく庭で、風の日のこと、風の後のこと、
心にそよがせてみませんか。
11月3日(土)4日(日) 11時~17時
galleryらふと
出展作家(敬称略)
井上枝利奈/ガラス ・ 小原聖子/金属 ・ 川端健夫/木工
鈴木有紀子/ろうそく ・ 津田清和/ガラス ・ 初雪・ポッケ/木工+金工
舞良雅子/染織 ・ 森文香/染織 ・ JUNIO/陶芸
吉田慎司/箒
+
会場がちいさな空間ですので、作品は少しずつとなりますこと、
ご了承くださいませ。
+
今回、ご案内状のご用意がありません。
ブログ、Facebook、Twitterなどでご案内を広めていただけますと大変ありがたく存じます。
皆様のお越しをお待ちしています。
泉健太郎さんから
『ニッケ鎮守の杜』の中、稲荷社のほとりで、箱や鏡を展示していた泉さん。
新潟に戻られて、メールをくださいました。
少しセキララ?なところは除いて、泉さんのお許しをいただきましたので、
皆様にもお伝えしたいと思います。
こんにちは。新潟の泉です。
新潟に帰ってきてからしばらく脱力感でぼーっとしてましたが、
昨日辺りからようやく落ち着いていろいろ動き始めたところです。
直前の準備を含め怒涛のような1週間でした。
本当に稲垣さん、スタッフの方々、オブザーバーの方々には
大変お世話になりました。
ありがとうございました。
思えば、今まで木彫と卵殻の箱はなかなかお選びいただくことが難しく、
今回は知り合いもいないし、ひょっとしたら箱は1つも売れないのでは
ないかということを本気で覚悟して臨みました。
自分の作ったものは果たして世の中の人達に受け入れてもらえるのだろうか、
それを工房からの風に来てくださる意識の高いお客さまに判断してもらいたいと思って、
応募、出展させてもらいましたが、
結果的には何人かの方たちに箱を手に取っていただくことができ、
やっと少し安心することができた思いです。
安心というよりは自分の中にぎゅっと芯のようなものが入ったような感じでしょうか、
上手く言えないのですが。
今回、卵の殻の箱を選んで下さった方がいたり、
チラシの写真に載っていた木彫の箱をお求め下さった方や(結婚祝いに贈るそうです)、
卵殻の極小の箱を小学生の女の子が買ってくれたり(渋いですね)
と嬉しい驚きの連続でした。
お客さまとも箱に何を入れるのか等いろいろお話しすることができて、
参考になることが多かったのも何よりの収穫でした。
それもこれも、工房からの風という場のすごさと紹介文があったればこそだとも思っています。
(紹介文はとても嬉しかったです。
Facebookのタナカユミさんのコメントも赤面ものでしたが嬉しかったです。)
お稲荷さんの前というのもとてもよかったです。
ありがとうございました。
最後に、工房からの風を作ってくださって本当にありがとうございました。
いろいろな時期があったのですが、
どうしても工房からの風に出たいという一念があったので乗り切ることができたように思えます。
他の作家の方々、スタッフの方々との出会いも本当に貴重な経験でした。
工房からの風がこれからも何年も続くことを祈っております。
私も今回の経験と、仰っていただけたことを心に留めて、
少しずつでも前に進んで行きたいと思っております。
これから寒くなって参りますが、どうぞお身体ご自愛ください。
またスタッフの方々にもよろしくお伝え下さい。
泉健太郎
泉さんのことは今回ご応募いただくまで存じ上げませんでしたが、
こうして『工房からの風』を遠くの灯りとして漕ぎ進んでいる方が、
どこかに存在していた、、、ということに、気持ちが引き締まります。
と同時に、企画者にとっては、大きな励みともなります。
『工房からの風』の財産はいろいろたくさんありますが、
来場くださる方がその大きなものだと思います。
出展作家の方々が、口を揃えて、
「なんて、ものを丁寧に見て、選んでくださるお客様が多いのだろう」
と感想を寄せてくださいます。
「毎年秋のこのイベントを楽しみにしているのよ」
とうれしそうに話してくださる方も多かったと。
そのようなお客様の目と心を励みに、作家も企画者もよりよい仕事に進みたいですね。
泉健太郎さんの開催前のメッセージはこちら → ☆
泉さん、箸休め、なんて謙遜していましたけれど、
これからは心地よい自信、持ってくださいますね、きっと。
名古路 英介さんから
かちっとしたお仕事ぶりと、まじめおちゃめな(シツレイ!)お人柄のギャップが、
他の出展作家の方たちにも大人気だった名古路さんからメッセージをいただきました。
+++
”名古屋の名古路”です。
「工房からの風」の二日間、たいへんお世話になりました。
当日は事務局スタッフの方々やオブザーバーの皆さんの細やかなサポートのおかげで、
大勢のお客さまとの時間をただただ楽しむことに専念できました。
そしてこの半年間、自分を進むべき方向へと導いてくれた
多くの方たちとの出会いの場となった「風の予感」展やミーティングなどの機会、
また折々のご連絡や環境作りなどを通して、
陰に日向にいつも支えていただいていたんだなぁと今は思っています。
当日を迎えるまでは、つくり手としてまだまだ実績の乏しい自分にとって、
具体的な結果より、この半年励んだ時間と新たに得ることができた
つくり手の皆さんとのご縁こそが最高の成果と言えるのではないかと考えていました。
ですが当日、多くのお客さまが、時に心から楽しみながら、
そして時にお声を掛けがたいほど真剣に自分の手がけた品に接してくださる姿を見て、
それ以上に大切な何かを確かにつかむことができたように感じました。
今回このような素晴らしい機会をいただいたこと、心より感謝しています。
本当にありがとうございました。
「工房からの風」は終わってしまったけれど、
いまようやく本当のスタート地点に立つ覚悟を手にすることができた、
そんな澄み切った気持ちに満たされながら、ボチボチと作業場の片付けを進めています。
事務局の皆さんも、しばらくは残務処理など開催直前と変わらぬほどのお忙しさかと思いますが、
祭りの後、どっと疲れも出る頃かと思いますので、くれぐれもご自愛くださいね。
それではつぎにお話できる機会を今から楽しみにしております。
studio SARI 名古路 英介
+++
木工、漆の端正な作品。
野外展の和やかさにあっても、たくさんのお客様が
丁寧に作品を見ておられたのが印象的なブースが名古路さんのテントでした。
これからぐんとお仕事が広がることと思いますが、ご自分が書かれたこのメッセージが
ときに帰ってくる場になるかもしれませんね。
じっくりと名古路さんならではの豊かな作品との出会いを楽しみにしています。
展示前のメッセージはこちらです → ☆
松塚裕子さんから
コルトン広場『スペイン階段前』
ベージュやクリーム色の中に青緑が鮮やかに展示された
陶器のブースを覚えている方も多いのではないでしょうか。
その作者、松塚裕子さんからもメールをいただきました。
+++
工房からの風が終わった次の日、窓を開けると金木犀の香りが流れてきました。
そのときやっと、ああ終わったんだ、という実感が胸にすとんと落ちました。
春に出展が決まってから、もうこんな季節になっていたことに驚きます。
後半、工房以外での記憶がほとんどありません。
うらしま太郎みたいです。
初めてのミーティングでは、こんなにすごい人たちの中でどうしよう、と不安ばかり。
走り出したものの、やっぱり無理かもしれない、いや大丈夫、と
浮き沈みの激しい半年間だったようにも思います。
それでも、当日が近づくにつれてだんだんと落ち着きが増し、
不安や心配、コンプレックスなど余分なものはすべて置いていこう、
スッキリした心と体であの場に立とう、という気持ちになれたのは不思議な感覚でした。
きっとそれは、たくさんの人が一緒に走ってくれたからだと思います。
稲垣さん、スタッフのみなさん、そしてオブザーバーの作家の方々、共に出展するみなさん。
一人では見ることのできない景色をたくさん見せてもらうことができました。
緊張と不安ですこし怖かったミーティングは、
8月には潤いを補給する、給水所のような場になっていました。
まんなか、に辿り着いたのかどうかといえば正直まだわかりません。
全力で投げたボールがいまだに宙に浮いているような、そんな感じもします。
きっとその行方が分かるのはこれからで、
作りながら探す作業はずっと続くのだとおもいます。
いつかこんな風になりたいと思える、先を走る方たち、
ともに頑張りましょう、と一緒に走り出した方たち、風の中で出会えた全ての人に
いつでも胸を張って会えるよう、ちゃんと背筋を伸ばして作っていきたいと思います。
その思いこそが、宝だと思うのです。
長くなりましたが、最後に。
「工房からの風」を作って、守り、育ててくださって本当にありがとうございます。
つくって生きていく喜びをこんなにも実感できる場に参加できたことは、
自分のこれからに、たくさんの力を与えてくれました。
また会えるのをたのしみにしています。
お体、だいじにしてくださいね。
松塚裕子
+++
つくって生きていく喜びをこんなにも実感できる場
給水所のような場
全力で投げたボールがいまだに宙に浮いているような
松塚さんの言葉は、いつも実感がこもった生きた言葉ですね。
今回得たつながりや、自信を糧に、じっくり松塚さんの作品を作り続けてほしいと思います。
開催前の松塚さんからのメッセージはこちらです。 → ☆
佐藤亜紀さんから
先週の今日は、『工房からの風』の前日。
たくさんのスタッフで準備に励んでいたのでした。
あっという間に時が過ぎ、一週間が経とうとしていますね。
なんだか夢の中の出来事だったように思うのは、私だけでしょうか?
全国各地からやってきてくださった出展作家の方々からは、
無事工房に戻りました!というメッセージをいただいています。
『凪ぐ浜の宝物』
第何回目の終わった頃からでしょうか?
展覧会という大波が去った後、凪いだ浜辺に散らばる貝殻を拾い集めるように、
今回の工房からの風で見つけた出会いの輝きを探すようになりました。
『工房からの風』を終えた後の作家からのメッセージにも、
そんな輝きがちりばめられています。
いただいたメールの中から、おひとりずつ、そう10人くらい、
ご本人のお許しをいただいて、一部こちらに綴っていこうと思います。
お一人目は、染織の佐藤亜紀さんです。
+++
昨日、無事に京都にもどりました。
工房からの風の出展が決まってからの数カ月間、
全体ミーティングや個人ミーティング、当日と本当にお世話になりました!!
とうとう二日間が終わってしまい、
当日に向かって制作に集中した数カ月間と、ぎゅっと詰まった二日間、
さかのぼれば、工房からの風にあこがれをもってからの月日、
なんだか頭のなかで、いろいろなことがぐるぐるとしていて、
うれしかったこと・反省点・感じたことの断片がたくさんありすぎて、
まだうまく整理しきれていません。
きっと、すぐに整理しきれるものではないかと思いますが
これからのその時々で、大いに役立ってくれて
励みになってくれるようなものばかりです。
私は、作り手としての展示の経験も浅く、
初出展でしたので、準備や当日の流れもすごく不安でしたが、
わからないことや困ったことは
すぐにサポートして下さるオブザーバーやスタッフの方がまわりにおられて、
とても心強く有難かったです。
両隣りのブースの方にも、本当に親切にしてもらい、
何かとお世話になりました。
工房からの風は、私にとって本当に大きな風でしたが、
人のあたたかさにもあふれたものでした。
お話させてもらったお客さんの中には、
このイベントを毎年のこの季節の楽しみにしてると笑顔で
話して下さる方も多く、初出展の私ですが、うれしかったです。
でも、今までにないお客さんの多さに、正直、とまどいと
ちゃんと接することができなかったような思いもあります。
稲垣さんとの個人ミーティングでお話いただいたことは、
独立してから今まで必死になってやってきて、
気付かなかったことを角度を変えて見てもらい、
改めて自分の制作を考える良いきっかけとなりました。
当日まで、すべてを生かすには至りませんでしたが、
今後長い目でみて、制作に生かしていきたいと思います。
本間さん、宇佐美さんにも、いつも優しい笑顔で接して頂き、
緊張している気持ちを和ませてもらいました。
どうぞよろしくお伝えください。
話があちこち飛んだ文章になり、すみません。
まだまだ、書き足りないようなお伝えしたい気持ちがいっぱいですが
長くなりすぎそうなので、取り急ぎ、お礼までとさせてもらいます。
皆々さまに心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
佐藤亜紀
+++
おりひめ神社の鳥居の脇。
椎の高木のほとりで、絹や羊毛の糸で織りあげたストールやマフラーを展示していた佐藤さん。
数年前にお客様として来場し、ずっとこの日を目指して作り進んでこられたそうです。
作った布を、どう丁寧にお伝えしようかと考えて、
まとい方、巻き方を研究!して、当日はお客様に自ら巻き巻き提案をして
楽しんでいただいた佐藤さん。(素敵ながんばりやさん!です)
京都の工房に戻り、さあ、次はどんな糸を染めて、機にかけるのでしょうか。
開催前の佐藤さんのご紹介も、あらためてご覧ください。 → ☆
今回、北海道から沖縄までの方からご応募をいただき、
選考を経て、北は秋田から、南は宮崎の方が、
ここ千葉県市川市までやってきてくださいました。
冷静に考えれば、すごいことですね!
無事帰宅しました!
というメールをぞくぞくいただいております。
ありがとうございます。
電話でお声を直接聞くことも。
わはは、のことも、ちょっと涙ぐむ声も、 どの方もやり尽くした充実のお声です。
そして、ほんとうにお疲れのことと思います。
こわばりを和らげ、脱力もして、どうぞ次への英気を養ってくださいね。
いつでも、メッセージ、お待ちしています。
(しばらくお返事など滞っておりますが、お許しくださいね)
画像は、ボビンレースの里見香奈子さん。
細やかな手仕事に見とれましたが、画像は手元よりつい愛らしい表情にピントが。。。
作家の方がいきいきと美しく、素敵だった!
と、アンケートなど、多く感想をお寄せいただいています。
さて、書籍の方の関連企画が急遽?立ち上がってきました。
確定しまして、近日中にお知らせいたしますね。
では、また、あした。
あくる日は。
今日のワーク。
お庭の整えを、Hさんを先頭に、Kさん、Aさん、Oさん。
愛情こめて、手と心をかけてくださいました。
スタッフ、Tさん、Kさんは、備品各種の整理、布もののランドリー、
倉庫と化していたgalleryらふと内のひたすら片付け。
男手は、竹細工師R君。
力仕事、助かりました。
イナガキ、ウサミは、片付けの段取り、タワーコートでの展示の片付け、
もろもろらふと、事務所、倉庫を運搬にぐるぐる。
そして、事務処理いろいろ。
ホンマは集計、しゅうけい、シュウケイ。
あっという間に、夜、でした。
前日は大人数で。
そして翌日はいつもどこかさびしく、もくもくと。
こうして最後まで一緒にやってくれる人がいて、ほんとうにありがたいのです。
たくさんの喜び、安らぎ、意欲。
そしてちょっぴり困ったことや、心なえることも、ないわけではありませんが、
出展作家の方々からの無事到着のメールのコメントにじんわりきたり、
励まされたり。
そういえば、始まるまでやり取りが濃いひとと、終わったあとから濃くなるひと。
毎回、はっきり分かれる。
明日は3人のみであれやこれや。
メールのお返事や、アップしたいことがなかなか進みませんが、
お許しくださいね。
今日の画像は、いわもとあきこさんの展示から庭の方に光景。